本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

コジマ

Kojima Co.,Ltd.7513 · Prime · 小売業

家電量販店。ビックカメラ傘下で、店舗とECを軸に家庭用電化製品を販売する。

概要

コジマは栃木県宇都宮市に本社を置く家電量販店チェーンである。1963年に「株式会社小島電機」として創業し、1993年に現商号へ変更。2012年に株式会社ビックカメラと資本業務提携を結び、現在は「コジマ×ビックカメラ」の複合店舗を中心に全国139店舗を展開する。2025年8月期の売上高は2,828億円、従業員数は2,919人。

ビックカメラとの提携による店舗ブランドの再編

コジマは2012年5月にビックカメラと資本業務提携契約を締結した。2013年6月には両社の連名看板を冠した「コジマ×ビックカメラ小倉店」を開店し、以降このフォーマットを全国に拡大。2016年5月には連名店が100店舗に達した。2025年8月末時点の全139店舗のうち大半がこの複合ブランドであり、単独「コジマ」店舗は一部にとどまる。提携により商品の共同仕入れも2013年10月から開始され、調達力を強化している。

売上高2,828億円、営業利益73億円の財務体質

2025年8月期の売上高は2,828億円、営業利益73億円、当期純利益47億円であった。前期(2024年8月期)は売上高2,699億円、営業利益64億円、当期純利益40億円であり、増収増益を達成した。過去10年の売上高は2,200億円台から2,800億円台で推移しており、2021年8月期に2,975億円のピークを記録した後やや減少している。経営指標として中期経営計画で年間営業利益90億円を目標に掲げる。

栃木発の全国展開と139店舗ネットワーク

1963年に栃木県宇都宮市で創業後、1984年に茨城県下館市へ初の県外出店。1989年には北海道札幌市に進出し店舗数100店に到達した。1997年に関西、1998年に九州、1999年に東海地方へ進出し、2006年には沖縄県那覇市に店舗を開設。店舗数は2000年代に拡大した後、近年はスクラップ&ビルドを進め、2025年8月末時点で139店舗(うち連名店が大半)を運営する。店舗運営の効率化のため電子棚札を101店舗に導入している。

健康経営とサステナビリティへの取り組み

コジマは健康経営を重視し、2020年3月に「健康経営優良法人2020(大規模法人部門)」認定を取得。2021年3月には上位の「ホワイト500」に認定された。2022年6月には女性活躍推進に関する「えるぼし認定」(2段階目)を取得。環境面では2030年までに温室効果ガス(Scope1+2)を2017年度比55%削減する目標を掲げ、コーポレートPPA方式の太陽光発電を12店舗に導入、EV充電設備を42店舗に設置している。

業界の中での役割は家電小売チェーンにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
2,828億円
営業利益
73億円
営業利益率
2.6%
純利益
47億円
2025/8 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01一般消費者向け家電小売主力

店舗とECチャネルを通じて、家庭用電化製品を一般消費者に販売している。地域密着型の店舗運営に加え、自社サイトやメルカリ等のプラットフォームを活用したEC販売を強化している。

主な製品・サービス1
家庭用電化製品
テレビ、冷蔵庫、洗濯機などの白物家電から、パソコン、スマートフォンなどの情報家電まで、幅広い家庭用電化製品を販売している。

02法人向け販売準主力

法人事業所を通じて、オフィス向け家電製品や事務用品などを企業に販売している。既存顧客との関係強化に加え、新規法人事業所の立ち上げによる顧客開拓を進めている。

03住設・リフォーム準主力

エアコン販売を起点としたリフォーム提案や、再生可能エネルギー関連設備の販売を行っている。訪問ビジネスによる顧客との関係構築を進めている。

主な製品・サービス2
エアコン
家庭用エアコンの販売に加え、設置工事やメンテナンスなどの関連サービスも提供している。
再生可能エネルギー設備
太陽光発電システムや蓄電池などの再生可能エネルギー関連設備を販売し、エネルギー自給の提案を行っている。

製品と技術

家電販売を核としスマートフォンやエアコンが好調

コジマの主力はテレビ、冷蔵庫、洗濯機などの白物家電と、スマートフォン、パソコン、ゲーム機などの情報家電である。2025年8月期はスマートフォンが残価設定型契約の需要拡大により好調で、エアコンと住宅設備(太陽光発電パネル・蓄電池)も各自治体の助成制度を追い風に売上を伸ばした。一方、テレビや冷蔵庫は低調に推移した。店頭ではリユース品(スマートフォン、ゲーム機)の販売を25店舗で開始し、サーキュラーエコノミーにも対応している。

「Fresh Gray」シリーズでグッドデザイン賞を受賞した自社ブランド

1999年10月、コジマオリジナルブランド「Fresh Grayシリーズ」が1999年度グッドデザイン賞を受賞した。同シリーズは家電製品を中心に展開された自社企画商品であり、デザイン性を評価された。以降もコジマは独自ブランドの開発を続け、現在でもプライベートブランド商品を販売している。自社ブランドの強化は中期経営計画の重点戦略の一つに位置づけられており、店舗における家電販売力の向上を狙う。

EC・法人・住設の3事業を成長ドライバーに

コジマはEC事業、法人事業、住設事業を成長事業と位置づける。EC事業では自社サイト「コジマネット」のコンテンツリッチ化や、楽天市場店の運営に加え、2025年5月から関東1都3県・大阪府の指定エリアで最短当日配送を開始。法人事業では既存顧客の深耕と新規開拓を進める。住設事業では太陽光発電や蓄電池、リフォーム(屋根・外壁塗装、水回り)に注力し、専任者育成と売場改装(28店舗)により販売力を強化している。

ポイントカードと決済サービスの拡充

2017年6月、クレジット・電子マネー機能付きポイントカード「コジマクレジット&ポイントカード」を発行開始。その後、ビックカメラとの連携により「コジマ×ビックカメラカード」も提供している。2025年にはコジマネットでの買い物に際し、これらのカードによる無金利分割払いが可能となった。決済手段の多様化はEC事業の利便性向上に寄与し、収益拡大のための施策の一環となっている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

小売業のなかでの位置

家電量販で国内主要、薄利多売

小売業界の家電量販セグメントにおいて、全国に店舗を展開し、主要プレイヤーとして位置づけられる。同業のトライアルホールディングスや光フードサービスが食品や総合小売を展開する中、当社は家電専門に特化し、規模では業界上位だが、収益性は低い。売上高は2025年8月期に2828億円と増加したが、営業利益率は2.6%と低水準。競合との価格競争が激しく、薄利多売の構造が続いている。店舗網とブランドで一定の強みを持つが、EC化や消費動向の変化への対応が課題だ。

強み

  • 広範な店舗展開で顧客接点を確保し、認知度が高い
  • 売上高が2800億円超と大規模で、安定的な需要がある
  • 長年の実績で信頼を築き、家電購入の窓口として定着
  • 家電製品を中心に各種商品を取り扱い、ワンストップで提供

課題

  • 営業利益率が3%未満で、価格競争による利益圧縮が続く
  • オンライン販売の台頭で実店舗の優位性が低下している
  • 家電需要は景気や買い替えサイクルに左右され、変動が大きい

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売業の時価総額近傍。太字がコジマ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18173Joshin1,173億円33.0倍
27611ハイデイ日高1,173億円23.5倍
32678アスクル1,149億円
49267Genky DrugStores1,108億円13.9倍
58237松屋1,097億円49.1倍
67513コジマ1,094億円21.6倍
78198マックスバリュ東海1,071億円10.4倍
89887松屋フーズホールディングス1,061億円26.2倍
99997ベルーナ1,029億円8.8倍
102653イオン九州972億円16.0倍
112681ゲオホールディングス956億円11.0倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 37件

1963年創業、栃木県内で多店舗化を進めた創業期

1963年8月、栃木県宇都宮市に「株式会社小島電機」として設立された。1972年11月には宇都宮市内に第2号店となる西大寛店を開店し、多店舗化を開始。1983年10月には株式会社船元(後のコジマエージェンシー)を完全子会社化し、グループ体制を整えた。1984年3月には茨城県下館市に初の県外店舗を開設。同年6月には上三川センターを設置し、物流基盤を構築した。

全国展開とPOS導入、100店舗達成の1980年代後半

1989年10月、北海道札幌市に札幌本店を開店し、店舗数が100店舗に達した。1990年4月には全店舗にPOS(販売時点情報管理)システムを導入し、在庫管理と販売分析の効率化を図った。同年10月、本店所在地を現在の栃木県宇都宮市星が丘に移転。1990年12月には薬品販売事業に進出し、宇都宮市に盛天堂を開店。多角化の試みも見られた。

商号変更と上場、全国4極体制への拡大(1993〜1999年)

1993年1月、商号を「株式会社コジマ」に変更。1996年9月に東京証券取引所市場第二部に上場し、1998年9月には第一部に昇格した。1997年5月、大阪府門真市にNEW門真店を開店し関西地区へ進出。1998年10月には福岡県にNEW粕屋店を開き九州へ、1999年9月には愛知県名古屋市にNEW熱田店を開き東海地方へ進出し、全国的な店舗網を確立した。

ビックカメラとの提携と統合店舗の拡大(2012〜2016年)

2012年5月、ビックカメラと資本業務提携契約を締結。2013年6月に両社連名の「コジマ×ビックカメラ小倉店」を開店し、同フォーマットを全国に拡大。2014年9月には子会社のコジマエージェンシーを吸収合併し、グループを統合。2015年10月には宇都宮本店を連名店としてリニューアル。2016年5月には連名店が100店舗に達し、提携関係を基盤とした店舗戦略が本格化した。

デジタル化と健康経営認証、プライム市場移行(2017〜2022年)

2017年4月に公式携帯アプリサービスを開始、同年6月にはクレジット・電子マネー機能付きポイントカードを発行。2019年4月にはユニクロとコラボした静岡店のリニューアルや、静岡市との包括連携協定を締結。2020年3月に健康経営優良法人、同年5月にプラチナくるみん認定を取得。2022年4月の市場区分見直しでプライム市場へ移行し、同年6月にえるぼし認定を取得した。

70周年と中期経営計画の策定(2023〜2025年)

2025年4月に創業70周年を迎え、新ブランドメッセージ「Big Sunny Smile」を掲げリブランディングを推進。同年7月には栃木県子ども総合科学館のネーミングライツ契約を締結し「コジマ子どもサイエンスパーク」として開館。2024年11月には2025〜2029年度の中期経営計画を公表し、営業利益90億円を目標に店舗ブランド力強化、人時生産性向上、成長事業拡大、資本効率向上の4戦略を掲げた。

年表37件を開く

1960年代

  • 1963年8月創業栃木県宇都宮市に株式会社小島電機を設立。

1970年代

  • 1972年11月多店舗化を図り、栃木県宇都宮市に第2号店である西大寛店を開店。

1980年代

  • 1983年10月株式会社船元(後の株式会社コジマエージェンシー)の全株式を取得し、100%子会社とする。
  • 1984年3月茨城県下館市に初の県外進出として下館店を開店。
  • 1984年6月栃木県河内郡上三川町に配送センターである上三川センターを設置。
  • 1989年10月北海道札幌市に札幌本店を開店し、店舗数100店舗となる。

1990年代

  • 1990年4月POS(販売時点情報管理)システムを全店舗に導入。
  • 1990年10月本店所在地を栃木県宇都宮市星が丘二丁目1番8号に移転。
  • 1990年12月栃木県宇都宮市に薬品販売店である盛天堂を開店し、薬品販売事業に進出。
  • 1993年1月商号変更商号を株式会社コジマに変更。
  • 1996年9月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場。
  • 1997年5月大阪府門真市に関西地区第1店舗であるNEW門真店を開店。
  • 1998年9月東京証券取引所市場第一部に昇格。
  • 1998年10月福岡県糟屋郡にNEW粕屋店を開店し、九州地区への進出を果たす。
  • 1999年9月愛知県名古屋市に東海地方第1店舗であるNEW熱田店を開店。
  • 1999年10月コジマオリジナルブランドのFresh Grayシリーズが1999年度グッドデザイン賞を受賞する。

2000年代

  • 2004年12月栃木県宇都宮市のNEW東店にて、輸出物品販売所の許可を取得し免税販売を開始。
  • 2006年3月沖縄県那覇市に沖縄県第1店舗であるNEW那覇店を開店。

2010年代

  • 2011年9月インターネットショッピングモール楽天市場内にコジマ楽天市場店を開店。
  • 2012年5月株式会社ビックカメラと資本業務提携契約を締結。
  • 2013年6月2社連名の看板を冠したコジマ×ビックカメラ小倉店を開店。
  • 2013年10月株式会社ビックカメラとの商品共同仕入を開始。
  • 2014年9月M&A100%子会社である株式会社コジマエージェンシーを吸収合併。
  • 2015年10月栃木県宇都宮市にコジマ×ビックカメラ宇都宮本店を開店。
  • 2015年11月監査等委員会設置会社へ移行。
  • 2016年5月2社連名の看板を冠したコジマ×ビックカメラ店が100店舗となる。
  • 2017年4月公式携帯アプリサービスを開始。
  • 2017年6月クレジット・電子マネー機能付きポイントカードを発行開始。
  • 2018年6月コジマ×ビックカメラ新座店で酒類の販売を開始。
  • 2019年4月「ユニクロ」とコラボしたコジマ×ビックカメラ静岡店をサプライズリニューアルオープン(静岡市に本社を置く模型メーカー「タミヤ」とも協力)。
  • 2019年4月静岡市と地方創生推進に向けた包括連携協定を締結。

2020年代

  • 2020年3月経済産業省と日本健康会議が優良な健康経営を実施している法人を認定する「健康経営優良法人2020(大規模法人部門)」の認定を取得。
  • 2020年5月厚生労働大臣より、優良な子育てサポート企業として「プラチナくるみん」の認定を取得。
  • 2020年8月栃木県と相互に連携し、更なる地域の活性化と県民サービスの向上を図るため、包括連携協定を締結。
  • 2021年3月「健康経営優良法人2021 (大規模法人部門)」において、上位の「ホワイト500」の認定を取得。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。
  • 2022年6月厚生労働省より、女性活躍推進に関する取り組み実施状況が優良な企業として「えるぼし認定」(2段階目)を取得。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/8期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 営業利益年間(中期経営計画期間中)まで90億円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    生産性向上戦略の推進

    営業利益の向上、人的資本経営の推進、事業継続基盤の確立に取り組み、企業価値の向上を図る。

  2. 02

    成長戦略の推進

    自社ブランド強化による店舗の家電販売力向上と、成長事業(EC、法人、住設)への継続投資により収益拡大を目指す。

  3. 03

    リブランディングと店舗ブランド力強化

    創業70周年を機に記念セール等の販促施策を展開し、お客様視点の顧客満足度向上と従業員教育強化により接客に集中できる環境を整備。

  4. 04

    成長事業の収益拡大

    EC事業は自社サイトのコンテンツリッチ化とメルカリ連携、法人事業は既存顧客強化と新規開拓、住設事業は人財育成とリフォーム提案強化により収益拡大を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で2,919人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は552万円で、9期前と比べて+20.7%平均年齢は41.2歳、平均勤続年数は16.9年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年8月2,421
2017年8月2,498
2018年8月2,517
2019年8月45739.614.82,570
2020年8月46639.714.72,704
2021年8月47939.815.12,824
2022年8月49040.115.52,877
2023年8月49840.515.92,906
2024年8月50641.016.62,898221
2025年8月55241.216.92,919250

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年8月期・提出会社(単体)
女性管理職比率7.1%
縦線は目安の30%
男性育休取得率82.1%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)50.4%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
西東京店他 30店舗 — 東京都4,322百万円
同上
浦和店他 17店舗 — 埼玉県3,006百万円
同上
福岡春日店他 4店舗 — 福岡県2,490百万円
同上
福島店他 6店舗 — 福島県1,815百万円
同上
宇都宮本店他 11店舗 — 栃木県1,660百万円
同上
柏店他 8店舗 — 千葉県1,569百万円
同上
横須賀店他 10店舗 — 神奈川県1,396百万円
同上
広島インター緑井店他 2店舗 — 広島県1,366百万円
同上
卸団地店 — 秋田県772百万円
同上
高崎店他 2店舗 — 群馬県584百万円
同上
ほか15件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱ビックカメラ(注)
    東京都豊島区 · その他の関係会社
    議決権50.5%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    大型モニター等の購入
    国税庁 · 2025-02-19
    1,009万円
  • 調達
    外務省内TVの購入等業務一式
    外務省 · 2025-01-29
    645万円
  • 調達
    ウェアラブルカメラ100個ほか3点買入
    海上保安庁 · 2024-12-10
    482万円
  • 調達
    長崎地方検察庁ポータブル電源購入契約
    検察庁 · 2026-01-21
    444万円
  • 調達
    全自動洗濯機2台ほか56点買入
    海上保安庁 · 2023-12-15
    340万円
  • 調達
    電化製品調達一式
    法務省 · 2021-12-20
    319万円
  • 調達
    警備課 ビデオカメラ8台ほか4点買入
    海上保安庁 · 2024-01-23
    173万円
  • 調達
    家電供給契約
    法務省 · 2019-01-17
    156万円
  • 調達
    令和3年度広島刑務所24型テレビ91台
    法務省 · 2021-07-02
    135万円
  • 調達
    ポータブル電源等購入契約
    法務省 · 2026-02-13
    100万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年8月期の売上高は2,828億円営業利益73億円前期と比べると増収増益で、売上が+4.8%、利益が+14.1%。

売上高
+4.8%
2,828億円
営業利益
+14.1%
73億円
純利益
+17.5%
47億円
営業利益率
2.6%
前期比 +0.2%pt

会社が出している今期の予想2026年8月期

項目会社予想前期実績
売上高2,940億円2,828億円
営業利益82億円73億円
純利益53億円47億円
1株あたり配当¥28¥28

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は789億円、営業利益は33億円。前年の2024年3Qと比べると、売上は+13.9%、営業利益は+43.5%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q64671.16
2023年4Q6647
2024年1Q60020.32
2024年2Q694202.914
2024年3Q693233.317
2024年4Q712192.77
2025年2Q1,367342.525
2025年4Q1,461392.722
2026年2Q1,439412.828
2026年3Q789334.224

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 15期分

2012年3月期からの15期で、売上は3,704億円から2,828億円へ76%に減った。直近期の営業利益率は2.6%。売上は2期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年3月3,704425
2012年8月1,264−29−151
2013年8月2,819−4−80
100%子会社である株式会社コジマエージェンシーを吸収合併。
2014年8月2,6235711
2015年8月2,26112−63
2016年8月2,263166
2017年8月2,3273224
2018年8月2,4644534
2019年8月2,6817266
2020年8月2,8827461
2021年8月2,9759263
2022年8月2,7948558
2023年8月2,6795129
2024年8月2,69964662.440
2025年8月2,82873772.647

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年8月期

売上高2,828億円のうち、営業利益として残るのは73億円2.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は47億円、売上の1.7%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金72.8%2,060億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金24.6%695億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.6%73億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
27.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.1pt
2.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.8pt
1.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比1.7pt
6.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 15期分

2025年8月期は営業CFが40億円、投資CFが−30億円で、差し引きのフリーCFは10億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は266億円で、売上の1.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年3月4110−5751177
2012年8月−131142293
2013年8月770−21877152
2014年8月159−1102465
2015年8月7−2−27542
2016年8月−241420−1052
2017年8月32−18−511415
2018年8月119−15−10110418
2019年8月28−14−121420
2020年8月242−343239301
2021年8月19−15−1254181
2022年8月78−24−6054174
2023年8月133−5016141
2024年8月132−11−17121245
2025年8月40−301110266

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 15期分

2025年8月期の総資産は1,208億円。このうち返さなくてよい自己資本が702億円で、自己資本比率は58.0%(業種中央値47.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年3月1,6485141,13431.2
2012年8月1,7104941,21628.9
2013年8月1,34641693030.9
2014年8月1,16343273137.2
2015年8月1,06236669634.4
2016年8月1,04436567935.0
2017年8月1,03338964437.7
2018年8月1,01542359241.7
2019年8月1,09348760644.5
2020年8月1,28254074242.1
2021年8月1,12559053552.4
2022年8月1,17261955352.8
2023年8月1,09263845458.3
2024年8月1,14766548257.9
2025年8月1,20870250558.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年8月期の内訳単体ベース
現金及び預金
269億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
287億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
505億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
74
/ 100
安定性自己資本比率39 / 40
収益力営業利益率5 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

小売業 322社との比較

同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り322社中31位あたり、逆に低いのは営業利益率322社中210位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
6.9%/中央値 8.6%
P25 4.9%P75 13.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
2.6%/中央値 3.7%
P25 1.6%P75 6.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
58.0%/中央値 47.4%
P25 34.3%P75 62.5%
売上成長率前期からの売上の伸び
4.8%/中央値 4.5%
P25 0.1%P75 10.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.0%/中央値 1.9%
P25 1.1%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,404で、1年前と比べて+31.1%過去52週の値幅のなかでは75%の位置にある。

¥1,404-1.9%1ヶ月+6.3%1年+31.1%時価総額1,094億円
過去52週の値幅
安値¥1,064高値¥1,517

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)21.6倍
PER (会社予想)20.5倍
PBR1.47倍
配当利回り1.99%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月14日に1358円と前日比0.59%上昇。直近1カ月で3.03%上昇し、25日線(1350.2円)を約0.6%上回る。52週高値1473円には約7.8%迫る。75日線(1318.31円)を上回り、200日線(1263.18円)も上回る。RSIは49.48と中立。出来高は7月14日に133万株と急増したが、その後は徐々に減少。上昇トレンドは続いているが、勢いは鈍化。25日線近辺で揉み合い。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 50/100)

PER20.92倍は同業界平均39.85倍を下回り割安。PBR1.42倍は平均2.97倍を大きく下回り、ROE6.9%と低いが株価純資産倍率は割安。配当利回り2.06%は平均12.76%を下回るが、配当性向36%で安定。直近2025/8期も増収増益で純利益47億円と好調。ただしROE低く収益性に懸念。総合的にほぼ妥当と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)21.6倍39.6倍
PER (予想)20.5倍
PBR1.47倍2.44倍
ROE6.9%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高は緩やかに増加し、営業利益率も改善傾向にある。強気派は、ネット通販の強化やPB商品の拡充、老朽化した建て替え需要などによる成長の余地を評価する。弱気派は、家電需要の頭打ちや価格競争の激化、ネット通販企業との競合による店舗販売の低迷を懸念する。

プラスに働く材料7
  • オンライン戦略

    EC強化で販路が拡大、送料無料などの施策も功労

  • PB商品

    オリジナル製品により粗利率の改善が期待

  • 店舗の価値

    顧客の実物確認や即日受け取りニーズに応える

  • 営業利益64→73億円と3期連続増益2025年8月期影響

    営業利益は64億円→73億円と前期比14%増。増益基調が続く

  • 売上高2828億円と増収、回復基調2025年8月期影響

    売上高は前期比4.8%増の2828億円。小売需要の回復が寄与

  • 予想PER19.9倍と利益成長期待通年影響

    実績PER20.92倍に対し予想PER19.9倍。来期の増益を織り込む

  • 配当利回り2.06%の株主還元通年影響

    配当利回り2.06%を維持し、増益に伴う増配余地がある

マイナスに働く材料7
  • 市場の成熟

    家電需要は飽和気味で、販売台数が伸び悩む

  • 競争の激化

    ネット通販や他チェーンとの価格競争で利益率が低い

  • 既存店の不振

    店舗売上が前年割れとなる可能性

  • ROE6.9%と低収益性、PBR1.42倍は割高継続影響

    ROE6.9%に対してPBR1.42倍は高く、収益改善がなければ修正圧力

  • 売上高成長率4.8%と緩慢な伸び2025年8月期影響

    売上高2679→2699→2828億円と伸び率が低く、市場拡大期待は限定的

  • 営業利益率2.58%の薄利構造通年影響

    営業利益率は2.37%→2.58%と小幅改善。競争激化で悪化リスク

  • 外国人保有2.79%と低く需給が個人偏重継続影響

    外国人保有率が低く、個人投資家の売りが出ると株価が乱れやすい

次の決算で確かめる点
既存店売上高
店舗の集客力と販売動向を示す
ネット通販比率
ECシフトの進捗と収益性に影響
粗利益率
価格競争とPB強化の効果を測る

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり28で、前期から+37.5%いまの株価に対する利回りは1.99%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥28
1株あたり
配当利回り
1.99%
いまの株価に対して
配当性向
36.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2020年8月1215.4
2021年8月10−16.717.1
2022年8月1440.018.7
2023年8月140.037.7
2024年8月1614.330.8
2025年8月2237.536.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥28

株主

有価証券報告書より

2025年8月期末の株主数は延べ94,808人。区分でいちばん多いのは事業法人52.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が58.2%を占め、残る41.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年8月%2021年8月%2022年8月%2023年8月%2024年8月%2025年8月%
事業法人52.952.852.852.852.752.7
個人・その他33.934.435.738.638.038.2
金融機関8.68.27.35.55.45.5
外国法人3.63.63.62.13.52.7
証券会社1.00.90.60.90.30.8
自己株式0.41.01.00.91.20.8
外国人個人0.00.10.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社ビックカメラ50.06
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)4.22
03小島 章利3.00
04寺﨑 佳子2.99
05有限会社ケーケーワイ1.98
06佐藤 由姫子1.27
07小島 將人1.23
08小島 久幸1.11
09株式会社日本カストディ銀行(信託口)1.01
10コジマ従業員持株会0.87

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 15期分

1株利益は15期で+367%、1株純資産は15期で−31%。直近期のROEは6.9%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年3月131,3201.037.7115.1
2012年8月−271634−30.1
2013年8月−103534−17.6
2014年8月145552.523.729.8
2015年8月−81470−16.0
2016年8月74691.531.8
2017年8月304996.313.3
2018年8月445438.410.8
2019年8月8562714.55.111.7
2020年8月7869611.87.315.4
2021年8月8176411.28.117.1
2022年8月758029.58.618.7
2023年8月378254.617.137.7
2024年8月528626.219.230.8
2025年8月619076.918.436.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

21名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は21名。2025/8期の役員報酬は総額216百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約8倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
中澤裕二代表取締役社長 社長執行役員5236,500
荒川忠士代表取締役専務 専務執行役員 経営企画本部長5737,500
紫藤竜二取締役常務執行役員 総務人事本部長 兼内部統制担当4919,100
久保田一史取締役執行役員 営業本部長4920,300
秋保徹取締役511,200
水沼貞夫取締役(監査等委員)547,200
相澤光江取締役(監査等委員)837,100
土井充取締役(監査等委員)797,300
髙井章光取締役(監査等委員)581,500
岩田友和執行役員営業本部営業支援部長
成田博芳執行役員総務人事本部総務部長
宮坂貞広執行役員経営企画本部経営企画部長
残りの役員9名を開く
氏名役職年齢
染野幹也執行役員営業本部営業企画・管理部長
上西伸一執行役員営業本部営業部長
浅野信行執行役員営業本部EC事業部長兼経営企画本部経営企画部新規事業開発室長
山口雅士執行役員営業本部法人事業部長
西村禎彦執行役員営業本部住設事業部長
髙橋有美子執行役員内部監査部長
大野幸恵執行役員総務人事本部人事部ウェルネス推進室長
澤田樹枝執行役員経営企画本部経営企画部サステナビリティ推進室長
松田健治取締役67

役員報酬の内訳2025/8

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)471803218346
社外取締役317176
取締役(社内)1161616

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/8期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

経営方針・対処すべき課題1,867字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 本文における将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社は、「家電を通じて 笑顔あふれる 明るく暖かいみらいをつくる くらし応援企業であること」のパーパスのもと、「お客様のくらしを『より快適に』『より便利に』『より楽しく』します。くらし応援コジマ」をビジョンに掲げ、地域の皆様からもっとも身近で愛され、必要とされるコジマを目指してまいります。 (2)目標とする経営指標 当社は、5ヵ年の中期経営計画を策定し、その計画を遂行することで経営目標として年間の営業利益 90億円を目指しております。 (3)中長期的な会社の経営戦略 「2025年8月期~2029年8月期 中期経営計画」における4つの重点戦略の目標達成に向け、経営戦略として掲げている「生産性向上戦略」及び「成長戦略」を更に推進し、企業価値の向上に努めてまいります。「生産性向上戦略」におきましては、「営業利益の向上」、「人的資本経営の推進」及び「事業継続基盤の確立」に取り組み、「成長戦略」におきましては、「自社ブランド強化による店舗における家電販売力の向上」及び「成長事業の強化に向けた継続投資」に取り組んでまいります。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 翌事業年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果が緩やかな回復を支えることが期待されますが、米国の通商政策の影響による景気の下振れリスクに留意が必要です。加えて、物価上昇の継続が消費者マインドの下振れ等を通じて個人消費に及ぼす影響などが、景気を下押しするリスクとなっております。また、金融資本市場の変動等の影響に引き続き注意する必要があります。 このような状況下において当社は、「2025年8月期~2029年8月期 中期経営計画」の2期目となる2026年8月期に、4つの重点戦略の目標達成に向け、経営戦略として掲げている「生産性向上戦略」及び「成長戦略」を更に推進し、企業価値の向上に努めてまいります。「生産性向上戦略」におきましては、「営業利益の向上」、「人的資本経営の推進」及び「事業継続基盤の確立」に取り組んでまいります。また「成長戦略」におきましては、「自社ブランド強化による店舗における家電販売力の向上」及び「成長事業の強化に向けた継続投資」に取り組んでまいります。加えて、サステナビリティ経営の推進による環境課題の解決、地域社会とのより良い関係構築及びガバナンスの強化に努めるとともに、ESG情報の開示を充実させることで継続的な成長を図り、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。 家電市場におきましては、物価上昇を背景に節約志向が高まる中、当社は、お客様の潜在ニーズをしっかりと汲み取りながらご提案することで、他社との差別化を図るとともに家電販売力の向上に努めてまいります。新たに立ち上げた「営業支援部」のもと、お客様視点を重視した顧客満足度の向上や従業員教育の更なる強化、業務効率化の推進によって、接客に集中できる環境づくりに取り組んでまいります。さらに当社は、2025年4月に創業70周年を迎え、記念セール等の各種販促施策を現在展開しておりますが、これを機により一層、リブランディングの推進に努め、店舗ブランド力を強化してまいります。また、社長がCWO(最高健康責任者)として、健康に関する課題の改善を目指す健康経営の推進や、活躍できる人財の育成等に取り組んでまいります。「従業員」一人ひとりがいきいきと働ける職場環境を整え、エンゲージメントの向上を目指してまいります。 そして、当社は3つの成長事業を掲げており、EC事業、法人事業、住設事業の収益拡大に、より一層注力してまいります。EC事業においては、自社サイトのコンテンツリッチ化を図ることで売上シェアを高めていくとともに、「メルカリ」の活用により実店舗とインターネット通販の連携を強化することで、収益拡大に取り組んでまいります。また、法人事業においては、既存顧客との関係強化に加えて、新たな法人事業所の立ち上げにより新規顧客を開拓し、更なる収益拡大につなげてまいります。そして、住設事業においては、再生可能エネルギーやリフォーム事業の人財育成を強化するとともに、売場改装による提案の充実やエアコン販売を起点としたお客様との関係構築、訪問ビジネスの開拓等を推進し、収益拡大を図ってまいります。
事業等のリスク3,447字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が提出会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 当社は、リスク管理の基本方針及び管理体制を「リスク管理規程」において定め、その基本方針及び管理体制に基づき、リスク管理担当役員を委員長として代表取締役の出席の下開催されるリスク管理委員会で、事業を取り巻く様々なリスクに対して適切な管理を行い、リスクの未然防止を図っております。 なお、本文に記載したリスク要因と将来に対する見通しは、当事業年度末現在における当社の判断に基づく予想等であり、実際の結果とは異なる可能性があります。 (1)同業他社との競争激化及び消費低迷等による影響について 家電小売業界では厳しい経営環境が続き、低価格販売による企業間競争が激化しております。このような環境に対して、当社では継続的な収益改善施策の実施や生活提案力の強化等、きめ細かな施策で販売面の強化を図ってまいりますが、当社の業績は同業他社との競争激化や消費低迷等による影響を少なからず受ける可能性があります。 (2)季節要因の影響について 冷夏暖冬等の異常気象の影響により、季節商品の需要が著しく低下した場合は、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社は、株式会社ビックカメラとの連携による相乗効果を最大限に発揮し、商品施策と販売施策の連動による売上・粗利の向上を目指し、プライベートブランド商品の販売強化や、デジタル商品等の専門性追求による新規顧客の開拓、さらに効率的な経費のコントロールや業務効率の改善に取り組む等により季節的変動の影響を低減させることに努めております。 (3)法的規制等について ① 大規模小売店舗立地法 当社は、関東地方を主な営業基盤として、北は北海道から南は沖縄まで全国ネット販売網を持ち、主な業務を家庭用電化製品販売とする家電量販店であります。 当社の1,000㎡を超える店舗の新設及び増床に際しては、「大規模小売店舗立地法」の適用を受けることとなり、予定地周辺地域の生活環境保持のため、地元自治体への届出が必要となります。当該届出の内容については地元自治体による意見や勧告がなされる場合があり、当社の出店計画の遂行に影響を及ぼす可能性があります。 ② 景品表示法 不当景品類及び不当表示防止法及び同政令では、事業者が優良誤認表示、有利誤認表示により不当に利益を得た場合、売上額の3%を徴収する課徴金制度が導入されております。また2024年10月から事業者の故意による優良誤認表示、有利誤認表示行為が刑事罰(100万円以下の罰金)の対象となりました。当社では社内規程を整備し、同法律及び政令、不当表示に関する教育研修会を行うとともに、社内資格制度を設ける等不当表示がおこらない体制の構築に努めております。しかしながら、従業員の錯誤によって課徴金が課された場合、当社の財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 ③ 下請法 下請代金支払遅延等防止法では、委託事業者(親事業者)と中小受託事業者(下請事業者)の間の一定の類型取引における委託事業者の義務及び禁止事項が定められており、同法違反が認められた委託事業者は、公正取引委員会による勧告・社名公表等や、刑事罰(50万円以下の罰金)の対象となることと定められています。近時では、同業他社も含め、他社に対する同法に基づく勧告事例が増えている状況です。また、2026年1月1日には改正法が施行され、同法上の委託事業者・中小受託事業者の該当基準として新たに従業員数基準が追加されるとともに、新たに「特定運送委託」取引が法の適用対象となることとされています。当社では、他社の勧告事例及び2026年1月1日に控えた同法改正を踏まえて、同法における委託事業者の義務及び禁止事項に関する教育研修会を実施する等、同法への違反事実が生じない体制の構築に努めております。 しかしながら、従業員の錯誤によって同法への違反事実が生じ、公正取引委員会による勧告・社名公表等が行われ、消費者及び取引先の信用が失われることとなった場合、当社の経営成績に影響を与える可能性があります。 ④ その他 消費税率の引上げを含む今後の税制改正や社会保障制度の見直し等の動向によっては、個人消費の冷え込みによる売上高の減少や制度変更への対応に伴う費用負担が生じ、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4)個人情報保護について 当社は、お客様との関係強化を目的としてコジマポイントカードを発行するとともに、インターネット通販を行っていることに加え、各種伝票類等の多数の個人情報を保有しております。当社においては、一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)による「プライバシーマーク」の取得に加えて、2016年1月から開始されたマイナンバー制度及び2022年4月に改正された「個人情報保護法」に対応して法律及びガイドライン等に適合すべく社内規程の整備、安全管理措置の実施等、個人情報の保護管理に万全を期しております。 しかしながら、不測の事態により万が一、個人情報が漏洩するような事態となった場合には、当社の社会的信用の失墜や対象個人に対する損害賠償責任が発生し、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (5)固定資産の減損会計について 当社は、店舗設備等の固定資産を保有しておりますが、今後経営環境の変化により、店舗の収益性が悪化し、固定資産の減損会計に基づき減損損失を計上することになった場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。その内容については「第5経理の状況 1財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 当社は、ビックカメラグループの幅広い専門性を活かした、自転車や酒類、トイズなど、生活スタイルの変化に伴い需要が増加している新たな商品カテゴリの拡充や、お客様ニーズの変化に素早く対応することで店舗の収益性向上に取り組んでおります。 (6)賃借した土地等の継続的使用について 当社は、新規出店の際に、店舗用地及び設備を取得する場合と賃借する場合とがあります。賃借する場合には、対象物件の権利関係等の確認を行っておりますが、土地等の所有者である法人、個人が破綻等の状態に陥り、土地等の継続的使用が困難となった場合には、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (7)自然災害等について 大規模な地震や台風といった自然災害、不測の火災事故や原子力発電所事故、感染症等が発生した場合には、店舗等の事業所における物的・人的被害が生じ、また、取引先からの商品供給の停止や遅延、商品供給価格の上昇といった事態が生じる可能性があります。その結果、営業活動が制限されることによる売上高の減少、設備の復旧や損害賠償等に係る費用負担が生じ、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (8)業界特有の取引慣行について 当社で販売している商品については、各仕入先との契約により仕入実績等に対して受取リベートを収受しているものがあります。今後仕入実績等の変動や、取引条件の変更等が生じた場合には、当社の財政状態及び経営成績等に重要な影響を与える可能性があります。 当社といたしましては、各仕入先と良好な関係を築き、安定した仕入の量を確保し販売実績を残すため、新製品の垂直立ち上げ等、様々な販売施策を各仕入先の協力の下企画実践しております。 (9)商品仕入及び在庫管理について 当社の業績にとって、顧客ニーズに最適な商品を適切な数量と適正な価格で仕入れることができる体制を、常に整えておくことが重要ですが、取引先との関係変化、世界的な資源不足や部材不足等により商品の供給が不安定又は困難となった場合には、商品仕入に支障を及ぼし、当社の財政状態及び経営成績に重要な影響を与える可能性があります。 また、異常気象や天候不順等により、当社の想定を上回る需要の変化があった場合には、計画通りに販売が進まず在庫が過剰となり、当社の財政状態及び経営成績に重要な影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)8,585字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当事業年度におけるわが国経済は、米国の通商政策による影響が自動車産業を中心にみられるものの、緩やかに回復しております。雇用情勢は改善の動きがみられ、個人消費は持ち直しの動きがみられます。企業収益は、米国の通商政策による影響が自動車産業を中心にみられる中で、改善に足踏みがみられます。 当家電小売業界における売上は、テレビや冷蔵庫が低調に推移いたしましたが、スマートフォン、パソコンやエアコン等が好調であったため、総じて堅調に推移いたしました。 このような状況の中、当社は、「家電を通じて 笑顔あふれる 明るく暖かいみらいをつくる くらし応援企業であること」のパーパスのもと、「お客様のくらしを『より快適に』『より便利に』『より楽しく』します。くらし応援コジマ」をビジョンに掲げ、「生産性向上戦略」及び「成長戦略」の2大戦略を推進しております。加えて、環境課題の解決や地域社会とのより良い関係構築及びガバナンスの強化を重視しながら、サステナビリティ経営に取り組み、企業価値の向上に努めております。 この経営戦略のもと、当社は販売員の接客品質向上に努め、他社との差別化を図っております。2024年11月には、「関東研修センター」(東京都板橋区)に続いて2拠点目となる「東北研修センター」を宮城県仙台市に開設し、販売員の教育機会の拡充に努めてまいりました。商品知識の習得だけでなく、礼節や清潔感に関しても教育を進めております。お客様のニーズを汲み取りご提案ができる販売員の育成に取り組み、引き続き「くらし応援企業」としてお客様の生活に寄り添ってまいります。また、販売員一人ひとりの生産性を高めるため、電子棚札の導入を101店舗に拡大し、店舗業務の効率化を進めております。加えて、売上や利益に対する販売員の貢献度を、より明確な評価指標で算定する新たな人事評価制度を導入することでモチベーションを高め、更に接客に注力できる体制を構築し、人時生産性の向上に取り組んでおります。従業員エンゲージメントの向上にも注力しております。「ウォーキングイベント」を始めとした社内向けイベントを定期的に開催し、従業員が主体的に健康づくりに取り組めるよう環境整備に取り組んでおります。そして、店頭においてスマートフォンやゲーム機等のリユース品の販売を当期より開始し、25店舗に導入しております。今後も引き続きリユース商品の拡充を行うことで、利便性の向上、サーキュラーエコノミーの推進に努めてまいります。 当社は、2025年4月に迎えた創業70周年を機にリブランディングの推進に努めております。新ブランドメッセージ「Big Sunny Smile 笑顔で、地域に陽だまりを。」を社内外へ発信し、ステークホルダーの皆様に対し、各種キャンペーンや感謝セール等の取り組みを実施しております。5月には、従業員持株会に加入している従業員に対し、当社への経営参画意識を高めることで中長期的な企業成長を促すことを目的として、特別奨励金70株の付与キャンペーンを実施いたしました。今後も引き続き、創業70周年記念事業を盛り上げるべく様々な施策を展開してまいります。 成長事業の収益拡大に向けた取り組みにつきましては、EC事業において、コジマネットでのお買い物の際に「コジマ×ビックカメラカード」、「コジマクレジット&ポイントカード」による無金利分割払いが可能となりました。また、2025年5月より、関東1都3県・大阪府の指定エリアにおける最短当日配送を、コジマネットで開始いたしました。決済方法の拡充、コンテンツのリッチ化や配送サービスの拡充により、家電製品を安心してお買い物いただけるようECサイトの利便性向上に努め、収益拡大に取り組んでおります。住設事業においては、成長領域であるリフォーム(屋根・外壁塗装、水回り)や再生可能エネルギー関連商品(太陽光発電、蓄電池)の販売専任者だけでなく、店舗管理者への教育にも注力することで、販売力の強化に努めております。さらに水回りリフォームの分野では、前年同期から新たに売場改装を8店舗で行い、2025年8月末時点において、28店舗に売場を導入しております。今後も引き続き、新たな事業の開発やビジネス機会の創出に努め、成長を加速させてまいります。 サステナビリティ経営の推進につきましては、当社は環境課題の解決及び地域社会とのより良い関係構築に向け、各種取り組みを行ってまいりました。環境面では、気候関連リスク及び機会の評価に用いる指標として、温室効果ガス排出量(Scope1、Scope2)を指標と定め、2030年までにScope1、Scope2合計の温室効果ガス排出量を2017年度比で55%削減することを目標としております。その具体的な取り組みとしまして、コーポレートPPA方式による太陽光発電パネルの導入店舗を更に拡大し、12店舗に導入しております。また、店舗駐車場へのEV用充電設備の導入につきましては42店舗に拡大し、EV普及促進への貢献に努めております。社会面では、未来を担う子どもたちの成長を応援することや地域の活性化を目的として、2025年7月に、栃木県子ども総合科学館の「ネーミングライツパートナー契約」を栃木県との間で締結いたしました。なお、同施設は10月3日に、「コジマ子どもサイエンスパーク」としてリニューアルオープンしております。また、8月には、従業員への還元やお取引先への配慮が重要であることを踏まえ、マルチステークホルダー方針を策定し、公表いたしました。引き続き、多様なステークホルダーとの価値協創に取り組んでまいります。 店舗展開においては、2025年4月26日に「コジマ×ビックカメラ コーナン田無店」(東京都西東京市)を始め2店舗を開店した一方、6月8日に「コジマ アウトレット堺店」(大阪府堺市)を始め2店舗を閉店しました。また、7月19日には、「コジマ×ビックカメラ 駒生店」(栃木県宇都宮市)を改装し、「コジマ RE.OUTLET駒生店」としてリニューアルオープンいたしました。これにより、2025年8月末現在の店舗数は139店舗となっております。なお、10月8日には、「コジマ×ビックカメラ イオンモール仙台上杉店」(宮城県仙台市)をオープンしております。 また、当社は、2024年11月25日に「2025年8月期 ~ 2029年8月期 中期経営計画」を公表いたしました。「店舗ブランド力強化」、「人時生産性向上」、「成長事業における収益拡大」、「資本効率向上」の4つの重点戦略を推進し、経営目標の達成を目指してまいります。 当事業年度の売上高につきましては、上半期(9月~2月)では、携帯電話(スマートフォン)が、残価設定型契約による買い替え需要の高まりから好調に推移したことに加えて、各自治体が実施している助成制度の恩恵により、エアコンと住宅設備(太陽光発電パネル・蓄電池)が好調に推移したことから、前年同期に対し増収となりました。下半期(3月~8月)では、携帯電話と住宅設備が引き続き好調に推移したことに加えて、2025年10月のWindows10サポート終了に伴う買い替え需要の高まりから、パソコンが好調に推移しました。またエアコンは、6月の猛暑による反動で7月は一時的に低調であったものの、下半期全体としては堅調に推移しました。その結果、増収となりました。売上総利益につきましては、店舗における高付加価値商品の販売強化を行ったことにより、売上総利益額は前年同期を上回りました。なお、粗利率が比較的低い携帯電話等の売上構成比上昇により、売上総利益率は前年同期に対して下回りました。販売費及び一般管理費につきましては、主に将来の成長に向けた積極的な投資を行ったことから、増加となりました。具体的な内訳としまして、人的資本投資の推進による人件費の増加、業務効率化及びサービス拡充等に伴うシステム投資によるシステム維持費の増加、リブランディングの推進として、創業70周年記念事業に伴うCM費用や販促費用の増加が挙げられます。一方で、物流費、広告宣伝費及び販売促進費等の効率的な経費コントロールに努めたことにより、売上に対する販管費率が大きく減少し、各段階利益は増益となりました。 以上の結果、当事業年度末の財政状態及び経営成績は次のとおりであります。 a.財政状態 当事業年度末の総資産は、前事業年度末に比べ 61億25百万円増加(前事業年度末比 5.3%増)し、1,207億86百万円となりました。 当事業年度末の負債合計は、前事業年度末に比べ 23億57百万円増加(前事業年度末比 4.9%増)し、505億38百万円となりました。 当事業年度末の純資産合計は、前事業年度末に比べ 37億68百万円増加(前事業年度末比 5.7%増)し、702億47百万円となりました。 b.経営成績 当事業年度の売上高は 2,827億90百万円(前年同期比 4.8%増)、営業利益は 73億25百万円(前年同期比 15.2%増)、経常利益は 77億32百万円(前年同期比 16.7%増)、税引前当期純利益は 65億95百万円(前年同期比 21.6%増)、当期純利益は 47億9百万円(前年同期比 17.7%増)と、増収増益となりました。 品目別売上高のうち物品販売事業につきまして、音響映像商品の売上高が 389億43百万円(前年同期比 2.9%減)、家庭電化商品の売上高が 1,205億64百万円(前年同期比 0.5%増)、情報通信機器商品の売上高が 870億53百万円(前年同期比 14.2%増)、その他の商品は 348億13百万円(前年同期比 8.5%増)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ 20億96百万円増加し、265億54百万円となりました。当事業年度末における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果獲得した資金は 39億81百万円(前事業年度は 131億90百万円の獲得)となりました。これは主に、棚卸資産の増加 16億42百万円、その他の流動資産の増加を含むその他の減少 13億23百万円、法人税等の支払額9億96百万円があったものの、税引前当期純利益 65億95百万円、減価償却費 15億12百万円をそれぞれ計上したことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は 30億16百万円(前事業年度は 11億8百万円の使用)となりました。これは主に、投資その他の資産の減少3億40百万円があったものの、定期預金の預入による支出3億円、有形固定資産の取得による支出 27億74百万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果獲得した資金は 11億31百万円(前事業年度は 17億17百万円の使用)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出 39億28百万円、配当金の支払額 12億30百万円があったものの、長期借入れによる収入 64億円によるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績 品目別売上高 品目別   当事業年度 (自 2024年9月1日 至 2025年8月31日) 売上高 (百万円)   構成比 (%)   前年同期比増減率 (%) 音響映像商品   カメラ   7,005   2.5   0.9 テレビ   18,024   6.4   △2.8 レコーダー・ビデオカメラ   3,205   1.1   △5.8 オーディオ   3,430   1.2   △9.4 その他   7,277   2.6   △2.3 小計   38,943   13.8   △2.9 家庭電化商品   冷蔵庫   20,033   7.1   △3.9 洗濯機   20,224   7.1   0.2 調理家電   15,732   5.6   △1.2 季節家電   31,749   11.2   2.9 理美容家電   12,543   4.4   2.0 その他   20,281   7.2   1.9 小計   120,564   42.6   0.5 情報通信機器 商品   パソコン本体   16,672   5.9   4.0 パソコン周辺機器   10,625   3.8   9.4 パソコンソフト   662   0.2   12.3 携帯電話   43,431   15.4   26.2 その他   15,661   5.5   1.4 小計   87,053   30.8   14.2 その他の商品   ゲーム   9,633   3.4   7.3 時計   538   0.2   0.6 スポーツ用品   2,350   0.8   8.5 玩具   4,207   1.5   5.9 医薬品・日用雑貨   1,576   0.6   1.1 工事(住設含む)   11,561   4.1   11.2 その他   4,945   1.7   10.1 小計   34,813   12.3   8.5 物品販売事業   281,374   99.5   4.8 その他の事業   1,415   0.5   △2.1 合計   282,790   100.0   4.8 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 ①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しており、その作成にあたっては、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要とします。 当社の財務諸表の作成にあたり用いた重要な会計方針については、「第5経理の状況 1財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(重要な会計方針)」に記載のとおりであります。 当社の財務諸表の作成にあたり用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5経理の状況 1財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 また、引当金の計上や資産の評価等、当社の財務諸表の作成にあたり必要となる見積りについて、経営者は過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果とは異なる場合があります。 ②当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.経営成績等 1)財政状態 (資産の部) 当事業年度末の総資産は、前事業年度末に比べ 61億25百万円増加(前事業年度末比 5.3%増)し、1,207億86百万円となりました。主な要因は、現金及び預金の増加 23億96百万円、売掛金の増加8億93百万円、商品の増加 16億24百万円、前渡金の増加8億3百万円があったことによるものであります。 (負債の部) 当事業年度末の負債合計は、前事業年度末に比べ 23億57百万円増加(前事業年度末比 4.9%増)し、505億38百万円となりました。主な要因は、1年内返済予定の長期借入金の減少7億87百万円があったものの、長期借入金の増加 32億59百万円があったことによるものであります。 (純資産の部) 当事業年度末の純資産合計は、前事業年度末に比べ 37億68百万円増加(前事業年度末比 5.7%増)し、702億47百万円となりました。主な要因は、剰余金の配当(純資産の減少)12億31百万円があったものの、当期純利益(純資産の増加)47億9百万円があったことによるものであります。 2)経営成績 (売上高、売上原価、販売費及び一般管理費) 当社の品目別売上高の状況につきましては、携帯電話が好調に推移した結果、当事業年度における売上高は 2,827億90百万円(前年同期比 4.8%増)となりました。 一方、売上原価は 2,059億59百万円(前年同期比 5.3%増)となりました。 また、販売費及び一般管理費は 695億5百万円(前年同期比 2.5%増)となりました。これは主として給与手当を 119億53百万円(前年同期比 4.7%増)、運送費を 109億73百万円(前年同期比 1.1%減)、それぞれ計上したことによるものであります。 (営業外収益、営業外費用) 営業外収益は5億41百万円(前年同期比 38.7%増)となりました。これは主として受取保険金を2億38百万円(前年同期比 11.8%増)、補助金収入を 71百万円(前年同期比 95.4%増)それぞれ計上したことによるものであります。 一方、営業外費用は1億34百万円(前年同期比 9.5%増)となりました。これは主として支払利息を 92百万円(前年同期比 117.5%増)、支払手数料を 17百万円(前年同期比 62.3%減)それぞれ計上したことによるものであります。 (特別利益、特別損失) 特別利益は0百万円(前年同期比 97.7%減)となりました。これは固定資産売却益を0百万円計上したことによるものであります。 一方、特別損失は 11億37百万円(前年同期比 6.3%減)となりました。これは主として減損損失を 10億72百万円計上したことによるものであります。 当社の経営成績に重要な影響を与える要因としましては、競争激化や季節要因等を事業等のリスクとしております。詳細につきましては「第2事業の状況 3事業等のリスク」に記載のとおりであります。 3)キャッシュ・フローの状況 主な内容は「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 なお、キャッシュ・フロー指標トレンドは、次のとおりであります。 2023年8月期   2024年8月期   2025年8月期 自己資本比率   (%)   58.3   57.9   58.0 時価ベースの自己資本比率   (%)   44.8   67.0   71.9 キャッシュ・フロー対有利子負債比率   (年)   5.8   0.6   2.4 インタレスト・カバレッジ・レシオ   (倍)   29.9   320.1   44.0 自己資本比率 : 自己資本/総資産 時価ベースの自己資本比率 : 株式時価総額/総資産 キャッシュ・フロー対有利子負債比率 : 有利子負債/キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ : キャッシュ・フロー/利払い ※ 各指標は、いずれも財務数値より算出しております。 ※ 株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しております。 ※ キャッシュ・フローはキャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。 ※ 有利子負債は、貸借対照表に計上されております負債のうち、利子を支払っている全ての負債を対象としております。また、利払いについては、キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。 b.資本の財源及び資金の流動性 資金需要 当社の資金需要のうち主なものは設備投資及び当社で販売するための商品の購入の他、販売費及び一般管理費の営業費用であります。営業費用の主なものは、運送費、給与手当、地代家賃であります。 財務政策 当社の事業活動を支える資金調達に際して、低コストでかつ安定的に資金が確保できることを目標に取り組んでおります。また、株式会社ビックカメラとの資本提携により財務基盤の強化を図るとともに、資産構成に合わせた最適資金調達と安定的な流動性の確保を重視し、銀行借入により資金の調達を行いました。 なお、当事業年度末における有利子負債残高は 95億87百万円となりました。一方、現金及び現金同等物の残高は 265億54百万円となっております。 c.経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社は、5ヵ年の中期経営計画を策定し、その計画を遂行することで経営目標として年間の営業利益 90億円を目指しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

IR資料の開示履歴 (TDnet)
  • 決算説明資料2026年8月期 第3四半期決算補足説明資料2026-07-13

TDnetのPDFは掲載後約1ヶ月で削除されるため、古い開示はタイトルのみの記録です。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。