概要
チヨダは、靴の総合小売業を営む企業である。主力業態は「チヨダ」「東京靴流通センター」で、低価格帯から機能性ビジネスシューズまで幅広く品揃えし、郊外型ロードサイド店舗を中心に全国展開する。2026年2月期の連結売上高は814億円、店舗数は863店。子会社に卸売のチヨダ物産とトモエ商事を持ち、グループで靴の小売・卸売を一貫して手掛ける。
靴の小売と卸売を一貫するグループ構造
当社グループは、連結財務諸表提出会社である㈱チヨダと子会社2社(チヨダ物産㈱、トモエ商事㈱)で構成される。㈱チヨダは靴の小売を担い、全国に863店舗を展開する。チヨダ物産とトモエ商事は靴の卸売を行い、グループ内での商品供給を支える。2024年11月に衣料品事業の㈱マックハウスを譲渡したため、現在は靴事業のみの単一セグメントである。
複数業態の店舗網と地区別の売上分布
当社は「チヨダ」「東京靴流通センター」「シュープラザチヨダ」「シューズ・パレッタ」など複数の業態を展開する。店舗は北海道・東北、関東、中部、近畿、中国、四国、九州・沖縄の7地区に分かれ、関東地区が売上の44%(35,919百万円)を占める。店舗数は2026年2月期末で863店(前期比10店減)である。
減収基調にある収益構造と経営指標
2026年2月期の連結業績は、売上高81,377百万円(前期比11.4%減)、営業利益1,090百万円(同50.3%減)、親会社株主に帰属する当期純利益237百万円(同91.9%減)と大幅減益。前期には営業利益2,193百万円、純利益2,925百万円だった。近年は2021年2月期以降減収が続き、2024年2月期に一時黒字化したが、再び利益水準は低下している。純資産は49,964百万円、自己資本比率は約70%と財務基盤は安定している。
業界の中での役割は靴小売チェーン(専門店)にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2025/2期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 靴事業 | 821億円 | 89.3% | 30億円 | 3.7% |
| 衣料品事業 | 98億円 | 10.7% | -8億円 | -8.2% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01靴小売主力
当社グループは、靴の小売を主軸とし、都心から郊外までの幅広い立地で店舗を展開しています。婦人靴、紳士靴、子供靴など、性別・年齢を問わず多様なニーズに対応した品揃えを特徴とし、一般顧客向けに販売しています。
- 婦人靴
- 婦人向けの靴を幅広く取り扱い、ファッション性と機能性を兼ね備えた商品を提供しています。
- 紳士靴
- 紳士向けの靴を幅広く取り扱い、ビジネスシーンからカジュアルシーンまで対応する商品を提供しています。
- 子供靴
- 子供向けの靴を取り扱い、成長期の足に配慮した機能的な商品を提供しています。
製品と技術
プライベートブランド「セダークレスト」を核とした機能性商品
当社の主力プライベートブランドは「セダークレスト」である。防水・透湿性を備えた「ユーティリティスニーカー」や、多機能ビジネスシューズ「ハイドロテック」の「ブルーコレクション」「ブラックコレクション」を展開。物価上昇に対応した低価格商品「1,990円スニーカー」「450円上履き」も投入し、価格帯と機能の両面で差別化を図っている。
累計500万足を突破した「スパットシューズ」
「スパットシューズ」は、手を使わず立ったまま履ける靴として開発された。ヒール部分に特殊な構造を持ち、かかとを押さえるだけで装着可能。テレビCMやポップアップストアでの認知拡大により、累計販売数500万足を達成した。ラインナップを継続的に拡充し、日常シーンに対応する付加価値商品として客単価向上に貢献している。
ECサイト「kutsu.com」と店舗連携によるOMO戦略
2022年にリニューアルした公式オンラインショップ「kutsu.com」は、自社アプリと連携したポイントサービスを提供する。店舗とECのID連携を開始し、顧客の購入履歴を統合。ブラックフライデーや初売りセールなどの大型販促をデジタル施策と連動させ、集客と顧客ロイヤル化を推進している。EC事業の強化は中期経営計画の柱の一つである。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
小売業のなかでの位置
靴小売専門店、減収・低収益で構造課題
靴専門店チェーンを全国展開する小売企業。同業のトライアルホールディングスが総合スーパー型で多品種展開するのに対し、当社は靴に特化し差別化を図る。しかし、2026年2月期の売上高は814億円と前期比減少見込みで、営業利益率も1.35%と低水準。競合との価格競争やECシフト等で苦戦しており、店舗数や在庫の適正化が急務。
強み
- 婦人靴・紳士靴・子供靴等を幅広く扱い、専門性で他小売との差別化を実現
- 全国に約1,000店舗を展開し、地域密着型の販売網で顧客接点を確保
- プライベートブランド商品を投入し、利益率向上と独自性強化を図る
- 不採算店舗の閉鎖や販管費削減など、経営効率化に継続的に取り組む
課題
- 売上高が減少傾向にあり、競合ECや他業態との競争に打ち勝つ戦略が必要
- 営業利益率が2%未満と低く、原価低減や高付加価値化で収益力向上が急務
- オンライン販売の拡充が不十分で、リアル店舗への依存から脱却できず
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
小売業の時価総額近傍。太字がチヨダ
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 456AHUMAN MADE | 345億円 | 46.4倍 |
| 2 | 7596魚力 | 342億円 | 25.0倍 |
| 3 | 3333あさひ | 341億円 | 14.9倍 |
| 4 | 3825リミックスポイント | 340億円 | — |
| 5 | 9900サガミホールディングス | 339億円 | 41.6倍 |
| 6 | 8185チヨダ | 335億円 | 11.7倍 |
| 7 | 8217オークワ | 335億円 | 123.7倍 |
| 8 | 3221ヨシックスホールディングス | 335億円 | 16.4倍 |
| 9 | 8291日産東京販売ホールディングス | 326億円 | 12.1倍 |
| 10 | 7679薬王堂ホールディングス | 319億円 | 7.8倍 |
| 11 | 8203MrMaxHD | 308億円 | 9.5倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 33件
中野店開店から多店舗化への転換(1962年)
1962年8月、中野店を開店し、靴専門店のチェーン・ストアー化を開始した。それまでは単独店舗での運営だったが、多店舗展開により規模の拡大を図る。1969年には東京本部、1970年に関西本部を設置し、本部機能を強化しながら店舗網を広げた。
九州・北海道進出と東京靴流通センターの誕生(1973〜1979年)
1973年9月、九州進出のため㈱九州チヨダを設立。1977年4月には㈱北海道チヨダを設立し、全国展開を加速した。同年8月、「東京靴卸売センター」(後の東京靴流通センター)の1号店を開店。量販型の新業態として低価格靴の販売を開始した。1979年10月には店名を「東京靴流通センター」に改名し、このブランドが後の主力業態の一つとなる。
株式公開と東証一部昇格(1980〜2003年)
1980年5月、日本証券業協会に店頭登録し株式を公開。1985年7月には東京証券取引所市場第二部に上場した。1990年8月、商号をそれまでの「㈱千代田靴店」から「㈱チヨダ」に変更。2003年2月、業容拡大により東京証券取引所市場第一部銘柄に指定され、成長企業としての地位を確立した。
衣料品事業への進出とその後の撤退(1990〜2024年)
1990年6月、衣料品事業を行う㈱マックハウスを設立。1999年2月に同社を店頭公開し、2004年12月にはジャスダックに上場させた。しかし、靴事業への集中を図るため、2024年11月にマックハウスの全株式を譲渡し、連結から除外した。これにより当社グループは靴事業のみの単一セグメントとなった。
EC強化とプライム市場移行(2022年)
2022年3月、公式オンラインショップを「kutsu.com」にリニューアルし、EC事業を強化。同年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴いプライム市場に移行した。同年12月には自社アプリ「kutsu.com」のポイントサービスを開始し、デジタルマーケティングとOMO(オンラインと実店舗の融合)に注力し始めた。
靴事業の再編と子会社による事業譲受(2023〜2025年)
2023年8月、靴事業強化のためトモエ商事㈱の株式を取得し連結子会社化。2025年5月、トモエ商事がオークニジャパン㈱の事業を譲受し、卸売機能を拡充した。これにより、グループ内での調達・販売体制を強化し、靴事業への専念を一段と進めている。
年表33件を開く
1960年代
- 1962年8月中野店を開店、多店舗化(チェーン・ストアー)への進出を開始しました。
- 1969年6月店舗数の増加にともない、東京本部を設置しました。
1970年代
- 1970年2月関西地方に進出するため、関西本部を設置しました。
- 1973年9月㈱九州チヨダを設立。九州への進出を開始しました。
- 1977年4月㈱北海道チヨダ設立。北海道への進出を開始しました。
- 1977年8月「東京靴卸売センター」(現「東京靴流通センター」)第1号店を開店しました。
- 1978年7月中部地方の拡大にともない、中部地区本部を設置しました。
- 1979年10月「東京靴卸売センター」の店名を「東京靴流通センター」に改名しました。
1980年代
- 1980年5月日本証券業協会東京地区協会に店頭登録し株式を公開しました。
- 1981年9月M&A九州地方の営業力強化のため㈱九州チヨダを吸収合併しました。
- 1981年9月九州地方の拡大にともない、九州地区本部を設置しました。
- 1985年7月上場東京証券取引所市場第二部へ株式を上場しました。
- 1987年11月北海道地方の拡大にともない、北海道地区本部を設置しました。
- 1989年3月M&A㈱北海道チヨダを経営の効率化の為、吸収合併しました。
- 1989年7月東北地方の拡大にともない、東北地区本部を設置しました。
1990年代
- 1990年2月靴の卸売であるチヨダ物産㈱(現 連結子会社)を設立しました。
- 1990年6月衣料品事業である㈱マックハウスを設立しました。
- 1990年8月商号変更商号を㈱チヨダに変更しました。
- 1994年9月靴の大型専門店「シュープラザチヨダ」第1号店を開店しました。
- 1998年7月商品管理強化のためPOSシステムを一部導入しました。
- 1999年2月㈱マックハウスが、日本証券業協会に店頭登録し株式を公開しました。
2000年代
- 2003年2月東京証券取引所市場第一部銘柄に指定されました。
- 2004年12月上場㈱マックハウスが、㈱ジャスダック証券取引所(現 東京証券取引所JASDAQ(スタンダード))に上場しました。
- 2007年3月商品管理強化のためPOSシステムを全店に導入しました。
- 2009年3月靴事業強化のため㈱アイウォークの株式を取得し、連結子会社としました。
2010年代
- 2014年9月都市型靴専門店「シューズ・パレッタ」の展開を開始しました。
- 2017年9月M&A靴事業の営業力強化のため、子会社の㈱アイウォークを吸収合併しました。
2020年代
- 2022年3月EC事業強化のため公式オンラインショップを「kutsu.com」にリニューアルしました。
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、東京証券取引所プライム市場に移行しました。
- 2022年12月自社アプリ「kutsu.com」のポイントサービスを開始しました。
- 2023年8月靴事業強化のためトモエ商事㈱の株式を取得し、連結子会社としました。
- 2024年11月靴事業に専念するため、衣料品事業である㈱マックハウスを株式譲渡により連結から除外しました。
- 2025年5月トモエ商事㈱が、靴事業強化のためオークニジャパン㈱の事業を譲受しました。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/2期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
プライベートブランド強化と商品開発
安価で高品質なプライベートブランド商品の開発力を強化し、その価値を向上させることで差別化を図る。
- 02
地域ニーズに合わせた商品展開
市場の変化や地域のニーズに対応した商品を展開し、各店舗の利便性を高める。
- 03
在庫適正化と業務効率化
システム・物流の精度向上や店舗の標準化により在庫を適正化し、本社業務の効率化も進める。
- 04
OMO推進と販売チャネル拡大
ECとリアル店舗の連携によるオムニチャネル展開を拡大し、店舗外販売や法人事業など販売チャネルを多様化する。
- 05
デジタルマーケティング強化
デジタルマーケティングを強化して顧客層を拡大し、客数回復に向けた販売促進施策を推進する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で1,231人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は535万円で、9期前と比べて+10.2%。平均年齢は48.7歳、平均勤続年数は23.9年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年2月 | — | — | — | 1,828 | — |
| 2018年2月 | — | — | — | 1,806 | — |
| 2019年2月 | — | — | — | 1,827 | — |
| 2020年2月 | 486 | 45.6 | 21.2 | 1,774 | — |
| 2021年2月 | 460 | 46.3 | 21.8 | 1,692 | — |
| 2022年2月 | 462 | 46.8 | 22.3 | 1,563 | — |
| 2023年2月 | 485 | 47.5 | 23.1 | 1,519 | — |
| 2024年2月 | 491 | 48.3 | 23.7 | 1,554 | — |
| 2025年2月 | 526 | 48.2 | 23.7 | 1,171 | 188 |
| 2026年2月 | 535 | 48.7 | 23.9 | 1,231 | 89 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社2社(国内 2 / 海外 0) を有報から抽出しています。
- 国内チヨダ物産㈱東京都杉並区議決権100.0%
- 国内トモエ商事㈱東京都台東区議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年2月期の売上高は814億円、営業利益は11億円。前期と比べると減収減益で、売上が-11.3%、利益が-50.0%。
会社が出している今期の予想2027年2月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 825億円 | 814億円 |
| 営業利益 | 14億円 | 11億円 |
| 純利益 | 11億円 | 2億円 |
| 1株あたり配当 | ¥54 | ¥54 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は216億円、営業利益は9億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は−16.0%、営業利益は−40.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2024年1Q | 255 | 15 | 5.9 | 12 |
| 2024年2Q | 226 | −6 | −2.7 | −4 |
| 2024年3Q | 229 | 8 | 3.5 | 12 |
| 2024年4Q | 223 | — | — | −1 |
| 2025年1Q | 257 | 15 | 5.8 | 13 |
| 2025年2Q | 232 | 1 | 0.4 | 3 |
| 2025年4Q | 429 | 6 | 1.4 | 13 |
| 2026年2Q | 418 | 14 | 3.3 | 9 |
| 2026年4Q | 396 | −3 | −0.8 | −7 |
| 2027年1Q | 216 | 9 | 4.2 | 8 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年2月期からの14期で、売上は1,503億円から814億円へ54%に減った。直近期の営業利益率は1.4%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年2月 | 1,503 | — | 131 | — | 72 |
| 2014年2月 | 1,474 | — | 110 | — | 58 |
| 2015年2月 | 1,430 | — | 83 | — | 42 |
| 2016年2月 | 1,445 | — | 99 | — | 49 |
| 靴事業の営業力強化のため、子会社の㈱アイウォークを吸収合併しました。 | |||||
| 2017年2月 | 1,370 | — | 81 | — | 43 |
| 2018年2月 | 1,276 | — | 66 | — | 46 |
| 2019年2月 | 1,186 | — | 23 | — | 16 |
| 2020年2月 | 1,135 | — | −7 | — | −16 |
| 2021年2月 | 942 | — | −42 | — | −50 |
| 2022年2月 | 887 | — | −38 | — | −40 |
| 2023年2月 | 921 | — | −19 | — | −26 |
| 2024年2月 | 933 | — | 15 | — | 19 |
| 2025年2月 | 918 | 22 | 26 | 2.4 | 29 |
| 2026年2月 | 814 | 11 | 15 | 1.4 | 2 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年2月期
売上高814億円のうち、営業利益として残るのは11億円で1.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の0.2%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金52.9%431億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金45.7%372億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益1.4%11億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年2月期は営業CFが−41億円、投資CFが−3億円で、差し引きのフリーCFは−44億円。この組み合わせは「消耗型」にあたる。本業・投資・財務のすべてで現金が出ていっている。手元資金の厚みが生命線。期末の手元現金は167億円で、売上の2.5ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年2月 | 109 | 10 | −34 | 119 | 519 |
| 2014年2月 | 50 | −13 | −36 | 37 | 520 |
| 2015年2月 | 10 | −45 | −54 | −35 | 430 |
| 2016年2月 | −14 | 43 | −52 | 29 | 407 |
| 2017年2月 | 70 | 26 | −55 | 96 | 448 |
| 2018年2月 | 39 | −7 | −55 | 32 | 425 |
| 2019年2月 | 58 | 15 | −59 | 73 | 440 |
| 2020年2月 | 18 | −10 | −44 | 8 | 404 |
| 2021年2月 | −17 | −8 | −13 | −25 | 365 |
| 2022年2月 | −36 | 26 | −35 | −10 | 320 |
| 2023年2月 | −30 | −24 | −14 | −54 | 252 |
| 2024年2月 | 30 | −7 | −13 | 23 | 262 |
| 2025年2月 | 28 | −32 | −14 | −4 | 245 |
| 2026年2月 | −41 | −3 | −33 | −44 | 167 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年2月期の総資産は710億円。このうち返さなくてよい自己資本が500億円で、自己資本比率は70.3%(業種中央値47.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年2月 | 1,329 | 787 | 542 | 54.4 |
| 2014年2月 | 1,346 | 828 | 518 | 56.8 |
| 2015年2月 | 1,339 | 823 | 516 | 56.9 |
| 2016年2月 | 1,299 | 817 | 482 | 58.3 |
| 2017年2月 | 1,266 | 816 | 450 | 59.9 |
| 2018年2月 | 1,228 | 814 | 414 | 61.8 |
| 2019年2月 | 1,178 | 755 | 423 | 60.5 |
| 2020年2月 | 1,094 | 699 | 395 | 60.8 |
| 2021年2月 | 996 | 625 | 371 | 60.1 |
| 2022年2月 | 907 | 555 | 352 | 58.9 |
| 2023年2月 | 872 | 514 | 358 | 57.0 |
| 2024年2月 | 848 | 519 | 329 | 59.9 |
| 2025年2月 | 791 | 520 | 270 | 65.8 |
| 2026年2月 | 710 | 500 | 211 | 70.3 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
小売業 322社との比較
同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回りで322社中6位あたり、逆に低いのは売上成長率で322社中304位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥975で、1年前と比べて-15.3%。過去52週の値幅のなかでは12%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 11.7倍 |
| PER (会社予想) | 30.5倍 |
| PBR | 0.66倍 |
| 配当利回り | 5.54% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価1023円、25日線(988.76円)を+3.5%上回り上昇トレンド。1ヶ月で+4.7%と堅調。52週高値(1304円)からは約21.5%下。RSI67.5とやや過熱感。出来高は直近20万株超と活況。週足では75日線(972.7円)を明確に上抜け、上値抵抗を意識。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 30/100)。
PER 147.41倍は業界平均41.84倍を大きく上回り割高。予想PERでも32倍と平均を下回る改善期待はある。PBR 0.70倍は平均2.96倍を下回るが、ROE 0.5%と低収益。配当利回り5.28%は高いが業界平均13.52%には及ばず、減益見通しで割高感が強い。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 11.7倍 | 39.6倍 |
| PER (予想) | 30.5倍 | — |
| PBR | 0.66倍 | 2.44倍 |
| ROE | 0.5% | 5.8% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
2026年2月期に減収減益予想で、業績悪化が懸念される。強気派は高配当利回り5.28%とPBR0.70倍の割安感を評価し、リストラ効果に期待。弱気派は収益環境の厳しさと競合との競争激化、業績回復の不透明さを指摘する。
- 高配当利回り
5.28%と高く、インカムゲイン狙いの投資家に支持される。
- PBR0.70倍の割安感
解散価値に近い株価水準で、下値不安が少ない。
- 収益改善の可能性
不採算店舗の閉鎖やコスト削減で、利益率改善の余地。
- 構造改革による収益改善2026年影響中
不採算店舗閉鎖で固定費削減、営業利益回復期待
- 高配当利回りが下支え継続影響弱
配当性向100%超の危険水準だが、減配なければ利回り5%
- 買収によるシナジー不定影響弱
大手との提携やM&Aで売上回復の可能性
- 低PBRでのバリュエーション修正不定影響弱
PBR0.7倍、売上高800億円の資産価値に着目
- 減収リスク
2026年2月期売上高814億円と前年比11%減、需要減退が続く。
- 低収益性
営業利益率1.35%と薄利で、競合との価格競争にさらされる。
- 業績の不安定性
2023年2月期は最終赤字、2026年も利益急減の見通し。
- 減配リスク2026年影響強
純利益2億円に対し配当金18億円想定、減配で株価急落
- 店舗閉鎖加速による売上減少通年影響中
売上高814億円を下回れば営業利益赤字転落も
- 競合との価格競争継続影響弱
低価格靴専門店同士の競争激化で粗利率低下
- 消費税増税後の消費減退政策次第影響弱
消費税増税で低所得層の外出控え、売上減少
- 既存店売上高
- 店舗単位の収益力を示す重要指標。
- 営業利益率
- 低収益体質改善の進捗を測る。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり54円で、前期から+58.8%。いまの株価に対する利回りは5.54%。増配か配当維持が2年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年2月 | 70 | — | 60.6 |
| 2018年2月 | 72 | 2.9 | 54.6 |
| 2019年2月 | 74 | 2.8 | 73.7 |
| 2020年2月 | 74 | 0.0 | — |
| 2021年2月 | 37 | −50.0 | — |
| 2022年2月 | 30 | −18.9 | — |
| 2023年2月 | 28 | −6.7 | — |
| 2024年2月 | 28 | 0.0 | 58.3 |
| 2025年2月 | 34 | 21.4 | 42.2 |
| 2026年2月 | 54 | 58.8 | — |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥54
株主
有価証券報告書より
2026年2月期末の株主数は延べ31,894人。区分でいちばん多いのは個人・その他で40.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が29.3%を占め、残る70.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年2月% | 2022年2月% | 2023年2月% | 2024年2月% | 2025年2月% | 2026年2月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 38.2 | 38.3 | 37.9 | 38.5 | 35.6 | 40.2 |
| 外国法人 | 26.2 | 24.4 | 25.3 | 25.9 | 28.8 | 26.8 |
| 事業法人 | 19.4 | 20.6 | 20.1 | 19.4 | 18.8 | 20.4 |
| 金融機関 | 11.2 | 13.1 | 12.3 | 12.0 | 11.6 | 8.9 |
| 証券会社 | 5.1 | 3.6 | 4.3 | 4.2 | 5.2 | 3.7 |
| 自己株式 | 14.4 | 9.2 | 9.2 | 8.9 | 8.9 | 1.2 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | いちごトラスト・ピーティーイー・リミテッド(常任代理人 香港上海銀行東京支店) | 19.18 |
| 02 | 舟橋政男 | 9.42 |
| 03 | 株式会社中央商事 | 8.73 |
| 04 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 4.90 |
| 05 | 有限会社大知 | 4.89 |
| 06 | チヨダ共栄会 | 2.92 |
| 07 | JP JPMSE LUX RE MACQUARIE BANK LTD LONDON EQ CO(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 2.17 |
| 08 | 丸紅株式会社 | 1.75 |
| 09 | 楽天証券株式会社 | 1.49 |
| 10 | 岡秀朋 | 1.47 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-05-19いちごアセットマネジメント・インターナショナル・ピーティーイー・リミテッド(Ichigo Asset Management International, Pte. Ltd.)新規の大量保有報告19.18%+19.18pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で−96%、1株純資産は14期で−20%。直近期のROEは0.5%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年2月 | 180 | 1,831 | 10.3 | 11.3 | 42.0 |
| 2014年2月 | 148 | 1,937 | 7.9 | 13.4 | 44.4 |
| 2015年2月 | 107 | 1,974 | 5.5 | 26.0 | 55.4 |
| 2016年2月 | 128 | 1,998 | 6.4 | 22.4 | 56.8 |
| 2017年2月 | 115 | 2,045 | 5.7 | 24.3 | 60.6 |
| 2018年2月 | 126 | 2,087 | 6.1 | 21.8 | 54.6 |
| 2019年2月 | 45 | 2,002 | 2.2 | 41.5 | 73.7 |
| 2020年2月 | −46 | 1,868 | −2.4 | — | — |
| 2021年2月 | −140 | 1,679 | −7.9 | — | — |
| 2022年2月 | −112 | 1,523 | −7.0 | — | — |
| 2023年2月 | −74 | 1,417 | −5.1 | — | — |
| 2024年2月 | 53 | 1,444 | 3.7 | 16.6 | 58.3 |
| 2025年2月 | 83 | 1,479 | 5.7 | 13.1 | 42.2 |
| 2026年2月 | 7 | 1,472 | 0.5 | 160.7 | — |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
13名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/2期の役員報酬は総額152百万円。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 町野雅俊 | 取締役社長(代表取締役) | 67 | 13,000 |
| 井上裕一郎 | 常務取締役 管理本部長 兼経営企画部管掌 グループ事業推進担当 | 57 | 9,000 |
| 小関国男 | 取締役 営業統括本部長 | 58 | 5,000 |
| 舟橋浩司 | 取締役 ビジネスインキュベーション&アライアンスアドバイザー | 64 | 418,000 |
| 安立邦広 | 取締役 マーケティング統括本部長兼中部地区店舗運営部アドバイザー | 56 | 5,000 |
| 佐藤紀雄 | 取締役 | 64 | — |
| 井脇修 | 取締役 | 69 | — |
| 堀之内慎太郎 | 取締役 | 45 | — |
| 山本貴英 | 取締役 | 53 | — |
| 中山尚美 | 取締役 | 60 | — |
| 塩田昭二 | 常勤監査役 | 62 | — |
| 山中雅雄 | 監査役 | 64 | — |
残りの役員1名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 宇佐美豊 | 監査役 | 68 |
役員報酬の内訳2026/2期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| その他役員 | 10 | 101 | 18 | 12 | 132 | 13 |
| その他役員 | 3 | 20 | — | — | 20 | 7 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/2期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容302字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題910字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク1,738字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)6,531字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第79期(2025/03/01-2026/02/28)2026-05-20
- 半期報告書半期報告書-第79期(2025/03/01-2026/02/28)2025-10-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第78期(2024/03/01-2025/02/28)2025-05-23
- 半期報告書半期報告書-第78期(2024/03/01-2025/02/28)2024-10-15
- 四半期報告書四半期報告書-第78期第1四半期(2024/03/01-2024/05/31)2024-07-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第77期(2023/03/01-2024/02/29)2024-05-24
- 四半期報告書四半期報告書-第77期第3四半期(2023/09/01-2023/11/30)2024-01-12
- 四半期報告書四半期報告書-第77期第2四半期(2023/06/01-2023/08/31)2023-10-13
- 四半期報告書四半期報告書-第77期第1四半期(2023/03/01-2023/05/31)2023-07-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第76期(2022/03/01-2023/02/28)2023-05-26
- 四半期報告書四半期報告書-第76期第3四半期(2022/09/01-2022/11/30)2023-01-13
- 四半期報告書四半期報告書-第76期第2四半期(令和4年6月1日-令和4年8月31日)2022-10-14
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