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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.66-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

チヨダ

CHIYODA CO.,LTD8185 · Prime · 小売業

靴の小売専業で国内最大級のチェーンを展開。首都圏を基盤に婦人靴・紳士靴・子供靴を幅広く扱う。

概要

チヨダは、靴の総合小売業を営む企業である。主力業態は「チヨダ」「東京靴流通センター」で、低価格帯から機能性ビジネスシューズまで幅広く品揃えし、郊外型ロードサイド店舗を中心に全国展開する。2026年2月期の連結売上高は814億円、店舗数は863店。子会社に卸売のチヨダ物産とトモエ商事を持ち、グループで靴の小売・卸売を一貫して手掛ける。

靴の小売と卸売を一貫するグループ構造

当社グループは、連結財務諸表提出会社である㈱チヨダと子会社2社(チヨダ物産㈱、トモエ商事㈱)で構成される。㈱チヨダは靴の小売を担い、全国に863店舗を展開する。チヨダ物産とトモエ商事は靴の卸売を行い、グループ内での商品供給を支える。2024年11月に衣料品事業の㈱マックハウスを譲渡したため、現在は靴事業のみの単一セグメントである。

複数業態の店舗網と地区別の売上分布

当社は「チヨダ」「東京靴流通センター」「シュープラザチヨダ」「シューズ・パレッタ」など複数の業態を展開する。店舗は北海道・東北、関東、中部、近畿、中国、四国、九州・沖縄の7地区に分かれ、関東地区が売上の44%(35,919百万円)を占める。店舗数は2026年2月期末で863店(前期比10店減)である。

減収基調にある収益構造と経営指標

2026年2月期の連結業績は、売上高81,377百万円(前期比11.4%減)、営業利益1,090百万円(同50.3%減)、親会社株主に帰属する当期純利益237百万円(同91.9%減)と大幅減益。前期には営業利益2,193百万円、純利益2,925百万円だった。近年は2021年2月期以降減収が続き、2024年2月期に一時黒字化したが、再び利益水準は低下している。純資産は49,964百万円、自己資本比率は約70%と財務基盤は安定している。

業界の中での役割は靴小売チェーン(専門店)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
814億円
営業利益
11億円
営業利益率
1.4%
純利益
2億円
2026/2 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2025/2
事業売上構成比利益利益率
靴事業821億円89.3%30億円3.7%
衣料品事業98億円10.7%-8億円-8.2%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01靴小売主力

当社グループは、靴の小売を主軸とし、都心から郊外までの幅広い立地で店舗を展開しています。婦人靴、紳士靴、子供靴など、性別・年齢を問わず多様なニーズに対応した品揃えを特徴とし、一般顧客向けに販売しています。

主な製品・サービス3
婦人靴
婦人向けの靴を幅広く取り扱い、ファッション性と機能性を兼ね備えた商品を提供しています。
紳士靴
紳士向けの靴を幅広く取り扱い、ビジネスシーンからカジュアルシーンまで対応する商品を提供しています。
子供靴
子供向けの靴を取り扱い、成長期の足に配慮した機能的な商品を提供しています。

製品と技術

プライベートブランド「セダークレスト」を核とした機能性商品

当社の主力プライベートブランドは「セダークレスト」である。防水・透湿性を備えた「ユーティリティスニーカー」や、多機能ビジネスシューズ「ハイドロテック」の「ブルーコレクション」「ブラックコレクション」を展開。物価上昇に対応した低価格商品「1,990円スニーカー」「450円上履き」も投入し、価格帯と機能の両面で差別化を図っている。

累計500万足を突破した「スパットシューズ」

「スパットシューズ」は、手を使わず立ったまま履ける靴として開発された。ヒール部分に特殊な構造を持ち、かかとを押さえるだけで装着可能。テレビCMやポップアップストアでの認知拡大により、累計販売数500万足を達成した。ラインナップを継続的に拡充し、日常シーンに対応する付加価値商品として客単価向上に貢献している。

ECサイト「kutsu.com」と店舗連携によるOMO戦略

2022年にリニューアルした公式オンラインショップ「kutsu.com」は、自社アプリと連携したポイントサービスを提供する。店舗とECのID連携を開始し、顧客の購入履歴を統合。ブラックフライデーや初売りセールなどの大型販促をデジタル施策と連動させ、集客と顧客ロイヤル化を推進している。EC事業の強化は中期経営計画の柱の一つである。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

小売業のなかでの位置

靴小売専門店、減収・低収益で構造課題

靴専門店チェーンを全国展開する小売企業。同業のトライアルホールディングスが総合スーパー型で多品種展開するのに対し、当社は靴に特化し差別化を図る。しかし、2026年2月期の売上高は814億円と前期比減少見込みで、営業利益率も1.35%と低水準。競合との価格競争やECシフト等で苦戦しており、店舗数や在庫の適正化が急務。

強み

  • 婦人靴・紳士靴・子供靴等を幅広く扱い、専門性で他小売との差別化を実現
  • 全国に約1,000店舗を展開し、地域密着型の販売網で顧客接点を確保
  • プライベートブランド商品を投入し、利益率向上と独自性強化を図る
  • 不採算店舗の閉鎖や販管費削減など、経営効率化に継続的に取り組む

課題

  • 売上高が減少傾向にあり、競合ECや他業態との競争に打ち勝つ戦略が必要
  • 営業利益率が2%未満と低く、原価低減や高付加価値化で収益力向上が急務
  • オンライン販売の拡充が不十分で、リアル店舗への依存から脱却できず

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売業の時価総額近傍。太字がチヨダ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
1456AHUMAN MADE345億円46.4倍
27596魚力342億円25.0倍
33333あさひ341億円14.9倍
43825リミックスポイント340億円
59900サガミホールディングス339億円41.6倍
68185チヨダ335億円11.7倍
78217オークワ335億円123.7倍
83221ヨシックスホールディングス335億円16.4倍
98291日産東京販売ホールディングス326億円12.1倍
107679薬王堂ホールディングス319億円7.8倍
118203MrMaxHD308億円9.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 33件

中野店開店から多店舗化への転換(1962年)

1962年8月、中野店を開店し、靴専門店のチェーン・ストアー化を開始した。それまでは単独店舗での運営だったが、多店舗展開により規模の拡大を図る。1969年には東京本部、1970年に関西本部を設置し、本部機能を強化しながら店舗網を広げた。

九州・北海道進出と東京靴流通センターの誕生(1973〜1979年)

1973年9月、九州進出のため㈱九州チヨダを設立。1977年4月には㈱北海道チヨダを設立し、全国展開を加速した。同年8月、「東京靴卸売センター」(後の東京靴流通センター)の1号店を開店。量販型の新業態として低価格靴の販売を開始した。1979年10月には店名を「東京靴流通センター」に改名し、このブランドが後の主力業態の一つとなる。

株式公開と東証一部昇格(1980〜2003年)

1980年5月、日本証券業協会に店頭登録し株式を公開。1985年7月には東京証券取引所市場第二部に上場した。1990年8月、商号をそれまでの「㈱千代田靴店」から「㈱チヨダ」に変更。2003年2月、業容拡大により東京証券取引所市場第一部銘柄に指定され、成長企業としての地位を確立した。

衣料品事業への進出とその後の撤退(1990〜2024年)

1990年6月、衣料品事業を行う㈱マックハウスを設立。1999年2月に同社を店頭公開し、2004年12月にはジャスダックに上場させた。しかし、靴事業への集中を図るため、2024年11月にマックハウスの全株式を譲渡し、連結から除外した。これにより当社グループは靴事業のみの単一セグメントとなった。

EC強化とプライム市場移行(2022年)

2022年3月、公式オンラインショップを「kutsu.com」にリニューアルし、EC事業を強化。同年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴いプライム市場に移行した。同年12月には自社アプリ「kutsu.com」のポイントサービスを開始し、デジタルマーケティングとOMO(オンラインと実店舗の融合)に注力し始めた。

靴事業の再編と子会社による事業譲受(2023〜2025年)

2023年8月、靴事業強化のためトモエ商事㈱の株式を取得し連結子会社化。2025年5月、トモエ商事がオークニジャパン㈱の事業を譲受し、卸売機能を拡充した。これにより、グループ内での調達・販売体制を強化し、靴事業への専念を一段と進めている。

年表33件を開く

1960年代

  • 1962年8月中野店を開店、多店舗化(チェーン・ストアー)への進出を開始しました。
  • 1969年6月店舗数の増加にともない、東京本部を設置しました。

1970年代

  • 1970年2月関西地方に進出するため、関西本部を設置しました。
  • 1973年9月㈱九州チヨダを設立。九州への進出を開始しました。
  • 1977年4月㈱北海道チヨダ設立。北海道への進出を開始しました。
  • 1977年8月「東京靴卸売センター」(現「東京靴流通センター」)第1号店を開店しました。
  • 1978年7月中部地方の拡大にともない、中部地区本部を設置しました。
  • 1979年10月「東京靴卸売センター」の店名を「東京靴流通センター」に改名しました。

1980年代

  • 1980年5月日本証券業協会東京地区協会に店頭登録し株式を公開しました。
  • 1981年9月M&A九州地方の営業力強化のため㈱九州チヨダを吸収合併しました。
  • 1981年9月九州地方の拡大にともない、九州地区本部を設置しました。
  • 1985年7月上場東京証券取引所市場第二部へ株式を上場しました。
  • 1987年11月北海道地方の拡大にともない、北海道地区本部を設置しました。
  • 1989年3月M&A㈱北海道チヨダを経営の効率化の為、吸収合併しました。
  • 1989年7月東北地方の拡大にともない、東北地区本部を設置しました。

1990年代

  • 1990年2月靴の卸売であるチヨダ物産㈱(現 連結子会社)を設立しました。
  • 1990年6月衣料品事業である㈱マックハウスを設立しました。
  • 1990年8月商号変更商号を㈱チヨダに変更しました。
  • 1994年9月靴の大型専門店「シュープラザチヨダ」第1号店を開店しました。
  • 1998年7月商品管理強化のためPOSシステムを一部導入しました。
  • 1999年2月㈱マックハウスが、日本証券業協会に店頭登録し株式を公開しました。

2000年代

  • 2003年2月東京証券取引所市場第一部銘柄に指定されました。
  • 2004年12月上場㈱マックハウスが、㈱ジャスダック証券取引所(現 東京証券取引所JASDAQ(スタンダード))に上場しました。
  • 2007年3月商品管理強化のためPOSシステムを全店に導入しました。
  • 2009年3月靴事業強化のため㈱アイウォークの株式を取得し、連結子会社としました。

2010年代

  • 2014年9月都市型靴専門店「シューズ・パレッタ」の展開を開始しました。
  • 2017年9月M&A靴事業の営業力強化のため、子会社の㈱アイウォークを吸収合併しました。

2020年代

  • 2022年3月EC事業強化のため公式オンラインショップを「kutsu.com」にリニューアルしました。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、東京証券取引所プライム市場に移行しました。
  • 2022年12月自社アプリ「kutsu.com」のポイントサービスを開始しました。
  • 2023年8月靴事業強化のためトモエ商事㈱の株式を取得し、連結子会社としました。
  • 2024年11月靴事業に専念するため、衣料品事業である㈱マックハウスを株式譲渡により連結から除外しました。
  • 2025年5月トモエ商事㈱が、靴事業強化のためオークニジャパン㈱の事業を譲受しました。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/2期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    プライベートブランド強化と商品開発

    安価で高品質なプライベートブランド商品の開発力を強化し、その価値を向上させることで差別化を図る。

  2. 02

    地域ニーズに合わせた商品展開

    市場の変化や地域のニーズに対応した商品を展開し、各店舗の利便性を高める。

  3. 03

    在庫適正化と業務効率化

    システム・物流の精度向上や店舗の標準化により在庫を適正化し、本社業務の効率化も進める。

  4. 04

    OMO推進と販売チャネル拡大

    ECとリアル店舗の連携によるオムニチャネル展開を拡大し、店舗外販売や法人事業など販売チャネルを多様化する。

  5. 05

    デジタルマーケティング強化

    デジタルマーケティングを強化して顧客層を拡大し、客数回復に向けた販売促進施策を推進する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,231人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は535万円で、9期前と比べて+10.2%平均年齢は48.7歳、平均勤続年数は23.9年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年2月1,828
2018年2月1,806
2019年2月1,827
2020年2月48645.621.21,774
2021年2月46046.321.81,692
2022年2月46246.822.31,563
2023年2月48547.523.11,519
2024年2月49148.323.71,554
2025年2月52648.223.71,171188
2026年2月53548.723.91,23189

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年2月期・提出会社(単体)
女性管理職比率5.1%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)48.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社2(国内 2 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
吉祥寺店 他10ヶ所5,017百万円
その他
306店舗 — 関東地区2,107百万円
靴事業
本社 他5ヶ所1,098百万円
その他
159店舗 — 北海道・東北地区977百万円
靴事業
91店舗 — 近畿地区339百万円
靴事業
150店舗 — 中部地区234百万円
靴事業
99店舗 — 九州・沖縄地区167百万円
靴事業
本社他1ヶ所 — 関東地区106百万円
靴事業 その他
35店舗 — 中国地区32百万円
靴事業
23店舗 — 四国地区23百万円
靴事業
ほか5件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    チヨダ物産㈱
    東京都杉並区
    議決権100.0%
  • 国内
    トモエ商事㈱
    東京都台東区
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年2月期の売上高は814億円営業利益11億円前期と比べると減収減益で、売上が-11.3%、利益が-50.0%。

売上高
-11.3%
814億円
営業利益
-50.0%
11億円
純利益
-93.1%
2億円
営業利益率
1.4%
前期比 -1.0%pt

会社が出している今期の予想2027年2月期

項目会社予想前期実績
売上高825億円814億円
営業利益14億円11億円
純利益11億円2億円
1株あたり配当¥54¥54

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は216億円、営業利益は9億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は−16.0%、営業利益は−40.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2024年1Q255155.912
2024年2Q226−6−2.7−4
2024年3Q22983.512
2024年4Q223−1
2025年1Q257155.813
2025年2Q23210.43
2025年4Q42961.413
2026年2Q418143.39
2026年4Q396−3−0.8−7
2027年1Q21694.28

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年2月期からの14期で、売上は1,503億円から814億円へ54%に減った。直近期の営業利益率は1.4%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年2月1,50313172
2014年2月1,47411058
2015年2月1,4308342
2016年2月1,4459949
靴事業の営業力強化のため、子会社の㈱アイウォークを吸収合併しました。
2017年2月1,3708143
2018年2月1,2766646
2019年2月1,1862316
2020年2月1,135−7−16
2021年2月942−42−50
2022年2月887−38−40
2023年2月921−19−26
2024年2月9331519
2025年2月91822262.429
2026年2月81411151.42

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年2月期

売上高814億円のうち、営業利益として残るのは11億円1.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の0.2%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金52.9%431億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金45.7%372億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益1.4%11億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
47.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比2.3pt
1.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.2pt
0.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比8.1pt
0.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
0.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
1.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年2月期は営業CFが−41億円、投資CFが−3億円で、差し引きのフリーCFは−44億円この組み合わせは消耗型にあたる。本業・投資・財務のすべてで現金が出ていっている。手元資金の厚みが生命線期末の手元現金は167億円で、売上の2.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年2月10910−34119519
2014年2月50−13−3637520
2015年2月10−45−54−35430
2016年2月−1443−5229407
2017年2月7026−5596448
2018年2月39−7−5532425
2019年2月5815−5973440
2020年2月18−10−448404
2021年2月−17−8−13−25365
2022年2月−3626−35−10320
2023年2月−30−24−14−54252
2024年2月30−7−1323262
2025年2月28−32−14−4245
2026年2月−41−3−33−44167

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年2月期の総資産は710億円。このうち返さなくてよい自己資本が500億円で、自己資本比率は70.3%(業種中央値47.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年2月1,32978754254.4
2014年2月1,34682851856.8
2015年2月1,33982351656.9
2016年2月1,29981748258.3
2017年2月1,26681645059.9
2018年2月1,22881441461.8
2019年2月1,17875542360.5
2020年2月1,09469939560.8
2021年2月99662537160.1
2022年2月90755535258.9
2023年2月87251435857.0
2024年2月84851932959.9
2025年2月79152027065.8
2026年2月71050021170.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年2月期の内訳
現金及び預金
178億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
355億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
211億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
63
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率3 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

小売業 322社との比較

同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り322社中6位あたり、逆に低いのは売上成長率322社中304位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
0.5%/中央値 8.6%
P25 4.9%P75 13.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
1.4%/中央値 3.7%
P25 1.6%P75 6.1%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
70.3%/中央値 47.4%
P25 34.3%P75 62.5%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-11.3%/中央値 4.5%
P25 0.1%P75 10.6%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
5.5%/中央値 1.9%
P25 1.1%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥975で、1年前と比べて-15.3%過去52週の値幅のなかでは12%の位置にある。

¥975-0.8%1ヶ月+0.7%1年-15.3%時価総額335億円
過去52週の値幅
安値¥929高値¥1,304

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)11.7倍
PER (会社予想)30.5倍
PBR0.66倍
配当利回り5.54%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価1023円、25日線(988.76円)を+3.5%上回り上昇トレンド。1ヶ月で+4.7%と堅調。52週高値(1304円)からは約21.5%下。RSI67.5とやや過熱感。出来高は直近20万株超と活況。週足では75日線(972.7円)を明確に上抜け、上値抵抗を意識。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 30/100)

PER 147.41倍は業界平均41.84倍を大きく上回り割高。予想PERでも32倍と平均を下回る改善期待はある。PBR 0.70倍は平均2.96倍を下回るが、ROE 0.5%と低収益。配当利回り5.28%は高いが業界平均13.52%には及ばず、減益見通しで割高感が強い。

指標この会社業種平均
PER (実績)11.7倍39.6倍
PER (予想)30.5倍
PBR0.66倍2.44倍
ROE0.5%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

2026年2月期に減収減益予想で、業績悪化が懸念される。強気派は高配当利回り5.28%とPBR0.70倍の割安感を評価し、リストラ効果に期待。弱気派は収益環境の厳しさと競合との競争激化、業績回復の不透明さを指摘する。

プラスに働く材料7
  • 高配当利回り

    5.28%と高く、インカムゲイン狙いの投資家に支持される。

  • PBR0.70倍の割安感

    解散価値に近い株価水準で、下値不安が少ない。

  • 収益改善の可能性

    不採算店舗の閉鎖やコスト削減で、利益率改善の余地。

  • 構造改革による収益改善2026年影響

    不採算店舗閉鎖で固定費削減、営業利益回復期待

  • 高配当利回りが下支え継続影響

    配当性向100%超の危険水準だが、減配なければ利回り5%

  • 買収によるシナジー不定影響

    大手との提携やM&Aで売上回復の可能性

  • 低PBRでのバリュエーション修正不定影響

    PBR0.7倍、売上高800億円の資産価値に着目

マイナスに働く材料7
  • 減収リスク

    2026年2月期売上高814億円と前年比11%減、需要減退が続く。

  • 低収益性

    営業利益率1.35%と薄利で、競合との価格競争にさらされる。

  • 業績の不安定性

    2023年2月期は最終赤字、2026年も利益急減の見通し。

  • 減配リスク2026年影響

    純利益2億円に対し配当金18億円想定、減配で株価急落

  • 店舗閉鎖加速による売上減少通年影響

    売上高814億円を下回れば営業利益赤字転落も

  • 競合との価格競争継続影響

    低価格靴専門店同士の競争激化で粗利率低下

  • 消費税増税後の消費減退政策次第影響

    消費税増税で低所得層の外出控え、売上減少

次の決算で確かめる点
既存店売上高
店舗単位の収益力を示す重要指標。
営業利益率
低収益体質改善の進捗を測る。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり54で、前期から+58.8%いまの株価に対する利回りは5.54%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥54
1株あたり
配当利回り
5.54%
いまの株価に対して
配当性向
42.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年2月7060.6
2018年2月722.954.6
2019年2月742.873.7
2020年2月740.0
2021年2月37−50.0
2022年2月30−18.9
2023年2月28−6.7
2024年2月280.058.3
2025年2月3421.442.2
2026年2月5458.8

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥54

株主

有価証券報告書より

2026年2月期末の株主数は延べ31,894人。区分でいちばん多いのは個人・その他40.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が29.3%を占め、残る70.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年2月%2022年2月%2023年2月%2024年2月%2025年2月%2026年2月%
個人・その他38.238.337.938.535.640.2
外国法人26.224.425.325.928.826.8
事業法人19.420.620.119.418.820.4
金融機関11.213.112.312.011.68.9
証券会社5.13.64.34.25.23.7
自己株式14.49.29.28.98.91.2
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01いちごトラスト・ピーティーイー・リミテッド(常任代理人 香港上海銀行東京支店)19.18
02舟橋政男9.42
03株式会社中央商事8.73
04日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)4.90
05有限会社大知4.89
06チヨダ共栄会2.92
07JP JPMSE LUX RE MACQUARIE BANK LTD LONDON EQ CO(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)2.17
08丸紅株式会社1.75
09楽天証券株式会社1.49
10岡秀朋1.47

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-05-19
    いちごアセットマネジメント・インターナショナル・ピーティーイー・リミテッド(Ichigo Asset Management International, Pte. Ltd.)
    新規の大量保有報告
    19.18%
    +19.18pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−96%、1株純資産は14期で−20%。直近期のROEは0.5%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年2月1801,83110.311.342.0
2014年2月1481,9377.913.444.4
2015年2月1071,9745.526.055.4
2016年2月1281,9986.422.456.8
2017年2月1152,0455.724.360.6
2018年2月1262,0876.121.854.6
2019年2月452,0022.241.573.7
2020年2月−461,868−2.4
2021年2月−1401,679−7.9
2022年2月−1121,523−7.0
2023年2月−741,417−5.1
2024年2月531,4443.716.658.3
2025年2月831,4795.713.142.2
2026年2月71,4720.5160.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/2期の役員報酬は総額152百万円。

氏名役職年齢保有株数
町野雅俊取締役社長(代表取締役)6713,000
井上裕一郎常務取締役 管理本部長 兼経営企画部管掌 グループ事業推進担当579,000
小関国男取締役 営業統括本部長585,000
舟橋浩司取締役 ビジネスインキュベーション&アライアンスアドバイザー64418,000
安立邦広取締役 マーケティング統括本部長兼中部地区店舗運営部アドバイザー565,000
佐藤紀雄取締役64
井脇修取締役69
堀之内慎太郎取締役45
山本貴英取締役53
中山尚美取締役60
塩田昭二常勤監査役62
山中雅雄監査役64
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢
宇佐美豊監査役68

役員報酬の内訳2026/2

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
その他役員10101181213213
その他役員320207

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/2期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容302字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社及び子会社2社により構成されており、主な事業内容は、靴の小売及び卸売を営んでおります。 (1)当社グループの主な事業内容 セグメント   会社名   主な事業内容   主な関係内容 靴事業   ㈱チヨダ (連結財務諸表提出会社)   靴の小売   チヨダ物産㈱より商品の仕入 トモエ商事㈱より商品の仕入 チヨダ物産㈱(注)   靴の卸売   当社へ商品の販売 トモエ商事㈱(注)   靴の卸売   当社へ商品の販売 (注) 連結子会社であります。 (2)事業の系統図 (注) 事業の系統図には明示しておりませんが、各社一般仕入先からの仕入がそれぞれあります。
経営方針・対処すべき課題910字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは、靴専門店を全国にチェーン展開し、地域のニーズにあった商品を提供することで、地域社会に貢献し、お客様はもちろんのこと、株主様、お取引先様他全てのステークホルダーに満足いただき、持続的に企業価値を向上させていくことを経営理念としております。 (2)目標とする経営指標 当社グループは、地域にあった品揃えとサービスの拡充により、店舗の利便性を高め、収益力を向上させることを目標としております。 (3)中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、市場やお客様のニーズの変化に対応し、商品、店舗、組織に関する以下の施策を着実に遂行することで、経営基盤の強化と業務の効率化を進めることを中期的な経営戦略としております。 ① 安価で高品質なプライベートブランド商品の開発力強化及びプライベートブランド価値の向上 ② 市場の変化、地域のニーズに対応した商品展開 ③ システム、物流の精度向上、店舗の標準化による在庫の適正化 ④ EC事業の強化ならびにECとリアル店舗との連携によるオムニチャネル展開拡大 ⑤ デジタルマーケティングの強化による顧客層の拡大 ⑥ 店舗外での販売など、販売チャネルの拡大 ⑦ 本社と地区本部の機能見直しによる本社業務の効率化 (4)会社の対処すべき課題 国際情勢や為替変動、また、原油価格の高騰等に起因する物価上昇や、実質賃金の伸び悩みによる消費マインド低下など、当社グループ業績への影響が懸念され、先行きの見通しについては慎重な対応が求められるものと思われます。 こうした中、当社グループでは、靴専門店ならではの視点とマーケットインの発想による商品開発に注力し、プライベートブランドの強化に取り組むとともに、客数回復に向けた商品提案や販売促進施策を推進してまいります。さらにОMO施策を展開することで、顧客利便性と満足度の向上に取り組んでまいります。また、実店舗以外の販売チャネルを拡大するために、EC事業や法人事業に注力し、新たなビジネス基盤の構築に取り組み、収益力の改善と企業価値の向上を目指してまいります。
事業等のリスク1,738字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループの経営成績及び財政状態等において、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下の(1)~(10)が想定されます。 (1)商品 当社グループが取り扱う商品は、石油由来の材料を使用したものが多いため、原油価格の高騰により、生産価格、及び販売価格が変動する可能性があります。また、冷夏や暖冬などの天候の影響、ファッションの流行やお客様の嗜好の変化、競合他社との価格競争など、さまざまな要因に影響を受けます。これらの要素を考慮した上で、発注計画を作成し仕入れを行いますが、販売計画と実績とのギャップが生じると、過剰在庫による商品価値の棄損や商品評価損が発生し、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2)生産地域 当社グループで取り扱う商品の大半は、中国をはじめとするアジア各国で生産されています。このため、生産国の政治情勢や法制度に著しい変動があった場合、また経済情勢に伴う急激な為替変動や生産地域における大規模な自然災害の発生、さらに深刻なウイルス感染症の拡大などがあると、商品調達や仕入れ価格に影響を及ぼす可能性があります。 (3)自然災害 当社グループは全国に店舗を展開しており、地震や津波、河川の氾濫など、予想を超える自然災害が発生した場合には、社会インフラの機能低下や店舗の損壊、商品の汚損により、店舗運営に影響を及ぼす可能性があります。また、ウイルス感染症の拡大に伴う事業活動の制限も、店舗および本社の運営に影響を及ぼす可能性があります。 (4)店舗賃貸借物件に対する敷金及び保証金 当社グループの店舗の大部分は、ロードサイド及びショッピングセンター内の賃借物件で、出店に際し敷金及び保証金を貸主に差し入れており、契約期間満了時まで返還がされないものがあります。貸主の信用状況を判断した上で契約を締結しておりますが、貸主の倒産などにより一部または全部が回収出来なくなる可能性があります。 (5)パートタイム従業員に係る人件費 当社グループは多数のパートタイム従業員を雇用しており、従業者に占める割合が高く、同一労働同一賃金に関する法改正や、インフレによる賃金の上昇に伴って、今後人件費が増加し、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6)減損会計の影響 当社グループの所有する固定資産につきましては、「固定資産の減損に係る会計基準」を適用しておりますが、一部の事業用資産等については、更に減損損失が発生する可能性があります。 (7)個人情報の取扱い 当社グループは、個人情報保護の重要性を認識しており、個人情報保護法の施行に伴い、個人情報保護方針・マニュアルを策定し、従業員教育を含めた社内体制の強化を推進しております。しかしながら、個人情報流出により問題が発生した場合、社会的信用の失墜及び損害賠償責任などにより、業績等に影響を及ぼす可能性があります。 (8)投資有価証券 当社は取引のある金融機関の株式を保有しており、証券市場における市況の悪化や投資先の業績不振等により評価損が発生する可能性がありますが、政策保有株式の売却を進めたため、その可能性は低減しております。 (9)繰延税金資産の回収可能性 当社グループは、税務上の繰越欠損金及び将来減算一時差異に係る繰延税金資産を、将来の一定期間における事業計画に基づいた課税所得の見積りにより、回収可能性を評価して計上しておりますが、事業計画の達成状況等により将来の課税所得の見積りに大きな変動が生じた場合等、繰延税金資産が減少し、当社グループの財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (10)税務上の繰越欠損金について 当連結会計年度末時点において、当社グループは税務上の繰越欠損金が存在しております。当社グループの業績が事業計画に比して順調に推移することにより、税務上の繰越欠損金が解消した場合には、通常の税率に基づく法人税、住民税及び事業税が計上されることとなり、当社グループの業績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与える可能性があります。 なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において判断したものであります。
経営成績の分析 (MD&A)6,531字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 業績等の概要 (1)業績 (当連結会計年度の経営成績) 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善を背景に、緩やかな景気回復基調を維持しました。しかしながら、米国の通商政策や国際情勢の不透明感、物価上昇の持続により、依然として先行きの見通しが立てにくい状況にあります。 当社グループが属する靴・衣料品小売業界では、機能性やデザイン性を兼ね備えた付加価値の高い商品が引き続き好調に推移しているものの、物価高や節約志向による消費者マインドの低下が懸念されております。 このような環境の中、当社グループは、中期経営計画「Change(チェンジ)」に基づき、「プライベートブランド(PB)商品の拡大」「店舗・業態別戦略の推進」「デジタル販促強化とOMOの更なる推進」「販売チャネルの拡大」「業務効率の改善」「サステナビリティ経営の実践」等の施策を通じて、競争力の向上を図りました。また、小売業の強みを活かしたマーケティング活動と靴専門店ならではの視点から、顧客の多様なニーズに対応するための戦略的な商品展開を推進しました。 商品面では、主力ブランド「セダークレスト」の防水・透湿性を兼ね備えた「ユーティリティスニーカー」や「ハイドロテック」の多機能ビジネスシューズ「ブルーコレクション」「ブラックコレクション」、物価上昇に伴う節約志向の強いお客様のニーズに応える「1,990円スニーカー」「450円上履き」等の低価格商品群を強化することで他社との差別化を図り、競争力を高めてまいりました。 さらに、手を使わずに立ったまま履ける「スパットシューズ」は、ラインナップを拡充し、ポップアップストアやイベント展開、そして、テレビCMを放映いたしました。その結果、認知拡大と購買意欲の向上につながり、累計販売数500万足を達成いたしました。また、靴専門店ならではの発想と顧客起点のマーケティングにより、様々な日常シーンに対応する付加価値のある中価格帯の機能性商品の提案を継続することで、客単価の向上に注力いたしました。 販売促進施策では、引き続き、ライフスタイル起点に利用シーンを想定した「スパットシューズ」や、価格や割引を積極的に打ち出したテレビCMを放映し、さらに、デジタル施策、自社アプリポイント還元キャンペーン、ブラックフライデーや初売りセールなど大型販促の実施により、売上の向上と集客の強化に取り組んでまいりました。加えて、顧客の囲い込みとロイヤル化を促進し、その上で、年間購入頻度と購入金額の拡大を目的とした店舗と自社ECサイトのID連携を開始し、顧客利便性と満足度の向上に努めてまいりました。 また、人的資本の充実を図るため、組織のパフォーマンス最大化と人材の持続的成長、社員の意欲とスキル向上の好循環の創出を目的とし、役割や能力に応じたさらなる処遇の実現や転勤者への厚遇、ONE ON ONEミーティングの推進等、組織全体の競争力強化を目指した新たな人事制度を導入いたしました。 出退店につきましては、14店舗を出店、24店舗を閉店し、当連結会計年度末の店舗数は863店舗(前連結会計年度末比10店舗減)となりました。 経費につきましては、賃金上昇やインフレ等の影響によって増加が避けられない項目がありましたが、人事効率の改善や管理費の抑制を行うことや衣料品事業を譲渡したことにより、販売費及び一般管理費は前年同期比10.4%減となりました。 この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 a.財政状態 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ8,060百万円減少し、71,016百万円となりました。 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ5,994百万円減少し、21,051百万円となりました。 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ2,066百万円減少し、49,964百万円となりました。 b.経営成績 当連結会計年度の経営成績は、売上高81,377百万円(前年同期比11.4%減)、営業利益1,090百万円(同50.3%減)、経常利益1,508百万円(同41.2%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は237百万円(同91.9%減)となりました。 なお、当社は2024年11月19日付で、衣料品事業を営んでいた株式会社マックハウスの全株式をG FutureFund1号投資事業有限責任組合に譲渡しました。そのため、当連結会計年度より当社グループは、靴事業のみの単一セグメントであるため、セグメントごとの記載を省略しております。 また、株式会社マックハウスは、2025年9月17日付でジーイエット株式会社に商号変更しております。 (2)キャッシュ・フロー (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果減少した現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、4,130百万円(前年同期は2,822百万円の収入)となりました。 これは、主に棚卸資産の増加額1,009百万円となったことや、退職給付信託の設定額が4,000百万円あったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果減少した資金は、335百万円(前年同期は3,164百万円の支出)となりました。 これは、主に定期預金の払戻による収入が7,056百万円あったことや、定期預金の預入による支出が6,126百万円あったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果減少した資金は、3,286百万円(前年同期は1,374百万円の支出)となりました。 これは、主に配当金の支払額1,518百万円があったことによるものであります。 (3)生産、受注及び販売の実績 a.販売実績 当社グループは、靴事業のみの単一セグメントであり、当連結会計年度の販売実績は次のとおりであります。 区分   当連結会計年度 (自 2025年3月1日 至 2026年2月28日)   前期比(%) 靴事業(百万円)   81,377   99.1 合計(百万円)   81,377   99.1 なお、地区別の売上実績は次のとおりであります。 地区別   当連結会計年度 (自 2025年3月1日 至 2026年2月28日)   前期比(%) 靴事業 北海道・東北地区(百万円)   13,546   97.5 関東地区(百万円)   35,919   102.5 中部地区(百万円)   11,939   96.5 近畿地区(百万円)   7,248   95.8 中国地区(百万円)   2,674   96.2 四国地区(百万円)   1,886   94.3 九州・沖縄地区(百万円)   8,164   97.0 合計(百万円)   81,377   99.1 b.仕入実績 当社グループは、靴事業のみの単一セグメントであり、当連結会計年度の仕入実績は次のとおりであります。 区分   当連結会計年度 (自 2025年3月1日 至 2026年2月28日)   前期比(%) 靴事業(百万円)   44,122   103.7 合計(百万円)   44,122   103.7 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)財政状態に関する分析 (資産の状況) 当連結会計年度末における当社グループの総資産は、71,016百万円(前期比10.2%減)となりました。 流動資産は43,566百万円(前期比14.7%減)となっております。これは、主として現金及び預金が17,761百万円(前期比32.7%減)となったこと、商品が20,998百万円(同6.2%増)となったことによるものであります。 固定資産は、27,449百万円(前期比1.9%減)となっております。これは、主として繰延税金資産が4,675百万円(前期比14.7%減)となったこと、投資有価証券が2,725百万円(同4.0%増)となったことによるものであります。 (負債の状況) 当連結会計年度末における負債合計は、21,051百万円(前期比22.2%減)となりました。 流動負債は、15,566百万円(前期比5.8%減)となっております。これは、主として電子記録債務が9,264百万円(前期比5.9%減)となったこと、支払手形及び買掛金が2,631百万円(同8.4%減)、未払費用が1,638百万円(同4.4%増)となったことによるものであります。 固定負債は、5,484百万円(前期比47.9%減)となっております。これは、主として退職給付に係る負債が2,872百万円(前期比63.0%減)、リース債務が365百万円(同33.3%減)となったことによるものであります。 (純資産の状況) 当連結会計年度末における純資産は、49,964百万円(前期比4.0%減)となりました。これは、主として利益剰余金が35,517百万円(前期比20.2%減)となったこと、自己株式が571百万円(同91.6%減)となったことによるものであります。自己資本比率は70.3%(前期比4.5ポイント増)となっております。 なお、当社単体の純資産は、47,788百万円(前期比5.7%減)となり、自己資本比率は69.4%(同3.0ポイント増)となっております。 (2)当連結会計年度の経営成績の分析 (売上高) 当連結会計年度の売上高は、前第3四半期に衣料品事業を譲渡したため、81,377百万円(前期比11.4%減)となりました。 (営業利益、経常利益) 原材料やエネルギー価格の高騰、円安の進行等による仕入価格の上昇は続いておりますが、販売価格の見直しや在庫の適正化に努め、更にプライベートブランド商品の拡販を推進することで、売上総利益率の改善を図りましたが、販売計画と実績とのギャップによる在庫と処分の増加により、単体の売上総利益率は前期比で0.7pt悪化し、売上高も前年を下回って推移したことから、単体の営業利益は700百万円(前期比75.2%減)となりました。連結では、営業利益は1,090百万円(前期比50.3%減)、経常利益は1,508百万円(前期比41.2%減)となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 特別利益が72百万円(前期比31.8%増)となり、主に減損損失により特別損失が426百万円(同31.6%減)となった結果、親会社株主に帰属する当期純利益は237百万円(同91.9%減)となりました。 (主な経営分析指標) 当社グループの主な経営分析指標は以下のとおりです。 2024年2月期   2025年2月期   2026年2月期 総資本回転率(回)   1.1   1.1   1.1 自己資本回転率(回)   1.9   1.8   1.6 総資本経常利益率(%)   1.7   3.1   2.0 自己資本経常利益率(%)   2.9   5.0   3.0 自己資本利益率(ROE)(%)   3.7   5.7   0.5 (3)キャッシュ・フローの分析 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果減少した現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、4,130百万円(前年同期は2,822百万円の収入)となりました。 これは、主に棚卸資産の増加額1,009百万円となったことや、退職給付信託の設定額が4,000百万円あったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果減少した資金は、335百万円(前年同期は3,164百万円の支出)となりました。 これは、主に定期預金の払戻による収入が7,056百万円あったことや、定期預金の預入による支出が6,126百万円あったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果減少した資金は、3,286百万円(前年同期は1,374百万円の支出)となりました。 これは、主に配当金の支払額1,518百万円があったことによるものであります。 (キャッシュ・フロー指標の推移) 2022年2月期   2023年2月期   2024年2月期   2025年2月期   2026年2月期 自己資本比率(%)   58.9   57.0   59.9   65.8   70.3 時価ベースの自己資本比率 (%)   27.7   30.9   36.2   48.4   53.0 キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)   -   -   0.4   0.3   - インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)   -   -   350.3   293.4   - (注)1.各指標の算出方法は次のとおりであります。 ・自己資本比率:自己資本/総資産 ・時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産 ・キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー ・インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い 2.いずれも連結ベースの財務数値により計算しています。 3.株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しています。 4.キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを利用しています。 5.有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としています。 6.2022年2月期、2023年2月期及び2026年2月期の「キャッシュ・フロー対有利子負債比率」及び「インタレスト・カバレッジ・レシオ」については、営業キャッシュ・フローがマイナスのため、記載しておりません。 (4)資本の財源及び資金の流動性 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品の仕入資金であります。設備資金需要としては、主に出店・改装投資、システム関連投資であり、また、M&A投資なども検討しております。当社グループは、事業活動の維持拡大に必要な資金を安定的に確保することを基本方針としており、主に自己資金を充てております。 なお、当社グループの有利子負債の残高は796百万円となっており、現金及び現金同等物の残高は16,729百万円あり、事業の維持拡大に必要な運転資金、設備資金を確保しているものと考えております。 (5)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たって、必要と思われる見積りは、合理的な基準に基づいて実施しております。 当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。 (6)経営上の目標達成状況 当社グループは、連結株主資本利益率(ROE)を重要な指標として位置付けており、中期的な目標として8%の達成を掲げています。この目標を実現するために、私たちは専門店としての商品開発や品揃えの強化を推進し、他社との差別化を図ってまいります。具体的には、消費者のニーズに基づいた魅力的な商品ラインナップを展開し、その認知を広める販売戦略と合わせることで、競争力を高めてまいります。 更に、ECや法人向け販売といった店舗以外の販売チャネルの拡大にも注力し、多様な顧客層へのアプローチを強化することで、収益基盤の改善を図ります。これにより、従来の店舗販売に依存しない収益の確保を目指し、持続可能な成長を実現するとともに、今後も市場環境の変化に柔軟に対応し、安定した利益成長を追求してまいります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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