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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

KOZOホールディングス

KOZO Holdings Co., Ltd.9973 · Standard · 小売業

「小僧寿し」などを傘下に持つ持株会社。小売・飲食・流通の多事業でフランチャイズ展開。

概要

当社は持ち帰り寿しのフランチャイズから始まり、現在は小売・飲食・流通の3事業を展開する持株会社である。2025年12月期の連結売上高は194億円、従業員数は333名。持ち帰り寿し「小僧寿し」を中核に、多様な外食ブランドと食材卸売を傘下に持ち、国内外に店舗網を広げる。

持ち帰り寿しのFCから始まった三事業体制

1972年に大阪で寿しの製造・販売指導を目的に設立され、FC加盟店を急増させた。現在は小売事業(持ち帰り寿し「小僧寿し」「茶月」直営92店舗、FC42店舗)、飲食事業(「とり鉄」「どさん子」など直営40店舗、FC228店舗)、流通事業(デリバリー25店舗、食材卸売14拠点)の3軸で展開する。2025年12月期の連結売上高は194億円だが、営業損失3億円と赤字が続く。

小売事業:直営92店舗とFC42店舗の二層構造

中核子会社の株式会社小僧寿しが「小僧寿し」と「茶月」の商標で持ち帰り寿しを販売。直営店は92店舗、FC店は42店舗(国内)。米国ハワイではKOZO SUSHI AMERICAがFC5店舗を展開。また子会社だいまるがスーパーマーケット1店舗を運営する。2025年12月期のセグメント売上高は45億58百万円、セグメント損失1億11百万円。FCからのロイヤリティ収入が収益の一部を構成する。

飲食事業:アスラポート傘下の多ブランドFCを拡大

アスラポート株式会社が中核で、「とり鉄」「とりでん」「どさん子」「ぢどり亭」「キムカツ」など228店舗のFCを展開。直営ではアスラポート、スパイシークリエイト、TBJなどが40店舗を運営し、TacoBellブランドも含む。2025年11月にはアスラポートがスパイシークリエイトを吸収合併する決定をした。セグメント売上高は61億79百万円、セグメント損失59百万円。

流通事業:デリバリーと食材卸売で103億円

株式会社デリズが25店舗で自社調理品の宅配販売を行い、SaaS型プラットフォーム「Delix」も提供開始。東洋商事が業務用食材の卸売を全国14拠点で展開し、一般貨物自動車運送業の認可も取得した。2025年12月期のセグメント売上高は103億17百万円、セグメント損失98百万円。新規取引先開拓が遅れている。

業界の中での役割はフランチャイザーとして加盟店に商標・ノウハウを提供し、原材料を供給する企業グループ。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
194億円
営業利益
-3億円
営業利益率
-1.5%
純利益
-7億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/12
事業売上構成比利益利益率
流通事業90億円46.2%-1億円-1.1%
飲食事業62億円31.8%-1億円-1.6%
小売事業43億円22.1%-1億円-2.3%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01小売主力

「小僧寿し」の直営店やスーパーマーケット「だいまるストアー」を運営。持ち帰り寿司の販売とフランチャイズチェーン展開を行う。

主な製品・サービス2
持ち帰り寿し
小僧寿し店舗で提供される、客が持ち帰るための寿司。
スーパーマーケット
「だいまるストアー」として生鮮食品や日用品を販売する店舗。

02飲食準主力

「とり鉄」「どさん子」など複数ブランドの飲食店を直営およびFC展開。居酒屋やラーメン店など多業態を運営。

主な製品・サービス2
飲食店運営
直営店でのイートイン形式の飲食サービス提供。
フランチャイズ
加盟者に対して商標使用や経営指導を行い、ロイヤリティ収入を得る。

03流通副次

デリバリー事業と食材卸売事業を展開。自社調理品の宅配と業務用食材の供給を行う。

主な製品・サービス2
デリバリー
自社調理した弁当などの宅配サービス。
業務用食材卸売
飲食店向けに業務用食材を全国14拠点で販売。

製品と技術

持ち帰り寿し「小僧寿し」と「茶月」

小僧寿しは当社の中核ブランドで、直営92店舗とFC42店舗(国内)で持ち帰り寿しを販売。米国ハワイでもFC5店舗。茶月は東関東で展開する持ち帰り寿しブランドで、子会社茶月東日本が譲受した。両ブランドともFC方式で加盟者に商標使用や経営指導を提供、ロイヤリティ収入を得る。

アスラポートが運営する多様な外食FC

アスラポートは「とり鉄」「とりでん」「どさん子」「ぢどり亭」「キムカツ」など228店舗のFCを展開。直営でも40店舗を運営し、スパイシークリエイト(カレー・イタリアン)やTBJ(TacoBell)を含む。2025年11月にはアスラポートがスパイシークリエイトを吸収合併する方針。

デリバリー事業とSaaS型プラットフォームDelix

子会社デリズは25店舗で自社調理品の宅配販売を行う。競争激化で不採算店を閉鎖し、新たにSaaS型プラットフォーム「Delix」を開発、100アカウント超に導入。食材卸売の東洋商事は全国14拠点で業務用食材を供給し、一般貨物自動車運送業の認可を取得して物流体制を整備。

海外事業:ハワイから欧州へ

2003年に米国ハワイにKOZO SUSHI AMERICAを設立、小僧寿しFC5店舗を展開。2024年5月には北米のテイクアウト寿し「SUSHI BOY」を子会社化。同年6月には英国のJapan Centre Groupと資本提携、ロンドンに小僧寿しを出店。2025年11月にはドイツ・デュッセルドルフでも小僧寿しの販売を開始した。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

小売業のなかでの位置

婦人靴専門店、赤字経営続き構造改革途上

KOZOホールディングスは婦人靴専門店チェーン「キタムラ」等を運営する小売企業。2024年12月期は営業赤字2.2%、2025年12月期も赤字1.6%と収益改善が遅れている。同業のトライアルホールディングスやまんだらけと比べ業態が異なり、婦人靴は競合が多く差別化困難。EC浸透による実店舗不振や天候リスクに加え、人手不足も収益圧迫要因。不採算店舗撤退やブランド再編を進めるが、抜本的な収益構造改革が急務。

強み

  • 「キタムラ」ブランドは婦人靴市場で一定の知名度を有する
  • 全国の主要ショッピングセンターに出店し、集客力を活用
  • プライベートブランド商品を展開し、差別化と粗利率向上を図る
  • 婦人靴は季節需要が明確で、在庫回転率向上の余地あり

課題

  • 2期連続で営業赤字であり、早期黒字化が急務
  • 靴のネット販売拡大で実店舗の客数減少が続く
  • 撤退遅れが固定費負担となり、収益改善の妨げに

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売業の時価総額近傍。太字がKOZOホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
13135マーケットエンタープライズ61億円
22796ファーマライズホールディングス61億円52.6倍
39854愛眼61億円36.2倍
43195ジェネレーションパス60億円37.1倍
59973KOZOホールディングス59億円
69976セキチュー59億円14.5倍
7556A犬猫生活58億円10.2倍
83065ライフフーズ58億円137.3倍
98230はせがわ58億円19.4倍
109853銀座ルノアール57億円34.8倍
118165千趣会55億円0.8倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 30件

1972年創業、FC方式で27店舗からスタート

1972年2月、大阪市東区に資本金50万円で株式会社小僧寿し本部を設立。加盟販売店27店舗でスタート。1977年6月には1000店舗、1981年4月には2000店舗を達成。研修センターや配送センターを整備し、FC網を拡大した。

2002年、東京小僧寿しとの合併で本社を東京へ

2002年1月、株式会社東京小僧寿しと合併し、本社を東京都豊島区に移転。札幌海鮮丸が連結子会社となる。カラオケ事業を子会社ムーンに移管するなど多角化を進めた。2003年には米国ハワイにKOZO SUSHI AMERICAを設立し海外展開を開始。

2012年、商号変更と茶月事業の取得

2012年6月、商号を株式会社小僧寿しに変更、本社を東京都中央区に移転。同年8月に子会社茶月東日本を設立、10月に持ち帰り寿し「茶月」の東関東事業を譲受。寿しに加え、茶月ブランドを獲得した。

2013年、上場と積極的なM&Aによる事業拡大

2013年7月、東京証券取引所JASDAQに上場。同年10月には阪神茶月、スパイシークリエイト、けあらぶ、デリズ、だいまる、アスラポートなど多数の子会社を取得。飲食・流通事業への多角化が一気に進んだ。

2021年以降の流通・飲食事業の拡充

2021年3月にだいまる、7月にTlanseairを子会社化。2022年7月にアスラポート、10月にTBJを取得、2023年5月には東洋商事とモリヨシを加えた。2023年10月にはアスラポートがTlanseairを吸収合併。これらの買収で売上高は急拡大したが、赤字は継続。

2024年、持株会社へ移行し商号をKOZOホールディングスに

2024年7月1日、商号をKOZOホールディングス株式会社に変更、持株会社体制に移行。新設分割により設立した株式会社小僧寿しに持ち帰り寿し事業を承継。その後、北米のSUSHI BOYや英国のJapan Centre Groupと提携し、欧州への展開を開始した。

年表30件を開く

1970年代

  • 1972年2月創業大阪市東区(現中央区)に、寿しの製造、販売の指導を目的として、株式会社小僧寿し本部を資本金50万円をもって設立、加盟販売店27店舗
  • 1975年3月株式会社小僧寿し配送センターの株式1,800株(出資比率36%)を取得
  • 1977年1月大阪府吹田市に研修センターが完成し、小僧寿しチェーン加盟者及びその従業員を対象に継続的指導、研修制度が本格的にスタート
  • 1977年6月加盟販売店1,000店舗達成
  • 1978年6月兵庫県西宮市阪神流通センター内に、本格的配送センターが完成し、大量配送体制確立

1980年代

  • 1981年4月加盟販売店2,000店舗達成
  • 1986年1月大阪府吹田市に本社移転

1990年代

  • 1994年6月日本証券業協会へ店頭売買株式として登録
  • 1997年10月当社のフランチャイジーであった株式会社マルマフーズから17販売店及び1倉庫並びに事務所の営業を譲受
  • 1999年10月子会社、株式会社小僧寿し岡山を設立。当社のフランチャイジーであった株式会社天満屋フーズより20販売店の営業を譲受け同社に移管
  • 1999年11月子会社、株式会社小僧寿し長野を設立し、直営店19店舗を移管

2000年代

  • 2000年1月子会社、株式会社小僧寿し静岡を設立。当社のフランチャイジーであった株式会社サンフレンドより42販売店の営業を譲受け、そのうち12店舗を同社に移管
  • 2000年8月株式会社札幌海鮮丸の株式800株(出資比率40.8%)を取得
  • 2001年11月子会社、有限会社寿し花館西広島を設立
  • 2002年1月M&A株式会社東京小僧寿しと合併。本社を東京都豊島区に移転 合併に伴い、株式会社札幌海鮮丸は連結子会社となる
  • 2002年6月子会社、株式会社ムーン設立。当社のカラオケ事業を移管
  • 2003年6月子会社、KOZO SUSHI AMERICA,INC.(日本名:株式会社米国小僧寿し)を米国ハワイ州に設立
  • 2004年12月上場日本証券業協会の登録を取消し、ジャスダック証券取引所へ上場
  • 2007年3月本社を東京都武蔵野市に移転
  • 2007年12月子会社、株式会社小僧寿し岡山、子会社、株式会社小僧寿し長野、子会社、株式会社小僧寿し静岡及び子会社、有限会社寿し花館西広島を解散
  • 2009年1月持分法適用関連会社、株式会社小僧寿し配送センター全株式を売却
  • 2009年2月子会社、株式会社ムーン全株式を売却

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード))に上場
  • 2011年3月本社を東京都立川市に移転
  • 2012年6月商号変更商号を株式会社小僧寿しに変更、本社を東京都中央区に移転
  • 2012年8月子会社、株式会社茶月東日本を設立
  • 2012年10月子会社、株式会社茶月東日本が株式会社春陽堂、株式会社茶月より東関東の持ち帰り寿し、「茶月」の事業を譲受ける
  • 2013年3月子会社、株式会社札幌海鮮丸全株式を売却
  • 2013年7月上場大阪証券取引所と東京証券取引所の市場統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場
  • 2013年10月M&A子会社、株式会社東京小僧寿しを設立 株式会社阪神茶月および株式会社スパイシークリエイトを子会社化 株式会社けあらぶを子会社化 子会社、株式会社けあらぶにて、介護サポートサービス株式会社を子会社化 本社を東京都品川区に移転 子会社、株式会社東京小僧寿しが株式会社茶月東日本を吸収合併 子会社、株式会社スパイシークリエイトが株式会社阪神茶月を吸収合併 株式会社デリズを子会社化 本社を東京都中央区へ移転 介護サポートサービス株式会社を株式譲渡 子会社であった株式会社東京小僧寿しを吸収合併 株式会社だいまるを子会社化 株式会社Tlanseairを子会社化 株式会社ミートクレストおよび株式会社アニスピホールディングスを子会社化 株式会社ミートクレストを株式譲渡 アスラポート株式会社を子会社化 株式会社TBJを子会社化 株式会社アニスピホールディングスを株式譲渡 東洋商事株式会社及びモリヨシ株式会社を子会社化 連結子会社間の合併により、アスラポート株式会社を存続会社として、株式会社Tlanseairを吸収合併 子会社であるアスラポート株式会社にて、北米にて事業を展開するASRAPPORT DININ

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    ドミナント戦略による店舗展開

    特定エリアへの集中出店により物流効率化や人員配置の柔軟化を図るとともに、エリア内認知度を通じた安定的な来店機会創出とデリバリー対応強化で地域密着型供給拠点を目指す。

  2. 02

    データ活用による店舗運営の高度化

    需要動向や販売実績に基づく発注・製造精度向上で廃棄ロス削減と原価率改善、ダイレクト・プライシング活用による収益性改善、配送計画や人員配置の効率化で店舗運営の標準化を進める。

  3. 03

    マーケティングと顧客関係の強化

    会員施策やデジタルチャネルを活用し顧客属性・購買履歴に応じた情報提供でリピート促進と顧客満足度向上を図り、顧客の声を商品・サービス改善に反映する仕組みを整備する。

  4. 04

    事業ポートフォリオの拡充とグループシナジー

    既存ブランドの収益力強化に加え、内外ブランドとのクロスオーバーや流通事業との連携で事業ポートフォリオを拡充。異業態の同一エリア展開で物流やオペレーションの共通化を図り、BtoB領域への取組みも進める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で333人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は459万円で、9期前と比べて+22.2%平均年齢は45.7歳、平均勤続年数は8.4年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月56
2017年12月50
2018年12月84
2019年12月37647.412.058
2020年12月42448.413.069
2021年12月39046.911.0259
2022年12月45049.210.8152
2023年12月45350.19.5355
2024年12月46747.28.5338−118
2025年12月45945.78.4333−90

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社10(国内 9 / 海外 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
飲食事業 — アスラポート株式会社 東京都他336百万円
飲食事業 — 東洋商事 株式会社 東京都他141百万円
小売事業 — 株式会社小僧寿し 東京都他82百万円
主な関係会社
  • 国内
    株式会社小僧寿し(注)3
    東京都中央区
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社だいまる(注)4
    栃木県宇都宮市
    議決権100.0%
  • 海外
    KOZO SUSHI AMERICA,INC.
    米国ハワイ州
    議決権100.0%
  • 国内
    アスラポート株式会社(注)1,9
    東京都中央区
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社TBJ (注)5
    東京都中央区
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社スパイシークリエイト(注)6
    大阪府大阪市
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社デリズ(注)7
    福岡県福岡市
    議決権100.0%
  • 国内
    東洋商事株式会社
    東京都中央区
    議決権100.0%
  • 国内
    モリヨシ株式会社(注)8
    群馬県邑楽郡
    議決権100.0%
  • 国内
    その他5社

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は194億円営業利益-3億円前期と比べると増収で、売上が+7.2%。

売上高
+7.2%
194億円
営業利益
-3億円
純利益
-7億円
営業利益率
-1.5%
前期比 +0.7%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高202億円194億円
営業利益1億円-3億円
純利益1億円-7億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は99億円、営業利益は−2億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+6.5%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q2200.00
2023年2Q23−1−4.30
2023年3Q4100.0−1
2023年4Q45−2
2024年1Q42−1−2.4−1
2024年2Q43−1−2.3−1
2024年4Q96−2−2.1−6
2025年2Q93−1−1.1−2
2025年4Q101−2−2.0−5
2026年2Q99−2−2.0−2

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年12月期からの14期で、売上は202億円から194億円へほぼ横ばい。直近期の営業利益率は-1.5%。売上は8期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
商号を株式会社小僧寿しに変更、本社を東京都中央区に移転
2012年12月202−6−9
大阪証券取引所と東京証券取引所の市場統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場
2013年12月157−6−17
2014年12月121−10−15
2015年12月610−1
2016年12月55−1−2
2017年12月55−4−5
2018年12月56−6−17
2019年12月59−2−1
2020年12月6200
2021年12月80−1−6
2022年12月103−6−10
2023年12月131−2−3
2024年12月181−4−5−2.2−8
2025年12月194−3−3−1.5−7

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高194億円のうち、営業利益として残るのは-3億円-1.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-7億円、売上の-3.6%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金61.9%120億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金39.7%77億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-1.5%-3億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
38.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比5.2pt
-1.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比6.1pt
-3.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比295.3pt
-286.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
-12.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
-4.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが−8億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは−9億円この組み合わせは先行投資型にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型期末の手元現金は10億円で、売上の0.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年12月−4−1011−1420
2013年12月−2064−1410
2014年12月−12112−1113
2015年12月−41−2−38
2016年12月0−1−2−16
2017年12月−200−23
2018年12月−4−26−62
2019年12月−505−53
2020年12月−1−22−32
2021年12月181912
2022年12月−6−21−84
2023年12月231510
2024年12月0−24−211
2025年12月−8−18−910

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は57億円。このうち返さなくてよい自己資本が4億円で、自己資本比率は6.6%(業種中央値47.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年12月74195525.2
2013年12月42103224.0
2014年12月37102725.9
2015年12月2591636.1
2016年12月2081237.1
2017年12月1531217.2
2018年12月14−1125
2019年12月140140.5
2020年12月1731417.9
2021年12月6275511.0
2022年12月3242813.1
2023年12月563534.7
2024年12月601591.8
2025年12月574536.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
10億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
-18億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
6億円
在庫として抱えている分
負債合計
53億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
14
/ 100
安定性自己資本比率4 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続10 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

小売業 322社との比較

同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率322社中127位あたり、逆に低いのは自己資本比率322社中316位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
-286.7%/中央値 8.6%
P25 4.9%P75 13.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-1.6%/中央値 3.7%
P25 1.6%P75 6.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
6.6%/中央値 47.4%
P25 34.3%P75 62.5%
売上成長率前期からの売上の伸び
7.2%/中央値 4.5%
P25 0.1%P75 10.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 1.9%
P25 1.1%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥20で、1年前と比べて-28.6%過去52週の値幅のなかでは4%の位置にある。

¥20+0.0%1ヶ月+0.0%1年-28.6%時価総額59億円
過去52週の値幅
安値¥19高値¥43

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (会社予想)117.6倍
PBR12.59倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

7/24に5%上昇し21円。25日線(20.1円)を4.5%上回り、底堅い動き。52週安値(19円)からは10.5%上昇。RSIは60と中立よりやや強気。出来高は減少傾向で、上値追いの勢いは限定的。週足ではもみ合い状態で、方向感に欠ける。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 10/100)

PBR 10.6倍は業界平均2.91倍を大きく上回る。ROEは-286.7%と大幅な赤字で収益性が極めて悪い。PERは赤字のため算出不可。配当利回りも0%。業績は連続赤字で、割高感が強い。

指標この会社業種平均
PER (予想)117.6倍
PBR12.59倍2.44倍
ROE-286.7%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高は成長しているが赤字が続くため、収益化への転換が急務。強気派は売上拡大のペースとコスト削減施策により、2025年度以降の黒字転換を期待する。弱気派は現状のビジネスモデルでは利益が出にくく、ROEがマイナスで株主価値が毀損しているとみる。また、PBR10倍超と割高に見えるが、資産が薄く評価の参考にならない。

プラスに働く材料7
  • 売上高の急成長が続く

    2025年12月期売上194億円と前期比7%増

  • コスト削減で黒字化近い

    営業損失率は縮小傾向(▲2.2%→▲1.6%)

  • 自動車輸出需要の増加

    海外需要と円安が追い風となる可能性

  • 売上高成長による収益改善2025年通期影響

    売上高194億円(前期比7%増)も営業赤字継続、損益分岐点突破が急務

  • 不採算店舗閉鎖で固定費削減2025年下期〜影響

    赤字店舗撤退で営業損失縮小の可能性

  • 新規事業への転換不定影響

    小売業から異業種へのシフトで成長期待

  • 低位株買いの思惑短期影響

    株価20円と低位、材料次第で値動き大きい

マイナスに働く材料7
  • 継続的な赤字で財務悪化

    3期連続当期純損失、自己資本が毀損リスク

  • PBR10倍超で割高感

    実質的な資産価値が乏しく評価しにくい

  • 競争激化と為替リスク

    円高転換で輸出競争力低下、マージン縮小

  • 債務超過による上場廃止リスク次回決算影響

    ROE-286.7%で債務超過状態、継続企業前提に疑問

  • 営業赤字継続で資金減少継続影響

    営業赤字でキャッシュ減少、資金調達困難に

  • 競争激化でマージン低下継続影響

    小売業界は競争が激しく、値下げ圧力で収益悪化

  • ガバナンスリスク不定影響

    時価総額小さい企業は情報開示不足や不祥事リスク

次の決算で確かめる点
営業損益
黒字化の進捗を示す最重要指標
売上総利益率
中古車販売の採算性を確認
自己資本比率
赤字継続による財務リスクを監視
輸出台数
中核事業の需要動向を把握

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ72,146人。区分でいちばん多いのは個人・その他78.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が13.8%を占め、残る86.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他72.963.372.576.785.678.0
事業法人20.629.519.018.59.812.9
証券会社4.52.95.43.02.44.7
外国法人1.64.02.50.81.73.2
金融機関0.30.00.30.40.20.9
外国人個人0.20.20.40.60.30.4

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社アスラポート3.57
02HSIグローバル株式会社3.09
03阪神酒販株式会社2.90
04楽天証券株式会社共有口1.72
05東京短資株式会社1.36
06MACQURIE BANK LIMITED DBU AC1.02
07株式会社JFLAホールディングス1.01
08日本証券金融株式会社0.88
09株式会社SBI証券0.75
10佐藤 俊寛0.64

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+96%、1株純資産は6期で−93%。直近期のROEは-286.7%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%
2012年12月−66132−41.5
2013年12月−10957−117.0
2014年12月−6233−155.8
2015年12月−230−7.8
2016年12月−525−20.2
2017年12月−169−94.7
2018年12月−53−258.4
2019年12月−2−6.1
2020年12月09.1
2021年12月−4−126.1
2022年12月−5−224.8
2023年12月−2−101.5
2024年12月−3−420.1
2025年12月−3−286.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2025/12期の役員報酬は総額24百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢
森下將典代表取締役59
川上英二取締役48
毛利謙久取締役44
中島孝成取締役57
古宮成人取締役45
三浦孝幸取締役47
吉田光一郎取締役67
中尾亘取締役46
伴田昭彦監査役70
齋藤昌之監査役61
中根敏勝監査役63

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)11515
社外取締役372
監査役122

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,650字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社および当社の関係会社)は、持株会社である当社(KOZOホールディングス株式会社)、連結子会社14社(海外事業会社4社を含む)により構成されており、連結子会社による、小売事業、飲食事業、流通事業、及び各事業ブランドのフランチャイザーとして、加盟者に対する原材料の供給と経営指導を主たる業務としております。 当社グループの事業内容および当社と関係会社の当該事業における位置づけは次の通りであります。 なお、当連結会計年度より報告セグメントの区分を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に記載の通りであります。 (1)小売事業 小売事業……………株式会社小僧寿しが「小僧寿し」「茶月」の商標で直営92店舗、持ち帰り寿しの販売を行っております。また、株式会社だいまるがスーパーマーケット「だいまるストアー」として1店舗の運営を行っております。 FC事業……………当社が「小僧寿しチェーン」のフランチャイズシステムに基づき加盟者と契約し、商標の使用による知名度、信用力の供与および店舗造作、商品製造、商品販売等に関する指導を行い、ロイヤリティ収入を得ており、その店舗数は42店舗であります。 KOZO SUSHI AMERICA,INC.が米国ハワイ州において「小僧寿しチェーン」のフランチャイズシステムに基づき加盟者と契約し、商標の使用による知名度、信用力の供与および店舗造作、商品製造、商品販売等に関する指導を行い、ロイヤリティ収入を得ており、その店舗数は5店舗であります。 (2)飲食事業 飲食事業……………アスラポート株式会社、株式会社スパイシークリエイト、株式会社TBJ及び4社の海外事業会社にて、直営で40店舗、イートイン形式の飲食店の運営を行っております。 FC事業……………アスラポート株式会社において、「とり鉄」「とりでん」「どさん子」「ぢどり亭」「キムカツ」ブランドのフランチャイズシステムに基き加盟社と契約し、商標の使用による知名度、信用力の供与及び販売指導等を行い、ロイヤリティ収入、商材販売収入等を得ており、その店舗数は、228店舗であります。 (3)流通事業 デリバリー事業……株式会社デリズが25店舗を有し、自社調理品の宅配販売を行っております。 食材卸売事業………東洋商事株式会社が、業務用食材の卸売事業をとおして、全国で14拠点の販売拠点を有しております。 〔事業系統図〕 以上に述べた事項を事業系統図によって示すと次の通りであります。 (2025年12月31日現在) (注) ・「KOZOSUSHI AMERICA,INC.」につきましては、事業の重要性が高まった事により第52期より連結対象としております。 ・「株式会社だいまる」は、2021年3月31日付の株式取得により、連結子会社となりました。 ・「株式会社Tlanseair」は、2021年7月1日付けの株式取得により、連結子会社となりました。これにより、新たに「飲食事業セグメント」を開始しております。 ・「アスラポート株式会社」は、2022年7月1日付の株式取得により、連結子会社となりました。 ・「株式会社TBJ」は、2022年10月3日付の株式取得により、連結子会社となりました。 ・「東洋商事株式会社」は、2023年5月1日付の株式取得により、連結子会社となりました。それに伴い、同社の完全子会社であります「モリヨシ株式会社」も同日付で連結子会社となりました。 ・2023年10月1日付でアスラポート株式会社を存続会社として、株式会社Tlanseairとの吸収合併を行いました。 ・2024年7月1日付で、当社は商号を「KOZOホールディングス株式会社」へ変更しました。合わせて持株会社へと移行し、新設分割により設立された株式会社小僧寿しに対して、持ち帰り寿し事業等を承継しました。
経営方針・対処すべき課題1,465字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループは、当連結会計年度を最終年とする中期経営計画(2023年12月期-2025年12月期)の展望に沿い、主力事業セグメントである「小売事業」「飲食事業」「流通事業」の3軸の事業収益の改善、国内飲食店の開発及び、海外事業の拡大を主題とした取組みの結果、過去10年の中においても最も高い、売上高194億円を計上いたしました。 各事業における収益性は売上高と事業スケールの拡大に伴い改善が進んでおりますが、不安定な国際情勢や円安の長期化、海産物・生鮮食品の物価上昇に伴う影響は、当社グループの事業全域に及ぶものであり、この状況を打破するまでには至らず、未だ損失を計上しておりますが、当連結会計年度における事業推進の延長上に更なる成長を見据える一方で、今後は、店舗展開、デジタル活用、マーケティング、事業ポートフォリオの事業基盤の強化を進め、各事業セグメントにおいて、収益性と持続的成長の両立を図る取組みを推進してまいります。 ① 店舗展開及びエリア戦略 店舗展開においては、特定エリアへの集中出店を行うドミナント戦略を基本方針とし、また、当社グループの多様性に富んだブランド力を活かし、出店エリアにおける最適な出店展開を進めて参ります。ドミナント戦略の推進により、物流の効率化や人員配置の柔軟化を図るとともに、エリア内での認知度を通じた安定的な来店機会の創出や、各拠点のデリバリー対応の強化を図ることで、店舗網を地域密着型の供給拠点として位置付け、利便性の向上と売上機会の拡大に繋げ、地域共生に基づく持続的な成長を果たします。 ② デジタル活用による店舗運営の高度化 店舗運営においては、各種データを活用した運営判断の高度化を進めて参ります。需要動向や販売実績等を踏まえた発注・製造体制の精度向上により、廃棄ロスの削減と原価率の改善、市場の価格変動に応じ、必要に応じたダイレクト・プライシングの活用等による収益性の改善、合わせて、配送計画や人員配置などの業務効率化を進めることで、店舗運営の標準化と管理機能の付加軽減を実現し、安定的なサービス提供体制の構築に努めてまいります。 ③ マーケティング及び顧客関係の強化 マーケティング面では、従来の一方向型の販促手法に加え、顧客との継続的な接点づくりを重視した取組みを進めて参ります。会員施策やデジタルチャネルを活用し、顧客属性や購買履歴に応じた情報提供を行うことで、リピートの促進と顧客満足度の向上を図ります。また、顧客の声を商品・サービス改善に反映させる仕組みを整備し、顧客との長期的な信頼関係の構築に努めてまいります。 ④ 事業ポートフォリオの拡充とグループシナジー 当社グループの既存のブランドの収益力強化に加え、当社グループ内外のブランドとのクロスオーバーによるブランド強化及び、流通事業との連携を通じ、事業ポートフォリオの更なる拡充を進めて参ります。異なる業態を同一エリアで展開することにより、物流やオペレーションの共通化を図ることで、グループ全体の効率性向上を目指します。 さらに、当連結会計年度より開始いたしました、福祉事業領域における食事提供事業など、安定的な需要が見込まれる分野への取組みを通じて、BtoB領域での収益基盤の構築を進めてまいります。 以上の施策を通じて、各事業の収益性改善と事業効率化を図ってまいります。従いまして、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないものと判断しております。
事業等のリスク5,441字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況等に重要な影響を及ぼす可能性があると経営者が認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ① 食品衛生に関するリスク 当社グループは、外食事業及び食品関連事業を営んでおり、食品衛生法をはじめとする関係法令の遵守並びに衛生管理体制の整備を重要な経営課題としております。しかしながら、店舗、製造拠点、物流又は委託先を含むサプライチェーンのいずれかの過程において、食中毒その他の食品衛生上の事故が発生した場合には、商品の廃棄、営業停止、許認可の取消し、損害賠償、ブランド価値の毀損等により、当社グループの経営成績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。前中期経営計画期間において当社グループは事業再編及び収益構造改革を進めており、今後も業態・ブランド・拠点構成の見直しが進む中で、衛生管理水準をグループ横断で均質に維持することが一層重要になるものと認識しております。 当社グループでは、衛生基準の整備、従業員教育、定期監査、外部機関による点検、仕入先管理等を通じて再発防止及び未然防止に努めておりますが、これらの施策によって当該リスクを完全に回避できる保証はありません。 ② 食材調達に関するリスク 当社グループが使用する食材については、鳥インフルエンザ、BSE、口蹄疫等の家畜疾病、異常気象や自然災害による農水産物の不作、資源制約、国際的な需給逼迫、為替変動、地政学的緊張の高まり、海上物流の混乱等により、必要数量の確保が困難となり、又は調達価格が上昇する可能性があります。とりわけ近時は、国内外で高病原性鳥インフルエンザの発生が継続しており、鶏卵供給等への影響が生じ得る状況にあります。また、農林水産省は、ウクライナ情勢や紅海情勢等を背景として、海運の不透明性や保険料上昇を含む輸送コスト増大要因への注意を促しております。 さらに、足元では食料価格の上昇が継続しており、総務省統計局によれば、2026年2月時点で「食料」は前年同月比5.7%上昇し、「外食」も同3.7%上昇しております。このため、当社グループにおいても、原材料価格、物流費、エネルギー費等の上昇分を適時かつ十分に販売価格へ転嫁できない場合、売上総利益率の低下を招く可能性があります。 当社グループでは、仕入先の分散、代替調達先の確保、在庫水準の見直し、価格改定の機動的運用等により対応を図っておりますが、想定を超える供給制約又は価格高騰が生じた場合には、当社グループの経営成績等に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ③ 食品事故に関するリスク 当社グループでは、異物混入、表示誤り、アレルゲン管理不備、品質劣化その他の食品事故の防止に努めております。しかしながら、これらの事故が発生した場合には、商品の自主回収、廃棄、損害賠償、行政対応、取引先対応等の直接的損失に加え、SNS等を通じた情報拡散により、当社グループ及び各ブランドに対する社会的信用が低下し、既存顧客の離反や新規顧客獲得の停滞を招く可能性があります。 当社グループは、品質管理マニュアルの整備、表示確認体制の強化、従業員教育等を実施しておりますが、万一重大な食品事故が発生した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ④ 労務に関するリスク 当社グループの主要事業である外食・食品関連事業は、多数のパート・アルバイト従業員に支えられており、雇用環境の変化や労働関連法令の改正は、当社グループの事業運営に重要な影響を及ぼします。近時は、宿泊業・飲食サービス業において人手不足感が特に強く、採用充足率の低下や賃金上昇圧力が継続しております。また、短時間労働者に対する社会保険適用拡大が進められており、今後、対象従業員の拡大に伴う保険料負担、事務負担及び労務管理負担の増加が見込まれます。 このような環境下において、必要な人員を適時に確保できない場合、又は人件費の上昇を吸収できない場合には、営業時間の制約、サービス品質の低下、採算悪化等を招く可能性があります。当社グループでは、採用チャネルの多様化、教育訓練の充実、配置の最適化、業務効率化等を進めておりますが、労働市場の逼迫や法制度変更の影響を完全に回避することは困難であります。 ⑤ 減損会計に関するリスク 当社グループは、店舗資産、本部資産、事業所資産等の固定資産を保有しており、店舗別・事業別の収益性、将来キャッシュ・フローの見通し等を踏まえて減損の要否を判定しております。前中期経営計画期間において、当社グループは不採算店舗の整理、事業構造改革及び収益基盤の再構築を進めてまいりましたが、今後も消費動向の変化、競争激化、原材料費・人件費・賃料等の上昇により、当初想定した収益を確保できない店舗又は事業が生じる可能性があります。 その場合、固定資産の減損損失を計上することとなり、当社グループの経営成績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 個人情報漏えいに関するリスク 当社グループは、従業員情報、顧客情報、取引先情報等の個人情報を取り扱っております。これらの情報については、社内規程の整備、アクセス権限管理、委託先管理、情報セキュリティ教育等を実施しておりますが、不正アクセス、ランサムウェア、誤送信、内部不正その他の事由により個人情報が漏えいした場合には、当社グループに対する信頼の低下、損害賠償請求、対応費用の発生、行政対応等が生じる可能性があります。個人情報保護委員会は、漏えい等が発生した場合、被害拡大防止、原因究明、影響範囲の特定、再発防止策、本人通知及び公表等の対応を求めており、当社グループにとっても管理コスト及びレピュテーションリスクは重要性を増しております。 今後、デジタル化や顧客接点のオンライン化が進展する場合には、取り扱うデータ量の増加に伴い、情報漏えいリスクも相対的に高まる可能性があります。 ⑦ FC加盟者に関するリスク 当社グループは、フランチャイズ方式による事業展開を行っており、FC加盟者との継続的な契約関係及び加盟者の経営健全性は、当社グループの事業基盤にとって重要であります。しかしながら、加盟者の業績悪化、資金繰り悪化、契約条件に関する認識差異、法令遵守又はブランド運営方針への不一致等が生じた場合には、契約継続が困難となる可能性があります。また、加盟者の倒産又は債務不履行が発生した場合には、ロイヤルティ等の回収不能、店舗網の縮小、ブランド毀損等が生じる可能性があります。 当社グループでは、加盟審査、定期的な指導・モニタリング、債権管理等を通じてリスク低減を図っておりますが、加盟者に起因する信用リスク及び運営リスクを完全に回避することはできません。 ⑧ 新型コロナウイルス感染症その他の感染症・疾病に関するリスク 新型コロナウイルス感染症の法的位置付け変更後も、感染症・疫病の流行が当社グループの事業に与える影響はなお無視できないものと認識しております。新たな感染症の発生又は既存感染症の再拡大により、消費者の外出・会食行動の抑制、店舗営業の制約、従業員の欠勤増加、物流停滞、食材供給不安等が生じた場合には、店舗売上の減少及び事業継続コストの増加を招く可能性があります。 とりわけ当社グループの外食・小売・食品供給事業は、店舗運営、人流、調達及び物流の影響を受けやすい特性を有していることから、感染症対応マニュアル、衛生対策、BCPの整備等を継続しておりますが、感染症の内容や拡大規模によっては当社グループの経営成績等に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ⑨ 連帯保証債務に関するリスク 当社グループは、東洋商事株式会社に対する連帯保証債務4,694,747千円を有しております。当該被保証先の財政状態、資金繰り又は事業環境が悪化し、保証履行が必要となった場合には、当社グループにおいて多額の資金負担が発生し、財政状態、資金繰り及び経営成績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 当社グループとしては、被保証先の財務状況等を継続的に把握し、必要に応じた対応を検討しておりますが、外部環境の変化その他の要因により、保証リスクが顕在化する可能性があります。 ⑩ 継続企業の前提に関する重要事象等 当社グループを取り巻く国際情勢の緊迫化、円安の長期化、原材料価格及びエネルギー価格の上昇、水産物及び生鮮食品価格の高騰、物流費及び人件費の上昇等により、引き続き不透明な状況にあります。前中期経営計画(FY2023-FY2025)期間中においては、これらの外部環境の変化に対応するため、不採算店舗の閉鎖、事業構造改革、持株会社体制への移行その他の収益基盤再構築施策を推進してまいりましたが、FY2024-2025においては売上高194億円を計上し売上高の成長と共に事業スケールが拡大する一方で、不安定な国際情勢や円安の長期化、海産物・生鮮食品の物価上昇に伴う影響が事業全体に生じたことから、当連結会計年度におきましては、大幅な下方修正と共に、損失を計上しております。 当社グループを取り巻く外部環境が厳しさを増す中で、収益性の低い店舗及び事業の見直し、固定費の削減、調達・物流の効率化、利益率の高い事業への資源配分、資本政策及び資金調達手段の多様化等を進めることにより、当該事象又は状況の解消・改善に努めております。しかしながら、これらの施策が計画どおり進捗しない場合、又は外部環境がさらに悪化した場合には、当社グループの事業継続に重要な影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、前連結会計年度における業績及び財務状況を踏まえ、収益性の改善及び安定的なキャッシュ・フローの確保を重要な経営課題として認識しております。新たに策定した中期経営計画に基づき、事業ポートフォリオの最適化を進めるとともに、成長性及び収益性の高い事業領域へ経営資源及び人的リソースを重点的に配分することにより、収益基盤の強化と安定的な利益創出体制の確立を図ってまいります。次期においては、各事業セグメントにおける拠点配置の最適化、成長ブランドへの重点投資、新たな収益モデルの開発及び海外展開の拡大を通じて、中期経営計画の着実な実行を推進してまいります。 [ 小売事業 ] 店舗網の再編を通じたエリア収益性の向上を基本方針とし、地方圏において飛び地となっている店舗周辺へのドミナント出店を加速してまいります。加えて、「小僧寿し」ブランドについては、新たな収益モデルの構築に向け、ショッピングモール等へのストアイン型店舗の開発を積極的に推進し、既存資産を活用した効率的な成長を図ってまいります。 [ 飲食事業 ] 中期経営計画における成長ドライバーとして、当社グループの中核事業会社であるアスラポートが展開する「とり鉄」「どさん子」「キムカツ」「ぢどり亭」「陳麻家」の主要ブランドにおいて新規出店を推進するとともに、メキシカン・ファストフードブランド「TacoBell」の追加出店を進めることにより、店舗ネットワークの拡大と収益力の向上を図ってまいります。これにより、既存ブランドの再成長と新たな成長基盤の確立を両立し、飲食事業全体の成長加速につなげてまいります。 [ 流通事業 ] 中期経営計画におけるグループ基盤強化施策の一環として、東洋商事を中核とする調達・物流・供給機能の高度化を進めてまいります。共同調達の拡大、物流網及び在庫配置の最適化、商材供給体制の安定化を通じて、小売・飲食の各事業セグメントにおける収益性向上と出店拡大を支えるグループインフラとしての機能を強化してまいります。また、需給管理の精緻化及びグループ横断でのオペレーション効率化を推進することで、原価低減、食品ロスの抑制及び資金創出力の向上を図り、グループ全体の持続的成長に資する体制を構築してまいります。 [ 海外事業 ] 欧州及び北米圏における店舗開発を推進するとともに、英国においてはJapan Centreとの協業を通じ、当社グループ食材の輸出販売及び店舗展開を進めることで、海外における事業基盤の拡大を図ってまいります。これにより、中期経営計画におけるグローバル領域の成長を具体化し、国内事業に加わる新たな収益柱の育成を進めてまいります。 当社グループは、これらのセグメント別施策に加え、中期経営計画に基づく選択と集中の徹底、投資効率を重視した資源配分及び機動的な財務戦略の遂行を通じて、営業キャッシュ・フローの改善と財務基盤の安定化を進めてまいります。あわせて、収益性の低い事業・拠点の見直しと成長領域への再投資を継続することにより、持続的な成長と安定的な資金創出力の両立を図ってまいります。 以上のとおり、中期経営計画に基づく諸施策を着実に実行することにより、収益力の改善及び安定的な資金繰りの確保が可能であると判断しており、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないものと判断しております。
経営成績の分析 (MD&A)7,386字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 業績等の概要 (1)業績 当連結会計年度における我が国経済は、国内経済が回復基調を維持したものの、その回復ペースは年間を通じて緩やかなものにとどまりました。個人消費は、物価上昇や円安の進行による購買力の低下を背景に力強さを欠く状況が続き、企業活動においても、資材価格やエネルギーコストの高止まり、海外経済の先行き不透明感などが収益を圧迫する要因となりました。一方で、インバウンド需要の回復や一部業種における設備投資の動きには底堅さが見られるなど、明るい兆しも確認されましたが、総じて先行きに対しては慎重な見方が続く一年となりました。 このような環境下において、当社グループは「小売事業」「飲食事業」「流通事業」の3本柱を事業の軸として、「多様な食を、多様な形で、多様な顧客へ」という基本方針のもと、事業間のクロスオーバーによる付加価値の創出、海外市場への事業展開、新規店舗開発及び、福祉事業領域を中心とした新規事業の開発並びに、前連結会計年度に決定しました不採算店舗の閉鎖による各事業の収益性改善と事業効率化を推進してまいりました。 以下に、各事業の主な取り組み内容と成果を記載いたします。 なお、当連結会計年度において、各セグメント損益の実態をより適切に反映させるため、全社費用の配賦基準を変更しており、前連結会計年度の数値を変更後の配賦基準に組み替えた数値で比較分析しております。 現時点における当社グループの取組みは下記となります。 [ 小売事業 ] 中核企業である株式会社小僧寿し(以下「小僧寿し」といいます。)では、収益性が減退した店舗の撤退を進める一方で、地方圏へのドミナント出店推進の一環として、2024年11月に西日本を中心に展開するFC加盟店19店舗の事業を譲り受け、直営事業を拡充いたしました。この結果、前期と比較して売上が増加しております。また、ドミナント出店推進に伴い、2025年10月には、当該西日本エリアにおける中長期的な物流コストの圧縮を見据え、物流機能の効率化を図りました。 上記記載の理由に伴い、前期と比較し増収・増益となりましたが、一方で、2024年7月1日で実施をいたしました当社の持株会社化によるグループのコスト配分の調整を行った結果、小売事業におけるコストが増加いたしました。この結果、当連結会計年度における売上高は45億58百万円(前期比 2.1%増加)、セグメント損失は1億11百万円(前期は2億6百万円のセグメント損失)となり、未だ損失計上ながらも、前期比にして増収・増益となっております。 [ 飲食事業 ] 中核企業であるアスラポート株式会社(以下「アスラポート」といいます。)では、当連結会計年度において、ゴーストレストランによるデリバリー販売を縮小し、店舗の収益性及び、オペレーション効率を重視した運営方針へと展開を図りました。そのため、店舗売上高は前期比にして減少したものの、収益性の改善が図られております。一方で、当初想定の出店計画には未達であったものの、「どさん子」ラーメンの北海道タンメン業態「ベジ達」、鶏料理の居酒屋「とり鉄」など、当連結会計年度における新規出店による増収効果及び、2024年5月に連結子会社といたしました欧米圏における飲食事業「SUSHIBOY」の売上寄与の影響により、前期と比較し、増収となっております。その他、アスラポートの更なる事業スケールの拡大と飲食事業セグメント全体の運営効率化を目的として、2025年11月に、アスラポートを吸収存続会社、関西圏を中心としたカレーショップ・イタリアンレストランを運営する株式会社スパイシークリエイトを吸収消滅会社とする連結子会社間の合併の実施を決定いたしました。 また一方で、メキシカン・ファストフード「TacoBell」を展開する株式会社TBJ(以下「TBJ」といいます。)では、著名なタレントやインフルエンサー等とのコラボレーション展開を実施するマーケティングが功奏し、幅広い世代への認知度が上昇しており、前期比売上高は114%を超過しております。当該増収効果の影響に伴い、前連結会計年度から大幅な収益改善を果たしました。 これらの結果、当連結会計年度における売上高は61億79百万円(前期比 15.6%増)、セグメント損失は59百万円(前期は87百万円のセグメント損失)となり、未だ損失計上ながらも、前期比にして増収・増益となっております。 [ 流通事業 ] 中核企業である東洋商事株式会社(以下「東洋商事」といいます。)では、食材卸売事業の強化を目的に、一般貨物自動車運送業の認可及び、配送体制の拡充を行い、物流インフラの整備を進めました。上記の事業体制の整備に伴い、収益性の改善効果が生じたものの、新規取引先の開拓が当初想定を下回るなどの要因から、前期比にして売上高が減収傾向にあります。 株式会社デリズ(以下「デリズ」といいます。)では、フード・デリバリー業界の競争激化に伴い、収益性の減退した店舗の閉鎖を完了しております。また、新たなる事業として、SaaS型プラットフォーム「Delix(呼称:デリックス)」を核とした新サービスの提供を当期より開始し、100アカウント超の導入に至っております。この取り組みの結果、不採算店の閉鎖に伴い、前期比にして売上高は減収傾向にありますが、事業の収益性は改善傾向にあります。 これらの結果、当連結会計年度における売上高は103億17百万円(前期比 0.7%減)、セグメント損失は98百万円(前期は1億33百万円のセグメント損失)となり、未だ損失計上ながらも、前期比にして増益となっております。 [ 海外事業 ] 当社は2024年5月に、北米におけるテイクアウト寿し業態「SUSHI BOY」を展開するSUSHI BOY,INC.及びその親会社であるASRAPPORT DINING USA,INC.を連結子会社化し、また同年6月には、英国においてJapan Centre Group Limited(以下「JCG」といいます。)及びKozosushi UK Limitedとの三者間による資本業務提携契約を締結することで、持分法適用会社としております。これにより、欧州・英国を拠点とした当社ブランドの海外展開が本格化しており、この取り組みの一環として、2025年6月には、英国において日本食・日本文化の発信拠点として複数の事業を展開するJCGがロンドン・ウェストエンドに展開する旗艦スーパーマーケット「Japan Centre」及び、ロンドン・ウェストフィールドに展開するヨーロッパ最大級の日本食ホール「Ichiba」において、持ち帰り寿し「小僧寿し」を展開するためのフランチャイズ契約を締結し、両施設において販売を開始いたしました。また、2025年11月には、ドイツ・デュッセルドルフの日本食品販売会社であるDae-Yang,Asiatische Lebensmittel GmbH(以下「大洋食品」)とフランチャイズ契約の締結により、同運営スーパーマーケット1店舗において、小僧寿しの販売を開始しており、更なる欧州圏における出店を想定した取組みを進めております。 当連結会計年度における業績ハイライトは下記となります。 業績ハイライト 当連結会計年度における連結業績 項 目   業 績   前期比較 売上高   194億41百万円   前期比 7.4%増加 営業損益   △2億95百万円   前期は △4億27百万円 経常損益   △3億2百万円   前期は △4億59百万円 親会社株主に帰属する当期純損益   △6億84百万円   前期は △7億82百万円 (1) 経常利益における概要 経常利益に関しましては、海外事業会社に対する債権債務において、2025年第3四半期連結会計期間までに、為替差益25百万円を計上しておりましたが、ユーロに対する為替レートが円安に移行したために、当連結会計年度における為替差益は40百万円と増加しております。 一方で、持分法適用会社に対する金銭債権に関して、同社が債務超過の状況にあることを踏まえ、回収可能性を保守的に見積もり、一定額の引当金として38百万円の持分法投資損失を計上しております。なお、当該引当金は現時点における財政状況を考慮したものであり、今後の事業進捗や収益改善の状況等を踏まえ、適切に見直してまいります。 (2) 親会社株主に帰属する当期純利益に関する概要 親会社株主に帰属する当期純利益に関しましては、当連結会計年度の業績を踏まえ、各事業会社において、回収可能性が低下した資産の有形減損損失の計上、及び、店舗閉鎖損失の計上、並びに、海外事業会社の株式にかかるのれんの減損損失の計上等を特別損失として計上しております。各事業セグメント単位の特別損失計上額は下記となります。 1)小売事業 有形減損損失 13百万円 無形減損損失  1百万円 店舗閉鎖損失  9百万円 2)飲食事業(海外事業を含む) 有形減損損失 36百万円 無形減損損失  258百万円 3)流通事業 有形減損損失  5百万円 店舗閉鎖損失 12百万円 上記に記載する特別損失3億36百万円を特別損失として計上したことから、親会社株主に帰属する当期純損失は6億84百万円(前期は7億82百万円の親会社株主に帰属する当期純損失)となりました。 (2)当期のキャッシュ・フローの概況 当連結会計年度末の現金及び現金同等物(以下「資金」という)の期末残高は、税金等調整前当期純利益が6億39百万円の損失に対し、売掛金の回収が進んだことで売上債権が1億45百万、また店舗閉鎖に係る原状回復費用の支払い等により未払金が2億80百万等により資金が減少した一方で、海外事業会社の株式に係るのれんの減損損失の計上など、非資金項目の影響により、3億14百万円増加したことによるものです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動による資金の減少は7億81百万円(前期は49百万円の減少)となりました。これは主として、税金等調整前当期純利益が6億39百万円の損失を計上したことによるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動による資金の減少は1億32百万円(前期は1億69百万円の減少)となりました。これは主として、貸付金による支出1億14百万円が生じたことによるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動による資金の増加は7億59百万円(前期は3億59百万円の増加)となりました。これは主として、長期借入金の支出2億44百万円が生じた一方で、株式の発行による収入10億25百万円が生じたことによるものです。 生産、受注及び販売の実績 (1)商品仕入実績 当社グループ(当社及び連結子会社、以下同じ)は「生産」を行っておりませんので、「生産実績」に代えて「商品仕入実績」を記載いたします。 当連結会計年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと次の通りであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) 金額(千円)   前年同期比(%) 小売事業   持ち帰り寿し   2,095,340   90.8 流通事業   卸売・デリバリー   7,337,173   △9.1 飲食事業   飲食店運営   2,595,984   21.4 合計   12,028,497 (注)1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。 (2)受注実績 該当事項はありません。 (3)販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと次の通りであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) 金額(千円)   前年同期比(%) 小売事業   商品販売   3,797,506   15.7 食材販売   404,763   △33.0 ロイヤリティ収入等   65,546   △29.7 流通事業   商品販売   8,970,315   86.1 ロイヤリティ収入等   4,122   △56.5 飲食事業   商品販売   6,179,290   45.6 その他   その他の収入   19,751   △27.9 合計   19,441,295 (注)1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1)重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表を作成するにあたって、過去の実績や状況に応じてその時点で合理的と考えられる要因を考慮したうえで継続的な評価を行っておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果は異なる場合があります。 重要な会計方針は「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 [注記事項] 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。連結財務諸表の作成に当たり用いた会計上の見積りおよび仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 [注記事項](重要な会計上の見積り)」に記載しております。 (2)財政状態の分析 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末からの3億47百万円減少し、56億53万円となりました。 (流動資産) 流動資産は、前連結会計年度末より13百万円減少し、34億79百万円となりました。これは主に、現金及び預金が1億50百万円減少した一方で、売掛債権が1億28百万円増加したことなどによるものです。 (固定資産) 固定資産は、前連結会計年度末より3億33百万円減少し、21億73百万円となりました。これは主に、米国子会社について継続的な業績低迷等により収益性の低下している状況を踏まえ、将来の回収可能性を検討した結果、のれんの減損損失を計上したこと等により、のれんが3億38百万円減少したことによるものです。 (流動負債) 流動負債は、前連結会計年度末より、3億9百万円減少し、36億79百万円となりました。これは主に、未払金が2億82百万円減少したことによるものです。 (固定負債) 前連結会計年度より、3億4百万円減少し、15億77百万円となりました。これは主に、金融機関等からの借入金の返済により、長期借入金が2億49百万円減少したことによるものです。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産の残高は、前連結会計年度末より2億67百万円増加し、3億96百万円となりました。 (3)経営成績の分析 (売上高) 当連結会計年度における売上高は、194億41百万円(前期比13億31百万円増加)となりました。これは飲食事業セグメントにおいてFC加盟店の事業を譲り受けたこと、並びに海外事業のSUSHI BOY,INC.の売上寄与が起因しております。 (売上総利益) 当連結会計年度における売上総利益は74億16百万円(前期比6億6万円増加)となりました。これは主に上記売上増加に起因しております。 (営業損益) 当連結会計年度における営業損失は2億95百万円(前期は4億27百万円の営業損失)となりました。これは主に、小売事業及び流通事業の不振が起因しております。 (経常損益) 当連結会計年度における経常損失は3億2百万円(前期は4億59百万円の経常損失)となりました。これは主に、営業外収益として、ユーロに対する為替レートが円安に移行したことによる為替差益を計上、営業外費用として、持分法関連会社に対する金銭債権に関して、同社が債務超過にあることを踏まえて、その回収可能性を保守的に見積もった結果、一定の引当金として持分投資損失の計上が起因しております。 (親会社株主に帰属する当期純損益) 当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純損失は6億84百万円(前期は7億82百万円の親会社株主に帰属する当期純損失)となりました。これは主に、各事業会社において回収可能性が低下した資産の有形減損損失の計上、及び不採算店の閉鎖決定に伴う店舗閉鎖損失引当金の計上等を特別損失の発生に起因しております。 (4)キャッシュ・フローの状況の分析並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度末の現金及び現金同等物(以下「資金」という)の期末残高は、税金等調整前純損益が6億39百万円の損失でありますが、現預金が前連結会計年度末に比べ1億50百万円減少し、9億42百万円となりました。 キャッシュ・フローの増減要因の分析は、「第2 事業の状況 3 業績等の概要」に記載しております。 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、食材等仕入高、給与手当を含む販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、主に新規出店や店舗改装等に係る設備投資などであります。財務を目的とした資金需要は、主に有利子負債の返済であります。 当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保する事を基本方針としております。現状、事業運営上必要な運転資金は、主に自己資金及び第三者割当による新株発行等のエクイティファイナンスにより賄っております。 今後も、引き続き、安定した資金確保を努めてまいります。 (5)経営戦略の現状と見通し 「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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