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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

井筒屋

8260 · Standard · 小売業

北九州市を拠点に百貨店を展開し、友の会やレストラン運営などの周辺事業で地域の消費を支える老舗百貨店。

概要

井筒屋は北九州市小倉北区に本社を置く百貨店業を主とする企業グループである。1935年に創業した老舗で、小倉本店を核に山口県にも店舗を持つ。主力の小倉本店は北九州市の中心商業地に位置し、地域のランドマークとなっている。2026年2月期の連結売上高は213億円、営業利益6億円。従業員数は651名。近年は売上高が微減傾向にあり、収益基盤の再構築が課題となっている。

百貨店を核とする4つの事業セグメント

当社グループは百貨店業を主軸に、友の会事業(前払式商品販売)、レストラン経営、ギフト販売・卸売を手掛ける。連結子会社である山口井筒屋は山口県で百貨店を運営し、当社から商品の供給を受ける。レストラン井筒屋は店舗内のレストラン部門を、井筒屋商事は慶弔ギフト販売や輸入製品の卸売を担う。井筒屋友の会は前払式の商品販売取次を行う。非連結子会社の井筒屋サービスが清掃を、関連会社のニシコンが情報処理サービスを提供する。2026年2月期の連結売上高213億円のうち、百貨店業の売上高が大半を占め、友の会事業がそれに続く。セグメント別の利益は開示されていないが、百貨店業が収益の中心である。

小倉本店を中心とする店舗網の変遷

現在営業中の主要店舗は小倉本店(本館・新館)と山口店の2店舗である。かつては博多店、久留米店、飯塚店、黒崎店、中津店、宇部店など福岡県・山口県に広く店舗網を持っていた。しかし、2000年の中津店閉店を皮切りに店舗閉鎖が相次ぎ、2007年博多店、2009年久留米店・飯塚店、2018年宇部店、2019年コレット井筒屋、2020年黒崎店が閉店した。現在は小倉本店と山口店の2店に加え、ゆめタウン中津内の中津ショップ、徳山デッキ内の周南ショップという小型店を運営している。店舗網の縮小により売上高は減少傾向にあるが、小倉本店は北九州市の中心商業地に位置し、地域のランドマークとして機能している。

縮小傾向にある収益と再建への取り組み

連結売上高は2014年2月期の872億円をピークに減少を続け、2026年2月期には213億円となった。営業利益は2026年2月期に6億円で、営業利益率は約3%である。2021年には資本金を1億円に減資し、財務体質の改善を図った。中期経営計画では2028年2月期に売上高227億円、営業利益率5.0%を目標とする。具体的な施策として、百貨店らしさの追求(MD・プロモーション・外商強化)、デジタル基盤の活用(アプリ・SNS)、収益基盤の多様化(地域商社構想)、経営基盤の強化(生産性向上・サステナビリティ)を掲げている。地域唯一の百貨店として存続を目指す。

業界の中での役割は地域百貨店を核とした小売・サービス提供者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
213億円
営業利益
6億円
営業利益率
2.8%
純利益
5億円
2026/2 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01百貨店(個人消費者)主力

当社と子会社の山口井筒屋が百貨店を運営し、山口井筒屋には商品供給や共通商品券の提携を行う。店舗内のレストランは子会社のレストラン井筒屋が経営し、慶弔ギフトは井筒屋商事が販売・卸売を担う。

主な製品・サービス3
百貨店
衣料品、食品、雑貨などを扱う総合小売店。地域の顧客に上質な商品とサービスを提供。
レストラン
百貨店内でレストランを運営し、顧客に食事の場を提供。
慶弔ギフト
結婚祝いや弔事などに贈るギフト商品の販売・卸売。

02友の会事業(前払式商品販売)準主力

子会社の井筒屋友の会が前払式の商品販売取次を行い、百貨店各社に友の会制度を提供。顧客の囲い込みと安定収益に寄与する。

主な製品・サービス1
友の会
前払いで積み立て、百貨店で利用できる商品券を発行する制度。

03情報処理サービスその他

関連会社ニシコンが情報処理サービス業を営み、グループ内外にシステム関連サービスを提供する。

製品と技術

小倉本店の売場構成と主要ブランド

小倉本店は本館と新館からなり、婦人服、紳士服、雑貨、食品など百貨店の標準的な品揃えに加え、専門性の高いコーナーを展開する。2025年には50代以上女性向けの「ハルメク おみせ」、だし専門店「茅乃舎」の移設リニューアル、イタリアンウエハース「BABBI」、寝具の「nishikawaショップ」が新規オープン。nishikawaショップでは九州の百貨店初となる3D計測システム「N3D-body」を導入。また、レストラン街には地産地消の「蕎麦.和カフェ瑞月」が出店した。催事場では物産展やアントニオ猪木展、わたせせいぞう展など多様なイベントを開催している。

友の会カードと自動チャージシステム

連結子会社の井筒屋友の会は、前払式の商品販売取次を専門に行う。会員は毎月一定額を積み立て、満期後に商品券として受け取る。2024年には自動チャージシステムを導入し、会員が来店せずともカードに全額が自動的にチャージされるようになった。これにより顧客の利便性が大幅に向上し、友の会の継続率が改善した。友の会は百貨店の安定収益源であり、固定客の囲い込みに貢献している。2026年2月期の友の会事業の売上高は個別開示されていないが、グループ全体の収益を支える柱の一つである。

デジタル施策と新規事業の展開

2024年4月に導入した「井筒屋アプリ」は、登録会員数が計画を上回って進捗している。アプリを通じたクーポン配信やイベント案内により、来店促進と顧客データの蓄積を図る。また、2024年11月には北九州市や商工会議所と連携し「地域商社構想」を始動。地元の産品を発掘・開発し、販売する取り組みを開始した。第一弾として、地域素材を活かした商品の開発・販売に着手。さらに、日本航空と協働で家庭からの廃食油を回収し、国産SAFの原料として活用する社会貢献活動も行っている。これらの施策により、百貨店の枠を超えた事業展開を模索している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

小売業のなかでの位置

北九州地盤の老舗百貨店、売上減少傾向

井筒屋は北九州市を中心に展開する百貨店で、地域密着型の小売業者として位置づけられる。同業他社にはまんだらけ(2652)や光フードサービス(138A)などがあるが、業態が異なるため直接的な競合は限定的。売上高は225億円(2024/2期)から222億円(2025/2期)、213億円(2026/2期予想)と緩やかに減少している。営業利益率は2025/2期に4.5%と改善したが、2026/2期には2.82%に低下見込み。地域経済への依存度が高く、人口減少や消費の多様化が課題。百貨店業界全体としてECや専門店との競争激化に直面しており、井筒屋も例外ではない。

強み

  • 北九州地域で長年営業し、高い認知度と固定客を持つ。地域イベント等で存在感を発揮。
  • 2025/2期に営業利益率4.5%と前期比で改善。コスト管理や販売効率向上が寄与。
  • 売上高200億円台と比較的小規模で、品揃えやサービスを地域ニーズに合わせやすい。
  • 株主優待制度を実施し、地元株主の維持に貢献。

課題

  • 3期連続で売上が減少。人口減少や消費のEコマースシフトが背景。
  • 2026/2期は営業利益率が2.82%と低下見込み。収益性の安定化が課題。
  • まんだらけなどの専門店や光フードサービスとの差別化要素が少なく、独自性が弱い。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売業の時価総額近傍。太字が井筒屋

時価総額で並べると、掲載11社のなかで2番目にあたる。

#企業時価総額PER
13726フォーシーズHD45億円
28260井筒屋43億円8.5倍
37515マルヨシセンター43億円32.8倍
47112キューブ43億円
53317フライングガーデン43億円9.3倍
67544スリーエフ43億円11.1倍
73190ホットマン43億円11.6倍
83177ありがとうサービス42億円8.3倍
93352バッファロー42億円9.5倍
109835ジュンテンドー42億円
119969ショクブン42億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 39件

創業から多店舗化 (1935-1969)

井筒屋は1935年7月に資本金100万円で株式会社井筒屋百貨店として設立され、翌1936年10月に小倉本店を開店した。1937年11月には九軌百貨店を吸収合併し、創業初期から規模を拡大した。第二次世界大戦後の1951年10月に商号を株式会社井筒屋に変更。1959年11月には八幡店(後の黒崎店)を開店した。1961年12月には福岡証券取引所に上場し、株式公開を果たした。1960年代に入ると、飯塚、博多、久留米、宇部と相次いで子会社を設立し、多店舗化を推進した。1964年に飯塚支店を独立させて井光を設立、1965年に博多ステーションビルと共同で博多井筒屋を設立、1968年に久留米井筒屋の株式を取得、1969年に宇部ちまきやと共同で宇部井筒屋を設立した。このようにして地盤を固め、九州北部における有力百貨店へと成長した。

東京上場と本店拡充 (1972-2000)

1972年9月、東京証券取引所第二部に上場。同年10月には本店増築が完成し、売場面積を拡大した。1973年7月には第一部に指定替えとなり、大企業としての信用を獲得。1978年10月には中津店を開店した。1993年4月、八幡店を黒崎店に名称変更。1998年9月には本店新館を開設し、売場をさらに拡充。2000年7月には本店小倉リバーサイド・チャイナを開設した。この間、小倉本店を中心に複数店舗を運営し、売上高も拡大基調にあったと推測される(具体的な数値は開示されていない)。

店舗閉鎖の始まりと博多撤退 (2000-2009)

2000年12月、中津店を閉店。これを皮切りに店舗閉鎖が始まった。2002年3月にアネックス-1を開店したが、後に閉鎖。2007年3月には博多井筒屋が博多店を閉店した。2008年3月、小倉伊勢丹の全株式を取得し完全子会社化、同年4月にコレット井筒屋として開業した。2008年5月、宇部井筒屋が山口井筒屋に商号変更。2009年2月、久留米店閉店。2009年8月、飯塚井筒屋が百貨店としての営業を終了。2009年11月、久留米井筒屋が営業休止。この時期に多くの店舗を失い、収益基盤が縮小した。

コレット井筒屋の開業と山口県への集中 (2008-2019)

2008年、小倉伊勢丹を買収しコレット井筒屋として開業。新たな顧客層の獲得を目指したが、2019年2月に閉店。一方、2008年に山口井筒屋が山口店を開店し、山口県での事業を強化した。2014年5月には株式会社エビスを吸収合併。2015年10月にはアネックス-1を閉店。2017年9月、井筒屋外商サービスが井筒屋商事に商号変更。2018年12月、山口井筒屋が宇部店を閉店。2019年8月、黒崎店の営業規模を7層から3層に縮小。この期間、店舗網の絞り込みが進んだ。

黒崎店閉鎖と資本減資 (2019-2021)

2020年8月、黒崎店を完全閉店。これにより北九州市内の店舗は小倉本店のみとなった。2021年7月、資本金を1億円に減資。財務体質の健全化を目的とし、過去の累積損失を解消するための措置とされる。売上高は2013年2月期の873億円から2021年2月期には505億円に減少し、収益基盤の再構築が急務となった。2022年4月、東京証券取引所の再編に伴いスタンダード市場に移行した。

スタンダード市場移行と中期経営計画 (2022-)

2022年4月、東京証券取引所スタンダード市場に移行。2024年11月、北九州市や商工会議所と「地域商社構想」の基本合意を締結。2025年度から2027年度までの中期3ヵ年経営計画を策定し、2028年2月期に売上高227億円、営業利益率5%を目標とする。2024年には井筒屋アプリを導入し、デジタル施策を強化。創業90周年の2025年には記念催事を多数開催した。2026年2月期の売上高は213億円、営業利益6億円と、目標達成にはなお課題がある。地域唯一の百貨店として、持続可能な経営を目指す。

年表39件を開く

1930年代

  • 1935年7月創業株式会社井筒屋百貨店を設立(資本金100万円)
  • 1936年10月井筒屋(現本店)を開店
  • 1937年11月M&A株式会社九軌百貨店を吸収合併

1950年代

  • 1951年10月商号変更商号を株式会社井筒屋に変更
  • 1959年11月八幡店(黒崎店)を開店

1960年代

  • 1961年12月上場福岡証券取引所に上場
  • 1964年8月商号変更飯塚支店を分離独立するため㈱井光を設立(1965年3月、商号を株式会社飯塚井筒屋に変更)
  • 1965年10月株式会社飯塚井筒屋が飯塚店を開店
  • 1965年12月創業株式会社博多ステーションビルと共同出資し株式会社博多井筒屋を設立
  • 1966年5月株式会社博多井筒屋が博多店を開店
  • 1968年2月株式会社久留米井筒屋の過半数の株式を取得
  • 1969年10月創業株式会社宇部ちまきやと共同出資し株式会社井筒屋ちまきやを設立(1972年4月、商号を株式会社宇部井筒屋に変更)
  • 1969年12月株式会社井筒屋ちまきやが井筒屋ちまきや(宇部店)を開店

1970年代

  • 1972年9月上場東京証券取引所第二部に上場
  • 1972年10月本店増築完成
  • 1973年7月東京証券取引所第一部に指定替え
  • 1978年10月中津店を開店

1990年代

  • 1993年4月八幡店を黒崎店に名称変更
  • 1998年9月本店新館を開設

2000年代

  • 2000年7月本店小倉リバーサイド・チャイナを開設
  • 2000年12月中津店を閉店
  • 2002年3月井筒屋アネックス―1を開店
  • 2007年3月株式会社博多井筒屋が博多店を閉店
  • 2008年3月M&A株式会社小倉伊勢丹の全株式を取得し完全子会社化
  • 2008年4月商号変更株式会社小倉伊勢丹をコレット井筒屋に商号変更しコレット井筒屋を開店
  • 2008年5月商号変更株式会社宇部井筒屋が株式会社山口井筒屋(現連結子会社)に商号変更
  • 2008年10月株式会社山口井筒屋が山口店を開店
  • 2009年2月株式会社久留米井筒屋が久留米店を閉店
  • 2009年8月株式会社飯塚井筒屋が百貨店としての店舗運営を終了
  • 2009年11月株式会社久留米井筒屋が営業活動を休止

2010年代

  • 2014年5月M&A株式会社エビスの全株式を追加取得し(2014年4月)連結子会社化するとともに吸収合併
  • 2015年10月井筒屋アネックス―1を閉店
  • 2017年9月商号変更株式会社井筒屋外商サービスが株式会社井筒屋商事(現連結子会社)に商号変更
  • 2018年12月株式会社山口井筒屋が宇部店を閉店
  • 2019年2月株式会社コレット井筒屋がコレットを閉店
  • 2019年8月黒崎店営業規模縮小 7層から3層へ

2020年代

  • 2020年8月黒崎店を閉店
  • 2021年7月資本金を1億円に減資
  • 2022年4月株式会社東京証券取引所の再編に伴いスタンダード市場に移行

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/2期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2028年2月期(2027年度)まで227億円
  • 営業利益2028年2月期(2027年度)まで11億円
  • 営業利益率2028年2月期(2027年度)まで5.0%
  • 経常利益2028年2月期(2027年度)まで9億円
  • 経常利益率2028年2月期(2027年度)まで3.9%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    百貨店らしさの追求

    店舗の品揃え(MD)、プロモーション、外商施策を強化し、好調カテゴリーを伸ばすとともに、幅広い世代に喜ばれる売場を構築することで店舗価値と顧客基盤を拡大する。

  2. 02

    デジタルを基軸とした営業施策強化

    井筒屋アプリの会員拡大や顧客嗜好に沿った情報配信、ネットショッピング事業の強化、SNS活用による国内外の新規顧客獲得に取り組む。

  3. 03

    収益基盤の多様化

    グループ企業の事業強化や新規事業の検討・展開を進め、地域と連携した事業展開により将来的に安定した収益を確保する体制を構築する。

  4. 04

    経営基盤の強化

    人的資本への投資による生産性向上、財務・資本戦略の策定、サステナビリティ経営等を推進し、安定的な収益基盤の確立と財務体質の健全化を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で651人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は385万円で、9期前と比べて+25.1%平均年齢は51.4歳、平均勤続年数は19.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年2月1,060
2018年2月1,011
2019年2月958
2020年2月30847.914.2851
2021年2月29448.615.1794
2022年2月30949.416.0754
2023年2月35449.516.8727
2024年2月37750.017.5696
2025年2月39551.018.3669149
2026年2月38551.419.265192

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年2月期・提出会社(単体)
女性管理職比率26.3%
縦線は目安の30%
女性の賃金(男性=100)68.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
本店 — 北九州市小倉北区312億円
百貨店業
黒崎商品センター — 北九州市八幡西区412百万円
百貨店業
山口店等 — 山口県山口市44百万円
ほか1件の開示あり

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年2月期の売上高は213億円営業利益6億円前期と比べると減収減益で、売上が-4.1%、利益が-40.0%。

売上高
-4.1%
213億円
営業利益
-40.0%
6億円
純利益
-50.0%
5億円
営業利益率
2.8%
前期比 -1.7%pt

会社が出している今期の予想2027年2月期

項目会社予想前期実績
売上高210億円213億円
営業利益8億円6億円
純利益5億円5億円
1株あたり配当¥7¥7

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は50億円、営業利益は1億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は−3.8%、営業利益は−50.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2024年1Q5235.83
2024年2Q5723.52
2024年3Q5300.0−1
2024年4Q636
2025年1Q5223.82
2025年2Q5723.50
2025年4Q11365.38
2026年2Q10521.91
2026年4Q10843.74
2027年1Q5012.00

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年2月期からの14期で、売上は873億円から213億円へ24%に減った。直近期の営業利益率は2.8%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年2月8732522
株式会社エビスの全株式を追加取得し(2014年4月)連結子会社化するとともに吸収合併
2014年2月8722019
2015年2月85314−48
2016年2月8291310
株式会社井筒屋外商サービスが株式会社井筒屋商事(現連結子会社)に商号変更
2017年2月79676
2018年2月78367
2019年2月7908−25
2020年2月661104
2021年2月505−21
2022年2月5311012
2023年2月2261110
2024年2月225910
2025年2月2221074.510
2026年2月213652.85

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年2月期

売上高213億円のうち、営業利益として残るのは6億円2.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は5億円、売上の2.3%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金49.8%106億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金47.4%101億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.8%6億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
50.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.9pt
2.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.1pt
2.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比4.5pt
4.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
1.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年2月期は営業CFが18億円、投資CFが−3億円で、差し引きのフリーCFは15億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は26億円で、売上の1.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年2月39−8−403150
2014年2月350−173567
2015年2月35−17−181866
2016年2月24−7−171766
2017年2月19−4−171564
2018年2月192−202165
2019年2月19−5−161464
2020年2月6−14−15−841
2021年2月9−1−10839
2022年2月20−8−151236
2023年2月200−202037
2024年2月19−6−161334
2025年2月14−4−161028
2026年2月18−3−171526

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年2月期の総資産は433億円。このうち返さなくてよい自己資本が122億円で、自己資本比率は28.2%(業種中央値47.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年2月67410357115.2
2014年2月68012255817.9
2015年2月6247455011.8
2016年2月6108652414.2
2017年2月5929449815.9
2018年2月58010147917.4
2019年2月5457646914.0
2020年2月5038142216.1
2021年2月4808339717.2
2022年2月4739038319.1
2023年2月46310136221.8
2024年2月45711034724.0
2025年2月44511932626.8
2026年2月43312231128.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年2月期の内訳
現金及び預金
26億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
60億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
311億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
55
/ 100
安定性自己資本比率19 / 40
収益力営業利益率6 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

小売業 322社との比較

同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り322社中167位あたり、逆に低いのは売上成長率322社中288位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
4.1%/中央値 8.6%
P25 4.9%P75 13.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
2.8%/中央値 3.7%
P25 1.6%P75 6.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
28.2%/中央値 47.4%
P25 34.3%P75 62.5%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-4.0%/中央値 4.5%
P25 0.1%P75 10.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.9%/中央値 1.9%
P25 1.1%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥376で、1年前と比べて-8.3%過去52週の値幅のなかでは13%の位置にある。

¥376-1.1%1ヶ月+0.8%1年-8.3%時価総額43億円
過去52週の値幅
安値¥352高値¥534

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)8.5倍
PER (会社予想)8.4倍
PBR0.34倍
配当利回り1.86%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

AI分析は準備中です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PER8.5倍・予想PER8.4倍は業界平均41.2倍を大幅に下回り、PBR0.34倍も平均2.92倍を大きく下回る。ROE4.1%と低いが、配当利回りは0%と無配。業績は売上・利益とも減少傾向だが、資産価値に比して株価が極めて低く割安と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)8.5倍39.6倍
PER (予想)8.4倍
PBR0.34倍2.44倍
ROE4.1%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり7で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは1.86%。

年間配当
¥7
1株あたり
配当利回り
1.86%
いまの株価に対して
配当性向
15.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2022年2月55.7
2023年2月50.05.8
2024年2月50.06.6
2025年2月620.06.1
2026年2月60.015.8

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥7

株主

有価証券報告書より

2026年2月期末の株主数は延べ6,561人。区分でいちばん多いのは個人・その他68.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が24.9%を占め、残る75.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年2月%2022年2月%2023年2月%2024年2月%2025年2月%2026年2月%
個人・その他57.952.459.667.271.868.5
事業法人17.615.615.917.217.020.9
証券会社3.46.39.44.83.45.1
金融機関18.222.69.87.95.83.9
自己株式0.20.20.20.20.21.9
外国法人2.93.14.72.31.91.5
外国人個人0.00.00.60.60.10.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01青柳 和洋13.24
02西日本鉄道株式会社9.16
03井筒屋共栄持株会8.67
04ガバナンス・パートナーズ投資事業有限責任組合7.85
05株式会社川食2.68
06本多 敏行2.23
07ミツワ樹脂工業株式会社2.12
08松井証券株式会社2.10
09三菱UFJeスマート証券株式会社1.96
10重田 忠久1.95

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-05-26
    ガバナンス・パートナーズ株式会社
    新規の大量保有報告
    10.65%
  • 2026-05-20
    青柳 和洋
    新規の大量保有報告
    3.69%
    -5.89pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−77%、1株純資産は14期で+23%。直近期のROEは4.1%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年2月19089523.85.0
2014年2月1661,06017.04.8
2015年2月−416642−48.9
2016年2月8975412.85.7
2017年2月538246.77.5
2018年2月598836.96.9
2019年2月−215667−27.7
2020年2月367085.25.4
2021年2月107211.427.6
2022年2月10278813.53.75.7
2023年2月8988310.63.95.8
2024年2月859709.24.06.6
2025年2月881,0548.74.96.1
2026年2月441,0994.111.815.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

14名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は14名。2026/2期の役員報酬は総額100百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
松本圭代表取締役 社長執行役員 営業本部長5835
影山英雄取締役 会長執行役員7375
吉田功取締役 常務執行役員 営業副本部長(株)井筒屋商事 代表取締役社長4641
大森俊介取締役 執行役員管理本部長 兼内部統制室長6259
窪田弥生取締役61
吉田透取締役61
細迫有文常勤監査役6143
梅田久和監査役66
嘉藤晃玉監査役65
吉岡雅之監査役61
塩塚真由子5968
髙橋直人65
残りの役員2名を開く
氏名役職年齢
岸本謙司取締役56
市川和巳取締役58

役員報酬の内訳2026/2

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4737318
監査役217179
社外監査役3552
社外取締役3552

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/2期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容431字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社の企業集団は、当社、子会社4社、関連会社1社で構成され、百貨店業を主な内容とし、百貨店業に付随、関連する友の会事業等の事業活動を展開しております。 当社グループの事業に関する位置づけおよびセグメントとの関連は次のとおりであります。なお、セグメントと同一の区分であります。 百貨店業 …   当社および連結子会社㈱山口井筒屋が事業展開しており、当社は㈱山口井筒屋に対し商品の供給を行うほか、商品券の共通使用等営業上の提携を行っております。 なお、連結子会社㈱レストラン井筒屋が当社の店舗内のレストラン部門の経営を、連結子会社㈱井筒屋商事が当社および㈱山口井筒屋の慶弔ギフトの販売、国内及び輸入製品の卸売を、非連結子会社井筒屋サービス㈱が店舗内の清掃を行っております。 友の会事業…  百貨店各社に対し連結子会社㈱井筒屋友の会は前払式の商品販売の取次を行っております。 その他 …  関連会社㈱ニシコンが情報処理サービス業を行っております。
経営方針・対処すべき課題3,037字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 井筒屋グループは、お客様・お取引先・株主各位ならびに従業員に対し、適正な利益配分を行い、「秩序のうえに立つ創造的繁栄」を図ることを経営理念と定め、この理念に徹するとともに、「奉仕こそ繁栄の基」という奉仕の精神を日常の実践的心構えといたしております。 (2)目標とする経営指標 当社グループは、売上高営業利益率ならびに売上高経常利益率を重要な経営指標としております。 当該指標を採用した理由は、投資家が当社グループの経営方針・経営戦略等を理解するうえで重要な指標であり、経営方針・経営戦略等の進捗状況や企業価値の的確な把握が可能であると判断するためであります。 <最終年度(2027年度)の数値目標> 連結業績    2025年2月期実績(2024年度)     2028年2月期目標値(2027年度)    対比 前中計最終年度   本中計最終年度 売上高   221億円    227億円   6億円 営業利益   10億円    11億円   1億円 営業利益率   4.7%    5.0%   0.3% 経常利益   7億円    9億円   2億円 経常利益率   3.3%    3.9%   0.6% (3)経営環境 ①企業構造 当社グループは、主要事業である百貨店業を中心とした各事業会社により構成されています。グループ共通の経営理念やビジョンの下、グループガバナンスを効かせております。各社の自立性や採算性を基本とし、事業を行っております。 ②市場環境 グローバル化に加え、技術革新によるデジタル化が加速度的に進展しています。また、人口減少による労働力不足、働き方改革、非正規雇用の増加、女性の社会進出などの社会変化が起きております。これらの課題に対し、DXの推進をはじめ、労働環境の抜本的な改革が必要となっております。 SDGs意識の高まりにより、企業は地球環境に配慮しながら事業活動をするよう社会的責任(CSR)を強く求められるようになり、企業の戦略も、これまでの製品の一時的なヒットや薄利によるシェア獲得、規模に依る拡大戦略ではなくしっかりとした理念や価値観に基づく持続戦略に変えていく事が必要になります。 「井筒屋グループ中期3ヵ年経営計画(2025年度~2027年度)」により、創業100周年を迎える2035年に向けて当社の資産価値向上に取り組み、地域唯一の百貨店として、地域経済・社会の発展に貢献することを目指してまいります。 ③競合他社との比較 当社グループは、地域に根ざす百貨店として、これまで以上に地域のお客様にご満足いただける品揃え・ サービスを提供することで、他小売業との差別化を進め、将来にわたる安定的な収益基盤の確立と、財務体質の健全化を図ってまいります。 ④顧客動向・顧客基盤 国内市場は、人口減少、少子高齢化等の加速が見込まれ、顧客数および消費量の減少が続くことが予想されます。また、引き続き富裕層を中心とした高額商品が堅調な一方、商品カテゴリー別の好不調が鮮明になってきております。お客様が百貨店に期待される品揃えとサービスを着実に捉えるべく、引き続きお客様第一主義を基本とした営業戦略の企画・立案に努めてまいります。 (4)中長期的な会社の経営戦略 当社グループでは、「井筒屋グループ 中期3ヵ年経営計画(2025年度~2027年度)」を推進いたしております。本中計につきましては、創業100周年を迎える2035年に目指す姿を定め、当社の資産価値向上を図ることにより、安定的な収益を確保する体制構築に努めてまいります。 1.   当社グループのビジョン グループビジョン : 「地域小売業のリーディングカンパニーとして発展していく」 2035年(創業100周年)に目指す姿 : 「地域唯一の百貨店として、地域経済・社会の発展に貢献する」 グループビジョンを反映した“2035年に目指す姿”を設定し、本中計の3年間では、井筒屋が90年をかけて築いてきた資産である「店舗、顧客基盤、井筒屋ブランド、人的資本」の価値向上を図ってまいります。 〈取組指針〉 ・百貨店らしさの追求により、地域唯一の百貨店として存続・発展し続ける ・地域の賑わいの中心として、幅広い層のお客様が訪れ、地域商圏の活性化を牽引する ・ライフステージ・スタイルにおける様々なニーズに応え、地域の方々の生活の質向上に貢献する ・地域の魅力溢れる産品の発掘・改良・新規開発に取り組み、地域の稼ぐ力の拡大に寄与する 2.    戦略の方向性 ・百貨店らしさの追求 店舗におけるMD、プロモーション、外商施策を強化し、店舗価値向上と顧客基盤の拡大を図ってまいります。 ・デジタルを基軸とした営業施策の強化 アプリをはじめとしたデジタル活用により、新たな顧客接点の創造や次世代顧客獲得に努めてまいります。 ・収益基盤の多様化 グループ企業の事業強化や新規事業検討を行い、将来的に安定した収益を確保する体制を構築してまいります。 ・経営基盤の強化 生産性の向上や、財務・資本戦略、サステナビリティ経営等を推進してまいります。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 今後の経済環境につきましては、雇用・所得環境の改善の下、景気は緩やかな回復が続くものと期待されますが、海外景気の下振れがわが国の景気を下押しするリスクとなっております。また、物価の上昇、通商政策など米国の政策動向、中東地域をめぐる情勢、金融資本市場の変動等の影響が懸念されるなど、引き続き注意が必要な状況にあります。 このような状況の下、当社グループでは、新たに「井筒屋グループ 中期3ヵ年経営計画(2025年度~2027年度)」を推進いたしております。創業100周年を迎える2035年に向け、地域唯一の百貨店として、地域経済・社会の発展に貢献することを目指してまいります。本中計の3年間では、90年という年月をかけて築いてきた井筒屋の強みである、「店舗」、「顧客基盤」、「井筒屋ブランド」、「人的資本」の4つの資産価値の向上に取り組んでまいります。 対処すべき課題といたしましては、次のとおりであります。 ・百貨店らしさの追求として、引き続き好調カテゴリーの強化を図るとともに、幅広い世代のお客様に 喜んでいただける売場の構築に努め、店舗価値の向上および売場の活性化を図ってまいります。 ・デジタルを基軸とした営業施策の強化として、井筒屋アプリの会員拡大およびお客様の嗜好に沿った 効果的な情報配信を進めてまいります。あわせて、ネットショッピング事業の強化や、SNSを活用 した国内外の新規顧客の獲得等にも努めてまいります。 ・将来的に安定した収益を確保するため、地域と連携した事業の展開や、新規事業の検討・展開を行っ てまいります。 ・経営基盤強化のため、人的資本への投資による生産性の向上や、財務・資本戦略の策定、サステナビ リティ経営等に取り組んでまいります。 以上を当社グループの対処すべき課題とし、創業100周年に向け、将来にわたる安定的な収益基盤の確立と、財務体質の健全化に努めてまいります。
事業等のリスク3,623字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 営業基盤および商圏動向に関するリスク (リスク) 当社グループは北部九州、山口地域を中心として活動しており、その業績は地域の気候状況、景気動向、消費動向、および同業・異業種の小売業他社との競争状況(新規大型商業施設の参入等)、地域の再開発事業等の影響を受けます。したがって、これらの要因は当社グループの業績に影響をおよぼす可能性があります。 (対応策) 旗艦店である本店と山口店につきましては、より一層魅力を高め、収益力を強化するための売場改装を行うとともに、地域のお客様のニーズに応えてまいります。また、百貨店の強みである編集力を活かした売場づくりを行い、商品力・販売力・サービス力を強化し、店舗価値の向上をはかってまいります。 (2) 商品取引に関するリスク (リスク) 当社グループの取扱商品の中で、食品においては、消費者の食品に対する不安が高まり当社グループの売上に影響を及ぼす可能性があります。また、商品取引において契約不適合がある商品の販売等があった場合、公的規制や損害賠償責任等による費用の発生や消費者からの信用失墜による売上の減少等、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (対応策) 当社グループでは、食品の適正な品質表示のため、毎週「食品検品デー」を実施しており、賞味・消費期限をはじめアレルギー原料等の表示確認の徹底を行っております。また、万一の食中毒や異物混入等の発生に備え、社内情報共有体制を整備し、原因究明、再発防止策の実施と、必要に応じて所轄の保健所へ報告するとともに、危害発生要因の防止策としてHACCPに基づく「自主衛生管理マニュアル」を策定し、食品衛生管理の徹底に努めております。 また、非食品部門においても、毎月「商品検品デー」を実施しており、原産国、素材や強調表示等の適正な表示確認の徹底に努めております。 (3) 各種システムに関するリスク (リスク) 自然災害やデータセンターの事故および通信回線や電力供給に障害等が起きた場合、カード決済が出来ない等、店舗営業業務に支障をきたし、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (対応策) 当社グループでは、各種システムが安定的に稼働できるように、システムに冗長性を持たせるとともに、セキュリティ対策を行っております。また、社内に情報システム部門を設置して、外部からの攻撃の防止および様々な障害に対して迅速に対応するための体制を構築し、リスク低減をはかってまいります。 (4) 顧客情報の流出に関するリスク (リスク) 当社グループの顧客情報の管理については、社内規程および管理マニュアルに基づき厳重に管理・運用を行っておりますが、不測の事故または事件によって顧客情報が外部に流出した場合、当社グループの社会的信用の失墜を招き、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (対応策) 当社グループは、顧客情報の流出防止のため、店舗および事業所内にある顧客台帳や各種伝票類の施錠保管ルールを定め、その徹底と定期的な監査を実施しております。また、電子保存の顧客情報アクセスに関しては厳格な入室制限を行っております。 (5) 情報セキュリティに関するリスク (リスク) 当社グループは、外部からのコンピューターウイルスやサイバー攻撃等により、情報漏洩等が発生したり、情報システムに障害が発生して適切に稼働できない等の事態が発生した場合、店舗の運用等に重大な影響を与え、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (対応策) インターネットの閲覧に起因するリスクを低減するため、業務に関わりのないサイトへの閲覧制限を実施しております。また、ウイルスメール受信時の対策として、社内通知等による注意喚起および従業員の不審メールへの対応教育・訓練のための「メール訓練」を実施しております。 (6) 公的規制に関するリスク (リスク) 当社グループは、商品・サービスの提供は景品表示法等、商品の仕入れは独占禁止法や取適法等、出店や増床に関しては大規模小売店舗立地法をはじめとする各種法規制の適用を受けております。当社グループにおいては内部統制室を構築し、法令遵守を徹底しておりますが、これらの規制を遵守できなかった場合、法令違反として、業務改善命令や業務停止命令、罰金等の制裁を受ける可能性があります。その場合、社会的信用が低下し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (対応策) 当社グループは、当社を取り巻く各種法規制の適用に対し、コンプライアンス研修をはじめとする各種研修を通じ従業員に対する情報の提供や法令遵守に関する教育を実施しております。また、法令違反やそのおそれに対して従業員から内部通報、内部告発を受ける内部通報窓口を設置し、法令違反の未然防止や早期発見に努めております。 (7) 自然災害・事故等に関するリスク (リスク) 当社グループの主な事業である百貨店業は、店舗による事業展開を行っており、火災・地震・洪水・台風等の不測の災害または事故によって店舗等事業所に大きな損害を受けた場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (対応策) 当社グループは、火災・地震・洪水・台風等の不測の災害または事故への対策として、施設、設備、防災備品の点検や、火災・防水・地震等の各種避難訓練を定期的に実施しております。また、店舗等の建物・設備に対する火災保険や店内事故等への施設賠償責任保険に加入するなど、リスク発現時の損失の補填対応を行っております。 さらに、万一の災害や不測の事態の発生により、店舗等事業所に大きな損害を受ける等事業の遂行に支障が生じた場合に備え、事業を継続または早期に再開できるよう事業継続計画(BCP)を策定しております。 (8) 減損損失によるリスク (リスク) 当社グループの資産価値が下落した場合や事業の収益性が悪化した場合には、減損損失が発生し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (対応策) 固定資産のリスクに関しては、店舗の魅力を高め、不動産等の収益性を高めるための設備投資をおこない、その採算管理や投資回収状況を評価することにより、安定的なキャッシュ・フローの創出に努め、リスクの低減を図っております。 株式の保有リスクに関しては、四半期毎に時価を把握し、取引先企業との関係を勘案して保有状況を取締役会において報告しております。 (9) 財政状態に関するリスク (リスク) 当社グループは、金融市場の混乱や景気低迷、金融機関の融資姿勢の変化により借入や借換えが困難になった場合や、市場金利の急速な上昇等に伴い支払利息が増加し、収益や資金繰りの悪化により当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (対応策) 当社グループは、日頃から金融市場や景気動向に関する情報収集に努め、注視しております。また、万一の場合に備え、設備資金および運転資金を機動的かつ安定的に調達するため、取引銀行と良好な関係を維持し、必要な資金調達に支障をきたさないようにしております。 (10)繰延税金資産に関するリスク (リスク) 当社グループは、将来減算一時差異および税務上の繰越欠損金に対して将来の課税所得等を合理的に見積り繰延税金資産を計上しておりますが、実際の課税所得等が見積りと異なることで繰延税金資産の全部または一部の回収可能性が無いと判断される場合には、繰延税金資産を減額することになります。その結果、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (対応策) 当社グループは、慎重に繰延税金資産の回収可能性を検討し、合理的な範囲内での繰延税金資産の計上を行うように努めております。 (11)持分法適用関連会社に関するリスク (リスク) 当社グループのうち、持分法適用関連会社である㈱ニシコンは、情報サービス業(ソフトウエアの受注開発事業など)を営んでおりますが、予測できない事態により見積りを超えるコストや追加作業が発生した場合、当社グループの経営成績および財政状態に悪影響を与える可能性があります。 (対応策) 当社は、四半期等での業績、外部環境の変化および財政状況をモニタリングするなど、適切な管理を行い、不採算案件の抑制に努めております。
経営成績の分析 (MD&A)5,976字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (業績等の概要) (1) 業績 当期におけるわが国経済は、底堅い企業業績を背景に、雇用・所得環境は堅調に推移し、緩やかな回復基調で推移いたしました。 国内消費におきましては、日中関係の緊張の高まりや地政学リスク、米国の通商政策等による下振れリスクが消費マインドに及ぼす影響が懸念され、依然として先行き不透明な状況が続いております。 百貨店業界におきましては、国内のオケージョン需要や富裕層の消費は堅調に推移し、底堅さを見せたものの、円安一服や中国の渡航自粛の影響によるインバウンド需要の減速に加え、高額品需要の勢いが鈍化するなど、厳しい商況が続いております。 こうした状況の中、当社グループにおきましては、地域唯一の百貨店として、地域経済・社会の発展に貢献することを中長期的に目指す姿と定め、資産価値向上に取り組む「井筒屋グループ 中期3ヵ年経営計画(2025年度~2027年度)」を策定し、推進いたしております。 当期は、物価上昇の継続による消費者の節約志向の強まりや来店客数の伸び悩み等の影響を受け、売上高は計画を下回る水準で推移いたしました。一方で、期後半には高額品を中心とした新規商材の積極的な導入、新規催事やアプリ・SNSを活用した販売促進などの需要喚起施策により、持ち直しの動きが見られました。また、次なる成長に向けた基盤整備として、11月には北九州市および北九州商工会議所との3者間で「『地域商社』構想の実現に向けた連携に係る基本合意書」を締結し、収益基盤の多様化に向けた「地域商社」構想における第一弾となる商品の開発・販売を開始いたしました。 当社グループの業績につきましては、売上高は212億83百万円(前期比96.1%)、営業利益は6億15百万円(前期比59.1%)、経常利益は4億72百万円(前期比63.8%)、親会社株主に帰属する当期純利益は4億91百万円(前期比49.2%)となりました。 なお、百貨店業の代理人取引を総額に置き換えた場合の売上高は、525億10百万円(前期比97.5%)であります。 セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。 ① 百貨店業 当社グループの主要事業であります百貨店業におきましては、百貨店らしさの追求を普遍的な基本方針と位置付けたうえで、デジタル推進をはじめ、商品・サービス力強化の取り組みを推し進めております。 本年度は、創業90年の節目を迎える年となり、これまで井筒屋を支えていただいた地域のお客様に、年間を通して様々な形で、感謝の気持ちを伝えてまいりました。 デジタル推進といたしましては、4月に導入1周年を迎えた「井筒屋アプリ」は、登録会員数も計画を上回って進捗しており、今後もお客様の利便性向上を図るとともに効果的な営業施策を実施してまいります。 サービス力強化といたしましては、友の会カードについて、積立を継続いただけるお客様用に自動チャージシステムを導入いたしました。ご来店不要でお持ちの井筒屋友の会カードに自動で全額がチャージされるようになり、多くのお客様に大変喜ばれております。 商品力強化といたしましては、本館3階では、女性誌販売部数№1雑誌「ハルメク」で販売している商品を取り扱う「ハルメク おみせ」が新規オープンいたしました。50代以上の女性のために開発したオリジナルファッションアイテムやコスメなど様々な商品を展開しており、お客様に大変ご好評いただいております。 本館地階では、「茅乃舎」が移設リニューアルオープンいたしました。定番のだしに加え、新たに日本各地から厳選した台所道具や器などの取扱いを増やし、商品展開の幅が広がっております。また、洋菓子強化のため、イタリア生まれのウエハース・スイーツ専門店「BABBI」を新規導入いたしました。 本館6階では、タオル売場をリニューアルオープンするとともに、眠りの体験型店舗「nishikawaショップ」が新しくオープンいたしました。全身の形状を3D計測できる「N3D-body」を九州の百貨店では初導入し、パーソナルな接客システムのもと、専門スタッフによるコンサルティング販売を実現。ワンランク上の眠りをご提案いたしております。 本館7階では、ナルミヤインターナショナルで人気のガールズ&ボーイズブランド 、「petit main (プティマイン)」が新規オープンし、価格帯の幅が広がり、お客様からご好評いただいております。 本館8階では、昨今の好調な物産展等のお客様ニーズにお応えするべく、催事場を拡大。物産催事の拡張やオケージョン売場の対応など有効活用に努めております。 レストラン街におきましても、お客様の健康と生活の質「Quality of Life」向上と地産地消の食材を使った逸品料理を提供する「蕎麦.和カフェ瑞月(みづき)」が新しくオープンいたしました。 催事・イベントに関しましても、「北海道物産展」や「文具の博覧会」、「ショコラスペシャリテ」などの人気催事に加え、初企画として、井筒屋創業90周年記念特別企画「大北陸展」、「関西グルメフェア」、「大九州展」、「あんことスイーツフェア」を開催し、連日多くのお客様で賑わいました。 また、小倉井筒屋創業90周年のプロモーションテーマ「もっと、思いがけない百貨店へ。」を体現するイベントの一つとして、小倉井筒屋の本館と新館の間のクロスロードと隣接する船場広場におきまして、「井筒屋モーターフェスティバル」を初開催。普段なかなか見ることのない憧れの輸入車の競演に、お子様から大人まで楽しんでいただけたイベントとなりました。 新館9階パステルホールでは、「燃える闘魂アントニオ猪木展」を開催し、猪木氏の貴重な品々の展示やレジェンドレスラー達によるトークショーを実施。また、北九州育ちの画家わたせせいぞう氏の画業50周年と井筒屋90周年を記念した「わたせせいぞう展」を開催。サイン会では長蛇の列ができるなど多くのお客様にご来場いただきました。 サテライトショップにおきましては、「中津ショップ」がゆめタウン中津内で移設・リニューアルオープンし、大変ご好評をいただいております。 山口店におきましては、顧客層ならびに価格帯を広げる目的で2階婦人服フロアに「インディヴィ」、 4階紳士服フロアに「メンズビギ」をオープンいたしました。また新規催事として「選べるガチャガチャランド」を山口県初開催。普段、来店の少ない若年層に大変ご好評いただきました。 本店で取扱いのあるラグジュアリーブランドの販売会や本店特選会へのご招待など、本店との商品供給における連携強化や、本店への送客を図ることで、売上の拡充に努めております。本年、「小倉井筒屋バスツアー」を初開催。山口店のお客様をバス送迎し、ゆっくりお買物を楽しんでいただきました。 また、「周南ショップ」が「徳山デッキ」1階へ移転オープンいたしました。駅からのアクセスも良く、お客様から大変ご好評いただいております。 持続可能な社会の実現に向けた取り組みといたしましては、日本航空株式会社と協働で「国産SAF原料となる家庭からの廃食油の回収」を開始。また、従業員団体である井和会の社会貢献活動として「フードドライブ」を実施し、回収した未使用の食品を地域のNPO法人に寄贈いたしました。加えて、産学官連携で取り組む植樹会、クリスマスオーナメント制作等のワークショップや木育講座などの森林保全活動が認められ、「緑化功労者表彰 福岡県知事賞」を受賞いたしました。今後も様々なサステナビリティ活動をすすめてまいります。 当社グループの百貨店業におきましては、売上高は212億47百万円(前期比96.0%)、営業利益は6億66百万円(前期比61.0%)となりました。 ② 友の会事業 友の会事業におきましては、売上高は35百万円(前期比102.0%)、営業利益は58百万円(前期比182.6%)となりました。 (2) キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度の現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べて1億27百万円減少し、26億35百万円となりました(前連結会計年度は27億62百万円)。これらの要因は以下のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、主に税金等調整前当期純利益や減価償却費等の計上により18億31百万円の資金収入(前連結会計年度は13億69百万円の資金収入)となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、主に有形固定資産の取得等により3億円の資金支出(前連結会計年度は4億21百万円の資金支出)となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、主に借入金の返済により16億57百万円の資金支出(前連結会計年度は15億78百万円の資金支出)となりました。 (生産、受注及び販売の実績) (1) 仕入実績 当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 また、当社および当社の連結子会社は、百貨店業および友の会事業を行っており、生産および受注については該当事項はありません。 セグメントの名称   金額(百万円)   前期比(%) 百貨店業   10,511   95.5 友の会事業   -   - 合計   10,511   95.5 (注) セグメント間取引については、相殺消去しております。 (2) 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 友の会事業におきましては、前払式の商品販売の取次を行っており、主に百貨店からの手数料を収益として認識しております。手数料については、契約に定める料率等に基づき、井筒屋友の会カード(お買物カード)等の使用に応じて収益を認識しております。 セグメントの名称   金額(百万円)   前期比(%) 百貨店業   21,247   96.0 友の会事業   35   102.0 合計   21,283   96.1 (注) セグメント間取引については、相殺消去しております。 (経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容) 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 財政状態及び経営成績の状況に関する認識および分析・検討内容 ①財政状態の分析 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度に比べ11億64百万円減少し、433億30百万円となりました。これは主に、現金及び預金や有形固定資産の建物及び構築物等が減少したことによるものであります。 負債につきましては、前連結会計年度末に比べ14億50百万円減少し、311億23百万円となりました。これは主に、長期借入金等が減少したことによるものであります。 純資産は、自己株式の取得や実効税率の変更により土地再評価差額金が減少したものの親会社株主に帰属する当期純利益の計上による利益剰余金の増加により前連結会計年度末に比べ2億86百万円増加し、122億7百万円となりました。 ②経営成績の分析 a) 概況 百貨店業を中心とした諸施策を講じてまいりました結果、売上高は212億83百万円(前期比96.1%)、営業利益は6億15百万円(前期比59.1%)、経常利益は4億72百万円(前期比63.8%)、親会社株主に帰属する当期純利益は4億91百万円(前期比49.2%)となりました。 b) 売上高 当連結会計年度の百貨店業の売上高は212億47百万円(前期比96.0%)となりました。 友の会事業におきましては、売上高は35百万円(前期比102.0%)となりました。 c) 販売費及び一般管理費 販売費及び一般管理費は、101億15百万円(前期比99.8%)となり、前連結会計年度に比べ17百万円の減少となりました。 d) 営業外損益 営業外損益は、1億42百万円の損失(前連結会計年度は2億99百万円の損失)となり、前連結会計年度に比べ1億57百万円利益が増加いたしました。前連結会計年度は持分法による投資損失152百万円を営業外費用に計上いたしました。 e) 特別損益 当連結会計年度は55百万円の利益(前連結会計年度は2百万円の利益)となり、前連結会計年度に比べて52百万円利益が増加いたしました。当連結会計年度は投資有価証券売却益55百万円を特別利益に計上いたしました。 (2) キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度の現金及び現金同等物は前連結会計年度に比べ1億27百万円減少し、26億35百万円となりました(前連結会計年度は27億62百万円)。これらの要因は以下のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは、主に税金等調整前当期純利益や減価償却費等の計上により18億31百万円の資金収入(前連結会計年度は13億69百万円の資金収入)となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の投資活動によるキャッシュ・フローは、主に有形固定資産の取得等により3億円の資金支出(前連結会計年度は4億21百万円の資金支出)となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の財務活動によるキャッシュ・フローは、主に借入金の返済により16億57百万円の資金支出(前連結会計年度は15億78百万円の資金支出)となりました。 (3) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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