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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

コスモスイニシア

COSMOS INITIA Co., Ltd.8844 · Standard · 不動産業

「イニシア」ブランドで新築マンションから中古再生、ホテル運営まで展開。生活と都市に多様な価値を提供する不動産会社。

概要

コスモスイニシアは、1969年に映画社として創業し、1974年から不動産業に転じた企業である。現在は新築・リノベーションマンションの開発販売、収益不動産の開発・再生、アパートメントホテル運営などを手がける。2026年3月期の連結売上高は1493億円、従業員数1295人。大和ハウスグループに属し、東京証券取引所スタンダード市場に上場している。

四つの報告セグメントで構成される事業ポートフォリオ

当社グループは、レジデンシャル事業、ソリューション事業、宿泊事業、工事事業の四つの報告セグメントで構成される。レジデンシャル事業は新築マンション「イニシア」、アクティブシニア向け「イニシアグラン」、新築一戸建「イニシアフォーラム」、リノベーションマンション「イニシア&リノベーション」の開発・販売を手がける。ソリューション事業は収益不動産「コスモグラシア」「クロスシー」の開発・販売、不動産賃貸管理、シェアオフィス「MID POINT」、シェアレジデンス「nears」の運営を含む。宿泊事業はアパートメントホテル「MIMARU」の開発・販売と運営、アウトドアリゾート「ETOWA」の運営を行う。工事事業は連結子会社の株式会社GOOD PLACEがオフィス移転・内装工事、建築・リノベーション工事等を担う。2026年3月期のセグメント別売上高は、レジデンシャル事業が483億円、ソリューション事業がXX億円(未公表)、宿泊事業がXX億円、工事事業がXX億円である(但し、入力データに個別数値なし)。

首都圏・近畿圏を中心とした国内展開と海外事業

国内では首都圏と近畿圏を主要市場とする。1977年に大阪支社(現西日本支社)を設置し、近畿圏での分譲マンション販売を開始した。2009年には首都圏各支社(横浜支社・北関東支社・千葉支社)を統合し本社に集約した。海外事業として、1990年にオーストラリアでCosmos Australia Pty Ltdを設立しホテル・リゾート運営に着手したが、2018年に同事業から撤退した。その後、2016年にCosmos Australia Holdings Pty Ltdを設立し、豪州で分譲住宅開発を継続している。2022年には米国でCosmos USA Holdings Incを設立し、収益不動産の中古ストック再生・販売を開始した。2023年にはCosmos Australia Pty Ltdの清算を完了し、豪州事業を同Holdingsに移管した。海外事業はレジデンシャル事業およびソリューション事業の一部として位置づけられる。

グループ子会社が担う専門機能

当社グループは、親会社であるコスモスイニシアの他に14社の連結子会社を有する。レジデンシャル事業では、株式会社コスモスライフサポートが不動産管理業務を行う。ソリューション事業では、株式会社WOOCがレンタルオフィス「BIZcomfort」、コワーキングスペース、住宅管理・サブリース等を手がける。また、株式会社コスモスイニシア不動産投資顧問は私募ファンドの組成・運用準備を進めている。宿泊事業では、株式会社コスモスホテルマネジメントが「MIMARU」のホテル施設運営を担う。工事事業は株式会社GOOD PLACEが一括して行う。海外では、Cosmos Australia Holdings Pty Ltd(豪州子会社6社)とCosmos USA Holdings Inc(米国子会社1社)が現地事業を展開する。これらの子会社を通じて、開発・販売から管理・運営まで一貫したサービスを提供している。

売上高1,493億円、経常利益112億円の収益構造

2026年3月期の連結業績は、売上高1,493億円(前期比15.3%増)、営業利益125億円(同32.6%増)、経常利益112億円(同40.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益82億円(同54.7%増)であった。セグメント別では、レジデンシャル事業が減収(売上高483億円、前期比0.4%減)ながら、リノベーションマンション販売の戸当たり価格上昇や前期の豪州評価損反動によりセグメント利益は22億円(同66.9%増)と増益。ソリューション事業と宿泊事業は増収増益、工事事業は減収増益となった。財政状態では総資産1,856億円、自己資本比率30.64%。前期比で総資産は87億円増加、純資産は79億円増加した。中期経営計画2028では2028年度に経常利益140億円、ROE13%を目標としており、2035年度には経常利益300億円、ROE15%を目指す。

業界の中での役割は住宅・商業不動産の開発・販売・運営を行うデベロッパーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,493億円
営業利益
125億円
営業利益率
8.4%
純利益
82億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
ソリュー ション事業636億円42.6%44億円6.9%
レジデン シャル事業483億円32.4%22億円4.6%
宿泊事業291億円19.5%92億円31.6%
工事事業83億円5.6%1億円1.2%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01住宅販売主力

「イニシア」ブランドで新築マンションや一戸建てを開発・販売。また、中古マンションのリノベーション販売も行い、買い替え市場にも対応する。

主な製品・サービス3
イニシア
新築マンションブランド。
イニシアフォーラム
新築一戸建てブランド。
イニシア&リノベーション
中古マンション再生・販売。

02収益不動産準主力

収益ビルやマンションの開発・販売、中古ストックの再生。サブリースやオフィス賃貸など運営管理も手掛ける。

主な製品・サービス4
コスモグラシア
分譲マンション。
クロスシー
ビル。
コスモリード
中古マンション。
リードシー
中古ビル。

03宿泊事業副次

アパートメントホテル「MIMARU」を開発・販売・運営。外国人観光客向けにサービスを提供。

主な製品・サービス1
MIMARU
アパートメントホテル。

04建設・工事副次

子会社がオフィス移転・内装工事、リノベーション工事、マンションギャラリー設営などを手掛ける。

製品と技術

主力商品「イニシア」シリーズとリノベーションマンション

レジデンシャル事業の主力は、新築マンション「イニシア」である。これは首都圏・近畿圏で展開するブランドで、2026年3月期の新築マンション引渡戸数は335戸、売上高214億円、売上総利益率24.8%であった。アクティブシニア向けには「イニシアグラン」、新築一戸建には「イニシアフォーラム」のブランドがある。また、中古ストックを再生するリノベーションマンション「イニシア&リノベーション」も重要な柱であり、同期の引渡戸数は260戸、売上高244億円、売上総利益率15.4%であった。戸当たり販売価格は都心部・高価格帯商品へのシフトにより上昇傾向にある。

収益不動産ブランド「コスモグラシア」「クロスシー」

ソリューション事業では、収益不動産の開発・再生を「コスモグラシア」(マンション)と「クロスシー」(ビル)のブランドで展開する。中古ストック再生には「コスモリード」(マンション)と「リードシー」(ビル)を用いる。また、共同出資型不動産「セレサージュ」の開発や再生も手がける。これらの物件は投資家向けに販売されるほか、自社で賃貸管理・運営も行う。賃貸管理では、マンションの転貸(サブリース)やオフィスビルの賃貸、シェアオフィス「MID POINT」、シェアレジデンス「nears」の運営を展開している。

アパートメントホテル「MIMARU」とアウトドアリゾート「ETOWA」

宿泊事業の中核は、アパートメントホテル「MIMARU」である。MIMARUはキッチンやリビングを備えた滞在型ホテルで、訪日外国人旅行者を主なターゲットとする。当社が開発・販売し、連結子会社の株式会社コスモスホテルマネジメントが運営を担う。2023年には訪日外国人旅行者数が4,000万人を突破するなどインバウンド需要が追い風となっている。また、アウトドアリゾート「ETOWA」は自然体験型の宿泊施設で、当社が企画・運営を行う。これらの宿泊施設は、不動産販売に加え安定した運営収益をもたらすストック型ビジネスとして位置づけられている。

レンタルオフィス「BIZcomfort」と工事事業

ソリューション事業の子会社である株式会社WOOCは、「BIZcomfort」を中心としたレンタルオフィス事業、コワーキングスペース事業、住宅管理・サブリース事業、リフォーム・リノベーション事業等を展開する。BIZcomfortは都市部の中小企業や個人事業主向けに柔軟なオフィススペースを提供する。工事事業は連結子会社の株式会社GOOD PLACEが担い、オフィス移転・内装工事、建築・リノベーション工事、マンションギャラリー設営工事等を行う。GOOD PLACEは1990年にコスモスモアとして設立され、グループ内の工事需要を請け負うとともに外部からの受注も行う。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

不動産業のなかでの位置

中堅不動産デベロッパー、成長基調続く

コスモスイニシアは、不動産業セクターの中堅企業であり、売上高1295億円(2025/3期)と同業の大東建託などに比べると小規模だが、タスキホールディングスなどと競合する。営業利益率は7.3%と安定的で、2026/3期には売上高1493億円、利益率8.4%と成長見込み。不動産市況に左右されやすい業種だが、好調を維持。

強み

  • 売上高、営業利益率ともに上昇傾向にあり、成長基調が続いている。
  • 営業利益率7%超を維持し、不動産業界では良好な水準。
  • 大手に比べて意思決定が速く、市場変化に柔軟に対応可能。
  • 分譲・賃貸など複数の事業セグメントを持ち、リスク分散が図られている。

課題

  • 金利上昇や需要変動の影響を受けやすく、業績が不安定になる可能性。
  • 大東建託など大手デベロッパーとの競争で、シェア拡大が難しい。
  • 提供データが限定的で、詳細な財務分析が困難。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

不動産業の時価総額近傍。太字がコスモスイニシア

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13245ディア・ライフ504億円11.6倍
28864空港施設504億円13.9倍
38914エリアリンク468億円11.5倍
43475グッドコムアセット458億円22.2倍
56625JALCOホールディングス453億円23.7倍
68844コスモスイニシア424億円5.1倍
73299ムゲンエステート419億円8.7倍
83276JPMC398億円20.2倍
92980SREホールディングス386億円20.9倍
103271THEグローバル社359億円12.1倍
118929青山財産ネットワークス346億円12.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 33件

映画社から不動産会社へ転換した1969~1977年

1969年6月、東京都千代田区に資本金200万円で株式会社日本リクルート映画社として設立された。1974年2月、事業目的を不動産事業に変更し、環境開発株式会社に商号変更。同年5月に宅地建物取引業者免許を取得し、分譲マンションの販売事業を開始した。1977年5月には建設大臣免許を取得し、同年6月に大阪支社(現西日本支社)を設置して近畿圏でも販売を開始した。創業からわずか8年で、首都圏と近畿圏の両方に拠点を持つ不動産ディベロッパーへと変貌を遂げた。

リクルートグループ時代の事業拡大(1985~1993年)

1985年1月に不動産仲介事業を本格化し、同年3月には株式会社リクルートコスモスに商号変更、日環建物株式会社を吸収合併した。1986年7月には不動産賃貸事業を開始し、同年10月には株式を店頭登録。1987年3月には株式会社コスモスライフ(現大和ライフネクスト株式会社)の全株式を取得し、不動産管理事業に進出した。1990年1月には株式会社コスモスモア(現株式会社GOOD PLACE)を設立しリフォーム工事事業を開始、同年9月にはオーストラリアにCosmos Australia Pty Ltdを設立し海外ホテル・リゾート運営に着手した。1993年7月に本社を東京都港区に移転。この時期に住宅販売から管理、リフォーム、海外まで事業領域を広げた。

MBOでリクルートから独立し社名変更(2005~2006年)

2004年12月、日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に上場した。翌2005年6月、MBO(マネジメント・バイアウト)の手法によりリクルートグループから独立した。2006年9月には株式会社コスモスイニシアに商号変更し、本社を東京都千代田区に移転した。独立後は自らのブランド「イニシア」を前面に打ち出し、新築マンション事業を強化。2010年には大阪証券取引所JASDAQに上場し、2011年1月には分譲マンション累計供給戸数が10万戸を突破した。

大和ハウスグループ入りと10万戸達成(2011~2013年)

2011年7月に本社を再び東京都港区に移転。2013年6月、大和ハウス工業株式会社と資本業務提携契約を締結し、大和ハウスグループの一員となった。同年7月には東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場した。大和ハウスグループの資本を得て財務基盤を強化するとともに、両社の協業による事業機会の拡大を図った。2011年に達成した累計10万戸供給は、創業から37年での節目となった。

海外事業の再編とホテル事業からの撤退(2016~2018年)

2016年12月、豪州事業を再編するためCosmos Australia Holdings Pty Ltdを設立。2017年10月には株式会社コスモスホテルマネジメントを設立し、アパートメントホテル「MIMARU」の運営を開始した。同年12月には株式会社WOOCと資本業務提携を締結し、レンタルオフィス事業を強化した。しかし、長年手がけてきた海外ホテル・リゾート運営事業については、2018年3月にCosmos Australia Pty Ltdが保有するKBRV Resort Operations Pty Ltdの全株式を譲渡し、同事業から完全に撤退した。豪州では分譲住宅開発に特化する方針へ転換した。

市場区分変更と新たな中期経営計画(2022~2026年)

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴いスタンダード市場に上場。同日、米国子会社Cosmos USA Holdings Incを設立した。同年10月にはCosmos Australia Pty Ltdの不動産事業等をCosmos Australia Holdings Pty Ltdへ移管し、2023年3月に同Pty Ltdを清算結了した。2025年3月期には売上高1,295億円、営業利益95億円を達成。2026年3月期は売上高1,493億円、営業利益125億円と過去最高を更新した。2026年5月、10年先を見据えた「Vision 2035」と3か年の「中期経営計画2028」を策定し、2028年度に経常利益140億円、ROE13%を目標に掲げた。

年表33件を開く

1960年代

  • 1969年6月創業東京都千代田区に、資本金2百万円をもって株式会社日本リクルート映画社を設立

1970年代

  • 1974年2月商号変更事業目的を不動産事業に変更し、環境開発株式会社に商号変更
  • 1974年5月宅地建物取引業者免許(東京都知事(1)第27494号)を取得し、分譲マンションの販売事業を開始
  • 1977年5月宅地建物取引業者免許(建設大臣(1)第2361号)を取得
  • 1977年6月大阪支社(現西日本支社)を設置し、近畿圏でも分譲マンションの販売事業を開始

1980年代

  • 1985年1月不動産仲介事業を本格的に開始
  • 1985年3月M&A株式会社リクルートコスモスに商号変更、東京都中央区に本社移転 日環建物株式会社を吸収合併
  • 1986年7月不動産賃貸事業を本格的に開始
  • 1986年10月当社株式を店頭登録
  • 1987年3月株式会社コスモスライフ(現大和ライフネクスト株式会社)の全株式を取得し、不動産管理事業に進出

1990年代

  • 1990年1月株式会社コスモスモア(現連結子会社・株式会社GOOD PLACE)を設立し、リフォーム等工事事業を開始
  • 1990年4月一級建築士事務所を設置
  • 1990年9月創業オーストラリアに、Cosmos Australia Pty Ltdを設立し、海外ホテル・リゾート運営事業に着手
  • 1993年7月東京都港区に本社移転
  • 1996年4月戸建住宅の販売事業を本格的に開始
  • 1998年10月お客さま相談窓口「コスモスホットライン」を設置

2000年代

  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場
  • 2005年6月MBO(マネジメント・バイアウト)の手法により、リクルートグループから独立
  • 2006年9月商号変更株式会社コスモスイニシアに商号変更、東京都千代田区に本社移転
  • 2009年7月M&A首都圏各支社(横浜支社・北関東支社・千葉支社)を統合し、本社に集約
  • 2009年9月株式会社コスモスライフの全株式を大和ハウス工業株式会社へ譲渡

2010年代

  • 2010年10月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場
  • 2011年1月分譲マンション累計供給戸数が10万戸を突破
  • 2011年7月東京都港区に本社移転
  • 2013年6月大和ハウス工業株式会社と資本業務提携契約を締結し、大和ハウスグループ会社となる
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
  • 2014年10月株式会社コスモスライフサポート(現連結子会社)を設立
  • 2016年12月Cosmos Australia Holdings Pty Ltd(現連結子会社)を設立
  • 2017年10月株式会社コスモスホテルマネジメント(現連結子会社)を設立
  • 2017年12月株式会社WOOC(現連結子会社)と資本業務提携契約を締結
  • 2018年3月Cosmos Australia Pty Ltdが保有するKBRV Resort Operations Pty Ltdの全株式を譲渡し、海外ホテル・リゾート運営事業から撤退

2020年代

  • 2022年4月上場東京証券取引所の市場区分の見直しに伴い、東京証券取引所スタンダード市場に上場 Cosmos USA Holdings Inc(現連結子会社)を設立
  • 2022年10月Cosmos Australia Pty Ltd(2023年3月清算結了)の不動産事業等をCosmos Australia Holdings Pty Ltdへ移管

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 経常利益(2035年度)2035年度まで300億円
  • ROE(2035年度)2035年度まで15%
  • 経常利益(2028年度)2028年度まで140億円
  • ROE(2028年度)2028年度まで13%
  • 配当性向(2029年3月期)2029年3月期まで30%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    事業ポートフォリオの再構築

    事業セグメントを住宅販売、収益不動産販売、ホテル運営、賃貸・運営、その他の5つに再編し、各事業の特性に応じた経営管理と成長戦略を実行することで収益の安定化と成長機会の最大化を図る。

  2. 02

    キャピタルアロケーションの明確化

    既存の不動産販売事業の強化に加え、賃貸資産の取得やデジタル・新規領域への戦略投資を推進し、持続的な利益成長を通じて株主還元の拡充を図る。計画期間中に販売用不動産550億円純増、賃貸資産180億円、デジタル・新規100億円、株主還元60億円の投資を行う。

  3. 03

    海外事業の拡大

    人口増加や経済成長で市場拡大が期待される豪州シドニー、米国テキサス州ダラス、ベトナムホーチミンの3地域でプロジェクト参画を通じ、中長期的な成長基盤を構築する。

  4. 04

    人・デジタルへの重点投資

    多様な人材が活躍できる環境整備とデジタル技術の活用によるプロセス・ビジネス変革を推進。従業員を成長の源泉と位置づけ、デジタルビジョンの下、3領域で施策を実行する。

  5. 05

    株主還元の充実

    計画最終年度(2029年3月期)の配当性向目標30%とし、段階的に引き上げる。初年度(2027年3月期)は配当性向25%、年間配当金1株当たり53円を見通す。2026年6月より株主優待制度も導入。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,295人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は934万円で、9期前と比べて+28.3%平均年齢は37.8歳、平均勤続年数は10.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月700
2018年3月801
2019年3月72837.610.1764
2020年3月72237.59.9864
2021年3月69437.810.3919
2022年3月70938.110.3972
2023年3月71938.110.5990
2024年3月74538.310.51,095
2025年3月81638.010.41,169813
2026年3月93437.810.21,295965

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率23.8%
縦線は目安の30%
男性育休取得率81.8%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)59.3%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社11(国内 9 / 海外 2、うち連結子会社 8) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位4)
MIMARU大阪 心斎橋NORTH — 大阪市中央区2,460百万円
宿泊事業
UCHIWA STAY OSAKA NAMBA — 大阪市中央区198百万円
宿泊事業
本社 — 東京都港区182百万円
レジデンシャル事業 ソリューション事業 宿泊事業 全社(共通)
本社 — 東京都渋谷区34百万円
工事事業
ほか2件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    株式会社GOOD PLACE
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社コスモスホテルマネジメント(注)7
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社コスモスライフサポート
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社コスモスイニシア不動産投資顧問(注)3
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社WOOC (注)4
    東京都品川区 · 連結子会社
    議決権66.7%
  • 海外
    Cosmos Australia Holdings Pty Ltd (注)5
    オーストラリア ニューサウスウェールズ州 ノースシドニー市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    Cosmos USA Holdings Inc
    アメリカ テキサス州 アービング市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    CU Investment 1 LLC (注)5
    アメリカ カリフォルニア州 ロサンゼルス市 · 連結子会社
    議決権80.0%
  • 海外
    Tin Nghia Land Investment Joint Stock Company
    ベトナム ホーチミン市 · 持分法適用会社
    議決権39.0%
  • 国内
    大和ハウス工業株式会社(注)6
    大阪市北区 · その他の関係会社
    議決権39.2%
  • 国内
    株式会社共立メンテナンス(注)6
    東京都千代田区 · その他の関係会社
    議決権25.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1,493億円営業利益125億円前期と比べると増収増益で、売上が+15.3%、利益が+31.6%。

売上高
+15.3%
1,493億円
営業利益
+31.6%
125億円
純利益
+54.7%
82億円
営業利益率
8.4%
前期比 +1.0%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1,880億円1,493億円
営業利益136億円125億円
純利益72億円82億円
1株あたり配当¥53¥53

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は277億円、営業利益は15億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+46.6%、営業利益は+1400.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q61044
2024年1Q18910.50
2024年2Q312227.113
2024年3Q25693.53
2024年4Q48927
2025年2Q626599.435
2025年4Q669365.418
2026年2Q6496610.241
2026年4Q844597.041
2027年1Q277155.46

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は858億円から1,493億円へ1.7倍に増えた。直近期の営業利益率は8.4%。売上は4期、純利益は4期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
2013年3月85821−11
株式会社コスモスライフサポート(現連結子会社)を設立
2014年3月6741413
2015年3月7561417
Cosmos Australia Holdings Pty Ltd(現連結子会社)を設立
2016年3月8703036
株式会社コスモスホテルマネジメント(現連結子会社)を設立
2017年3月9243530
2018年3月1,0084437
2019年3月1,0465146
2020年3月1,1065334
2021年3月1,0732220
東京証券取引所の市場区分の見直しに伴い、東京証券取引所スタンダード市場に上場 Cosmos USA Holdings Inc(現連結子会社)を設立
2022年3月1,0732617
2023年3月1,2344535
2024年3月1,2466743
2025年3月1,29595797.353
2026年3月1,4931251128.482

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1,493億円のうち、営業利益として残るのは125億円8.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は82億円、売上の5.5%にあたる。営業利益率は業種中央値9.6%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金78.6%1,174億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金13.0%194億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.4%125億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
21.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.2pt
8.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.7pt
5.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+2.6pt
15.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが39億円、投資CFが−2億円で、差し引きのフリーCFは37億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は251億円で、売上の2.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月85−1−858484
2014年3月−237−2249−23994
2015年3月−51−193−52134
2016年3月−174−10182−184131
2017年3月11−4397177
2018年3月−10−7−7−17153
2019年3月−15131169−120203
2020年3月−80−498−84216
2021年3月200−4−101196312
2022年3月−105−7131−112330
2023年3月−27−639−33335
2024年3月−93−10110−103344
2025年3月−35−10−20−45278
2026年3月39−2−6537251

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1,856億円。このうち返さなくてよい自己資本が582億円で、自己資本比率は30.6%(業種中央値32.8%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月48213135127.2
2014年3月70814256620.0
2015年3月82815966919.2
2016年3月1,02319582819.0
2017年3月1,10222288020.2
2018年3月1,15325889522.4
2019年3月1,28229898423.3
2020年3月1,4603281,13222.3
2021年3月1,4353501,08524.0
2022年3月1,4523661,08624.8
2023年3月1,5744151,15926.0
2024年3月1,7334561,27725.8
2025年3月1,7685031,26527.9
2026年3月1,8565821,27330.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
251億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
454億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
1,273億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
47
/ 100
安定性自己資本比率20 / 40
収益力営業利益率17 / 30
現金創出営業CFの黒字継続10 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

不動産業 131社との比較

同じ不動産業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り131社中40位あたり、逆に低いのは営業利益率131社中79位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
15.5%/中央値 12.9%
P25 7.7%P75 19.5%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
8.4%/中央値 9.6%
P25 5.6%P75 15.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
30.6%/中央値 32.8%
P25 26.6%P75 48.5%
売上成長率前期からの売上の伸び
15.3%/中央値 11.4%
P25 3.3%P75 23.1%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.2%/中央値 3.5%
P25 2.5%P75 4.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,250で、1年前と比べて-7.3%過去52週の値幅のなかでは43%の位置にある。

¥1,250-2.0%1ヶ月-2.2%1年-7.3%時価総額424億円
過去52週の値幅
安値¥1,055高値¥1,510

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)5.1倍
PER (会社予想)5.9倍
PBR0.75倍
配当利回り4.24%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は1243円で、25日移動平均線1324.32円を約6.1%下回る。1ヶ月で11.91%下落し、52週高値1511円からは約17.7%下落。週足では7月上旬から下落基調が続き、8月7日には1209円まで下落した。出来高は8月6日に182700株と急増し、売り圧力が強い。RSIは28.57と売られ過ぎ圏に接近。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PERは5.12倍と業界平均の14.78倍を大きく下回り、PBRも0.74倍と平均1.81倍を下回り、割安感が強い。ROEは15.52%と高く、収益性は良好。配当利回りは4.26%と平均3.03%を上回り、株主還元も充実。売上高は増加傾向で、営業利益も改善しており、業績の成長が期待できる。ただし、不動産業界の市況変動リスクには注意が必要。総合的に見て、現在の株価は割安であると判断する。

指標この会社業種平均
PER (実績)5.1倍14.9倍
PER (予想)5.9倍
PBR0.75倍1.84倍
ROE15.5%11.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

首都圏のマンション市場は価格上昇と需要の底堅さがある一方、金利上昇による購入負担増や供給過剰の懸念がある。強気派は、売上・利益の増加(2026年3月期売上高1493億円、営業利益率8.37%)を評価し、収益不動産事業の拡大も寄与すると期待。弱気派は、金利動向やマンション価格の高止まりによる需要減退、用地取得競争の激化を懸念し、業績の変動リスクを指摘。

プラスに働く材料7
  • 業績の拡大基調

    2026年3月期の売上高・営業利益率が前期比で改善。

  • 多角化の進展

    収益不動産やリノベーション事業で収益源を多様化。

  • 首都圏の需要

    首都圏でのマンション需要が高水準で、売上を下支え。

  • 純利益82億円と55%増益決算発表後影響

    純利益53→82億円、増益率55%、営業利益125億円

  • 売上高1493億円と15%増収通年影響

    売上高1295→1493億円、増収額198億円

  • 実績PER5.12倍の極端な割安継続影響

    配当利回り4.26%と合わせ、下値不安は限定的

  • 営業利益率8.37%と改善通年影響

    営業利益率7.34%→8.37%、営業利益125億円

マイナスに働く材料7
  • 金利上昇リスク

    住宅ローン金利上昇で購入需要が減退する可能性。

  • 用地取得競争

    首都圏の用地価格高騰で利益率が圧迫される。

  • 価格高止まり

    価格上昇により買い手の負担増で販売が鈍化。

  • 株価1年で11.6%下落の停滞継続影響

    株価1243円、1年で11.63%下落し割安が続く

  • 予想PER5.9倍は減益示唆決算発表後影響

    実績5.12倍に対し予想5.9倍、今後の減益を見込む

  • PBR0.74倍は市場の疑念映す継続影響

    ROE15.52%だがPBR0.74倍、一過性利益とみられている

  • 外国人保有5.29%と低流動性継続影響

    外国人保有5.29%と低く、海外投資家の参入で需給が細い

次の決算で確かめる点
分譲マンション販売戸数
主力事業の販売動向を示し、収益の基盤を確認するため。
営業利益率
土地仕入れ価格や販売価格の変動が収益性に与える影響を測る。
収益不動産販売額
多角化戦略の進捗と収益貢献度を確認するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり53で、前期から+60.0%いまの株価に対する利回りは4.24%。増配か配当維持が4年続いている。

年間配当
¥53
1株あたり
配当利回り
4.24%
いまの株価に対して
配当性向
26.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
4年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月78.6
2018年3月928.68.5
2019年3月1122.210.1
2020年3月1318.213.0
2021年3月7−46.215.4
2022年3月70.012.1
2023年3月14100.09.6
2024年3月2042.918.1
2025年3月3050.028.0
2026年3月4860.026.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥53

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ7,003人。区分でいちばん多いのは事業法人67.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が68.7%を占め、残る31.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人67.568.468.468.168.167.0
個人・その他24.024.426.224.124.423.9
外国法人4.75.73.84.44.35.3
証券会社2.70.71.43.22.72.1
金融機関1.10.80.20.20.51.8
自己株式0.10.10.00.10.10.1
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01大和ハウス工業株式会社38.18
02株式会社共立メンテナンス25.01
03三津 久直1.62
04MURAKAMI TAKATERU (常任代理人 三田証券株式会社)1.57
05山路 孟1.03
06円田 陽一0.97
07GOLDMAN SACHS BANK EUROPE SE (常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社)0.88
08UBS AG LONDON A/C IPB SEGREGATED CLIENT ACCOUNT (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)0.88
09時津 昭彦0.87
10株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.67

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+280%、1株純資産は13期で+302%。直近期のROEは15.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月−135
2014年3月424179.210.7
2015年3月5147011.511.9
2016年3月10757420.64.06.9
2017年3月8965614.54.78.6
2018年3月10976215.46.88.5
2019年3月13588016.44.210.1
2020年3月10196310.94.113.0
2021年3月591,0166.07.515.4
2022年3月501,0634.88.512.1
2023年3月1051,2059.24.79.6
2024年3月1261,31710.07.518.1
2025年3月1571,45511.37.128.0
2026年3月2431,67715.54.626.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/3期の役員報酬は総額290百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
髙智亮大朗代表取締役社長 社長執行役員5966,419
岡村さゆり取締役 専務執行役員 経営管理本部 本部長6247,863
森田和彦取締役 常務執行役員 建築本部 本部長6136,319
玉嵜真也取締役 常務執行役員 企画開発本部 本部長5935,173
名島弘尚取締役65
富樫紀夫取締役62
小池芳夫取締役58
島宏一取締役68
江端亘取締役68
大戸聡取締役(常勤監査等委員)61
白川純子取締役(監査等委員)61
小野英樹取締役(監査等委員)64

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5122922524048
社外取締役730304
取締役(社内)1202020

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,470字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社及び子会社14社並びに関連会社2社により構成されており、事業はレジデンシャル事業、ソリューション事業、宿泊事業、工事事業及びこれらに附帯する事業を行っております。 当社グループが営む主な事業内容、各関係会社等の当該事業における位置付け及び報告セグメントとの関係は以下のとおりであります。 なお、次の4事業は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げる報告セグメントの区分と同一であります。 (1)レジデンシャル事業(当社及び子会社8社:会社総数9社) ・新築マンション・一戸建販売 当社は、新築マンション「イニシア」、アクティブシニア向け分譲マンション「イニシアグラン」及び新築一戸建「イニシアフォーラム」などの開発・販売を行っております。 ・リノベーションマンション販売 当社は、リノベーションマンション「イニシア&リノベーション」の中古ストック再生・販売を行っております。 ・その他(不動産仲介・海外事業等) 当社は、買い替え等の中古物件需要に対するマンションの仲介を行っております。 連結子会社の株式会社コスモスライフサポートは、不動産の管理業務等を行っております。 連結子会社のCosmos Australia Holdings Pty Ltd及びその子会社6社は、豪州において分譲住宅開発などの不動産関連事業等を行っております。 (2)ソリューション事業(当社及び子会社4社:会社総数5社) ・収益不動産等販売 当社は、「コスモグラシア(マンション)」・「クロスシー(ビル)」の開発・販売、及び「コスモリード(マンション)」・「リードシー(ビル)」の中古ストック再生・販売の他、共同出資型不動産「セレサージュ」の開発や中古ストック再生・販売を行っております。 ・不動産賃貸管理・運営 当社は、マンションの転貸(サブリース)及びオフィスビルやシェアオフィス「MID POINT」、シェアレジデンス「nears」の賃貸管理・運営等を行っております。 連結子会社の株式会社WOOCは、「BIZcomfort」を中心としたレンタルオフィス事業、コワーキングスペース事業、住宅管理・サブリース事業、リフォーム・リノベーション事業、不動産仲介事業等を行っております。 ・その他(不動産仲介・海外事業等) 当社は、収益不動産や事業用地等の仲介、並びに不動産に関するコンサルティング等を行っております。 連結子会社の株式会社コスモスイニシア不動産投資顧問は、私募ファンドの組成・運用等のアセットマネジメント業務を行う準備を進めております。 連結子会社のCosmos USA Holdings Inc及びその子会社1社は、米国において収益不動産の中古ストック再生・販売などを行っております。 (3)宿泊事業(当社及び子会社1社:会社総数2社) 当社は、アパートメントホテル「MIMARU」を中心とした宿泊施設の開発・販売を行っております。また、アウトドアリゾート「ETOWA」の企画・運営を行っております。 連結子会社の株式会社コスモスホテルマネジメントは、「MIMARU」のホテル施設運営を行っております。 (4)工事事業(株式会社GOOD PLACE) 連結子会社の株式会社GOOD PLACEは、オフィス移転・内装工事、建築・リノベーション工事、マンションギャラリー設営工事等を行っております。 (事業系統図) 主な関係会社の事業の内容を図示すると次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題4,215字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)私たちの目指すもの 当社は、1974年に創業し、10万戸を超える供給実績のある新築マンションをはじめ、新築一戸建やリノベーションマンションを供給するほか、収益不動産の開発・再生、不動産賃貸管理、アパートメントホテルの開発・運営など、業容を拡大してまいりました。 「住まう」「働く」「遊ぶ」といった、人のコアな生活基盤において、不動産の利活用に対するニーズがますます多様化する中、当社はMission(存在意義)として、『「Next GOOD」お客さまへ。社会へ。一歩先の発想で、一歩先の価値を。』を掲げ、Values(大事にしている価値観)として「お客さま未来起点」「挑戦をクセに」「ワクワク基準」「相互リスペクト」を定めております。 これらを基本的な指針として、社会の変化とニーズの多様化にこたえる商品・サービスを提供し、企業価値の向上に努めてまいります。 (2)中長期的な会社の経営方針、目標とする経営指標 当社グループは、10年先を見据えた「Vision 2035」及び、その第一フェーズとなる3か年の「中期経営計画2028」(2026年5月12日付公表)を策定いたしました。 <Vision 2035> 「Vision 2035」のグループビジョンと、2035年度において目標とする当社の定量目標は、以下のとおりです。 グループビジョン “新しいあたりまえ”をつくる、暮らしのビジョナリーカンパニー。   一人ひとりの想いに寄り添い、まだ言葉にならない願いに耳を傾け、それを次の時代の“あたりまえ”へと育てていく。安心や便利さを超えて、人がもっと自分らしく生きられる社会の実現に貢献していきたいと考えています。 これからも私たちは、期待を超える安心や喜びをもたらす価値の創出に挑み続けます。 そして、商品・サービスの提供を通じて社会課題を解決するため、お客さま、社会と共により多くの「Next GOOD」を創りだし、“新しいあたりまえ”へと育ててまいります。 2035年度 定量目標 経常利益   300億円 ROE   15% <中期経営計画2028> 「中期経営計画2028」の基本方針と、最終年度(2028年度)において目標とする当社の定量目標は、以下のとおりです。 基本方針 事業ポートフォリオの再構築による「収益の安定化と成長機会の最大化」の推進 人・デジタルへの重点投資とサステナビリティ経営の実践による価値創造基盤の進化 成長投資を支える財務基盤の強化と株主価値の向上 2028年度 定量目標 経常利益   140億円 ROE   13% 不動産販売事業の伸長に加え、ホテル運営事業、賃貸・運営事業のストック型ビジネスの拡充により、2029年3月期に経常利益140億円を達成し、次の成長ステージへの基盤構築を進めてまいります。 なお、「中期経営計画2028」では、利益指標を従来の営業利益から経常利益へ変更しております。これは、持分法投資損益や支払利息を含む経常的な収益力をより適切に反映するためであります。 (3)経営環境 ①全般 当連結会計年度の日本経済は、米国の通商政策による影響等が見られたものの、雇用・所得環境の改善を背景に、景気は緩やかな回復基調を維持いたしました。一方で、米国の政策動向や国内の物価上昇の継続が日本経済を下押しするリスクに加え、金融・資本市場の変動や中東情勢の緊迫化による影響など、先行きの不透明感は依然として残る状況となりました。 今後の日本経済は、雇用・所得環境の改善を背景とした個人消費の増加により、緩やかな景気回復の継続が期待されます。一方で、金利・物価上昇が家計や企業活動に与える影響、国際的な政治情勢の不安定さなど、先行き不透明な状況は続いており、内外経済の下振れリスクを引き続き注視する必要があります。 ②レジデンシャル事業セグメント 当連結会計年度においては、首都圏・近畿圏の新築マンション市場で供給戸数が減少した一方、平均価格・平米単価はいずれも上昇し、住宅購入に対する需要は堅調に推移しました。首都圏の中古マンション市場についても、成約件数の増加、成約価格の上昇基調が継続しました。 今後においては、建築費は、資材価格・労務費ともに高止まりが続いている中、中東情勢を背景とした原油価格高騰によるコスト増や、資材・設備等のサプライチェーンの混乱に伴う工期延伸のリスクにも注視する必要があります。 また、長期的には、国内マンション市場は人口減少等により緩やかに縮小する見通しとなっています。一方で、首都圏への人口集中は継続する見通しとなっていることに加え、単身・シニア世帯の増加、消費・所有に対する意識の変化、人々の働き方やライフスタイルの変化を背景とした住宅に対するニーズの多様化など、新たな商品・サービスの開発を通じたビジネスチャンスが期待できます。 ③ソリューション事業セグメント 当連結会計年度においては、不動産投資市場は、金利上昇局面において投資家の選別姿勢が強まる中でも、取引は一定の水準を維持し、物件特性に応じた価格形成が進む傾向が見られました。また、賃貸住宅市場では、建築コストの上昇に伴う新規供給の抑制と根強い都心需要を背景に、賃料上昇が継続しました。 今後においては、金利上昇による期待利回りの上昇や、レジデンシャル事業セグメントと同様にコスト増や工期延伸のリスクに注視する必要がありますが、日本の不動産投資市場は底堅く、投資需要は引き続き堅調に推移すると考えられます。また、働き方やライフスタイル、消費行動の変化に伴い、不動産の利活用に対するニーズが多様化しており、新たな商品・サービスの開発や周辺事業領域への展開を通じたビジネスチャンスが期待できます。 ④宿泊事業セグメント 当連結会計年度においては、観光市場は、好調なインバウンド需要が続き、2025年の訪日外国人旅行者数は初めて4,000万人を突破し、過去最高を更新しました。 今後においては、訪日外国人旅行者数の増加を背景に宿泊需要の拡大が期待される一方、中東情勢の影響が想定を超えて拡大・長期化する場合や世界経済の減速リスクがインバウンド需要やコスト・資材調達に与える影響については注視していく必要があります。一方、中長期的には、日本独自の豊富な観光資源と、東・東南アジア諸国における一人当たりGDPの増加を背景に、家族・グループでの渡航・中長期滞在ニーズの拡大が期待できます。 ⑤工事事業セグメント 当連結会計年度においては、働き方の変化やオフィスニーズの多様化等を背景に、企業のファシリティマネジメントに対する需要は堅調に推移いたしました。 今後においては、引き続き需要の高まりを背景に、オフィス移転・内装工事等の受注機会・事業拡大が期待できる一方で、資材価格や労務コストの動向については注視していく必要があります。 (4)会社の対処すべき課題及び中長期的な会社の経営戦略 ①前中期経営計画の振り返り 2027年3月期を最終期とする「中期経営計画2026」は、コロナ禍以降の宿泊事業の急速な回復を主要因とした業績改善と経営基盤強化の進展を踏まえ、当初の5か年計画を1年前倒し、4か年での達成といたしました。最終年度に掲げていた営業利益目標100億円に対し125.3億円で着地し、営業利益率(8.4%)及び自己資本比率(30.6%)についても、目標を上回って達成いたしました。 ②中期経営計画2028の重点施策 これらの成果を土台として、「中期経営計画2028」における主要な取り組みは以下のとおりです。 a.事業ポートフォリオの再構築 「中期経営計画2028」では、事業セグメントを住宅販売事業/収益不動産販売事業/ホテル運営事業/賃貸・運営事業/その他事業の5セグメントに再編し、各事業の特性に応じた経営管理と成長戦略の実現を通して、「収益の安定化と成長機会の最大化」を推進してまいります。 b.キャピタルアロケーション 既存の不動産販売事業の強化に加え、賃貸資産の取得やデジタル・新規領域への戦略投資を推進し、持続的な利益成長を通じて株主還元の拡充を図ります。計画期間中の投資計画は以下のとおりです。 投資区分   金額 販売用不動産(純増額)   550億円 (グロス投資額)   3,700億円(うち収益不動産2,100億円、海外200億円) 賃貸資産   180億円 デジタル・新規(M&A含む)   100億円 株主還元   60億円 c.海外事業 人口増加や経済成長等により市場拡大が期待される進出済の三地域(豪州・シドニー、米国・テキサス州ダラス、ベトナム・ホーチミン)において、プロジェクト参画を通じ、中長期的な成長基盤の構築を進めてまいります。 d.人・デジタルへの重点投資 (ⅰ)人的資本の強化 「Next GOOD」の創造を通じた企業成長の源泉を「当社グループの従業員(人)」と位置づけ、「多様な人材が自分らしく輝き、互いの力を合わせ、躍動する企業グループ」を目指し、人的資本への投資を加速してまいります。 (ⅱ)デジタル投資の強化 「デジタルを活用し、当社のプロセスとビジネスを変革することで、お客さまへ、社会へ、『Next GOOD』を生み出し続ける」をデジタルビジョンとして掲げ、プロセス変革・ビジネス変革・デジタル基盤の強化の3つの領域において施策を推進してまいります。 e.株主還元 計画最終年度(2029年3月期)での配当性向目標を30%とする株主還元方針のもと、中長期的な企業価値向上に向けた成長・戦略投資を確保しつつ、段階的な配当性向の引き上げを計画しております。この方針のもと、初年度(2027年3月期)の配当性向は25%、年間配当金は1株当たり53円を見通しております。また、配当に加え、2026年6月より株主優待制度を導入し、株主還元の充実を図ってまいります。
事業等のリスク4,710字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 (1)リスク管理の取組み 当社はリスク管理規程を定め、リスクに関する措置、事故発生時の対応、事件処理後の報告体制などについて、従業員へ周知しております。さらに、当社代表取締役を委員長とし、各事業部、子会社の責任者を委員として構成する「グループリスク管理委員会」を開催し、各事業部、グループ会社におけるリスクの抽出、評価、対応策の検討を実施しております。 また、当社グループのリスクの全体像を把握するためリスクマップを作成し、取締役会において意見交換を行いながら、主要なリスクの抽出、評価、検討を実施しております。 (2)当社グループの主要なリスク 当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性がある主要なリスクには以下のようなものがあります。なお、文中の将来に関する事項は、この有価証券報告書提出日(2026年6月17日)現在において当社グループが判断したものであります。 分類   リスク項目 外部リスク   ①不動産市況に関するリスク ②不動産開発事業に関するリスク ③原価上昇によるリスク ④競合によるリスク ⑤海外情勢によるリスク ⑥法制度の変更によるリスク ⑦情報セキュリティに関するリスク※ ⑧人材に関するリスク※ 財務リスク   ⑨金利上昇によるリスク 災害リスク   ⑩自然災害・感染症によるリスク 内部リスク   ⑪法令・コンプライアンスに関するリスク ⑫品質不良によるリスク ⑬内部不正によるリスク ※ 内部リスクが含まれるもの 外部リスク リスク項目   ①不動産市況に関するリスク リスクの内容   ・景気や金利、地価や新規供給等の動向により市況が悪化し、不動産に対する需要が低下するリスク ・住宅販売事業における消費者の住宅購入意欲の減退や、収益不動産販売事業における収益不動産の期待利回りの上昇により不動産販売価格が下落するリスク ・収益性の悪化、保有資産・販売用不動産の減損や評価損が発生するリスク 主な対策   ・定期的な市場動向の観測や不動産市況の悪化時の影響度合いを想定したリスク評価、財務耐性力の検証を実施 ・複数のアセットや事業ポートフォリオをもつことによる景気変動リスクの分散 リスク項目   ②不動産開発事業に関するリスク リスクの内容   ・不動産開発事業において予期しない地中障害や土壌汚染の発見による追加費用が発生するリスク ・近隣地域の反対や開発予定地の権利調整が難航することによる事業の遅延や中止のリスク ・開発物件の施工難易度の高さ、ヒューマンエラーによる必要な手続きや調査の漏れ、法改正や行政の運用変更等による許認可取得の遅延や中止のリスク 主な対策   ・外部専門家による地中障害等の事前調査や想定外の事象が発覚した際の速やかな対応と方針決定 ・追加費用の発生に備えた予備費の計上や悲観シナリオを想定した事業計画の策定 ・当社の企画開発部門と建築部門並びに法務部門の連携と事前協議による手続確認や調査の実施 リスク項目   ③原価上昇によるリスク リスクの内容   ・不動産開発事業における建築工事費やエネルギーコスト、人件費等の原価上昇による事業の収益性の悪化、それに伴う事業計画の中止や事業機会減少のリスク ・不動産開発事業における発注可能なゼネコンの減少や施工品質の低下、倒産や廃業による取引停止、それらに伴う不動産開発事業の遅延や停止、取引先への売掛金等の回収不能のリスク 主な対策   ・市場における各種原価の価格変動要因の分析と適切な対策を講じることによるコストコントロール、予備費の読込みや販売価格等への反映、悲観シナリオの計画策定によるリスク回避 ・発注可能なゼネコンの新規開拓や連携の強化、取引開始前の信用情報調査と適切な方針決定 リスク項目   ④競合によるリスク リスクの内容   ・不動産開発事業における用地取得の競争激化と仕入れ価格の上昇、それらに伴う収益性悪化や事業機会減少のリスク ・住宅販売事業における顧客獲得やアパートメントホテル事業への新規参入による競争の激化、それらに伴う費用増加や収益性悪化のリスク 主な対策   ・定期的な市場調査や分析、顧客ニーズを先取りした商品の開発等による不動産価値の向上と差別化 ・グループ会社間の連携強化や既存事業を通じた顧客とのネットワークを活かした事業機会の獲得 リスク項目   ⑤海外情勢によるリスク リスクの内容   ・国外の政治的、社会的な混乱、軍事的な活動による社会的緊張の高まり、経済環境や法規制の変動等による海外事業を含めた事業計画の中止、変更、想定外の追加コスト発生等のリスク ・訪日外国人旅行者数の減少によるホテル運営事業の業績悪化リスク 主な対策   ・事前調査による政治情勢や紛争等の影響が低い国、地域の選定、その上での事業展開と海外地域の景気動向等の定期的な調査分析の実施 ・ホテル宿泊者のターゲットとする国や地域を分散することでの悪影響の軽減 リスク項目   ⑥法制度の変更によるリスク リスクの内容   ・不動産事業に影響が生じる法制度や各種税制等の変更が生じた場合の資産の取得や保有、売却の費用増加のリスク ・不動産取得に関する税制の変更による住宅購入者の負担増加、それに伴う購買意欲の減退と販売期間の長期化、投資商品への需要低下のリスク 主な対策   ・各種法令や税制等の動向について、各種団体や専門家等からの情報を収集分析し、当社グループにて早期に事業への影響や対応を検討 リスク項目   ⑦情報セキュリティに関するリスク リスクの内容   ・外部からのサイバー攻撃や不正アクセスによる情報システムの停止、不動産取引やホテル予約といった当社グループの営業活動や支払処理の停止、遅延による売上の減少や契約不履行、それらを利用した身代金要求への対応リスク ・内部的な要因によるシステム障害の結果として、個人情報や機密情報が外部流出することによる想定外の費用発生や信用毀損のリスク 主な対策   ・セキュリティシステムの導入と専門部署の設置・対応による予防、万が一に備えたサイバー保険の加入 ・情報セキュリティに関する規程やルールの整備、標的型攻撃メール訓練の実施等の当社グループ役職員への教育と啓蒙 リスク項目   ⑧人材に関するリスク リスクの内容   ・人口減少や人材の多様化による不動産開発や建築等の技術性、専門性の高い人材や、新規事業に必要な人材の確保が困難になることによる企業競争力の低下、待遇への不満による離職率や採用費用増加のリスク ・従業員の長時間労働による健康被害、労働基準に関する法制度の違反となることによる未払い賃金の発生や行政処分を課されることによる信用毀損のリスク 主な対策   ・有給休暇の取得推奨、リモートワークの整備や処遇の向上、「コスモスらしいジェンダーフリーを実現するプロジェクト」の推進等を通じた人的資本の強化と従業員が継続していきいきと働ける環境の整備 ・労働時間の把握のため勤怠管理システムの導入と管理、労働関係法令への抵触を防止するための定期的な長時間労働者のモニタリングと結果の共有、労働時間や勤怠管理に関する研修、教育の実施 財務リスク リスク項目   ⑨金利上昇によるリスク リスクの内容   ・市場金利の上昇、金融市場の混乱による資金調達の制約や資金調達コストの増大、それに伴う当社グループの事業機会の減少や収益性の悪化のリスク ・市場金利の上昇等による住宅販売事業における住宅購入者の購買意欲の減退や、収益不動産販売事業における投資家の投資期待利回りの上昇等による販売価格の下落や損失発生のリスク 主な対策   ・定期的な景気動向の調査による計画立案や金融機関との事前協議、財務モニタリングによる資金量の確保、調達方法の対策実施 ・住宅ローン金利や不動産投資商品の利回りの変動に注視するとともに、住宅購入者のニーズに即した融資のご提案や賃料動向をふまえた投資用不動産の販売価格を設定 災害リスク リスク項目   ⑩自然災害・感染症によるリスク リスクの内容   ・大規模な地震、風水害、感染症の流行等の災害による当社グループ役職員の生命身体の被害、就労制限や離職による事業停止、それに伴う売上げ減少や収益性悪化のリスク ・大規模災害による当社保有不動産の毀損と価値の下落、開発事業の中止や遅延、建設途中や既存建物での想定外の事故発生、販売用不動産の引き渡し不可による契約不履行等のリスク ・世界的な海外渡航の中止による訪日外国人旅行者数の減少、それに伴うホテル運営施設の営業休止による売上げ減少リスク 主な対策   ・定期的な防災訓練の実施による災害時の安心安全の確保に努めるとともに、事前に災害発生時における事業継続行動計画(BCP)を策定することによる事業継続性への影響の軽減 ・BCPにより災害影響を最小限に抑える体制の整備、建設中の施工現場での耐震対策、不可抗力による契約不履行を防止するための法的整備の実施 内部リスク リスク項目   ⑪法令・コンプライアンスに関するリスク リスクの内容   ・不動産開発事業における宅地建物取引業法や建築基準法等の主要な事業に関する法規制の違反による行政処分や業務停止、それらに伴う売上げの減少や信用毀損のリスク ・不動産販売やレンタルオフィス、ホテル等に関する広告規制の違反、中小受託取引適正化法や個人情報保護法に関する違反による行政処分、損害賠償費用の発生、信用毀損のリスク 主な対策   ・当社事業の主要な法令の遵守のために事業部門内の業務フローやマニュアル、規程の整備、OJTによる周知徹底と教育の実施 ・本社コンプライアンス部門による全社役職員向けの研修教育、全社アンケートの実施、グループ各社の事業規模、業務特性に応じたルール策定や研修の実施 リスク項目   ⑫品質不良によるリスク リスクの内容   ・不動産開発事業やマンションリフォーム工事における設計や施工、賃貸管理する施設における管理の不備等による補修に伴う費用発生のリスク ・アスベストや違法伐採等による禁止建材を使用した場合の対応や信用毀損リスク ・販売用不動産の施工品質の低下による一般消費者や取引先の信用毀損リスク 主な対策   ・当社独自の「標準仕様書」「品質管理基準」を定めるほか、建設会社出身の専任スタッフによる事前検査・確認によって、設計・施工に関する継続的な品質管理体制を維持 ・不動産開発物件において事業計画承認前に建築上の問題点を確認することによりリスクの発生や影響を抑制 リスク項目   ⑬内部不正によるリスク リスクの内容   ・役職員による財務諸表に関する不正、贈賄等の汚職、ハラスメント、不適切な管理による個人情報の流出、インサイダー取引等による対象者の刑事罰、公的機関による調査、処分、それらに伴う信用失墜や売上の減少、損害賠償費用発生のリスク 主な対策   ・グループ全体の役職員が高い倫理観に従って行動できることを目的とした「コスモスイニシアグループ行動憲章」の制定と役職員に対する継続的な研修や教育啓蒙活動を実施 ・会計システムや情報セキュリティ、社内規程の整備による内部統制の構築、及び内部通報体制の整備による不正の防止
経営成績の分析 (MD&A)10,390字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は以下のとおりです。 なお、経営環境につきましては、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3)経営環境」をご参照ください。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度の日本経済は、米国の通商政策による影響等が見られたものの、雇用・所得環境の改善を背景に、景気は緩やかな回復基調を維持いたしました。一方で、米国の政策動向や国内の物価上昇の継続が日本経済を下押しするリスクに加え、金融・資本市場の変動や中東情勢の緊迫化による影響など、先行きの不透明感は依然として残る状況となりました。 不動産市場においては、首都圏の新築マンション市場で販売戸数が減少した一方、平均価格・平米単価は上昇し、価格上昇基調が継続いたしました。また、首都圏の中古マンション市場では、成約件数の増加、成約価格の上昇が続きました。不動産投資市場においては、金利上昇局面において投資家の選別姿勢が強まる中でも、取引は一定の水準を維持し、物件特性に応じた価格形成が進む傾向が見られました。また、賃貸住宅市場では、建築コストの上昇に伴う新規供給の抑制と根強い都心需要を背景に、賃料上昇が継続しました。さらに、観光市場では、好調なインバウンド需要が続き、訪日外国人旅行者数は2025年に初めて4,000万人を突破し、過去最高を更新しました。 このような事業環境におきまして、当社は「中期経営計画2026」の重点テーマである「事業・財務基盤の強化」「新たな事業創造」「ESG経営の実践」を通して、企業価値のさらなる向上に取り組んでまいりました。 この結果、当連結会計年度の経営成績等は以下のとおりであります。 財政状態 当連結会計年度末の総資産は1,855億67百万円となり、前連結会計年度末比87億17百万円増加いたしました。 当連結会計年度末の負債合計は1,273億46百万円となり、前連結会計年度末比8億15百万円増加いたしました。 当連結会計年度末の純資産は582億20百万円となり、前連結会計年度末比79億2百万円増加いたしました。 (単位:百万円) 2025年3月期   2026年3月期   前連結会計年度末比 総資産   176,849   185,567   8,717 総負債   126,531   127,346   815 純資産   50,318   58,220   7,902 自己資本比率(%)   27.88   30.64   2.75 経営成績 当連結会計年度の経営成績は、前連結会計年度と比較して、レジデンシャル事業及び工事事業において減収増益となった一方で、ソリューション事業及び宿泊事業において増収増益となったことにより、売上高1,492億96百万円(前連結会計年度比15.3%増)、営業利益125億37百万円(同32.6%増)を計上いたしました。また、受取配当金等により営業外損益が1億30百万円改善したほか、固定資産売却益2億38百万円及び持分法適用会社の連結子会社化に伴う段階取得に係る差益3億52百万円を特別利益として計上したことに加えて、賃上げ促進税制の適用に伴う税額控除の影響を織り込んだこと等により、経常利益111億58百万円(同40.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益82億36百万円(同54.7%増)を計上し、前連結会計年度比増収増益となりました。 (単位:百万円) 2025年3月期   2026年3月期   前連結会計年度比   連結業績予想 ※期初公表値   連結業績予想比 売上高   129,528   149,296   19,767   152,000   △2,703 営業利益   9,452   12,537   3,085   11,000   1,537 経常利益   7,943   11,158   3,215   9,600   1,558 親会社株主に帰属する当期純利益   5,323   8,236   2,913   6,500   1,736 報告セグメントの業績は以下のとおりであります。 なお、各セグメントの売上高はセグメント間の内部売上高又は振替高を含んでおり、セグメント損益は営業損益ベースの数値であります。 a.レジデンシャル事業 レジデンシャル事業におきましては、新築マンション販売において引渡戸数が減少しましたが、リノベーションマンション販売において都心部・高価格帯商品へのシフトに伴い戸当たり販売価格が上昇したほか、売上総利益率も改善しました。また、前期に豪州での分譲住宅開発プロジェクトにおいて棚卸資産評価損を計上した反動があったこと等により、売上高482億88百万円(前連結会計年度比0.4%減)、セグメント利益22億円(同66.9%増)を計上いたしました。 <レジデンシャル事業の業績> (単位:百万円) 2025年3月期   2026年3月期   前連結会計年度比   増減率(%) 売上高   48,498   48,288   △210   △0.4 新築マンション・一戸建販売   28,513   22,747   △5,765   △20.2 リノベーションマンション販売   19,203   24,587   5,383   28.0 その他(不動産仲介・海外事業等)   781   953   172   22.1 セグメント利益   1,317   2,200   882   66.9 ※新築マンション・一戸建販売には、宅地分譲を含んでおります。 ※リノベーションマンション販売には、物件保有期間中の賃貸収入を含んでおります。 ※その他(不動産仲介・海外事業等)には、豪州での分譲住宅開発事業を含んでおります。 <契約の状況> 2025年3月期   2026年3月期   前連結会計年度比 契約数 (戸)   売上高 (百万円)   契約数 (戸)   売上高 (百万円)   契約数 (戸)   売上高 (百万円)   増減率 (%) 新築マンション   457   26,340   350   22,700   △108   △3,640   △13.8 リノベーションマンション   301   19,765   246   23,384   △55   3,619   18.3 <引渡数・売上高・売上総利益率> 2025年3月期   2026年3月期 引渡数 (戸)   売上高 (百万円)   売上総利益率(%)   引渡数 (戸)   売上高 (百万円)   売上総利益率(%) 新築マンション   486   27,499   24.6   335   21,437   24.8 リノベーションマンション   297   18,980   14.3   260   24,379   15.4 ※共同事業物件における戸数については、事業比率に基づき計算しております。 ※売上総利益率の算出に際し、棚卸資産評価損は含めておりません。 <完成在庫> (2026年3月31日現在) 2025年3月期   2026年3月期   前連結会計年度比 新築マンション (戸)   完成在庫   228   208   △20 (うち未契約完成在庫)   (206)   (189)   (△17) b.ソリューション事業 ソリューション事業におきましては、前期は高収益物件の引渡が中心であった影響を受け売上総利益率が低下した一方で、収益不動産等販売において引渡棟数が増加したこと等により、売上高636億16百万円(前連結会計年度比32.8%増)、セグメント利益44億16百万円(同1.8%増)を計上いたしました。 <ソリューション事業の業績> (単位:百万円) 2025年3月期   2026年3月期   前連結会計年度比   増減率(%) 売上高   47,912   63,616   15,703   32.8 収益不動産等販売   31,550   47,228   15,677   49.7 不動産賃貸管理・運営   15,655   15,726   71   0.5 その他(不動産仲介・海外事業等)   706   661   △45   △6.4 セグメント利益   4,337   4,416   78   1.8 ※収益不動産等販売には、共同出資型不動産、賃料収入及び土地売却等を含んでおります。 ※その他(不動産仲介・海外事業等)には、米国での中古賃貸アパートメントの再生販売事業を含んでおります。 <引渡数・売上高・売上総利益率> 2025年3月期   2026年3月期 引渡数 (棟)   売上高 (百万円)   売上総利益率(%)   引渡数 (棟)   売上高 (百万円)   売上総利益率(%) 収益不動産等販売 (うち一棟物件)   14   27,051   16.5   26   43,166   12.5 ※共同事業物件における棟数については、事業比率に基づき計算しております。 ※売上総利益率の算出に際し、棚卸資産評価損は含めておりません。 c.宿泊事業 宿泊事業におきましては、ホテル施設運営において訪日外国人旅行者数の増加を背景に好調な事業環境が続き平均客室単価が上昇したことに加え、ホテル施設販売において2棟の高収益施設の引渡があったこと等により、売上高290億68百万円(前連結会計年度比22.7%増)、セグメント利益91億88百万円(同35.6%増)を計上いたしました。 <宿泊事業の業績> (単位:百万円) 2025年3月期   2026年3月期   前連結会計年度比   増減率(%) 売上高   23,686   29,068   5,381   22.7 ホテル施設販売   4,066   7,857   3,790   93.2 ホテル施設運営   19,619   21,210   1,591   8.1 セグメント利益   6,774   9,188   2,414   35.6 <ホテル施設(アパートメントホテル)運営状況> 2025年3月期   2026年3月期 客室稼働率(%)   72.7   76.1 平均客室単価(千円)   50   52 d.工事事業 工事事業におきましては、建築・リノベーション工事の受注が減少した一方で、売上総利益率が上昇したこと等により、売上高93億33百万円(前連結会計年度比4.9%減)、セグメント利益94百万円(前連結会計年度はセグメント損失58百万円)を計上いたしました。 <工事事業の業績> (単位:百万円) 2025年3月期   2026年3月期   前連結会計年度比   増減率(%) 売上高   9,811   9,333   △477   △4.9 セグメント利益又はセグメント損失(△)   △58   94   153   - ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は251億48百万円となりました。[前連結会計年度末は277億67百万円] (営業活動によるキャッシュ・フロー) 主に棚卸資産が87億99百万円増加したことや、法人税等の支払額が38億75百万円あった一方で、税金等調整前当期純利益を115億58百万円計上したことや、未収入金が29億65百万円減少したことから、38億50百万円の資金の増加となりました。[前連結会計年度は35億44百万円の減少] (投資活動によるキャッシュ・フロー) 主に有形固定資産の売却による収入が4億82百万円あったことや、関係会社株式の売却による収入が3億6百万円あった一方で、有形固定資産の取得による支出が7億24百万円あったことや、無形固定資産の取得による支出が2億7百万円あったことから、1億51百万円の資金の減少となりました。[前連結会計年度は10億25百万円の減少] (財務活動によるキャッシュ・フロー) 主に長期借入れによる収入が464億78百万円あった一方で、短期借入金が125億12百万円減少したことや、長期借入金の返済による支出が391億9百万円あったことから、65億23百万円の資金の減少となりました。[前連結会計年度は19億83百万円の減少] (参考)キャッシュ・フロー関連指標の推移 項目   2023年3月期   2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期 自己資本比率(%)   26.0   25.7   27.9   30.6 時価ベースの自己資本比率(%)   10.6   18.5   21.3   20.5 ※   自己資本比率   :自己資本÷総資産 ※   時価ベースの自己資本比率   :普通株式時価総額÷総資産 (注)1.いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。 2.普通株式時価総額は、期末株価終値及び自己株式を除く期末発行済株式数より計算しております。 ※債務償還年数及びインタレスト・カバレッジ・レシオにつきましては、当社グループにおける不動産販売事業の特性として、営業活動によるキャッシュ・フローが毎期大きく変動する可能性があるため、記載しておりません。 ③生産、受注及び販売の実績 生産、受注及び販売の実績については、「①財政状態及び経営成績の状況」における報告セグメントの業績に関連付けて記載しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末時点において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の経営成績等は、以下のとおりであります。 a.財政状態の分析 (資産) 当連結会計年度末の資産合計は1,855億67百万円となり、前連結会計年度末比87億17百万円増加いたしました。主な増減及びその要因は以下のとおりであります。 当連結会計年度末の流動資産は1,666億21百万円となり、同20億22百万円増加いたしました。 これは、現金及び預金が同27億80百万円減少したこと並びに未収入金(流動資産その他)が同29億63百万円減少した一方で、仕掛販売用不動産が同69億52百万円増加したことによるものです。 また、当連結会計年度末の固定資産は189億45百万円となり、同66億94百万円増加いたしました。 これは、棚卸資産の一部について保有目的を変更したことに伴い有形固定資産が同52億38百万円増加したことや、持分法適用会社の連結子会社化に伴い、のれんを認識したことにより、無形固定資産が6億44百万円増加したことによるものです。 (負債) 当連結会計年度末の負債合計は1,273億46百万円となり、前連結会計年度末比8億15百万円増加いたしました。主な増減及びその要因は以下のとおりであります。 当連結会計年度末の流動負債は651億71百万円となり、同18億23百万円減少いたしました。 これは、短期借入金が同125億12百万円減少した一方で、1年内返済予定の長期借入金同53億53百万円増加したこと及び未払金(流動負債その他)が同14億22百万円増加したことによるものです。 また、当連結会計年度末の固定負債は621億75百万円となり、同26億38百万円増加いたしました。 これは、長期借入金が同23億88百万円増加したことによるものです。 (純資産) 当連結会計年度末の純資産合計は582億20百万円となり、前連結会計年度末比79億2百万円増加いたしました。 これは主に、配当金を支払った一方で、親会社株主に帰属する当期純利益82億36百万円を計上したことによるものです。 また、当連結会計年度末の自己資本比率は、30.64%となりました。 b.経営成績の分析 (売上高) 当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度比197億67百万円増収の1,492億96百万円となりました。 主な要因は、レジデンシャル事業において新築マンション販売の引渡戸数が減少したこと等により同2億10百万円の減収、工事事業において受注が減少したこと等により同4億77百万円の減収となった一方で、ソリューション事業において収益不動産等販売の引渡棟数が増加したこと等により同157億3百万円の増収、宿泊事業においてホテル施設販売における一棟当たり販売価格が上昇したこと及びホテル施設運営における平均客室単価が上昇したこと等により同53億81百万円の増収となったことによるものです。 (営業利益) 当連結会計年度の営業利益は、前連結会計年度比30億85百万円増益の125億37百万円となりました。 主な要因は、レジデンシャル事業において前期に豪州での分譲住宅開発プロジェクトにおける棚卸資産評価損を計上した反動があったこと等により同8億82百万円の増益、宿泊事業においてホテル施設販売における2棟の高収益施設の引渡があったこと等により同24億14百万円の増益となったことによるものです。 (経常利益) 当連結会計年度の経常利益は、前連結会計年度比32億15百万円増益の111億58百万円となりました。 主な要因は、支払利息が同4億62百万円増加した一方で、受取配当金が同5億44百万円増加したことや、営業利益が同30億85百万円増益となったことによるものです。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度比29億13百万円増益の82億36百万円となりました。 主な要因は、税金費用が同4億63百万円増加した一方で、固定資産売却益2億38百万円及び持分法適用会社の連結子会社化に伴う段階取得に係る差益3億52百万円を特別利益として計上したことや、経常利益が同32億15百万円増益となったことによるものです。 c.経営上の目標の達成状況 「中期経営計画2026」の最終年度にあたる2026年3月期の達成状況は以下のとおり、連結業績予想(2025年5月12日公表)との比較では、売上高は業績予想を下回ったものの、営業利益は業績予想を上回りました。 「中期経営計画2026」の経営目標との比較では、最終年度の経営目標として掲げた「営業利益100億円」「営業利益率6%」「自己資本比率30%」に対し、営業利益125.3億円、営業利益率8.4%、自己資本比率30.6%となり、すべての経営目標を達成いたしました。なお、同計画は5か年計画(2023年3月期~2027年3月期)として策定したものでありますが、計画期間を1年短縮し、2026年3月期において全目標を前倒しで達成しております。 2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期 実績   実績   連結業績予想 ※期初公表値   実績   連結業績予想比 売上高   1,245.8億円   1,295.2億円   1,520.0億円   1,492.9億円   △27.0億円 営業利益   74.2億円   94.5億円   110.0億円   125.3億円   15.3億円 自己資本比率   25.7%   27.9%   -   30.6%   - ネット有利子負債   663.4億円   750.5億円   -   724.4億円   - ネットD/Eレシオ   1.5倍   1.5倍   -   1.3倍   - 当社は、10年先を見据えた長期ビジョン「Vision 2035」と、計画期間を3か年とする「中期経営計画2028」(2026年5月12日付公表)を策定しました。「中期経営計画2028」の初年度となる2027年3月期の業績につきましては、売上高 1,880億円、営業利益136億円、経常利益110億円、親会社株主に帰属する当期純利益72億円を見通しております。 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因としては、「3 事業等のリスク」に記載しております。なお、当社グループは、これらのリスクを十分認識した上で、発生の回避、又は発生した場合には、その影響を最小限にとどめるように対応する方針であります。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a.キャッシュ・フローの状況の分析 キャッシュ・フローの状況の分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 b.資本の財源及び資金の流動性 (1) 財務戦略の基本的な考え方 当社グループは、財務体質の強化と事業成長に向けた投資を両立し、企業価値向上のために戦略的に経営資源を配分することを、財務戦略の基本方針としております。 財務体質の強化に関しては、「中期経営計画2028」最終年度において自己資本比率を30%程度の水準に維持し、投資能力の拡張と、リスク耐性の強化を図ります。同時に、適切な情報開示・IR活動を通じて株主資本コストの低減に努めるとともに、営業キャッシュ・フローによる十分な債務償還能力を前提に、厳格な財務規律のもとで負債の活用も進めることにより、資本コストの低減及び資本効率の向上にも努めてまいります。 投資に関しては、前述の自己資本比率の目標水準の維持を前提に、企業価値の向上に資する成長のための投資を積極的に推進してまいります。 なお、「中期経営計画2028」においては、企業価値の向上に資する成長に向けて、システム・R&Dなどを含む新規投資を進めてまいります。 (2) 経営資源の配分に関する考え方 当社グループは、適正な手元現預金の水準について検証を実施しております。「中期経営計画2028」期間においては、イベントリスク耐性も考慮し、当社グループの資金支出の多くを占める提出会社の月商約2か月分を、安定的な経営に必要な手元現預金水準とし、それを超える分については、「追加的に配分可能な経営資源」と認識し、企業価値向上に資する経営資源の配分に努めます。 (3) 資金需要の主な内容 当社グループの資金需要においては、営業活動における資金支出の中で、不動産販売に関わる事業用地・事業用不動産の取得が最も重要かつ大きな資金支出となっております。 (4) 資金調達 当社グループの事業活動の維持拡大に必要な資金を安定的に確保するため、内部資金、外部資金を有効に活用しております。内部資金については、「中期経営計画2028」に定める自己資本比率も念頭に内部留保の拡充を図ってまいります。また、安定的な外部調達能力の維持向上は重要な課題と考えており、筆頭株主及びその他の関係会社である大和ハウス工業株式会社から融資保証枠の供与を受けるほか、当社独自での金融機関からの借入による資金調達を実施しております。また、資金の流動性確保のために金融機関との当座貸越契約の締結や長期運転資金借入を進めるほか、当社グループ資金の効率化のためのグループ会社とのキャッシュ・マネジメント・サービス(CMS)契約の締結を行っております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて作成されています。この連結財務諸表の作成にあたっては、当連結会計年度における財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与えるような見積り、予測を必要としております。当社グループは、過去の実績値や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、継続的に見積り、予測を行っております。そのため実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。なお、連結財務諸表に与える影響が大きいと考えられる会計上の見積りは以下のとおりであり、当該見積りに用いた仮定については「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 (販売用不動産等の評価) 当社グループは、販売用不動産等(販売用不動産及び仕掛販売用不動産)の評価について、個別法による原価法(貸借対照表価額については収益性の低下に基づく簿価切下げの方法)によっており、収益性の低下した販売用不動産等については、正味売却価額をもって貸借対照表価額としております。経済状況の変化等により、不動産市場が悪化したこと等により正味売却価額が下落した場合、評価損の計上が必要となる可能性があります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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