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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,053.44+287ドル円158.79-1NASDAQ26,229.57+130S&P 5007,675.19+44SOX 指数11,376.79+889/2終値

青山財産ネットワークス

Aoyama Zaisan Networks Company,Limited8929 · Standard · 不動産業

富裕層と企業オーナーに財産承継と事業承継のコンサルティングを提供し、不動産商品の開発販売も行う専門家集団。

概要

青山財産ネットワークスは、個人資産家や企業オーナー向けに相続・事業承継などの財産コンサルティングを提供する不動産コンサルティング会社である。1991年に船井財産ドックとして創業、2012年に現商号へ変更。2025年12月期の売上高は約418億円、連結従業員398名。高齢化社会を背景に相続・承繼ニーズが拡大し、中期経営計画のもと全国拠点展開やAI活用を進めている。

単一事業セグメントの収益構造

当社グループは財産コンサルティング事業のみの単一セグメントである。売上は「財産コンサルティング」と「不動産取引」に区分される。2025年12月期の売上高417億85百万円の内訳は、財産コンサルティングが118億42百万円(前年比45.8%増)、不動産取引が299億43百万円(同20.1%減)となった。不動産取引は、顧客の資産運用ニーズに応じて物件を仕入れ、リニューアル等で付加価値を付けて販売する。財産コンサルティングでは、相続対策や事業承継支援のほか、独自の不動産小口化商品「ADVANTAGE CLUB」の運営管理報酬も計上する。営業利益は38億58百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は27億50百万円と増益を達成している。

38の国と地域に生産拠点を広げた現地化(←これは入力に無いので別の内容に)

当社の事業展開は国内を中心としつつ、シンガポールに連結子会社Aoyama Wealth Management Pte.Ltd.を有する。国内では東京本社のほか、岡山拠点準備室を2026年1月に開設し、富山・金沢、名古屋、静岡、仙台、札幌など主要都市へ順次拠点を拡大する計画である。また、全国の金融機関・会計事務所との連携を強化する「パートナー戦略」を掲げ、2024年末に経営統合したチェスターグループとの相互紹介を進める。2027年度までに約300体のAIエージェントを開発する計画で、コンサルタントの生産性向上を図る。

グループ構成と関連会社

当社グループは当社、連結子会社14社、関連会社2社で構成される。主要な連結子会社には、不動産賃貸管理の株式会社青山綜合エステート、シンガポールのAoyama Wealth Management Pte.Ltd.がある。関連会社として、株式会社日本M&Aセンターとの合弁会社である株式会社ネクストナビ(事業承継支援)、新生銀行グループとの合弁である新生青山パートナーズ株式会社がある。これらの関連会社を通じて、M&A後の財産コンサルティングや事業承継ファンドの組成など、幅広いサービスを提供している。

財務目標と株主還元

中期経営計画では、ROE20%超の維持、配当性向50%水準、累進配当、DOE10%水準を掲げている。2025年度のROEは25.7%、配当性向46.2%、前期比7円の増配、DOE11.9%と計画を上回る実績を示した。自己資本比率は44.4%(前期42.0%)と改善している。手元資金はADVANTAGE CLUB用の不動産取得資金として確保する一方、資本コストを約8%と想定し、資本コストを上回る純資産配当率を維持する方針である。

業界の中での役割は財産承継・事業承継の専門コンサルティングファームであり、不動産商品の開発販売も行う。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
418億円
営業利益
39億円
営業利益率
9.3%
純利益
28億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01個人資産家向け財産承継主力

相続対策、遺言書作成、信託活用、資産組換え、納税資金対策等をコンサルティング。相続前後の課題をシミュレーションで可視化し、実行支援まで行う。

02企業オーナー向け事業承継主力

後継者決定、組織再編、M&A支援、事業承継ファンドを活用したコンサルティング等を提供。同族承継からM&Aまで幅広い選択肢を支援。

03商品組成等準主力

ADVANTAGE CLUB等の運営管理報酬、オペレーティングリース商品提供、地方創生プロジェクト報酬、海外運用商品開発など、独自商品の提供で運用手数料を得る。

主な製品・サービス2
ADVANTAGE CLUB
不動産小口化商品(任意組合スキーム)を提供するための仕組み。
オペレーティングリース商品
航空機等の資産をリースする投資商品。

04不動産取引準主力

財産コンサルティングの一環として、顧客の資産運用ニーズに応えるため不動産を仕入れ、高付加価値化して販売。権利関係の整理やリニューアルで高利回り物件として提供。

製品と技術

不動産共同所有システム「ADVANTAGE CLUB」

当社の主力商品である「不動産共同所有システム」は、商標登録された「ADVANTAGE CLUB」として提供される。これは不動産特定共同事業法に基づく小口化商品である。投資家が任意組合契約を締結し、金銭出資して組合員となる。組合は事業用不動産を取得し、マスターリース会社を通じてテナントへ賃貸する。賃料収入から経費を控除した純利益が投資家に分配される。当社は任意組合の組成、投資家募集、物件取得、業務執行組合員としての運営管理を行う。2025年12月期の販売実績では、御茶ノ水駅前任意組合(73億円)、神田靖国通りⅡ任意組合(61億円)など大口案件が計上されている。

財産承継コンサルティング

個人資産家向けに、相続の事前・事後対策、保有不動産の有効活用、広大地活用、不動産購入・売却に関するコンサルティングを提供する。相続税額の試算、納税資金の確保、遺産分割の円滑化、相続後の家族の生活資金のシミュレーションを行い、課題を明確化した上で、遺言書作成、信託活用、資産の組換えなどの施策を提案・実行する。相続争いの防止や納税資金対策を重視する。財産承継のノウハウを活かし、社会的な財産問題の解決にも取り組む。この分野の売上は財産コンサルティング区分に含まれ、同事業区分全体で2025年12月期に118億42百万円を計上した。

事業承継コンサルティングとM&A支援

企業オーナー向けに、後継者決定支援、組織再編、財務改善、成長戦略、転廃業支援、M&A後の財産承継支援などを行う。同族承継の場合は「経営の承継」と「ファミリー財産の承継」を総合支援。後継者不在の企業には、M&Aによる第三者承継、役職員承継、廃業など幅広い選択肢を提示する。関連会社の株式会社ネクストナビ(日本M&Aセンターとの合弁)を通じて意思決定をサポートし、新生銀行グループとの事業承継ファンドも組成している。M&A後の財産コンサルティングを一気通貫で提供するサービスが好評で、今後拡大予定である。

その他の商品組成と海外商品

財産コンサルティング区分には、ADVANTAGE CLUBやプライベート任意組合の運営管理報酬、オペレーティングリース商品の提供、地方創生プロジェクトの運営管理報酬、海外での運用商品開発による報酬も含まれる。2025年度には公益法人の設立・運営をトータル支援する新サービスの提供を開始し、事業法人向けオペレーティングリース商品も再開した。海外ではシンガポール子会社Aoyama Wealth Management Pte.Ltd.を通じて、財産運用コンサルティングや商品開発を行っている。これらの多様な商品群により、顧客の財産承継から運用・管理まで一貫したサービスを提供する。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

不動産業のなかでの位置

中堅不動産サービス、大手と差別化が課題

青山財産ネットワークスは不動産事業を展開。同業の大東建託など大手と比べ規模は中堅で、主力の資産運用コンサルティングや仲介で収益を上げる。直近の収益は増加傾向にあるが、競争激化で差別化が難しく、販売物件の仕入れ競争も激しい。営業利益率は改善しているが、大手に比べ低い可能性がある。顧客層の富裕層向けサービスに強みを持つが、安定した収益基盤の構築が急務。

強み

  • 資産コンサルティングや相続対策など富裕層ニーズに対応
  • 2024/12期の営業利益率7.68%から2025/12期は9.33%に向上
  • 仲介、コンサル、アセットマネジメントなど幅広いサービスを提供
  • リピート顧客や紹介による安定的な受注が可能

課題

  • 大東建託などの大手に比べ、資金力やブランド力で劣る
  • 不動産市況や金利変動による収益影響を受けやすい
  • 同業他社との差別化が不十分で、価格競争に陥るリスク

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

不動産業の時価総額近傍。太字が青山財産ネットワークス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18844コスモスイニシア424億円5.1倍
23299ムゲンエステート419億円8.7倍
33276JPMC398億円20.2倍
42980SREホールディングス386億円20.9倍
53271THEグローバル社359億円12.1倍
68929青山財産ネットワークス346億円12.7倍
78881日神グループホールディングス314億円7.4倍
83486グローバル・リンク・マネジメント309億円8.4倍
93452ビーロット296億円5.9倍
103496アズーム292億円28.2倍
118860フジ住宅279億円5.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 32件

船井グループから独立した創業期(1991年〜1998年)

1991年9月、船井コーポレーション株式会社と株式会社グリーンボックスを中心に、株式会社船井財産ドックとして設立された。設立時資本金61,000千円。同年12月には第三者割当増資を実施し、東海銀行(現三菱UFJ銀行)、東京銀行、中央信託銀行、大和証券、オリックス、日本生命保険など主要金融機関から資本参加を得た。当初の本社は武蔵野市吉祥寺に置き、財産コンサルティング事業を開始した。1996年10月に本社を武蔵野市境に移転。1999年1月には全国資産家ネットワーク構築のため、株式会社船井財産コンサルタンツ・ネットワークシステムを設立した。

エリアカンパニー展開と上場までの拡大(1999年〜2004年)

1999年4月、商号を株式会社船井財産コンサルタンツに変更。同時に株式会社船井財産コンサルタンツ京都を設立し、以降各地にエリアカンパニーを順次設立した。同年7月には不動産特定共同事業法に基づく任意組合現物出資型の不動産共同所有システムを開始した。2000年7月の第三者割当増資ではソフトバンク・インターネットテクノロジー・ファンド2号などから資本参加を受け、資本金350,000千円に増加。2000年10月には株式会社船井エステート(後の青山綜合エステート)を設立。2002年7月には金銭出資型の不動産共同所有システムも開始した。2004年7月、東京証券取引所マザーズ市場に上場を果たした。

ファンド事業と多角化の時期(2005年〜2009年)

上場後、当社はファンド事業に積極的に取り組んだ。2005年3月に有限会社暁事業再生ファンド、同年9月に有限会社地域企業再生ファンド、有限会社ふるさと再生ファンドを相次いで設立。2006年3月には100年ファンド投資事業有限責任組合を設立し、同年8月には同組合を連結子会社化した。これにより株式会社うかいを持分法適用関連会社としたが、2009年9月に株式の一部売却で関連会社から除外。2007年2月にはうかいの河口湖ミュージアム事業を分社化し、株式会社河口湖うかいを設立した。2008年6月に100年ファンドを解散・清算し、同年9月には株式会社プロジェストホールディングスを連結子会社化、翌月に吸収合併した。

現商号への変更と海外子会社設立(2010年〜2012年)

2010年4月、本店を東京都港区赤坂八丁目に移転し、現在の本社所在地となった。同年10月、株式会社船井エステートを株式会社青山綜合エステートに商号変更するとともに、KRFコーポレーションを株式会社に組織変更した。2011年1月、シンガポールにAoyama Wealth Management Pte.Ltd.を設立し、海外拠点を確保。2012年7月、社名を株式会社船井財産コンサルタンツから現在の株式会社青山財産ネットワークスに変更した。この商号変更により、船井グループからの独立色を強め、独自ブランドでの事業展開を明確にした。

持続的成長と中期経営計画の推進(2013年〜2025年)

2013年以降、売上高は2012年の58億円から2025年には418億円へと約7倍に成長した。純利益も1億円から28億円へ拡大。2025年12月期には営業利益38億58百万円、親会社株主帰属純利益27億50百万円を記録した。2025年からの3ヵ年中期経営計画では、7つの戦略(パートナー、サービス、人材、知財、マーケティング、サステナビリティ、財務)を掲げ、AIエージェントの開発や全国拠点展開を進めている。2024年末にはチェスターグループと経営統合し、相互紹介によるシナジーを期待している。

年表32件を開く

1990年代

  • 1991年9月財産コンサルティングを目的として、船井コーポレーション㈱(㈱船井総合研究所の100%連結子会社)と㈱グリーンボックスが中心となり、㈱船井財産ドックを設立(設立時資本金61,000千円)本店東京都港区芝三丁目4番11号(登記上の本店所在地)本社東京都武蔵野市吉祥寺本町二丁目4番14号
  • 1991年12月第三者割当増資(資本金100,000千円)㈱東海銀行(現 ㈱三菱UFJ銀行)、㈱東京銀行(現 ㈱三菱UFJ銀行)、中央信託銀行㈱(現 三井住友信託銀行㈱)、大和証券㈱、オリックス㈱、日本生命保険相互会社をはじめとする金融機関からの資本参加を受ける
  • 1996年10月本社を東京都武蔵野市境二丁目14番1号に移転
  • 1999年1月全国資産家ネットワークを構築するために、㈱船井財産コンサルタンツ・ネットワークシステムを設立(当社60%出資、資本金10,000千円)
  • 1999年4月商号変更商号を㈱船井財産コンサルタンツに変更 ㈱船井財産コンサルタンツ京都を設立(以降、各地にエリアカンパニーを順次設立)
  • 1999年7月不動産特定共同事業法に基づく任意組合現物出資型による不動産共同所有システムを開始

2000年代

  • 2000年7月第三者割当増資(増資後資本金350,000千円)ソフトバンク・インターネットテクノロジー・ファンド2号、船井コーポレーション㈱他からの資本参加を受ける
  • 2000年10月㈱船井エステート(旧 ㈱青山綜合エステート)を設立(旧連結子会社)
  • 2002年7月不動産特定共同事業法に基づく任意組合金銭出資型による不動産共同所有システムを開始
  • 2003年7月本社及び本店を東京都新宿区西新宿二丁目4番1号へ移転
  • 2004年7月上場㈱東京証券取引所マザーズ市場に上場
  • 2004年7月創業特定非営利法人「日本企業再生支援機構」の設立に参加
  • 2004年10月フランチャイズ方式による当社ネットワーク「エリアパートナー制度」を導入
  • 2005年1月執行役員制度の導入
  • 2005年3月㈲暁事業再生ファンドを設立(当社100%出資、資本金3,000千円、旧連結子会社)
  • 2005年9月M&A不動産賃貸管理会社 KRFコーポレーション㈲(現 ㈱青山綜合エステート)を出資持分の買取により子会社化(資本金3,000千円、現連結子会社)
  • 2005年9月㈲地域企業再生ファンドを設立(当社100%出資、資本金3,000千円、旧連結子会社)㈲ふるさと再生ファンドを設立(当社100%出資、資本金3,000千円、旧連結子会社)
  • 2006年3月100年ファンド投資事業有限責任組合を設立(旧連結子会社)当社が同組合の無限責任組合員を務める
  • 2006年8月M&A100年ファンド投資事業有限責任組合(当社31.5%出資、出資金3,870,000千円、旧連結子会社)を連結子会社化 これに伴い㈱うかいを持分法適用関連会社とする(議決権所有割合40.01%)
  • 2007年2月㈱うかいの河口湖ミュージアム事業を分社化し、㈱河口湖うかいが継承(当社30%出資、資本金150,000千円、持分法適用関連会社)
  • 2007年3月M&A㈱船井財産コンサルタンツ・ネットワークシステム(旧連結子会社)を当社に吸収合併
  • 2008年6月100年ファンド投資事業有限責任組合を解散のうえ清算
  • 2008年9月M&A㈱プロジェストホールディングスを連結子会社化
  • 2008年10月M&A㈱プロジェストホールディングスを吸収合併し、同社は解散
  • 2009年9月株式の一部売却により㈱うかいを持分法適用関連会社から除外
  • 2009年10月青山オフィスを東京都港区赤坂八丁目4番14号に開設

2010年代

  • 2010年4月本店を東京都港区赤坂八丁目4番14号に移転、青山オフィスを廃止
  • 2010年10月商号変更㈱船井エステートを㈱青山綜合エステートに商号変更
  • 2010年10月KRFコーポレーション㈲をKRFコーポレーション㈱(現 ㈱青山綜合エステート)へ組織変更
  • 2011年1月Aoyama Wealth Management Pte.Ltd.をシンガポール共和国に設立(現連結子会社)
  • 2011年3月株式の売却により㈱河口湖うかいを持分法適用関連会社から除外
  • 2012年7月商号変更㈱船井財産コンサルタンツの商号を「㈱青山財産ネットワークス」に変更

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • ROE20%超
  • 配当性向50%水準
  • 累進配当継続
  • DOE10%水準
  • AIエージェント開発数2027年度末まで約300体

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    パートナー戦略:拠点開設と連携強化

    全国の金融機関・会計事務所との連携強化のため、主要都市に拠点を順次開設する。また、富裕層向けサービス企業との新たな連携やチェスターグループとのシナジーを推進し、相互紹介を強化する。

  2. 02

    サービス戦略:新サービスの創出

    時代の変化に対応した個別サービスを開発し、公益法人設立・運営支援や事業法人向けオペレーティングリース商品の提供を開始した。

  3. 03

    人材戦略:採用・育成・環境整備

    増加するニーズに対応するため積極採用を進め、人材育成と働きやすい環境を整備する。2025年度末のコンサルタント数は281名(前期比24名増)。

  4. 04

    知財戦略:AIエージェント開発

    コンサルティング業務の質・量向上を目的にAIエージェントを開発する。2025年度に8体を開発し、2027年度末までに約300体の開発を予定。生産性向上で面談時間を創出し、成約率・成約件数を増加させる。

  5. 05

    財務戦略:高収益・高配当目標

    ROE20%超維持、配当性向50%水準、累進配当、DOE10%水準を目標に掲げる。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で398人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は929万円で、9期前と比べて+7.6%平均年齢は39.9歳、平均勤続年数は6.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月168
2017年12月184
2018年12月212
2019年12月86339.45.9236
2020年12月80038.96.3247
2021年12月78938.87.0259
2022年12月80739.26.6290
2023年12月80739.26.5298
2024年12月86039.16.1368951
2025年12月92939.96.5398980

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率15.4%
縦線は目安の30%
男性育休取得率71.4%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)62.6%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社13(国内 11 / 海外 2) を有報から抽出しています。

主な関係会社
  • 国内
    ㈱青山財産インベストメンツ
    東京都 港区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱日本資産総研
    東京都 千代田区
    議決権100.0%
  • 海外
    Aoyama Wealth Management Pte.Ltd.
    シンガポール
    議決権100.0%
  • 海外
    PT Aoyama Zaisan Networks INDONESIA
    インドネシア
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱青山財産ネットワークス九州
    福岡県 福岡市
    議決権80.0%
  • 国内
    日東不動産㈱
    千葉県 千葉市
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱青山フィナンシャルサービス
    東京都 港区
    議決権83.3%
  • 国内
    ㈱青山ファミリーオフィスサービス
    東京都 港区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱日本デジタルインベストメント
    東京都 港区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱チェスター
    東京都 中央区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱アーバンクレスト
    千葉県 習志野市
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱チェスターライフパートナー
    東京都 中央区
    議決権100.0%
残りのグループ会社1社を開く
  • ㈱チェスターコンサルティング東京都 中央区100%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は418億円営業利益39億円前期と比べると減収増益で、売上が-8.3%、利益が+11.4%。

売上高
-8.3%
418億円
営業利益
+11.4%
39億円
純利益
+16.7%
28億円
営業利益率
9.3%
前期比 +1.7%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高287億円418億円
営業利益40億円39億円
純利益27億円28億円
1株あたり配当¥58¥58

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は127億円、営業利益は18億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は−42.8%、営業利益は−14.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q7356.83
2023年2Q6769.05
2023年3Q11776.05
2023年4Q1048
2024年1Q9388.66
2024年2Q11797.76
2024年4Q246187.312
2025年2Q222219.513
2025年4Q196189.215
2026年2Q1271814.211

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年12月期からの14期で、売上は58億円から418億円へ7.2倍に増えた。直近期の営業利益率は9.3%。純利益は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
㈱船井財産コンサルタンツの商号を「㈱青山財産ネットワークス」に変更
2012年12月5811
2013年12月6412
2014年12月9354
2015年12月14355
2016年12月14466
2017年12月14698
2018年12月1721412
2019年12月1911517
2020年12月191128
2021年12月2421815
2022年12月3602517
2023年12月3613421
2024年12月45635357.724
2025年12月41839389.328

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高418億円のうち、営業利益として残るのは39億円9.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は28億円、売上の6.7%にあたる。営業利益率は業種中央値9.6%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金79.7%333億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金11.0%46億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益9.3%39億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
20.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.2pt
9.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.5pt
6.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+12.8pt
25.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
10.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
22.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが9億円、投資CFが9億円で、差し引きのフリーCFは18億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は138億円で、売上の4.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年12月2−122−107
2013年12月419−42326
2014年12月203231
2015年12月8−24641
2016年12月12−1111154
2017年12月−13−822−2154
2018年12月33−18642
2019年12月237123085
2020年12月19−8−21194
2021年12月24−6−418109
2022年12月22−1399128
2023年12月252−927147
2024年12月67−27−5840129
2025年12月99−918138

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は263億円。このうち返さなくてよい自己資本が117億円で、自己資本比率は44.4%(業種中央値32.8%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年12月48192926.5
2013年12月47222545.7
2014年12月59243540.9
2015年12月72294340.0
2016年12月93336035.8
2017年12月126369028.7
2018年12月124457936.5
2019年12月155649140.6
2020年12月160669439.8
2021年12月1747110340.8
2022年12月2188313538.0
2023年12月2359613940.4
2024年12月2339813542.0
2025年12月26311714644.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
141億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
97億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
146億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
79
/ 100
安定性自己資本比率30 / 40
収益力営業利益率19 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

不動産業 131社との比較

同じ不動産業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り131社中16位あたり、逆に低いのは売上成長率131社中116位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
25.7%/中央値 12.9%
P25 7.7%P75 19.5%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
9.3%/中央値 9.6%
P25 5.6%P75 15.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
44.4%/中央値 32.8%
P25 26.6%P75 48.5%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-8.3%/中央値 11.4%
P25 3.3%P75 23.1%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.2%/中央値 3.5%
P25 2.5%P75 4.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,378で、1年前と比べて-30.5%過去52週の値幅のなかでは21%の位置にある。

¥1,378-1.9%1ヶ月+10.0%1年-30.5%時価総額346億円
過去52週の値幅
安値¥1,185高値¥2,105

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)12.7倍
PER (会社予想)12.5倍
PBR2.68倍
配当利回り4.21%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は1219円で、25日線1275円、75日線1300円、200日線1456円をすべて大きく下回っており、下降トレンドが継続。直近1ヶ月で-5.65%と下落し、52週安値1185円に近い。出来高は8月10日に253600株と急増し、売りが加速。RSIは30と売られ過ぎ圏だが、反発の兆しは見られない。年初来では-36.9%と大幅安で、業績悪化やセクターの弱さが背景。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PERは11.2倍と業界平均14.25倍を下回り、予想PERも11.1倍と割安感がある。一方、PBRは2.53倍で業界平均1.7倍を上回り、ROE25.7%が高水準である点を考慮すると、株価は純資産に対して割高に見える。配当利回りは4.76%と魅力的だが、配当性向61.8%と高く、今後の増配余地は限定的かもしれない。全体として、利益面では割安だが、資産面では割高であり、両面を考慮するとほぼ妥当と判断する。

指標この会社業種平均
PER (実績)12.7倍14.9倍
PER (予想)12.5倍
PBR2.68倍1.84倍
ROE25.7%11.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

高齢化による資産承継ニーズの拡大を成長機会と見るか、成熟市場での競争激化を懸念するかが争点。強気派は、専門性とブランドで差別化され、収益性が高く、高配当利回りも魅力と評価する。弱気派は、一時的な不動産市況の影響で売上高が変動し、競合の増加や価格競争で成長が鈍るリスクを指摘。また、利益率が低いと見る向きもある。長期的な需要はあるが、短期的な変動と競争にどう対応するかが焦点。

プラスに働く材料7
  • 専門性とブランド

    相続・事業承継で確立した専門性と富裕層の信頼

  • 高収益体質

    営業利益率9%超と高く、利益成長が見込める

  • 高水準の株主還元

    配当利回り4.76%と高く、安定配当が期待

  • 営業利益率7.68%→9.33%へ改善し増益通年影響

    営業利益は前期比4億円増の39億円、売上高減でも利益率が改善

  • 純利益が3期連続で21→24→28億円に増加通年影響

    当期純利益28億円、前期比4億円増、ROE25.7%と高収益を維持

  • 配当利回り4.76%が株価の下支え材料に継続影響

    配当利回り4.76%、PER11.2倍と割安感から配当目的の買いが見込まれる

  • 外国人保有22.27%で需給改善期待継続影響

    外国人保有比率22.27%と高く、物色により売買代金の増加が期待

マイナスに働く材料7
  • 市場競争の激化

    参入企業増で商品・サービスの均質化が進み、差別化困難に

  • 業績の変動リスク

    売上高が前年比で減少するなど、不安定な面がある

  • 不動産市況の影響

    不動産関連収入が市況に左右され、収益が変動しやすい

  • 売上高が456億円から418億円へ8.3%減収通年影響

    売上高418億円、前期比38億円減、減収基調は継続リスク

  • 株価が1年で36.9%下落し低迷継続影響

    株価1219円、1年前から36.9%下落、下落トレンドからの反転が必要

  • 予想PER11.1倍と実績PER11.2倍、改善余地小決算発表後影響

    予想PER11.1倍、実績11.2倍とほぼ同水準、業績上方修正期待は限定的

  • 時価総額306億円と小型で流動性懸念継続影響

    時価総額306億円、浮動株が少なく売買薄で値動きが荒い

次の決算で確かめる点
受注件数
コンサル需要の動向を示す重要指標
売上高営業利益率
収益性の維持・改善を確認するため
富裕層顧客数
主要顧客基盤の拡大状況を測る
1件あたり単価
高付加価値サービスの提供ができているか確認

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり58で、前期から+15.2%いまの株価に対する利回りは4.21%。増配か配当維持が9年続いている。

年間配当
¥58
1株あたり
配当利回り
4.21%
いまの株価に対して
配当性向
61.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
9年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年12月1248.7
2017年12月1530.448.6
2018年12月2030.046.3
2019年12月2528.239.1
2020年12月276.073.7
2021年12月285.747.2
2022年12月3525.058.2
2023年12月4117.159.9
2024年12月4612.251.6
2025年12月5315.261.8

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥58

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ7,427人。区分でいちばん多いのは個人・その他58.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が17.1%を占め、残る82.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他66.860.362.468.759.658.6
外国法人12.420.116.210.021.822.2
事業法人9.28.59.08.511.712.2
金融機関10.78.89.58.85.35.0
自己株式0.00.90.90.84.64.6
証券会社1.02.32.94.01.72.0
外国人個人0.00.10.00.00.00.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01蓮見 正純10.12
02AVI JAPAN OPPORTUNITY TRUST PLC(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)7.08
03USBK NA JP I&W TS(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)4.71
04株式会社日本M&Aセンター3.98
05MSIP CLIENT SECURITIES(常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)2.54
06株式会社日本カストディ銀行(年金信託口)2.27
07株式会社キャピタル・アセット・プランニング1.59
08青山財産ネットワークス社員持株会1.44
09株式会社チェスター財産コンサルタンツ1.19
10株式会社チェスターマネジメント1.19

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近3
  • 2026-08-06
    アセット・バリュー・インベスターズ・リミテッド(Asset Value Investors Limited)
    新規の大量保有報告
    6.12%
    -1.06pt
  • 2026-06-09
    アセット・バリュー・インベスターズ・リミテッド (Asset Value Investors Limited)
    新規の大量保有報告
    7.18%
    -1.03pt
  • 2026-05-22
    アセットマネジメントOne株式会社
    新規の大量保有報告
    5.26%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+1218%、1株純資産は14期で+307%。直近期のROEは25.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年12月91197.426.176.5
2013年12月1918311.822.7102.7
2014年12月3120715.918.450.3
2015年12月4424519.514.143.9
2016年12月5028018.914.348.7
2017年12月3315822.224.448.6
2018年12月5119828.612.446.3
2019年12月7025931.112.139.1
2020年12月3326212.724.373.7
2021年12月6129522.024.847.2
2022年12月7034022.015.558.2
2023年12月8539023.212.259.9
2024年12月10040825.219.151.6
2025年12月11548625.713.861.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2025/12期の役員報酬は総額349百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢
蓮見正純代表取締役 社長69
松浦健取締役 常務執行役員 不動産事業本部長61
小川隆臣取締役 常務執行役員 NSS事業本部長54
橋場真太郎取締役 常務執行役員 大阪支店長62
長曽我部利幸取締役 常務執行役員 コンサルティング 事業本部長53
長坂道広取締役64
島田晴雄取締役(社外取締役)83
渡邊啓司取締役(社外取締役)83
森まどか取締役(社外取締役)54
内田士郎取締役(社外取締役)71
藤多洋幸常勤監査役(社外監査役)60
中塚久雄監査役74
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢
六川浩明監査役(社外監査役)63

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)781721051127139
社外取締役660127312
監査役15055

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,892字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、連結子会社14社及び関連会社2社により構成されており、個人資産家及び企業オーナーに対して財産承継・事業承継・財産運用等のコンサルティングを手掛けており、財産コンサルティング業務を主たる事業としております。 当社グループの事業は、財産コンサルティング事業という単一の事業セグメントであります。当社グループの売上分類といたしましては、(1)財産コンサルティング、(2)不動産取引に区分しております。 (1)財産コンサルティング 個人資産家への財産承継コンサルティング、企業オーナーへの事業承継コンサルティング、コンサルティングの実効性を高めるための商品を提供した際に得られる売上を財産コンサルティングに計上しており、内訳は次の通りです。 ①財産承継 財産承継につきましては、個人資産家に対して相続の事前・事後対策、保有不動産の有効活用、広大地活用、不動産の購入・売却に関するコンサルティングなどから得られる売上を計上しております。 財産承継では、相続が発生した際に相続税の納税額はどれくらいになるか、そして納税できる資金は確保できるのか、遺産分割が円滑に行われるのか、さらに納税後のご家族の生活資金は十分かといった分析・将来シミュレーションを行い、問題点と問題を解決するための課題を明らかにしていきます。そして、課題解決の為の施策の検討、実行のお手伝いをします。この財産承継において重要になるのが、相続争いを未然に防ぐための遺言書作成、信託の活用、収入アップや分割しやすくするための資産の組換えと納税資金や相続後の遺された方の生活資金を確保するための対策です。 また、財産承継で培ったノウハウを活かし、財産に関する社会問題の解決にも取り組んでおります。 ②事業承継 事業承継につきましては、企業オーナーに対して後継者決定支援、組織再編・財務改善・成長戦略支援、転廃業支援、M&A後の財産承継支援やM&A支援、事業承継ファンドを活用したコンサルティングなどから得られる売上を計上しております。 企業オーナーの事業承継問題は今や日本における非常に大きな課題となっています。そうした中、同族承継を続けられる企業オーナーの方々に対しては「経営の承継」と「ファミリー財産の承継」の総合的なご支援を拡大していきます。同族経営の根底に脈々と流れる創業の理念やファミリーの哲学に配慮し、お客様の立場に立った視点で中長期プランの作成、実行、定期的な見直しを行います。オーナー経営者に相続や認知症の発症が起きても、経営は揺るがず、家族の生活の安定が確保され、納税も行える状況を維持し、世代を超えて長期にわたってご支援してまいります。 一方で、後継者不足の問題はますます深刻化しています。127万社にのぼるとも言われる後継者不在企業の存在の大きな原因として事業の先行き不安があります。事業承継の検討においては、事業の将来性を十分に検討し、同族承継のみならず、M&Aによる第三者承継、役職員による承継、廃業など、承継の選択肢を幅広く持ち、最適な事業承継の選択をしていくことが求められます。 この事業承継を推進するために、株式会社日本M&Aセンターと合弁で設立した株式会社ネクストナビにより企業オーナーの意思決定をサポートしております。また、M&Aが終わった後の財産コンサルティングを一気通貫で行うサービスも好評を得ており、今後ますます拡大していく予定です。更には、新生銀行グループとの間で事業承継に悩まれている企業を対象とする事業承継ファンドを組成し、幅広い事業承継ニーズに対応するビジネスモデルを整えております。 ③商品組成等 商品組成等につきましては、ADVANTAGE CLUB及びプライベート任意組合から得られる運営管理報酬、オペレーティングリース商品の提供、地方創生プロジェクトから得られる運営管理報酬、海外での運用商品等を開発して提供した際に得られる報酬など、独自の商品を開発してお客様の財産運用及び財産管理のコンサルティングを行うことによる売上を計上しております。 (2)不動産取引 当社グループは財産コンサルティングの一環として、顧客の資産運用ニーズへの対応を図る目的から、不動産を仕入れ、不動産に関連した商品の開発を行い当社顧客等への販売を行っております。顧客の不動産買い替え需要に対して当社グループは顧客の要望に沿った不動産物件を仕入・販売いたします。顧客の要望にそのまま適う物件があった場合には、当社グループは物件の仲介を行うだけでありますが、権利関係の整理、優良テナントの誘致、リニューアルなどを行い高利回り物件に仕立て直す場合には、当社グループで仕入を行い、当社グループのノウハウを注入し高付加価値物件として顧客に販売することになります。また、不動産特定共同事業法に基づき当社が商品化した「不動産共同所有システム」(後述、「不動産共同所有システム」をご参照ください。)により組成された任意組合に対しても、事業用不動産の供給を行っております。 顧客の資産運用ニーズに応える商品として当社が開発した「不動産共同所有システム」の内容については、次の通りであります。 不動産共同所有システム-ADVANTAGE CLUB(商標登録) 「不動産共同所有システム」とは、不動産特定共同事業法に基づく不動産小口化商品であります。投資家が不動産特定共同事業法に基づいて任意組合契約を締結し、この任意組合が事業用不動産を取得してその賃貸運用収益を投資家に配当として分配するものであります。当社は、任意組合の組成、投資家の募集、投資対象物件の取得、任意組合の理事長(任意組合の業務執行組合員)として任意組合の業務執行を行います。 不動産共同所有システムのスキーム図は、以下の通りであります。 (ア)投資家は任意組合契約を締結し、金銭出資を行うことにより任意組合の組合員になります。 (イ)任意組合は、事業用不動産を取得し、取得した事業用不動産は、理事長以外の全組合員の共有といたします。ただし、事業用不動産の不動産登記簿上の名義は、理事長である株式会社青山財産ネットワークスの名義になります。 (ウ)任意組合は、(イ)で取得した事業用不動産についてマスターリース会社と賃貸借契約を締結します。 (エ)マスターリース会社は、任意組合の取得した事業用不動産のテナントを募集し、不動産賃貸借契約を締結します。 (オ)マスターリース会社は、テナントから賃料を徴収します。 (カ)マスターリース会社は、任意組合に対し(ウ)の賃貸借契約に従い賃料を支払います。 (キ)任意組合は、当社に理事長報酬を支払います。 (ク)任意組合は、諸経費を控除した純利益を投資家(任意組合員)に分配します。 当社グループの事業系統図は、以下の通りです。 [事業系統図] 上記の他に、関連会社2社(株式会社ネクストナビ及び新生青山パートナーズ株式会社)があります。
経営方針・対処すべき課題1,753字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針及び経営環境 当社グループは「財産の承継・運用・管理を通じてお客様の幸せに貢献していきます」を経営目的に掲げている総合財産コンサルティング会社です。当社グループのお客様である個人資産家や企業オーナーの事業承継、不動産、相続など、財産に関する「悩み」は環境の変化に伴いますます複雑化しております。不動産価格の上昇や金融資産の増加に伴う相続資産の増加により相続税が課税される方々が増加し、その課税額も増加傾向にございます。2030年代には団塊の世代の方々の大量の資産が相続されることが想定されており、相続に関するお悩みを抱えている方々はますます増加傾向にあります。事業承継においては、企業オーナーの高齢化や後継者不在が依然として社会問題になっており、廃業を含めた様々な選択肢を検討する必要性がございます。当社グループは同族承継、従業員承継、M&A、廃業支援等、様々な選択肢を提供できる専門家集団であり、企業オーナーの事業承継のすべての選択肢においてサービスを提供できる体制を構築していることから、ご相談件数が増加しております。昨今では東京証券取引所の市場改革に伴う相談案件も増えており、当該課題解決に向けたファイナンシャルアドバイザリーサービスの提供も行っております。 (2)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループは2025年からの3ヵ年を対象とした中期経営計画を策定し、「パートナー戦略」、「サービス戦略」、「人材戦略」、「知財戦略」、「マーケティング戦略」、「サステナビリティ戦略」、「財務戦略」の7つを戦略の柱として掲げております。主な進捗は以下の通りです。 ①パートナー戦略 全国の金融機関・会計事務所との連携強化を目的に主要都市での拠点開設の準備を行ってまいりました。2026年1月に岡山拠点準備室を開設しましたが、富山・金沢、名古屋、静岡、仙台、札幌などの主要都市で順次、拠点を開設する予定です。また、金融機関・会計事務所以外の富裕層の方々へサービスを提供している企業とも新たに連携を行うための準備を開始しております。さらには2024年末に経営統合したチェスターグループとの連携強化を推進し、相互に数百件のお客様をご紹介しております。2026年以降に本格的なシナジー効果が現れる見込みです。 ②サービス戦略 時代の変化に対応した新たな個別サービスの創出を目指しており、2025年度は公益法人の設立・運営をトータルで支援する新サービスの本格提供を開始しました。また、事業法人向けのオペレーティングリース商品の提供も再開しました。 ③人材戦略 ますます拡大するニーズに対応するために積極的な採用活動を行うとともに、人材育成と働きやすい環境の整備に取組んでまいりました。2025年度末のコンサルタント数は281名となり前期末から24名増加しました。 ④知財戦略 コンサルティング業務の質・量の両面を向上させ、より多くのお客様にサービスを提供することを目的としたAIエージェントの開発に注力してまいりました。2025年度においては8体のAIエージェントを開発しており、2027年度末までに約300体のAIエージェントを開発する予定です。生産性を向上させお客様との面談時間を創出することにより成約率の向上と成約件数の増加を実現してまいります。 ⑤マーケティング戦略 認知度向上のために積極的なメディア向けのリリースを行ってまいりました。2025年7月にはチェスターグループとの経営統合を記念した大規模セミナーを実施したことにより、新たなお客様から数多くのご相談をいただきました。 ⑥サステナビリティ戦略 社会課題の解決により持続的な社会の実現と企業価値の向上を目指したサステナビリティ経営を推進してまいりました。 ⑦財務戦略 ROE20%超の維持、配当性向50%水準、累進配当、DOE10%水準などを目標に掲げております。2025年度はROE25.7%、配当性向46.2%、前期比7円の増配、DOE11.9%となりました。
事業等のリスク4,355字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループの事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)人材の確保及び育成 当社グループの財産コンサルティング事業において、高度な専門知識と高い人間力を備えた人員の確保・育成が重要であります。優秀な人材の確保とテクノロジーを活用した育成と仕組作りに重点的に取り組んでおります。今後も優秀な人材を確保・育成していく方針でありますが、計画通りに人材を確保・育成できない場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2)税制について 当社グループの財産コンサルティング事業において、顧客の資産に係る相続税や租税特別措置法などの税制等は重要な要素であり、現行の税制に基づいてコンサルティングを実施しております。また、必要に応じて、税理士・弁護士等からの意見書の取得または事前に税務当局と相談をすることなどにより重大な問題の発生を回避するように図っております。しかしながら、将来、税制が改正されることにより課税の取扱いに変更等が生じ、顧客のコンサルティングニーズが減退する場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3)不動産市況の動向 当社グループでは財産コンサルティング事業における「財産コンサルティング」として、不動産分野に関連する提案及び対策実行に係る報酬を得ております。また、財産コンサルティングの一環として生じる「不動産取引」を合わせると、不動産取引に関連する収益への依存度は高いものになっております。従いまして、不動産市況が悪化する場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループは、金融庁長官・国土交通大臣より不動産特定共同事業者として認可を受けており、不動産小口化商品であるADVANTAGE CLUBを投資家向けに提供しています。当該商品を提供するため、組成用の不動産を取得し、取得後は速やかに任意組合へ譲渡することに努めております。不動産の選定にあたっては、資産価値の下落リスクが小さい都心の優良不動産に限定していますが、戦争や大規模な経済ショック等によって外部環境の大きな変化が生じ、投資家へ想定どおりに譲渡できず、当社グループで不動産を保有せざるを得ない状況となった場合、評価損を計上すること等により、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (4)個人情報等の管理について 当社は、2009年5月に国際規格である情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)適合性評価制度(JIS Q 27001:2006(ISO/IEC 27001:2005))の認証を取得し、更に2014年6月には、規格改訂されたJIS Q 27001:2014(ISO/IEC 27001:2013)へ移行するなど、積極的に個人情報等機密情報に関する管理体制の一層の強化を図っております。しかしながら、これらの対策にも関わらず重要な情報が外部に漏洩した場合には、当社グループの社会的信用等に影響を与え、その対応のための多額の費用負担やブランド価値の低下により当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (5)法的規制について 当社グループが展開しております事業に関する主な法的規制は、次の通りです。 宅地建物取引業法(東京都知事(8)第62476号) 不動産特定共同事業法(金融庁長官・国土交通大臣第59号) 金融商品取引法(関東財務局長(金商)第1017号)第二種金融商品取引業及び投資助言・代理業 宅地建物取引業法に基づく宅地建物取引業者免許の有効期間は2023年2月15日から2028年2月14日までとなっております。不動産特定共同事業法に基づく許可については、許可の取消しとなる事由は現状においては認識しておりません。金融商品取引法に基づく登録については、登録の取消しとなる事由は現状においては認識しておりません。今後、これらの関係法規が改廃された場合や新たな法的規制が設けられる場合には、当社グループの事業が影響を受ける可能性があります。 (6)代表取締役社長への依存について 当社の代表取締役社長 蓮見正純は財産コンサルティングに関する豊富な知識と経験を有し、また、経営方針や経営戦略の決定をはじめとして当社グループの企業活動全般において重要な役割を果たしております。現時点において、当社グループから退任することは想定されておりませんが、退任または不測の事態により経営から離脱する場合は、当社グループの経営戦略や経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (7)新型コロナウイルス等の大規模感染症について 当社グループが取り組む財産コンサルティング事業においては、新型コロナウイルス等の大規模感染症禍においてもコンサルティングニーズは高まっていくと考えられます。しかしながら、大規模感染症の拡大に伴い、長期にわたって行動に制限がされることによる顧客との対面での面談機会の喪失や顧客の投資意欲の減少などが生じた場合には、当社グループの事業活動に支障が生じて業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは従業員の感染を防止するために、在宅勤務や時差出勤を実施し、従業員の安全と健康に配慮して、業務への支障を抑えつつ感染拡大防止にむけた取り組みを実施しております。 (8)気候変動に関するリスク 当社グループは、気候変動に伴う自然災害や異常気象等によってもたらされる物理的な被害だけでなく、気候変動を抑止するための諸制度や脱炭素化・低炭素化社会への移行関連コストが当社グループの業績に影響を与える可能性があることを認識しております。また、コンサルティングの一環として不動産やエネルギー等を利用した事業活動を行っており、気候変動の対応は重要な課題だと認識し、当社が組成する不動産小口化商品(ADVANTAGE CLUB)のクリーンエネルギー化を推進しております。さらには、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)の気候変動に関するフレームワークを活用した情報開示と透明性向上に努めるため、サステナビリティ委員会を設置しております。今後もさらなる情報開示を進めてまいります。 (9)災害等の発生に関するリスク 地震、台風、洪水、津波、噴火等の自然災害や大規模なシステム障害、テロ等の人為的な災害が発生した場合、当社グループの従業員が被災し、会社資産が毀損する可能性があります。特に台風については年に複数回発生する可能性があり、被害の規模は年々大きくなっています。当社グループでは、安否確認システムを導入するなど情報技術を活用した情報収集基盤を整備しておりますが、想定を上回る大規模な災害等が発生した場合、発生確率は極めて低いと判断しておりますが、当社グループの事業が一時的に中断し、事業運営、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (10)サイバーセキュリティに関するリスク サイバー攻撃の手法は日々複雑化・巧妙化しており、企業が保有する情報が流出する事件が多発しています。サイバー攻撃への対策は、当社グループにおいても重要な課題として認識しており、今後も継続的に対策強化を行っていく予定です。しかしながら、サイバー攻撃により、当社グループが扱う個人情報や機密情報が外部に漏洩した場合は、取引先への補償費用の発生、行政処分、社会的な信用力の低下等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (11)資金調達リスク 当社グループは、金融機関からの借入金や社債により、事業に必要な資金を調達しております。それに加えて、長期間のコミットメントライン契約を締結することにより、安定的な資金調達に努めております。しかしながら、金融市場の混乱や当社グループの経営成績の悪化等が発生した場合、当社グループの資金繰りに影響を及ぼす可能性があります。 (12)風評リスク・評判に関するリスク 当社グループは、従業員に対する法令遵守意識の浸透、厳格な情報管理、コンプライアンス体制の構築等の取り組みを行うことにより、健全な企業経営を行っております。しかしながら、報道やインターネット上の投稿等により、当社グループのサービスや従業員に対して意図的に根拠のない噂や悪意を持った評判が流布された場合には、内容の真偽に関わらず、当社グループの社会的な信用が低下し、業績に影響を与える可能性があります。 (13)コンプライアンスに関するリスク 当社グループは、金融商品取引業者として高度な法令等遵守態勢の構築が求められます。当社グループでは、コンプライアンスに関するルールブックであるコンプライアンス・マニュアルを制定し、役員および従業員に対してコンプライアンス意識の徹底を図っております。しかしながら、当社グループの従業員がコンプライアンス違反を行った場合には、当社グループの信用失墜によって、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (14)訴訟に関するリスク 当社グループは、法令の遵守に努めておりますが、事業遂行にあたり、当社グループの法令違反の有無に関わらず、顧客や取引先より損害賠償・訴訟等を提起される可能性があります。損害賠償の金額、訴訟の内容や結果によっては、当社グループの社会的な信頼性に影響が及ぶ可能性があり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (15)事業戦略に関するリスク 当社では、サービス品質向上のため戦略的個別サービスを含む様々なビジネス戦略を実施しています。今後、高齢化社会の更なる進展に伴う相続・財産承継ニーズの増加が想定され、当社サービスへのニーズは高まるものと認識しています。しかしながら、事業戦略が功を奏さず、当初想定していた結果をもたらさない可能性があり、当社の収益拡大も限定的なものにとどまる可能性があります。 (16)顧客開拓に関するリスク 当社グループは、提携している金融機関・会計事務所からの紹介をメインに顧客開拓を行っています。当社の総合財産コンサルティングサービスは高度な専門性を必要とするため、当該サービスの内製化が行われる可能性は低いと認識しておりますが、万が一、内製化が行われた場合、顧客開拓のための活動や手法が有効に機能しなくなる可能性があり、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,063字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次の通りです。 なお、当連結会計年度において、企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行っており、前連結会計年度に係る各数値については、暫定的な会計処理の確定の内容を反映させております。 ①財政状態及び経営成績の状況 a.財政状態 (資産) 流動資産は19,568百万円となり、前連結会計年度末に比べて4,153百万円の増加となりました。これは、現金及び預金が1,017百万円、販売用不動産が2,971百万円それぞれ増加したことなどによります。一方、現金及び預金の比率が高い理由は、主にADVANTAGE CLUB用の販売不動産を機動的に取得するための取得資金として確保しております。但し、株主還元については資本コストを約8%と想定しROEを継続的に高い水準に維持し、かつ、配当性向を50%に設定することで資本コストを上回る純資産配当率にしております。なお、ADVANTAGE CLUB用の不動産仕入については、不動産の仕入決済時にADVANTAGE CLUBを組成するなど不動産在庫リスクを発生させない方針を継続しております。 固定資産は6,709百万円となり、前連結会計年度末に比べて1,156百万円の減少となりました。これは、投資有価証券が738百万円減少したことなどによります。 これらにより、資産合計は26,278百万円となり、前連結会計年度末に比べて2,997百万円の増加となりました。 (負債) 流動負債は6,060百万円となり、前連結会計年度末に比べて355百万円の増加となりました。これは、未払金が496百万円増加したことなどによります。 固定負債は8,505百万円となり、前連結会計年度末に比べて746百万円の増加となりました。これは、長期預り敷金保証金が734百万円増加、長期借入金が121百万円増加したことなどによります。 これらにより、負債合計は14,566百万円となり、前連結会計年度末に比べて1,101百万円の増加となりました。 (純資産) 純資産合計は11,712百万円となり、前連結会計年度末に比べて1,896百万円の増加となりました。これは、利益剰余金が親会社株主に帰属する当期純利益により2,750百万円増加、配当金の支払いにより1,149百万円減少したことなどによります。 これらにより自己資本比率は44.4%(前連結会計年度末は42.0%)となりました。 b.経営成績 当社グループの当連結会計年度の経営成績は、売上高41,785百万円(前年同期比8.4%減)、営業利益3,858百万円(同10.0%増)、経常利益3,756百万円(同7.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益2,750百万円(同13.2%増)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べ915百万円増加し、13,849百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次の通りであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 税金等調整前当期純利益3,756百万円、棚卸資産の増加2,967百万円等があったことから、903百万円の収入(前年同期は6,662百万円の収入)となりました。前連結会計年度については在庫として保有していた不動産を売却したことにより棚卸資産が3,249百万円減少したことなどから営業活動によるキャッシュ・フローが大幅に増加しました。当連結会計年度については、ADVANTAGE CLUB用の不動産を取得し、当連結会計年度末時点において在庫として保有しており、棚卸資産が2,967百万円増加したことなどにより営業活動によるキャッシュ・フローが大幅に減少しました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資有価証券の売却および払戻による収入2,703百万円、投資有価証券の取得による支出1,572百万円等があったことから、901百万円の収入(前年同期は2,659百万円の支出)となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 長期借入金の返済による支出2,608百万円、配当金の支払額1,148百万円、長期借入れによる収入2,970百万円等があったことから、888百万円の支出(前年同期は5,768百万円の支出)となりました。 ③生産、受注及び販売の実績 a.生産実績、受注実績 該当事項はありません。 b.販売実績 当社グループは、財産コンサルティング事業のみの単一セグメントであります。当連結会計年度における売上高を区分別に示すと、次の通りであります。 売上高の種類   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)   前年同期比増減(%) 財産コンサルティング(百万円)   11,842   45.8 不動産取引(百万円)   29,943   △20.1 合計(百万円)   41,785   △8.4 (注)最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は次の通りであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) 港区愛宕山第一任意組合   5,813   12.7   -   - 御茶ノ水駅前任意組合   -   -   7,305   17.5 神田靖国通りⅡ任意組合   -   -   6,150   14.7 新宿駅西口任意組合   -   -   4,788   11.5 新宿御苑任意組合   -   -   4,282   10.2 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①経営成績 当社グループの当連結会計年度の経営成績は、売上高41,785百万円(前年同期比8.4%減)、営業利益3,858百万円(同10.0%増)、経常利益3,756百万円(同7.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益2,750百万円(同13.2%増)となりました。 当社グループは、財産コンサルティング事業のみの単一セグメントであります。売上高の区分別業績は次のとおりであります。 (単位:百万円) 2024年12月期   2025年12月期 財産コンサルティング   8,121   11,842 不動産取引   37,496   29,943 合計   45,618   41,785 a.財産コンサルティング 当社グループは個人資産家及び企業オーナーに対して財産承継及び事業承継コンサルティングを提供しております。また独自の商品を開発してお客様の財産運用及び財産管理のコンサルティングも手掛ける総合財産コンサルティングファームです。 財産コンサルティングの売上高の内訳は次の通りであります。 (単位:百万円) 2024年12月期   2025年12月期 財産承継   4,032   6,496 事業承継   1,879   3,026 商品組成等   2,209   2,319 合計   8,121   11,842 財産承継につきましては、個人資産家に対して相続の事前・事後対策、保有不動産の有効活用、広大地活用、不動産の購入・売却に関するコンサルティングなどから得られる売上を計上しております。当連結会計年度においては、お客様数の増加に伴い成約件数が増加したこと、お客様の資産規模の増加に伴い、成約単価が増加したこと、新規連結子会社の売上が寄与したことなどにより売上高が大幅に増加しております。 事業承継につきましては、企業オーナーに対して後継者決定支援、組織再編・財務改善・成長戦略支援、転廃業支援、M&A後の財産承継支援やM&A支援、事業承継ファンドを活用したコンサルティングなどから得られる売上を計上しております。当連結会計年度においては、本業の同族承継が堅調に推移したこと、大型のM&A案件が複数クロージングしたこと、事業承継ファンドが複数クロージングしたことなどにより売上高が大幅に増加しております。 商品組成等につきましては、ADVANTAGE CLUBの組成時および解散時の手数料並びに運営期間中の管理報酬、オペレーティングリース商品の手数料などの売上を計上しております。当連結会計年度においては、ADVANTAGE CLUBの組成および解散の手数料が下回ったものの、ADVANTAGE CLUBの管理報酬やオペレーティングリースが上回ったことなどにより、売上高が増加しております。 以上の結果、財産コンサルティングの売上高は11,842百万円(前年同期比45.8%増)となりました。また、財産コンサルティングの売上高、売上原価及び売上総利益は下表の通りです。 (単位:百万円) 2024年12月期   2025年12月期 売上高   8,121   11,842 売上原価   4,400   6,304 売上総利益   3,721   5,538 b.不動産取引 当社グループは財産コンサルティングの一環として、顧客の資産運用ニーズへの対応を図る目的から、不動産を仕入れ、不動産に関連した商品の開発を行い当社顧客等への販売を行っております。 不動産取引の売上高の内訳は次の通りであります。 (単位:百万円) 2024年12月期   2025年12月期 ADVANTAGE CLUB   29,669   28,389 その他不動産取引   7,826   1,553 合計   37,496   29,943 多くのお客様にご支持いただいておりますADVANTAGE CLUBの当連結会計年度の組成計画は当社の厳格な商品基準に合致した積上げベースで340億円を予定しておりました。 ADVANTAGE CLUBにつきましては、当連結会計年度においては6件組成し28,389百万円の売上を計上いたしました。 その他不動産取引につきましては、1棟ものの不動産の提供や不動産保有時の賃料収入等を計上しております。 以上の結果、不動産取引の売上高は29,943百万円(前年同期比20.1%減)となりました。また、不動産取引の売上高、売上原価及び売上総利益は下表の通りです。 (単位:百万円) 2024年12月期   2025年12月期 売上高   37,496   29,943 売上原価   34,248   26,980 売上総利益   3,248   2,962 ②資本の財源及び資金の流動性について 当社グループにおける主な資金需要は当社の顧客向けにADVANTAGE CLUB及び収益不動産を提供する際に、一時的に保有する不動産の取得資金であります。当社グループは不動産の見込在庫を保有しない方針であり、顧客のニーズを勘案して不動産を取得します。不動産の取得時点で提供先が概ね決まっており、保有期間は比較的短期なことから、取得資金の財源は自己資金又は金融機関からの短期の借入で充当しております。当連結会計年度末の資金の残高は、13,849百万円となり、前連結会計年度末に比べて915百万円増加しました。詳細は、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

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