概要
クロップスは、名古屋市に本店を置く携帯電話販売代理店大手である。ソフトバンクやKDDI(au)のショップ運営を中核とし、愛知県を中心に全国で店舗を展開する。2025年3月期の連結売上高は616億円、営業利益24億円。移動体通信事業に加え、人材派遣、ビルメンテナンス、店舗転貸借、卸売、海外事業など7つのセグメントを持つ。
移動体通信事業が売上の約4割を占める
クロップスグループの基幹事業は、KDDI(au)やUQモバイルの販売代理店である移動体通信事業である。2025年3月期の同事業の売上高は295億円で、グループ全体の約44%を占める。77店舗の「auショップ/au Style」と9店舗の「UQスポット」を運営し、愛知県に31店舗と最も多く、東京都18店舗、埼玉県14店舗と首都圏にも展開する。店頭での端末販売に加え、光回線や電力など通信関連商材のクロスセルを強化し、顧客単価の向上を図っている。法人向けにはオフィス商材の販売も手掛け、コンシューマと法人の両面で収益を積み上げる構造を持つ。
店舗転貸借と不動産売買が成長を牽引
店舗転貸借事業は、グループ中で最も成長率の高いセグメントである。2025年3月期の売上高は178億円(前期比17.4%増)、営業利益15億円(同26.9%増)を記録した。飲食店舗を中心に、開店・閉店を支援する「居抜き物件」の転貸借を展開し、期末の転貸借物件数は3,021件に達した。同事業を担う株式会社テンポイノベーションは2017年に東証マザーズに上場し、2022年には持株会社体制へ移行。同じく店舗転貸借に含まれる家賃保証事業も拡大中であり、グループ全体の収益源としての地位を固めつつある。
人材派遣とビルメンテナンスで安定収益を確保
人材派遣事業は、名古屋鉄道グループとトヨタ自動車グループを主要取引先とし、技術者派遣や一般労働者派遣を東海・首都圏で展開する。2025年3月期の売上高は30億円、営業利益は0.7億円と低採算だが、25周年記念費用や新規事業立ち上げコストを除けば底堅い。ビルメンテナンス事業は、いすゞ自動車グループを主要顧客に清掃・設備管理・警備を提供し、売上高67億円、営業利益3.4億円と安定した利益を計上する。両事業とも大手企業との長期取引を基盤に、価格転嫁やDXによる生産性向上で収益改善を進めている。
7つのセグメントで構成されるグループ体制
クロップスグループは、2025年3月期時点で24社の連結子会社から成る。移動体通信事業は単体の株式会社クロップス、人材派遣は株式会社クロップス・クルー、ビルメンテナンスはいすゞビルメンテナンス株式会社、店舗転貸借と不動産売買は株式会社イノベーションホールディングスの傘下に株式会社テンポイノベーションなどが属する。卸事業は株式会社ハピラとその子会社株式会社七つの海が文具・生活用品・自然派化粧品を扱う。海外事業はシンガポールのINNOVARE HOLDINGS PTE.LTD.とベトナムのJOB LINKS CORPORATIONが労務管理サービスを提供する。各事業は相互に顧客基盤を共有せず独立して運営されるが、グループ全体として多角化によるリスク分散を図っている。
業界の中での役割はauショップを中心とした移動体通信販売事業者。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2019/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 移動体 通信事業 | 174億円 | 42.5% | 2億円 | 1.1% |
| 店舗転貸 借事業 | 81億円 | 19.8% | 7億円 | 8.6% |
| 文具包装 資材卸事業 | 73億円 | 17.8% | 0億円 | 0.0% |
| ビルメンテ ナンス事業 | 55億円 | 13.4% | 3億円 | 5.5% |
| 人材派遣 事業 | 26億円 | 6.4% | 1億円 | 3.8% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01移動体通信主力
au商品を専売とする「auショップ/au Style」を愛知・三重・岐阜・静岡・東京・埼玉・神奈川・栃木に77店舗、UQモバイル商品を専売とする「UQスポット」を愛知・三重・岐阜・東京・埼玉・茨城に9店舗展開。法人向けオフィス関連商材の販売も実施。
- auショップ/au Style
- auの通信サービスや端末を提供する販売店。
- UQスポット
- UQモバイルの通信サービスや端末を提供する販売店。
02人材派遣準主力
名古屋鉄道グループ及びトヨタ自動車グループを主要取引先とし、一般労働者派遣、技術者派遣、業務請負、有料職業紹介を東海地区・首都圏中心に展開。
主要顧客名古屋鉄道グループ、トヨタ自動車グループ
- 人材派遣サービス
- 一般労働者派遣、技術者派遣、業務請負、有料職業紹介などの人材サービス。
03ビルメンテナンス準主力
いすゞ自動車グループを主要顧客とし、商業施設やオフィスビル等の清掃、設備管理、施設警備を首都圏で展開。
主要顧客いすゞ自動車グループ
- ビルメンテナンスサービス
- 建物の清掃、設備管理、警備などを行うビル管理サービス。
04店舗転貸借準主力
飲食店舗等に特化した開店・閉店支援サービスを東京中心に展開。店舗家賃保証事業も含む。
- 店舗開閉店支援
- 飲食店の開店・閉店に伴う物件探しや契約手続きなどを支援するサービス。
05不動産売買副次
飲食店向けの店舗物件等の仕入れ・販売を首都圏で展開し、不動産業者とのリレーションシップ強化を図る。
- 店舗物件売買
- 飲食店向けの店舗物件を仕入れて販売する不動産売買事業。
06卸副次
通信販売、100円ショップ、OEMメーカー、卸問屋向けに文具・生活用品等の企画・卸売販売を首都圏中心に展開。自然派化粧品の販売事業も。
- 文具・生活用品卸売
- 文具や生活用品を企画し、通信販売や100円ショップなどへ卸売する。
- 自然派化粧品
- 自然派化粧品の販売、ナチュラルケア売場の企画・販売サポート。
07海外副次
アジアを中心に、労働ビザの申請、給与計算、税金・社会保険料計算等の受託業務を展開。
- 人事・給与計算アウトソーシング
- 労働ビザ申請、給与計算、税金・社会保険料計算などの人事関連業務を代行するサービス。
製品と技術
auショップとUQモバイルを中心とした移動体通信販売
移動体通信事業では、KDDIの「au」ブランドを販売する「auショップ」および「au Style」を77店舗、UQモバイルの「UQスポット」を9店舗運営する。スマートフォンの端末販売に加え、新規契約・機種変更・各種手続き代行を提供。店舗では通信回線だけでなく、光回線「auひかり」や電力サービス「auでんき」、セキュリティサービスなど周辺商材をセットで提案する。法人営業では、オフィスのWi-Fi構築や法人携帯の一括管理サービスを手掛ける。2025年3月期には商業施設への外販活動が奏功し、端末販売台数とアクセサリー売上が増加、セグメント利益は前期比88.9%増の8.2億円となった。
技術者派遣と総合人材サービスのクロップス・クルー
人材派遣事業を担う株式会社クロップス・クルーは、名古屋鉄道グループとトヨタ自動車グループを主要取引先とする。一般労働者派遣に加え、技術者派遣(機械設計・電気設計等)や業務請負、有料職業紹介を提供。特に技術者派遣では、自社の教育訓練制度を活用して専門人材を育成し、高付加価値分野へのシフトを進める。2025年3月期からは施工管理技士派遣事業を新たに開始した。外国人労働者の受け入れ拡大にも対応し、登録者のフォロー体制を強化。低採算ながらも、地域密着型のサービスで大手派遣会社との差別化を図っている。
居抜き物件で飲食店の開店・閉店を支援するテンポイノベーション
店舗転貸借事業を手掛ける株式会社テンポイノベーションは、飲食店に特化した「居抜き物件」の仲介・転貸借を首都圏で展開する。前のテナントが残した設備(厨房・空調・内装)をそのまま活用できる物件を貸し出すことで、開業コストを大幅に削減できる。2025年3月期の転貸借契約件数は607件(前期比24.4%増)に達し、期末物件数は3,021件。同社は2017年に上場し、持株会社化後も高い成長率を維持する。また、グループ内の株式会社セーフティーイノベーションが提供する店舗家賃保証サービスは、テナントの信用力を補完し、事業拡大を支えている。
多様な卸売りと自然派化粧品で構成される卸事業
卸事業は、株式会社ハピラとその子会社株式会社七つの海が担う。ハピラは文具・生活用品の企画・卸売を主力とし、100円ショップや通販向けに商品を供給。原価上昇に対応するため、高単価商品へのシフトとeコマース販売を強化している。七つの海は自然派化粧品の卸売を専門とし、SDGs志向の高まりを追い風に、ナチュラルケア売場の企画・販売サポートを展開。両社とも首都圏を中心に事業を展開し、2025年3月期の売上高は73億円、営業利益3.1億円と安定した収益を計上する。ただし、文具・雑貨市場の成熟と円安によるコスト増が課題である。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
ITソリューション提供、成長途上の独立系
クロップスは情報・通信業に属し、システム開発やITソリューションを提供。売上高は2025年3月期に616億円と業界内で成長段階にある。競合のVRain Solutionやソラコムと比較して、独自のサービスを展開するが収益性は低く、営業利益率3.9%と改善余地あり。2026年3月期には売上高675億円、営業利益率5.33%と収益改善を見込み、高付加価値サービスへのシフトを進める。
強み
- デジタル化の流れで企業のIT投資は堅調、需要拡大が期待できる。
- 特定分野で強みを持ち、差別化されたサービスを提供可能。
- 研究開発や人材育成に投資し、将来の成長基盤を構築。
- 新規顧客開拓が進み、売上高は年率12%超で成長中。
課題
- 営業利益率が5%未満と低く、コスト管理や価格交渉力の向上が必要。
- 同業他社との競争が激しく、差別化が難しい局面も。
- IT人材の獲得競争が激しく、優秀な人材の確保が課題。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がクロップス
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 4396システムサポートホールディングス | 146億円 | 15.6倍 |
| 2 | 8023DAIKO XTECH | 146億円 | 9.3倍 |
| 3 | 3633GMOペパボ | 145億円 | 8.8倍 |
| 4 | 4448kubell | 144億円 | 20.0倍 |
| 5 | 3777環境フレンドリーホールディングス | 143億円 | 223.8倍 |
| 6 | 9428クロップス | 142億円 | 15.1倍 |
| 7 | 3810サイバーステップホールディングス | 142億円 | — |
| 8 | 3031ラクーンホールディングス | 142億円 | 16.9倍 |
| 9 | 3657ポールトゥウィンホールディングス | 140億円 | — |
| 10 | 5586Laboro.AI | 139億円 | 90.0倍 |
| 11 | 3934ベネフィットジャパン | 138億円 | 13.5倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 33件
いすゞオート半田として自動車販売から創業
1977年11月、愛知県半田市に「いすゞオート半田株式会社」が設立された。資本金1,000万円で、いすゞ自動車のディーラーとして新車・中古車の販売を開始する。当時は自動車販売が専業であり、携帯電話とは無縁の事業であった。しかし、1989年4月に日本移動通信(現KDDI)の一次代理店として自動車電話の販売に参入したことを機に、通信機器販売のノウハウを蓄積し始める。1992年8月には名古屋市中区金山に「IDOプラザ金山」を出店し、携帯電話販売店としての第一歩を踏み出した。この時期に、自動車販売から通信販売への事業転換の基盤が築かれた。
商号変更とディーラー権返上で携帯電話販売に特化
1994年4月、日本移動通信との一次代理店契約を正式に締結し、同年11月には商号を「株式会社アルメディア」に変更するとともに、本店を名古屋市中村区名駅に移転した。同時にいすゞ自動車のディーラー権を返上し、自動車販売から完全に撤退。携帯端末販売に事業を特化する決断を下した。1997年には100%出資子会社として株式会社エー・エル・ビーを設立し、労働者派遣事業に進出。1999年4月には商号を現在の「株式会社クロップス」に改め、自社でも労働者派遣の許可を取得して事業を拡大した。同年9月には名古屋鉄道との業務提携を結び、鉄道グループとの関係を強化している。
上場とM&Aによる事業多角化の加速
2005年8月、名古屋証券取引所セントレックスに株式を上場。以降、M&Aを積極的に活用して事業領域を拡大する。2009年7月には店舗賃貸事業の株式会社テンポリノベーションを子会社化(後のテンポイノベーション)、2010年10月には文具卸の株式会社スガタ、2015年1月には包装資材卸の大明商事を買収。これらを統合・再編し、2016年1月に株式会社ハピラへ商号変更した。2013年3月には東証第二部に上場し、翌2014年3月には第一部に指定。名古屋証券取引所でも第一部に指定され、資本市場でのプレゼンスを高めた。この期間にグループの事業は携帯販売から人材、ビルメンテ、店舗転貸借、卸売へと多角化した。
子会社の上場と持株会社体制への移行
2017年10月、店舗転貸借事業を担う株式会社テンポイノベーションが東証マザーズに新規上場。2018年10月には市場第一部(現プライム市場)に市場変更し、グループ内で独立した上場企業として成長する。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しによりクロップス本体はスタンダード市場へ移行。同年4月には本店を現在の名古屋市中村区名駅に移転した。2023年4月、テンポイノベーションは株式会社イノベーションホールディングスに商号変更し、店舗転貸借事業を新設の株式会社テンポイノベーションに承継する持株会社体制へ移行。これにより、事業会社と持株会社の機能を分離し、ガバナンスを強化した。
海外事業への進出と資本業務提携
2019年10月、シンガポールのINNOVARE HOLDINGS PTE.LTD.の株式を取得し、海外事業に参入。同社は労働ビザ申請や給与計算などのHRアウトソーシングを提供する。2023年4月にはベトナムのJOB LINKS CORPORATIONを子会社化し、東南アジアでの事業基盤を拡充した。一方、国内では2022年12月にKDDIと資本業務提携を締結。同時に移動体通信事業の株式会社モバイルドリームを完全子化し、2023年4月に同事業をクロップス本体に統合した。この提携により、KDDIとの関係を一層強固にし、安定した端末供給やキャンペーン連携が可能となった。
いすゞビルメンテナンス株式の一部譲渡と構造改革
ビルメンテナンス事業の中核であるいすゞビルメンテナンス株式会社は、2003年にクロップスが全株取得して子会社化した。その後2018年には3社を吸収合併して規模を拡大したが、2023年3月に保有株式の一部(20%)をいすゞ自動車に譲渡。クロップスの出資比率は90.9%から80%に低下した。この譲渡により、いすゞグループとの資本関係を維持しつつ、クロップスは資金を確保した。また、2023年4月には海外子会社INNOVARE HOLDINGSを完全子会社化し、グループ全体の再編を進めた。これらの構造改革は、各事業の選択と集中を意図したものである。
年表33件を開く
1970年代
- 1977年11月創業愛知県半田市岩滑東町一丁目105番地にいすゞオート半田株式会社(現、株式会社クロップス、資本金10,000千円)を設立、自動車の販売を開始。
1980年代
- 1989年4月日本移動通信株式会社(現、KDDI株式会社)の一次代理店として、自動車電話の販売を開始。
1990年代
- 1992年8月名古屋市中区金山にIDOプラザ金山を出店。
- 1994年4月日本移動通信株式会社(現、KDDI株式会社)と一次代理店契約を締結。
- 1994年11月商号変更商号を株式会社アルメディアに変更するとともに本店所在地を名古屋市中村区名駅四丁目23番9号に移転。いすゞ自動車株式会社のディーラー権を返上し、携帯端末販売に特化。
- 1996年9月名古屋市中区栄三丁目7番9号に株式会社エー・エル・ビーを100%出資子会社として設立。
- 1997年2月株式会社エー・エル・ビーにて、労働者派遣法に基づく一般労働者派遣事業の許可を取得し、労働者派遣事業の営業を開始。
- 1999年4月商号変更商号を株式会社クロップスに変更。当社にて、労働者派遣法に基づく一般労働者派遣事業の許可を取得し、株式会社エー・エル・ビーより労働者派遣事業の営業を譲受け、営業を開始。
- 1999年9月当社と名古屋鉄道株式会社との間で、労働者派遣事業について業務提携を締結。
2000年代
- 2000年5月名古屋市中区栄三丁目7番9号に株式会社クロップス・クルーを当社、名古屋鉄道株式会社及び株式会社名鉄百貨店の共同出資により設立(現、連結子会社)。
- 2003年11月M&Aいすゞエステート株式会社の子会社でビルメンテナンス事業等を営むいすゞビルメンテナンス株式会社の株式を全株取得して子会社化(現、連結子会社)。
- 2003年12月いすゞビルメンテナンス株式会社がいすゞ自動車株式会社に対する第三者割当増資を実施(出資比率は当社90.9%、いすゞ自動車㈱9.1%となる)。
- 2005年8月上場名古屋証券取引所 セントレックスに株式を上場。
- 2009年7月M&A店舗賃貸事業を営む株式会社テンポリノベーションの全株式を取得して子会社化(現、連結子会社。2013年5月に株式会社テンポイノベーションへ商号変更)。
2010年代
- 2010年10月M&A文具事務用品卸事業を営む株式会社スガタの全株式を取得して子会社化。
- 2013年3月上場東京証券取引所 市場第二部に株式を上場。名古屋証券取引所 市場第二部に上場市場を変更。
- 2014年3月東京証券取引所 市場第一部銘柄に指定。名古屋証券取引所 市場第一部銘柄に指定。
- 2015年1月M&A包装資材卸事業を営む大明商事株式会社の全株式を取得して子会社化。
- 2016年1月M&A株式会社スガタが大明商事株式会社を吸収合併し、株式会社ハピラに商号変更(現、連結子会社)。
- 2017年10月上場株式会社テンポイノベーションが東京証券取引所マザーズに新規上場。
- 2018年1月M&Aいすゞビルメンテナンス株式会社が株式会社代々木の杜企画、株式会社トリトン、株式会社モップス、3社の株式を取得し、子会社化(当社の孫会社化)。
- 2018年8月M&A当社の孫会社である株式会社代々木の杜企画が株式会社トリトン、株式会社モップスを吸収合併。
- 2018年10月上場株式会社テンポイノベーションが東京証券取引所(市場第一部、現在はプライム市場)に上場市場を変更。
- 2019年4月M&Aいすゞビルメンテナンス株式会社が株式会社代々木の杜企画を吸収合併。
- 2019年5月M&A株式会社ハピラが自然派化粧品の卸販売を営む株式会社七つの海の株式を取得し、子会社化(当社の孫会社化)。
- 2019年10月M&Aシンガポール共和国にて労働ビザ申請、給与計算、税金・社会保険料計算等の受託業務を営む INNOVARE HOLDINGS PTE.LTD. の株式を取得し、子会社化。
2020年代
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からスタンダード市場へ移行。
- 2022年4月名古屋証券取引所の市場区分の見直しにより、名古屋証券取引所の市場第一部からプレミア市場へ移行。
- 2022年4月本店所在地を名古屋市中村区名駅三丁目26番8号に移転。
- 2022年4月M&A株式会社テンポイノベーションが、完全子会社 店舗セーフティー株式会社(現、株式会社セーフティーイノベーション)を設立(当社の孫会社)。
- 2022年12月M&A移動体通信事業を営む株式会社モバイルドリームの全株式を取得し、子会社化(現、連結子会社)。 KDDI株式会社と資本業務提携契約を締結。
- 2023年3月当社が保有するいすゞビルメンテナンス株式会社の株式をいすゞ自動車株式会社に譲渡(出資比率は当社80.0%、いすゞ自動車㈱20.0%となる)。
- 2023年4月M&AINNOVARE HOLDINGS PTE.LTD. が ベトナム社会主義共和国にてHRアドミンサービスを営む JOB LINKS CORPORATION の株式を取得し、子会社化(当社の孫会社化)。 INNOVARE HOLDINGS PTE.LTD.の株式を追加取得し完全子会社化。株式会社モバイルドリームの事業を当社に事業譲渡(2024年3月に清算結了)。株式会社テンポイノベーションが株式会社テンポイノベーション分割準備会社、株式会社アセットイノベーションを設立(当社の孫会社)。店舗セーフティー株式会社が株式会社セーフティーイノベーションに商号変更。株式会社テンポイノベーションが、株式会社イノベーションホールディングスへ商号変更するとともに、店舗転貸借事業を株式会社テンポイノベーション(株式会社テンポイノベーション分割準備会社より商号変更)に承継し、持株会社体制を本格稼働。当社がINNOVARE HOLDINGS PTE.LTD.が保有するJOB LINKS CORPORATION の株式を取得し、JOB LINKS CORPORATION を子会社化。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。
- 売上高経常利益率(連結)6.0%
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
携帯販売店舗の高度化
移動体通信事業において、リアル店頭での対面接客の強みを活かし、通信事業者との連携強化、丁寧な説明、新たな通信関連商材の紹介を通じて、お客様に「つなげる力で、ワクワクする未来」を提供する。
- 02
高付加価値人材の育成
人材派遣事業で、技術者派遣の教育訓練制度を転用し、専門知識を持つ人材を社内育成することで高付加価値分野へ拡大。地域企業との取引強化と登録人材のストック構築で大手との差別化を図る。
- 03
ビルメンテの生産性向上と人材確保
採用強化と研修による定着率改善、効率的な作業機械・DX化による生産性向上、価格転嫁交渉に取り組む。既存物件の継続受注と新規顧客開拓を推進。
- 04
店舗転貸借事業の成長加速
市場性の高い小規模居抜き物件の仕入れに注力し、分業化で効率性・専門性を向上。空中階・非飲食店舗にも積極対応。家賃保証事業では地域支店展開とグループ外物件獲得で成長を加速。
- 05
グループ収益力向上のための構造改革とM&A
既存企業の永続的な構造改革による業績向上と、M&Aやアライアンスによる新規事業取得で収益力と業容拡大を図る。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で1,364人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は457万円で、9期前と比べて+16.9%。平均年齢は31.4歳、平均勤続年数は3.5年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 598 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 636 | — |
| 2019年3月 | 391 | 29.3 | 3.9 | 694 | — |
| 2020年3月 | 399 | 29.6 | 4.1 | 776 | — |
| 2021年3月 | 394 | 29.6 | 4.1 | 854 | — |
| 2022年3月 | 366 | 28.7 | 3.1 | 1,057 | — |
| 2023年3月 | 390 | 29.0 | 3.5 | 1,161 | — |
| 2024年3月 | 430 | 30.7 | 3.5 | 1,200 | — |
| 2025年3月 | 429 | 30.7 | 3.5 | 1,259 | 191 |
| 2026年3月 | 457 | 31.4 | 3.5 | 1,364 | 264 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社10社(国内 8 / 海外 2) を有報から抽出しています。
- 国内株式会社クロップス・クルー(注)2名古屋市中区議決権56.6%
- 国内いすゞビルメンテナンス株式会社(注)2、6横浜市西区議決権80.0%
- 国内株式会社イノベーションホールディングス(注)2、5東京都新宿区議決権59.8%
- 国内株式会社テンポイノベーション(注)2、4、6東京都新宿区議決権100.0%
- 国内株式会社アセットイノベーション(注)2、4東京都新宿区議決権95.0%
- 国内株式会社セーフティーイノベーション(注)2、4東京都新宿区議決権100.0%
- 国内株式会社ハピラ(注)2東京都中央区議決権100.0%
- 国内株式会社七つの海(注)4東京都中央区議決権100.0%
- 海外INNOVARE HOLDINGS PTE.LTD.シンガポール 共和国議決権100.0%
- 海外JOB LINKS CORPORATION (注)4ベトナム 社会主義共和国議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は675億円、営業利益は36億円。前期と比べると増収増益で、売上が+9.6%、利益が+50.0%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 780億円 | 675億円 |
| 営業利益 | 38億円 | 36億円 |
| 純利益 | 19億円 | 9億円 |
| 1株あたり配当 | ¥32 | ¥32 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は179億円、営業利益は10億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+42.1%、営業利益は+100.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 133 | — | — | 2 |
| 2024年1Q | 126 | 5 | 4.0 | 2 |
| 2024年2Q | 134 | 6 | 4.5 | 4 |
| 2024年3Q | 141 | 6 | 4.3 | 4 |
| 2024年4Q | 144 | — | — | 2 |
| 2025年2Q | 292 | 8 | 2.7 | 1 |
| 2025年4Q | 324 | 16 | 4.9 | 9 |
| 2026年2Q | 312 | 14 | 4.5 | 0 |
| 2026年4Q | 363 | 22 | 6.1 | 9 |
| 2027年1Q | 179 | 10 | 5.6 | 5 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は241億円から675億円へ2.8倍に増えた。直近期の営業利益率は5.3%。売上は5期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 東京証券取引所 市場第二部に株式を上場。名古屋証券取引所 市場第二部に上場市場を変更。 | |||||
| 2013年3月 | 241 | — | 7 | — | 3 |
| 2014年3月 | 267 | — | 7 | — | 3 |
| 包装資材卸事業を営む大明商事株式会社の全株式を取得して子会社化。 | |||||
| 2015年3月 | 270 | — | 5 | — | 2 |
| 株式会社スガタが大明商事株式会社を吸収合併し、株式会社ハピラに商号変更(現、連結子会社)。 | |||||
| 2016年3月 | 331 | — | 9 | — | 6 |
| 株式会社テンポイノベーションが東京証券取引所マザーズに新規上場。 | |||||
| 2017年3月 | 347 | — | 12 | — | 8 |
| 株式会社テンポイノベーションが東京証券取引所(市場第一部、現在はプライム市場)に上場市場を変更。 | |||||
| 2018年3月 | 373 | — | 11 | — | 5 |
| いすゞビルメンテナンス株式会社が株式会社代々木の杜企画を吸収合併。 | |||||
| 2019年3月 | 410 | — | 13 | — | 6 |
| 2020年3月 | 429 | — | 21 | — | 8 |
| 2021年3月 | 410 | — | 23 | — | 9 |
| 株式会社テンポイノベーションが、完全子会社 店舗セーフティー株式会社(現、株式会社セーフティーイノベーション)を設立(当社の孫会社)。 | |||||
| 2022年3月 | 453 | — | 27 | — | 15 |
| INNOVARE HOLDINGS PTE.LTD. が ベトナム社会主義共和国にてHRアドミンサービスを営む JOB LINKS CORPORATION の株式を取得し、子会社化(当社の孫会社化)。 INNOVARE HOLDINGS PTE.LTD.の株式を追加取得し完全子会社化。株式会社モバイルドリームの事業を当社に事業譲渡(2024年3月に清算結了)。株式会社テンポイノベーションが株式会社テンポイノベーション分割準備会社、株式会社アセットイノベーションを設立(当社の孫会社)。店舗セーフティー株式会社が株式会社セーフティーイノベーションに商号変更。株式会社テンポイノベーションが、株式会社イノベーションホールディングスへ商号変更するとともに、店舗転貸借事業を株式会社テンポイノベーション(株式会社テンポイノベーション分割準備会社より商号変更)に承継し、持株会社体制を本格稼働。当社がINNOVARE HOLDINGS PTE.LTD.が保有するJOB LINKS CORPORATION の株式を取得し、JOB LINKS CORPORATION を子会社化。 | |||||
| 2023年3月 | 484 | — | 24 | — | 12 |
| 2024年3月 | 545 | — | 23 | — | 12 |
| 2025年3月 | 616 | 24 | 26 | 3.9 | 10 |
| 2026年3月 | 675 | 36 | 37 | 5.3 | 9 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高675億円のうち、営業利益として残るのは36億円で5.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は9億円、売上の1.3%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金73.8%498億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金20.9%141億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.3%36億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが38億円、投資CFが−18億円で、差し引きのフリーCFは20億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は106億円で、売上の1.9ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 3 | −4 | 3 | −1 | 20 |
| 2014年3月 | 2 | −2 | 0 | 0 | 20 |
| 2015年3月 | 4 | −1 | 1 | 3 | 24 |
| 2016年3月 | 10 | −6 | −5 | 4 | 22 |
| 2017年3月 | 5 | 0 | −3 | 5 | 24 |
| 2018年3月 | 13 | −11 | 10 | 2 | 35 |
| 2019年3月 | 2 | −6 | 7 | −4 | 37 |
| 2020年3月 | 31 | −4 | −3 | 27 | 60 |
| 2021年3月 | 19 | −1 | −12 | 18 | 66 |
| 2022年3月 | 22 | −7 | −9 | 15 | 73 |
| 2023年3月 | 16 | −21 | 1 | −5 | 70 |
| 2024年3月 | 15 | −3 | −8 | 12 | 75 |
| 2025年3月 | 14 | −2 | −5 | 12 | 83 |
| 2026年3月 | 38 | −18 | 3 | 20 | 106 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は407億円。このうち返さなくてよい自己資本が159億円で、自己資本比率は32.7%(業種中央値63.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 122 | 36 | 86 | 27.6 |
| 2014年3月 | 133 | 39 | 94 | 27.7 |
| 2015年3月 | 156 | 42 | 114 | 25.0 |
| 2016年3月 | 162 | 47 | 115 | 26.4 |
| 2017年3月 | 175 | 55 | 120 | 29.1 |
| 2018年3月 | 204 | 71 | 133 | 30.6 |
| 2019年3月 | 224 | 85 | 139 | 31.9 |
| 2020年3月 | 250 | 92 | 158 | 30.2 |
| 2021年3月 | 247 | 99 | 148 | 32.3 |
| 2022年3月 | 275 | 114 | 161 | 34.3 |
| 2023年3月 | 307 | 125 | 182 | 34.3 |
| 2024年3月 | 334 | 132 | 202 | 34.2 |
| 2025年3月 | 361 | 143 | 218 | 33.9 |
| 2026年3月 | 407 | 159 | 249 | 32.7 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で605社中291位あたり、逆に低いのは自己資本比率で605社中536位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,478で、1年前と比べて-1.9%。過去52週の値幅のなかでは54%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 15.1倍 |
| PER (会社予想) | 7.5倍 |
| PBR | 1.04倍 |
| 配当利回り | 2.17% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は25日線を+1.3%上回るも75日線には届かず。直近1カ月で4.3%上昇し、52週高値1764円からは26.0%下落。出来高は低調で、方向感に欠ける。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)。
PERは13.31倍と業界平均29.83倍を大きく下回り割安。PBRも0.93倍と業界平均3.46倍を下回り、解散価値以下。ROEは7.3%と低めだが、配当利回り2.24%は業界平均1.29%を上回る。ただし配当性向が1024.7%と異常に高く、減配リスクがあるため、バリュエーションの割安さは注意が必要。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 15.1倍 | 47.9倍 |
| PER (予想) | 7.5倍 | — |
| PBR | 1.04倍 | 2.96倍 |
| ROE | 7.3% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
携帯販売代理店業界は成熟市場だが、クロップスは光回線や電力販売などのクロスセルで収益多様化を図る。強気派は、店舗運営効率化による営業利益率改善(25/3期3.9%→26/3期5.33%計画)と安定配当(利回り2.2%)を評価。弱気派は、キャリアの販売戦略変更リスクや、スマホ市場の飽和による手数料減少、業界の競争激化を懸念。PBR0.93倍と割安だが、成長鈍化が織り込まれている可能性。
- 収益性改善計画
営業利益率5.33%目標、コスト削減進む
- 安定配当
配当利回り2.2%と高水準維持
- クロスセル成長
光回線など非端末収入の拡大
- 営業利益が50%増加見通し2026年3月期影響強
2026/3期営業利益36億円、前期比+50%、収益急拡大
- 売上高が9.6%増収予想2026年3月期影響中
2026/3期売上高675億円、前期比+9.6%増収
- 営業利益率が5.33%に改善2026年3月期影響中
営業利益率5.33%、前期3.9%から1.4pt改善
- PBR0.93倍と割安水準通年影響弱
PBR0.93倍で解散価値近辺、株価上昇余地
- キャリア依存リスク
ソフトバンクの販売方針変更で収益変動
- 市場成熟
スマホ普及率飽和で新規契約減少
- 競合激化
オンライン販売拡大で店舗の存在意義低下
- 純利益が減少傾向2026年3月期影響強
2026/3期純利益9億円、前期10億円から減少、EPS低下
- 配当利回り2.24%と低め継続影響弱
配当利回り2.24%と相対的に低い
- 外国人保有率1.2%で需給脆弱継続影響弱
外国人保有率1.18%と極低く、需給不安
- ROE7.3%と低資本効率通年影響弱
ROE7.3%と資本コスト以下、改善課題
- 営業利益率
- 収益性改善計画の達成度合い
- 既存店売上高
- クロスセル施策の効果と需要動向
- 販売手数料単価
- キャリアの方針変化を察知する先行指標
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり32円で、前期から+45.0%。いまの株価に対する利回りは2.17%。増配か配当維持が1年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 10 | — | 26.4 |
| 2018年3月 | 10 | 0.0 | 11.1 |
| 2019年3月 | 15 | 50.0 | 22.0 |
| 2020年3月 | 17 | 13.3 | 27.5 |
| 2021年3月 | 17 | 0.0 | 62.5 |
| 2022年3月 | 20 | 17.6 | 20.9 |
| 2023年3月 | 20 | 0.0 | 11.3 |
| 2024年3月 | 20 | 0.0 | 24.0 |
| 2025年3月 | 20 | 0.0 | 29.1 |
| 2026年3月 | 29 | 45.0 | 1024.7 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥32
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ3,695人。区分でいちばん多いのは事業法人で58.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が60.6%を占め、残る39.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 事業法人 | 48.9 | 52.2 | 64.4 | 65.7 | 68.0 | 58.3 |
| 個人・その他 | 38.5 | 35.0 | 28.7 | 28.3 | 27.5 | 37.8 |
| 金融機関 | 10.7 | 11.2 | 5.3 | 3.6 | 2.3 | 2.3 |
| 自己株式 | 5.8 | 5.8 | 1.5 | 1.5 | 1.5 | 1.5 |
| 外国法人 | 0.8 | 0.8 | 0.8 | 1.8 | 1.7 | 1.2 |
| 証券会社 | 1.1 | 0.7 | 0.9 | 0.6 | 0.4 | 0.4 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 株式会社アイ・エー・エイチ | 33.64 |
| 02 | KDDI株式会社 | 20.02 |
| 03 | 前田 有幾 | 8.87 |
| 04 | 光通信KK投資事業有限責任組合 | 6.54 |
| 05 | UHPartners2投資事業有限責任組合 | 4.52 |
| 06 | 株式会社商工組合中央金庫 | 2.29 |
| 07 | 名古屋鉄道株式会社 | 2.08 |
| 08 | クロップス従業員持株会 | 1.18 |
| 09 | いすゞ自動車株式会社 | 1.04 |
| 10 | 光通信株式会社 | 1.00 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+178%、1株純資産は14期で+302%。直近期のROEは7.3%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 35 | 350 | 10.7 | 13.6 | 6.1 |
| 2014年3月 | 33 | 383 | 8.9 | 16.2 | 22.5 |
| 2015年3月 | 19 | 405 | 4.7 | 27.5 | — |
| 2016年3月 | 60 | 446 | 14.1 | 8.5 | 27.5 |
| 2017年3月 | 79 | 529 | 16.1 | 7.5 | 26.4 |
| 2018年3月 | 57 | 650 | 9.7 | 16.0 | 11.1 |
| 2019年3月 | 60 | 747 | 8.6 | 11.2 | 22.0 |
| 2020年3月 | 80 | 789 | 10.4 | 5.8 | 27.5 |
| 2021年3月 | 93 | 883 | 11.0 | 9.9 | 62.5 |
| 2022年3月 | 163 | 1,045 | 17.0 | 6.0 | 20.9 |
| 2023年3月 | 129 | 1,114 | 11.7 | 10.6 | 11.3 |
| 2024年3月 | 128 | 1,206 | 11.0 | 8.9 | 24.0 |
| 2025年3月 | 105 | 1,294 | 8.4 | 9.2 | 29.1 |
| 2026年3月 | 98 | 1,408 | 7.3 | 14.5 | 1024.7 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
14名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は14名。2026/3期の役員報酬は総額95百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 前田有幾 | 代表取締役 社長執行役員 | 41 | 851,100 |
| 岡山浩二 | 取締役 常務執行役員 | 59 | 41,240 |
| 犬飼智之 | 取締役 執行役員 | 52 | 7,000 |
| 志波恵 | 取締役 執行役員 | 53 | 4,900 |
| 松本俊亮 | 取締役 執行役員 | 61 | — |
| 飯田長 | 取締役 執行役員 | 63 | 13,800 |
| 杉山光宏 | 取締役(常勤監査等委員) | 66 | 1,200 |
| 青木哲 | 取締役(監査等委員) | 44 | — |
| 杉浦恵祐 | 取締役(監査等委員) | 61 | 7,800 |
| 寺澤和哉 | 取締役(監査等委員) | 51 | 1,300 |
| 後藤久輝 | 執行役員 | — | — |
| 長尾浩司 | 取締役 執行役員 | 54 | — |
残りの役員2名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 田野裕太郎 | 執行役員 | — |
| 渡邊洋介 | 執行役員 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 7 | 89 | 89 | 13 |
| 社外取締役 | 3 | 6 | 6 | 2 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,435字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,644字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク5,699字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)7,980字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第49期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-18
- 半期報告書半期報告書-第49期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第48期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-23
- 半期報告書半期報告書-第48期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第47期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-24
- 四半期報告書四半期報告書-第47期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第47期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第47期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第46期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-19
- 四半期報告書四半期報告書-第46期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-10
- 四半期報告書四半期報告書-第46期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-11
- 四半期報告書四半期報告書-第46期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-12
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