本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

クロップス

CROPS CORPORATION9428 · Standard · 情報・通信業

auショップ運営を基幹に、人材派遣、ビルメンテ、店舗転貸借など7事業を展開する複合企業。

概要

クロップスは、名古屋市に本店を置く携帯電話販売代理店大手である。ソフトバンクやKDDI(au)のショップ運営を中核とし、愛知県を中心に全国で店舗を展開する。2025年3月期の連結売上高は616億円、営業利益24億円。移動体通信事業に加え、人材派遣、ビルメンテナンス、店舗転貸借、卸売、海外事業など7つのセグメントを持つ。

移動体通信事業が売上の約4割を占める

クロップスグループの基幹事業は、KDDI(au)やUQモバイルの販売代理店である移動体通信事業である。2025年3月期の同事業の売上高は295億円で、グループ全体の約44%を占める。77店舗の「auショップ/au Style」と9店舗の「UQスポット」を運営し、愛知県に31店舗と最も多く、東京都18店舗、埼玉県14店舗と首都圏にも展開する。店頭での端末販売に加え、光回線や電力など通信関連商材のクロスセルを強化し、顧客単価の向上を図っている。法人向けにはオフィス商材の販売も手掛け、コンシューマと法人の両面で収益を積み上げる構造を持つ。

店舗転貸借と不動産売買が成長を牽引

店舗転貸借事業は、グループ中で最も成長率の高いセグメントである。2025年3月期の売上高は178億円(前期比17.4%増)、営業利益15億円(同26.9%増)を記録した。飲食店舗を中心に、開店・閉店を支援する「居抜き物件」の転貸借を展開し、期末の転貸借物件数は3,021件に達した。同事業を担う株式会社テンポイノベーションは2017年に東証マザーズに上場し、2022年には持株会社体制へ移行。同じく店舗転貸借に含まれる家賃保証事業も拡大中であり、グループ全体の収益源としての地位を固めつつある。

人材派遣とビルメンテナンスで安定収益を確保

人材派遣事業は、名古屋鉄道グループとトヨタ自動車グループを主要取引先とし、技術者派遣や一般労働者派遣を東海・首都圏で展開する。2025年3月期の売上高は30億円、営業利益は0.7億円と低採算だが、25周年記念費用や新規事業立ち上げコストを除けば底堅い。ビルメンテナンス事業は、いすゞ自動車グループを主要顧客に清掃・設備管理・警備を提供し、売上高67億円、営業利益3.4億円と安定した利益を計上する。両事業とも大手企業との長期取引を基盤に、価格転嫁やDXによる生産性向上で収益改善を進めている。

7つのセグメントで構成されるグループ体制

クロップスグループは、2025年3月期時点で24社の連結子会社から成る。移動体通信事業は単体の株式会社クロップス、人材派遣は株式会社クロップス・クルー、ビルメンテナンスはいすゞビルメンテナンス株式会社、店舗転貸借と不動産売買は株式会社イノベーションホールディングスの傘下に株式会社テンポイノベーションなどが属する。卸事業は株式会社ハピラとその子会社株式会社七つの海が文具・生活用品・自然派化粧品を扱う。海外事業はシンガポールのINNOVARE HOLDINGS PTE.LTD.とベトナムのJOB LINKS CORPORATIONが労務管理サービスを提供する。各事業は相互に顧客基盤を共有せず独立して運営されるが、グループ全体として多角化によるリスク分散を図っている。

業界の中での役割はauショップを中心とした移動体通信販売事業者。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
675億円
営業利益
36億円
営業利益率
5.3%
純利益
9億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2019/3
事業売上構成比利益利益率
移動体 通信事業174億円42.5%2億円1.1%
店舗転貸 借事業81億円19.8%7億円8.6%
文具包装 資材卸事業73億円17.8%0億円0.0%
ビルメンテ ナンス事業55億円13.4%3億円5.5%
人材派遣 事業26億円6.4%1億円3.8%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01移動体通信主力

au商品を専売とする「auショップ/au Style」を愛知・三重・岐阜・静岡・東京・埼玉・神奈川・栃木に77店舗、UQモバイル商品を専売とする「UQスポット」を愛知・三重・岐阜・東京・埼玉・茨城に9店舗展開。法人向けオフィス関連商材の販売も実施。

主な製品・サービス2
auショップ/au Style
auの通信サービスや端末を提供する販売店。
UQスポット
UQモバイルの通信サービスや端末を提供する販売店。

02人材派遣準主力

名古屋鉄道グループ及びトヨタ自動車グループを主要取引先とし、一般労働者派遣、技術者派遣、業務請負、有料職業紹介を東海地区・首都圏中心に展開。

主要顧客名古屋鉄道グループ、トヨタ自動車グループ

主な製品・サービス1
人材派遣サービス
一般労働者派遣、技術者派遣、業務請負、有料職業紹介などの人材サービス。

03ビルメンテナンス準主力

いすゞ自動車グループを主要顧客とし、商業施設やオフィスビル等の清掃、設備管理、施設警備を首都圏で展開。

主要顧客いすゞ自動車グループ

主な製品・サービス1
ビルメンテナンスサービス
建物の清掃、設備管理、警備などを行うビル管理サービス。

04店舗転貸借準主力

飲食店舗等に特化した開店・閉店支援サービスを東京中心に展開。店舗家賃保証事業も含む。

主な製品・サービス1
店舗開閉店支援
飲食店の開店・閉店に伴う物件探しや契約手続きなどを支援するサービス。

05不動産売買副次

飲食店向けの店舗物件等の仕入れ・販売を首都圏で展開し、不動産業者とのリレーションシップ強化を図る。

主な製品・サービス1
店舗物件売買
飲食店向けの店舗物件を仕入れて販売する不動産売買事業。

06副次

通信販売、100円ショップ、OEMメーカー、卸問屋向けに文具・生活用品等の企画・卸売販売を首都圏中心に展開。自然派化粧品の販売事業も。

主な製品・サービス2
文具・生活用品卸売
文具や生活用品を企画し、通信販売や100円ショップなどへ卸売する。
自然派化粧品
自然派化粧品の販売、ナチュラルケア売場の企画・販売サポート。

07海外副次

アジアを中心に、労働ビザの申請、給与計算、税金・社会保険料計算等の受託業務を展開。

主な製品・サービス1
人事・給与計算アウトソーシング
労働ビザ申請、給与計算、税金・社会保険料計算などの人事関連業務を代行するサービス。

製品と技術

auショップとUQモバイルを中心とした移動体通信販売

移動体通信事業では、KDDIの「au」ブランドを販売する「auショップ」および「au Style」を77店舗、UQモバイルの「UQスポット」を9店舗運営する。スマートフォンの端末販売に加え、新規契約・機種変更・各種手続き代行を提供。店舗では通信回線だけでなく、光回線「auひかり」や電力サービス「auでんき」、セキュリティサービスなど周辺商材をセットで提案する。法人営業では、オフィスのWi-Fi構築や法人携帯の一括管理サービスを手掛ける。2025年3月期には商業施設への外販活動が奏功し、端末販売台数とアクセサリー売上が増加、セグメント利益は前期比88.9%増の8.2億円となった。

技術者派遣と総合人材サービスのクロップス・クルー

人材派遣事業を担う株式会社クロップス・クルーは、名古屋鉄道グループとトヨタ自動車グループを主要取引先とする。一般労働者派遣に加え、技術者派遣(機械設計・電気設計等)や業務請負、有料職業紹介を提供。特に技術者派遣では、自社の教育訓練制度を活用して専門人材を育成し、高付加価値分野へのシフトを進める。2025年3月期からは施工管理技士派遣事業を新たに開始した。外国人労働者の受け入れ拡大にも対応し、登録者のフォロー体制を強化。低採算ながらも、地域密着型のサービスで大手派遣会社との差別化を図っている。

居抜き物件で飲食店の開店・閉店を支援するテンポイノベーション

店舗転貸借事業を手掛ける株式会社テンポイノベーションは、飲食店に特化した「居抜き物件」の仲介・転貸借を首都圏で展開する。前のテナントが残した設備(厨房・空調・内装)をそのまま活用できる物件を貸し出すことで、開業コストを大幅に削減できる。2025年3月期の転貸借契約件数は607件(前期比24.4%増)に達し、期末物件数は3,021件。同社は2017年に上場し、持株会社化後も高い成長率を維持する。また、グループ内の株式会社セーフティーイノベーションが提供する店舗家賃保証サービスは、テナントの信用力を補完し、事業拡大を支えている。

多様な卸売りと自然派化粧品で構成される卸事業

卸事業は、株式会社ハピラとその子会社株式会社七つの海が担う。ハピラは文具・生活用品の企画・卸売を主力とし、100円ショップや通販向けに商品を供給。原価上昇に対応するため、高単価商品へのシフトとeコマース販売を強化している。七つの海は自然派化粧品の卸売を専門とし、SDGs志向の高まりを追い風に、ナチュラルケア売場の企画・販売サポートを展開。両社とも首都圏を中心に事業を展開し、2025年3月期の売上高は73億円、営業利益3.1億円と安定した収益を計上する。ただし、文具・雑貨市場の成熟と円安によるコスト増が課題である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

ITソリューション提供、成長途上の独立系

クロップスは情報・通信業に属し、システム開発やITソリューションを提供。売上高は2025年3月期に616億円と業界内で成長段階にある。競合のVRain Solutionやソラコムと比較して、独自のサービスを展開するが収益性は低く、営業利益率3.9%と改善余地あり。2026年3月期には売上高675億円、営業利益率5.33%と収益改善を見込み、高付加価値サービスへのシフトを進める。

強み

  • デジタル化の流れで企業のIT投資は堅調、需要拡大が期待できる。
  • 特定分野で強みを持ち、差別化されたサービスを提供可能。
  • 研究開発や人材育成に投資し、将来の成長基盤を構築。
  • 新規顧客開拓が進み、売上高は年率12%超で成長中。

課題

  • 営業利益率が5%未満と低く、コスト管理や価格交渉力の向上が必要。
  • 同業他社との競争が激しく、差別化が難しい局面も。
  • IT人材の獲得競争が激しく、優秀な人材の確保が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がクロップス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 33件

いすゞオート半田として自動車販売から創業

1977年11月、愛知県半田市に「いすゞオート半田株式会社」が設立された。資本金1,000万円で、いすゞ自動車のディーラーとして新車・中古車の販売を開始する。当時は自動車販売が専業であり、携帯電話とは無縁の事業であった。しかし、1989年4月に日本移動通信(現KDDI)の一次代理店として自動車電話の販売に参入したことを機に、通信機器販売のノウハウを蓄積し始める。1992年8月には名古屋市中区金山に「IDOプラザ金山」を出店し、携帯電話販売店としての第一歩を踏み出した。この時期に、自動車販売から通信販売への事業転換の基盤が築かれた。

商号変更とディーラー権返上で携帯電話販売に特化

1994年4月、日本移動通信との一次代理店契約を正式に締結し、同年11月には商号を「株式会社アルメディア」に変更するとともに、本店を名古屋市中村区名駅に移転した。同時にいすゞ自動車のディーラー権を返上し、自動車販売から完全に撤退。携帯端末販売に事業を特化する決断を下した。1997年には100%出資子会社として株式会社エー・エル・ビーを設立し、労働者派遣事業に進出。1999年4月には商号を現在の「株式会社クロップス」に改め、自社でも労働者派遣の許可を取得して事業を拡大した。同年9月には名古屋鉄道との業務提携を結び、鉄道グループとの関係を強化している。

上場とM&Aによる事業多角化の加速

2005年8月、名古屋証券取引所セントレックスに株式を上場。以降、M&Aを積極的に活用して事業領域を拡大する。2009年7月には店舗賃貸事業の株式会社テンポリノベーションを子会社化(後のテンポイノベーション)、2010年10月には文具卸の株式会社スガタ、2015年1月には包装資材卸の大明商事を買収。これらを統合・再編し、2016年1月に株式会社ハピラへ商号変更した。2013年3月には東証第二部に上場し、翌2014年3月には第一部に指定。名古屋証券取引所でも第一部に指定され、資本市場でのプレゼンスを高めた。この期間にグループの事業は携帯販売から人材、ビルメンテ、店舗転貸借、卸売へと多角化した。

子会社の上場と持株会社体制への移行

2017年10月、店舗転貸借事業を担う株式会社テンポイノベーションが東証マザーズに新規上場。2018年10月には市場第一部(現プライム市場)に市場変更し、グループ内で独立した上場企業として成長する。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しによりクロップス本体はスタンダード市場へ移行。同年4月には本店を現在の名古屋市中村区名駅に移転した。2023年4月、テンポイノベーションは株式会社イノベーションホールディングスに商号変更し、店舗転貸借事業を新設の株式会社テンポイノベーションに承継する持株会社体制へ移行。これにより、事業会社と持株会社の機能を分離し、ガバナンスを強化した。

海外事業への進出と資本業務提携

2019年10月、シンガポールのINNOVARE HOLDINGS PTE.LTD.の株式を取得し、海外事業に参入。同社は労働ビザ申請や給与計算などのHRアウトソーシングを提供する。2023年4月にはベトナムのJOB LINKS CORPORATIONを子会社化し、東南アジアでの事業基盤を拡充した。一方、国内では2022年12月にKDDIと資本業務提携を締結。同時に移動体通信事業の株式会社モバイルドリームを完全子化し、2023年4月に同事業をクロップス本体に統合した。この提携により、KDDIとの関係を一層強固にし、安定した端末供給やキャンペーン連携が可能となった。

いすゞビルメンテナンス株式の一部譲渡と構造改革

ビルメンテナンス事業の中核であるいすゞビルメンテナンス株式会社は、2003年にクロップスが全株取得して子会社化した。その後2018年には3社を吸収合併して規模を拡大したが、2023年3月に保有株式の一部(20%)をいすゞ自動車に譲渡。クロップスの出資比率は90.9%から80%に低下した。この譲渡により、いすゞグループとの資本関係を維持しつつ、クロップスは資金を確保した。また、2023年4月には海外子会社INNOVARE HOLDINGSを完全子会社化し、グループ全体の再編を進めた。これらの構造改革は、各事業の選択と集中を意図したものである。

年表33件を開く

1970年代

  • 1977年11月創業愛知県半田市岩滑東町一丁目105番地にいすゞオート半田株式会社(現、株式会社クロップス、資本金10,000千円)を設立、自動車の販売を開始。

1980年代

  • 1989年4月日本移動通信株式会社(現、KDDI株式会社)の一次代理店として、自動車電話の販売を開始。

1990年代

  • 1992年8月名古屋市中区金山にIDOプラザ金山を出店。
  • 1994年4月日本移動通信株式会社(現、KDDI株式会社)と一次代理店契約を締結。
  • 1994年11月商号変更商号を株式会社アルメディアに変更するとともに本店所在地を名古屋市中村区名駅四丁目23番9号に移転。いすゞ自動車株式会社のディーラー権を返上し、携帯端末販売に特化。
  • 1996年9月名古屋市中区栄三丁目7番9号に株式会社エー・エル・ビーを100%出資子会社として設立。
  • 1997年2月株式会社エー・エル・ビーにて、労働者派遣法に基づく一般労働者派遣事業の許可を取得し、労働者派遣事業の営業を開始。
  • 1999年4月商号変更商号を株式会社クロップスに変更。当社にて、労働者派遣法に基づく一般労働者派遣事業の許可を取得し、株式会社エー・エル・ビーより労働者派遣事業の営業を譲受け、営業を開始。
  • 1999年9月当社と名古屋鉄道株式会社との間で、労働者派遣事業について業務提携を締結。

2000年代

  • 2000年5月名古屋市中区栄三丁目7番9号に株式会社クロップス・クルーを当社、名古屋鉄道株式会社及び株式会社名鉄百貨店の共同出資により設立(現、連結子会社)。
  • 2003年11月M&Aいすゞエステート株式会社の子会社でビルメンテナンス事業等を営むいすゞビルメンテナンス株式会社の株式を全株取得して子会社化(現、連結子会社)。
  • 2003年12月いすゞビルメンテナンス株式会社がいすゞ自動車株式会社に対する第三者割当増資を実施(出資比率は当社90.9%、いすゞ自動車㈱9.1%となる)。
  • 2005年8月上場名古屋証券取引所 セントレックスに株式を上場。
  • 2009年7月M&A店舗賃貸事業を営む株式会社テンポリノベーションの全株式を取得して子会社化(現、連結子会社。2013年5月に株式会社テンポイノベーションへ商号変更)。

2010年代

  • 2010年10月M&A文具事務用品卸事業を営む株式会社スガタの全株式を取得して子会社化。
  • 2013年3月上場東京証券取引所 市場第二部に株式を上場。名古屋証券取引所 市場第二部に上場市場を変更。
  • 2014年3月東京証券取引所 市場第一部銘柄に指定。名古屋証券取引所 市場第一部銘柄に指定。
  • 2015年1月M&A包装資材卸事業を営む大明商事株式会社の全株式を取得して子会社化。
  • 2016年1月M&A株式会社スガタが大明商事株式会社を吸収合併し、株式会社ハピラに商号変更(現、連結子会社)。
  • 2017年10月上場株式会社テンポイノベーションが東京証券取引所マザーズに新規上場。
  • 2018年1月M&Aいすゞビルメンテナンス株式会社が株式会社代々木の杜企画、株式会社トリトン、株式会社モップス、3社の株式を取得し、子会社化(当社の孫会社化)。
  • 2018年8月M&A当社の孫会社である株式会社代々木の杜企画が株式会社トリトン、株式会社モップスを吸収合併。
  • 2018年10月上場株式会社テンポイノベーションが東京証券取引所(市場第一部、現在はプライム市場)に上場市場を変更。
  • 2019年4月M&Aいすゞビルメンテナンス株式会社が株式会社代々木の杜企画を吸収合併。
  • 2019年5月M&A株式会社ハピラが自然派化粧品の卸販売を営む株式会社七つの海の株式を取得し、子会社化(当社の孫会社化)。
  • 2019年10月M&Aシンガポール共和国にて労働ビザ申請、給与計算、税金・社会保険料計算等の受託業務を営む INNOVARE HOLDINGS PTE.LTD. の株式を取得し、子会社化。

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からスタンダード市場へ移行。
  • 2022年4月名古屋証券取引所の市場区分の見直しにより、名古屋証券取引所の市場第一部からプレミア市場へ移行。
  • 2022年4月本店所在地を名古屋市中村区名駅三丁目26番8号に移転。
  • 2022年4月M&A株式会社テンポイノベーションが、完全子会社 店舗セーフティー株式会社(現、株式会社セーフティーイノベーション)を設立(当社の孫会社)。
  • 2022年12月M&A移動体通信事業を営む株式会社モバイルドリームの全株式を取得し、子会社化(現、連結子会社)。 KDDI株式会社と資本業務提携契約を締結。
  • 2023年3月当社が保有するいすゞビルメンテナンス株式会社の株式をいすゞ自動車株式会社に譲渡(出資比率は当社80.0%、いすゞ自動車㈱20.0%となる)。
  • 2023年4月M&AINNOVARE HOLDINGS PTE.LTD. が ベトナム社会主義共和国にてHRアドミンサービスを営む JOB LINKS CORPORATION の株式を取得し、子会社化(当社の孫会社化)。 INNOVARE HOLDINGS PTE.LTD.の株式を追加取得し完全子会社化。株式会社モバイルドリームの事業を当社に事業譲渡(2024年3月に清算結了)。株式会社テンポイノベーションが株式会社テンポイノベーション分割準備会社、株式会社アセットイノベーションを設立(当社の孫会社)。店舗セーフティー株式会社が株式会社セーフティーイノベーションに商号変更。株式会社テンポイノベーションが、株式会社イノベーションホールディングスへ商号変更するとともに、店舗転貸借事業を株式会社テンポイノベーション(株式会社テンポイノベーション分割準備会社より商号変更)に承継し、持株会社体制を本格稼働。当社がINNOVARE HOLDINGS PTE.LTD.が保有するJOB LINKS CORPORATION の株式を取得し、JOB LINKS CORPORATION を子会社化。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高経常利益率(連結)6.0%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    携帯販売店舗の高度化

    移動体通信事業において、リアル店頭での対面接客の強みを活かし、通信事業者との連携強化、丁寧な説明、新たな通信関連商材の紹介を通じて、お客様に「つなげる力で、ワクワクする未来」を提供する。

  2. 02

    高付加価値人材の育成

    人材派遣事業で、技術者派遣の教育訓練制度を転用し、専門知識を持つ人材を社内育成することで高付加価値分野へ拡大。地域企業との取引強化と登録人材のストック構築で大手との差別化を図る。

  3. 03

    ビルメンテの生産性向上と人材確保

    採用強化と研修による定着率改善、効率的な作業機械・DX化による生産性向上、価格転嫁交渉に取り組む。既存物件の継続受注と新規顧客開拓を推進。

  4. 04

    店舗転貸借事業の成長加速

    市場性の高い小規模居抜き物件の仕入れに注力し、分業化で効率性・専門性を向上。空中階・非飲食店舗にも積極対応。家賃保証事業では地域支店展開とグループ外物件獲得で成長を加速。

  5. 05

    グループ収益力向上のための構造改革とM&A

    既存企業の永続的な構造改革による業績向上と、M&Aやアライアンスによる新規事業取得で収益力と業容拡大を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,364人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は457万円で、9期前と比べて+16.9%平均年齢は31.4歳、平均勤続年数は3.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月598
2018年3月636
2019年3月39129.33.9694
2020年3月39929.64.1776
2021年3月39429.64.1854
2022年3月36628.73.11,057
2023年3月39029.03.51,161
2024年3月43030.73.51,200
2025年3月42930.73.51,259191
2026年3月45731.43.51,364264

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率12.3%
縦線は目安の30%
男性育休取得率77.8%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)80.5%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社10(国内 8 / 海外 2) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
auショップ/auStyle/UQスポット86店舗 — 愛知県名古屋市他2,587百万円
移動体通信事業
賃貸用物件 — 東京都港区357百万円
店舗転貸借 事業
賃貸用物件 — 東京都渋谷区349百万円
店舗転貸借 事業
賃貸用物件 — 東京都豊島区273百万円
店舗転貸借 事業
本社 — 愛知県名古屋市他80百万円
移動体通信事業
東京事業部 — 東京都品川区61百万円
ビルメンテナンス事業
営業所 — 東京都千代田区他43百万円
移動体通信事業
豊田支店35百万円
人材派遣事業
本社 — 東京都新宿区24百万円
全社(共通)
本社 — 東京都中央区22百万円
卸事業
ほか8件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    株式会社クロップス・クルー(注)2
    名古屋市中区
    議決権56.6%
  • 国内
    いすゞビルメンテナンス株式会社(注)2、6
    横浜市西区
    議決権80.0%
  • 国内
    株式会社イノベーションホールディングス(注)2、5
    東京都新宿区
    議決権59.8%
  • 国内
    株式会社テンポイノベーション(注)2、4、6
    東京都新宿区
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社アセットイノベーション(注)2、4
    東京都新宿区
    議決権95.0%
  • 国内
    株式会社セーフティーイノベーション(注)2、4
    東京都新宿区
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ハピラ(注)2
    東京都中央区
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社七つの海(注)4
    東京都中央区
    議決権100.0%
  • 海外
    INNOVARE HOLDINGS PTE.LTD.
    シンガポール 共和国
    議決権100.0%
  • 海外
    JOB LINKS CORPORATION (注)4
    ベトナム 社会主義共和国
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は675億円営業利益36億円前期と比べると増収増益で、売上が+9.6%、利益が+50.0%。

売上高
+9.6%
675億円
営業利益
+50.0%
36億円
純利益
-10.0%
9億円
営業利益率
5.3%
前期比 +1.4%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高780億円675億円
営業利益38億円36億円
純利益19億円9億円
1株あたり配当¥32¥32

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は179億円、営業利益は10億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+42.1%、営業利益は+100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1332
2024年1Q12654.02
2024年2Q13464.54
2024年3Q14164.34
2024年4Q1442
2025年2Q29282.71
2025年4Q324164.99
2026年2Q312144.50
2026年4Q363226.19
2027年1Q179105.65

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は241億円から675億円へ2.8倍に増えた。直近期の営業利益率は5.3%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所 市場第二部に株式を上場。名古屋証券取引所 市場第二部に上場市場を変更。
2013年3月24173
2014年3月26773
包装資材卸事業を営む大明商事株式会社の全株式を取得して子会社化。
2015年3月27052
株式会社スガタが大明商事株式会社を吸収合併し、株式会社ハピラに商号変更(現、連結子会社)。
2016年3月33196
株式会社テンポイノベーションが東京証券取引所マザーズに新規上場。
2017年3月347128
株式会社テンポイノベーションが東京証券取引所(市場第一部、現在はプライム市場)に上場市場を変更。
2018年3月373115
いすゞビルメンテナンス株式会社が株式会社代々木の杜企画を吸収合併。
2019年3月410136
2020年3月429218
2021年3月410239
株式会社テンポイノベーションが、完全子会社 店舗セーフティー株式会社(現、株式会社セーフティーイノベーション)を設立(当社の孫会社)。
2022年3月4532715
INNOVARE HOLDINGS PTE.LTD. が ベトナム社会主義共和国にてHRアドミンサービスを営む JOB LINKS CORPORATION の株式を取得し、子会社化(当社の孫会社化)。 INNOVARE HOLDINGS PTE.LTD.の株式を追加取得し完全子会社化。株式会社モバイルドリームの事業を当社に事業譲渡(2024年3月に清算結了)。株式会社テンポイノベーションが株式会社テンポイノベーション分割準備会社、株式会社アセットイノベーションを設立(当社の孫会社)。店舗セーフティー株式会社が株式会社セーフティーイノベーションに商号変更。株式会社テンポイノベーションが、株式会社イノベーションホールディングスへ商号変更するとともに、店舗転貸借事業を株式会社テンポイノベーション(株式会社テンポイノベーション分割準備会社より商号変更)に承継し、持株会社体制を本格稼働。当社がINNOVARE HOLDINGS PTE.LTD.が保有するJOB LINKS CORPORATION の株式を取得し、JOB LINKS CORPORATION を子会社化。
2023年3月4842412
2024年3月5452312
2025年3月61624263.910
2026年3月67536375.39

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高675億円のうち、営業利益として残るのは36億円5.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は9億円、売上の1.3%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金73.8%498億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金20.9%141億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.3%36億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
26.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比3.1pt
5.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比5.3pt
1.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比5.8pt
7.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
8.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが38億円、投資CFが−18億円で、差し引きのフリーCFは20億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は106億円で、売上の1.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月3−43−120
2014年3月2−20020
2015年3月4−11324
2016年3月10−6−5422
2017年3月50−3524
2018年3月13−1110235
2019年3月2−67−437
2020年3月31−4−32760
2021年3月19−1−121866
2022年3月22−7−91573
2023年3月16−211−570
2024年3月15−3−81275
2025年3月14−2−51283
2026年3月38−18320106

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は407億円。このうち返さなくてよい自己資本が159億円で、自己資本比率は32.7%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月122368627.6
2014年3月133399427.7
2015年3月1564211425.0
2016年3月1624711526.4
2017年3月1755512029.1
2018年3月2047113330.6
2019年3月2248513931.9
2020年3月2509215830.2
2021年3月2479914832.3
2022年3月27511416134.3
2023年3月30712518234.3
2024年3月33413220234.2
2025年3月36114321833.9
2026年3月40715924932.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
106億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
114億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
249億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
63
/ 100
安定性自己資本比率22 / 40
収益力営業利益率11 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率605社中291位あたり、逆に低いのは自己資本比率605社中536位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
7.3%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
5.3%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
32.7%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
9.6%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.2%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,478で、1年前と比べて-1.9%過去52週の値幅のなかでは54%の位置にある。

¥1,478-0.5%1ヶ月+11.5%1年-1.9%時価総額142億円
過去52週の値幅
安値¥1,216高値¥1,705

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)15.1倍
PER (会社予想)7.5倍
PBR1.04倍
配当利回り2.17%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は25日線を+1.3%上回るも75日線には届かず。直近1カ月で4.3%上昇し、52週高値1764円からは26.0%下落。出来高は低調で、方向感に欠ける。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PERは13.31倍と業界平均29.83倍を大きく下回り割安。PBRも0.93倍と業界平均3.46倍を下回り、解散価値以下。ROEは7.3%と低めだが、配当利回り2.24%は業界平均1.29%を上回る。ただし配当性向が1024.7%と異常に高く、減配リスクがあるため、バリュエーションの割安さは注意が必要。

指標この会社業種平均
PER (実績)15.1倍47.9倍
PER (予想)7.5倍
PBR1.04倍2.96倍
ROE7.3%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

携帯販売代理店業界は成熟市場だが、クロップスは光回線や電力販売などのクロスセルで収益多様化を図る。強気派は、店舗運営効率化による営業利益率改善(25/3期3.9%→26/3期5.33%計画)と安定配当(利回り2.2%)を評価。弱気派は、キャリアの販売戦略変更リスクや、スマホ市場の飽和による手数料減少、業界の競争激化を懸念。PBR0.93倍と割安だが、成長鈍化が織り込まれている可能性。

プラスに働く材料7
  • 収益性改善計画

    営業利益率5.33%目標、コスト削減進む

  • 安定配当

    配当利回り2.2%と高水準維持

  • クロスセル成長

    光回線など非端末収入の拡大

  • 営業利益が50%増加見通し2026年3月期影響

    2026/3期営業利益36億円、前期比+50%、収益急拡大

  • 売上高が9.6%増収予想2026年3月期影響

    2026/3期売上高675億円、前期比+9.6%増収

  • 営業利益率が5.33%に改善2026年3月期影響

    営業利益率5.33%、前期3.9%から1.4pt改善

  • PBR0.93倍と割安水準通年影響

    PBR0.93倍で解散価値近辺、株価上昇余地

マイナスに働く材料7
  • キャリア依存リスク

    ソフトバンクの販売方針変更で収益変動

  • 市場成熟

    スマホ普及率飽和で新規契約減少

  • 競合激化

    オンライン販売拡大で店舗の存在意義低下

  • 純利益が減少傾向2026年3月期影響

    2026/3期純利益9億円、前期10億円から減少、EPS低下

  • 配当利回り2.24%と低め継続影響

    配当利回り2.24%と相対的に低い

  • 外国人保有率1.2%で需給脆弱継続影響

    外国人保有率1.18%と極低く、需給不安

  • ROE7.3%と低資本効率通年影響

    ROE7.3%と資本コスト以下、改善課題

次の決算で確かめる点
営業利益率
収益性改善計画の達成度合い
既存店売上高
クロスセル施策の効果と需要動向
販売手数料単価
キャリアの方針変化を察知する先行指標

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり32で、前期から+45.0%いまの株価に対する利回りは2.17%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥32
1株あたり
配当利回り
2.17%
いまの株価に対して
配当性向
1024.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1026.4
2018年3月100.011.1
2019年3月1550.022.0
2020年3月1713.327.5
2021年3月170.062.5
2022年3月2017.620.9
2023年3月200.011.3
2024年3月200.024.0
2025年3月200.029.1
2026年3月2945.01024.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥32

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ3,695人。区分でいちばん多いのは事業法人58.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が60.6%を占め、残る39.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人48.952.264.465.768.058.3
個人・その他38.535.028.728.327.537.8
金融機関10.711.25.33.62.32.3
自己株式5.85.81.51.51.51.5
外国法人0.80.80.81.81.71.2
証券会社1.10.70.90.60.40.4
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社アイ・エー・エイチ33.64
02KDDI株式会社20.02
03前田 有幾8.87
04光通信KK投資事業有限責任組合6.54
05UHPartners2投資事業有限責任組合4.52
06株式会社商工組合中央金庫2.29
07名古屋鉄道株式会社2.08
08クロップス従業員持株会1.18
09いすゞ自動車株式会社1.04
10光通信株式会社1.00

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+178%、1株純資産は14期で+302%。直近期のROEは7.3%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月3535010.713.66.1
2014年3月333838.916.222.5
2015年3月194054.727.5
2016年3月6044614.18.527.5
2017年3月7952916.17.526.4
2018年3月576509.716.011.1
2019年3月607478.611.222.0
2020年3月8078910.45.827.5
2021年3月9388311.09.962.5
2022年3月1631,04517.06.020.9
2023年3月1291,11411.710.611.3
2024年3月1281,20611.08.924.0
2025年3月1051,2948.49.229.1
2026年3月981,4087.314.51024.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

14名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は14名。2026/3期の役員報酬は総額95百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
前田有幾代表取締役 社長執行役員41851,100
岡山浩二取締役 常務執行役員5941,240
犬飼智之取締役 執行役員527,000
志波恵取締役 執行役員534,900
松本俊亮取締役 執行役員61
飯田長取締役 執行役員6313,800
杉山光宏取締役(常勤監査等委員)661,200
青木哲取締役(監査等委員)44
杉浦恵祐取締役(監査等委員)617,800
寺澤和哉取締役(監査等委員)511,300
後藤久輝執行役員
長尾浩司取締役 執行役員54
残りの役員2名を開く
氏名役職年齢
田野裕太郎執行役員
渡邊洋介執行役員

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)7898913
社外取締役3662

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,435字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 クロップスグループは、株式会社クロップスが営む移動体通信事業を基幹事業として、人材派遣事業を営む株式会社クロップス・クルー、ビルメンテナンス事業を営むいすゞビルメンテナンス株式会社、持株会社である株式会社イノベーションホールディングスおよびその事業子会社である、店舗転貸借事業を営む株式会社テンポイノベーション・株式会社セーフティーイノベーション、不動産売買事業を営む株式会社アセットイノベーション、卸事業を営む株式会社ハピラおよびその子会社である株式会社七つの海、アジアを中心として海外事業を営むINNOVARE HOLDINGS PTE.LTD.、JOB LINKS CORPORATION (他13社)の計24社により構成されており、7つの事業を展開しております。 当社及び当社の関係会社の事業における当社及び関係会社の位置付け及びセグメントとの関連は、次の通りであり、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 セグメント情報等」の報告セグメントと同一の区分であります。 ・移動体通信事業(当社) 当社は、au商品を専売とする「auショップ/au Style」を、愛知県31店舗、三重県6店舗、岐阜県3店舗、静岡県2店舗、東京都18店舗、埼玉県14店舗、神奈川県1店舗、栃木県2店舗、の77店舗、UQモバイル商品を専売とする「UQスポット」を愛知県3店舗、三重県2店舗、岐阜県1店舗、東京都1店舗、埼玉県1店舗、茨城県1店舗の9店舗にて展開しております。 また、法人向けオフィス関連商材の販売等を、関東(東京・埼玉)及び中部において展開しております。 ・人材派遣事業(株式会社クロップス・クルー) 名古屋鉄道グループ及びトヨタ自動車グループを主要取引先とし、一般労働者派遣、技術者派遣、業務請負及び有料職業紹介等を、東海地区、首都圏を中心として展開しております。 ・ビルメンテナンス事業(いすゞビルメンテナンス株式会社) いすゞ自動車グループを主要顧客先とし、商業施設やオフィスビル等の清掃、設備管理及び施設警備等を、首都圏において展開しております。 ・店舗転貸借事業(株式会社テンポイノベーション、株式会社セーフティーイノベーション) 株式会社テンポイノベーションでは、飲食店舗等の店舗物件に特化した開店・閉店支援サービスを、東京を中心として展開しております。 株式会社セーフティーイノベーションが営む店舗家賃保証事業は店舗転貸借事業に含んでおります ・不動産売買事業(株式会社アセットイノベーション) 取引先における不動産売買のニーズに応えつつ、不動産業者とのリレーションシップを強化すべく、飲食店向けの店舗物件等の仕入れ販売を首都圏にて展開しております。 ・卸事業(株式会社ハピラ、株式会社七つの海) 株式会社ハピラでは、通信販売、100円ショップ、OEMメーカー、卸問屋向けに、文具・生活用品等の企画・卸売販売等を首都圏を中心に展開しております。 株式会社七つの海では、自然派化粧品の販売事業、ナチュラルケア売場の企画・販売サポートを展開しております。 ・海外事業(INNOVARE HOLDINGS PTE.LTD.、JOB LINKS CORPORATION他13社) 労働ビザの申請、給与計算、税金・社会保険料計算等の受託業務をアジア地域を中心に展開しております。 事業の系統図は、次の通りであります。
経営方針・対処すべき課題2,644字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、各事業の業界環境に適応し、顧客ニーズに合った商品やサービスを提供することを徹底し、「高付加価値・サービスで未来志向型の利益創出の実現」「企業価値のさらなる向上」を推進してまいります。 (2)経営環境及び経営戦略並びに優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ① 移動体通信事業 移動体通信事業においては、通信は人々の生活の随所に利便性をもたらし、なくてはならないインフラとしての役割を担っており、当社は携帯販売店というリアルにお客様との接点を持つことの価値・強みを、最大限に活かし、新たな販売店のあり方を創り上げていきたいと考えております。 一方、通信事業者各社の方針により、携帯電話の販売市場において、環境の変化が継続することが予想されるため、通信事業者との連携を強化し、お客様に丁寧でわかりやすい説明を心がけると共に、新たな通信関連商材の紹介を通じて、お客様に「つなげる力で、ワクワクする未来」をお届けしてまいります。このような事業環境の中、企業を持続的に成長させていくためには、社員一人一人の成長こそ、最も重要な要素であると認識しており、社員教育の充実、組織体制や人事制度の見直しを行い、社員が働き甲斐のある環境づくりを推進してまいります。 ② 人材派遣事業 人材派遣事業においては、企業と働き手が各々希望する賃金のミスマッチの調整、慢性的な人手不足への対応、外国人労働者の受入れ緩和による外国人材の活用など、新たな課題や需要への対応に伴い人材ビジネス市場は引き続き拡大することが予想されます。一方で人材派遣事業は総じて利益率が低く、また総合派遣型の大手企業が圧倒的なシェアを占めていることから、中小事業者における厳しい状況は今後も続くと予想されます。 このような経営環境に対応するため、技術者派遣で培った教育訓練制度を転用・共用し、獲得が困難である専門的知識を有する人材を社内で育成することにより、高付加価値分野への拡大をさらに強化してまいります。また、地域企業との更なる取引の強化に加え、就業中のみならずその前後も含めたフォローを通じ登録人材をストックする仕組みを構築することで、総合派遣型の大手企業との差別化を図ってまいります。 ③ ビルメンテナンス事業 ビルメンテナンス事業においては、オフィスビル、マンションをはじめとする施設に対するメンテナンスへの需要は継続しております。しかしながら、高いニーズの一方で、それにかかるコストの削減意識は依然として強く、原材料価格の高騰も相まって、同業他社との価格競争は、引き続き厳しい状況で推移するものと予想されます。また、少子高齢化の進行による人材不足への対応、とりわけ人材の高齢化が業界としての課題となっております。 このような経営環境に対応するため、採用体制の強化、継続的な研修による従業員の定着率の改善に努めてまいります。また、大手取引先との取引実績による信用力を活かした新規顧客の開拓に注力するとともに、既存物件に関しましては、効率的な作業機械・資材等の導入・DX化による生産性の向上を図り継続受注に努めるとともに、価格転嫁交渉にも取り組んで参ります。 ④ 店舗転貸借事業 店舗転貸借事業においては、米国の政策動向の影響や、中東情勢の先行きが懸念される中で、原材料・光熱費の高騰、深刻な人手不足への対応として、好立地でありながら固定費を抑制できる小規模な居抜き物件が人気化していることから、分業化による効率性・専門性の向上を進めつつ、このような市場性の高い店舗物件の仕入れに注力する方針であります。また、引き続き空中階及び非飲食店舗物件の取り組みにも積極的に対応してまいります。店舗家賃保証事業においては、日本の主要地域で積極的な支店展開をおこない、当社グループ外の事業用不動産専門の家賃保証を積極的に獲得することにより、成長の加速を目指します。 このような経営環境に対応するため、①優良物件の確保②人材の採用・教育の強化③店舗転貸借事業の認知度向上④コーポレート・ガバナンス及び内部管理体制の強化に取り組んで参ります。 ⑤ 不動産売買事業 不動産売買事業においては、営業増員、DX化(業務システム導入)と営業体制の整備によって営業力を強化し、より積極的な情報収集と顧客開拓を実施する方針であります。物件売買の機会を的確に捉えることで、従来通り当社グループと不動産業者とのリレーションシップを強化していきます。 ⑥ 卸事業 卸事業においては、文具・生活用品等の企画・販売では、文具・雑貨市場は飽和状態にあり、将来的な拡大は期待できないことに加え、恒常的な円安、原材料・エネルギー価格の高止まりの中、更なる商品開発の強化や、安定的な調達先の維持とコストの改善が求められます。このような環境のもと、商品の上市スピードを上げるとともに、高付加価値品へのシフト、安価な生産委託先の開拓、eコマース販売の強化を推し進め、よりよい商品、サービスをお客様へ提供し続けることができるよう努めてまいります。また、人材育成やIT化など、生産性向上に向けた投資も並行して行ってまいります。 自然派化粧品の企画・販売では、社会全体におけるSDGs、サスティナブルな消費スタイルへの関心が高まっていること、また化粧品に対するニーズの多様化が見込まれることから、これに合わせた新規販路の開拓や、ブランド育成・商品開発を図ってまいります。 ⑦ 海外事業 海外事業においては、企業の求人需要が高いものの、低価格を売りにした競合他社が台頭してきております。このような環境下、東南アジア・東アジア圏の情報発信に注力するとともに、コンプライアンスを重視しながらサービスの品質の向上を図ることにより、顧客からの信頼獲得に注力してまいります。 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、既存企業の永続的な構造改革によるグループ各社の業績向上とM&Aやアライアンスによる新規事業取得により、当社グループの収益力向上と業容拡大を図ってまいります。目標とする指標に関しては、連結ベースでの売上高経常利益率とし、当面の数値目標を6.0%としております。
事業等のリスク5,699字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ① 当社グループについて (イ)日本国内の景気動向及び市場環境について 当社グループの売上は概ね日本国内向けであり、日本国内の景気動向により、また、国内人口の減少等により市場は飽和状態となっており、同業他社との顧客獲得競争の激化から当社グループの業績に影響が生じる可能性があります。 (ロ)災害について 地震・台風等の自然災害が発生した場合は、当社グループの販売、営業、物流拠点に甚大な被害を被ることにより、当社グループの業績に影響が生じる可能性があります。 (ハ)個人情報について 個人情報の漏洩や不正利用などの事態が生じた場合には、社会的信用の失墜及び損害賠償責任等により、当社グループの業績に影響が生じる可能性があります。 (ニ)人材採用及び育成について 当社グループが安定的に成長していくためには、優秀な人材の確保が必要となります。また労働環境の変化に対応できる人材の育成にも取り組んでおります。しかしながら、人材の定着率悪化や新規採用の不調による、人材不足により、当社グループの業績に影響が生じる可能性があります。 (ホ)M&Aへの取り組み方針について 当社グループは、移動体通信事業を安定基盤として、新規事業分野へのM&A、事業提携に積極的に取り組むことにより、グループの業容拡大を目指す戦略を推し進めております。事前にリスクを回避するように努めておりますが、その後の市場環境の変化や不測の事態等により期待する成果を達成できない可能性があり、そのような事態になった場合には、当社グループの業績に影響が生じる可能性があります。 (ヘ)のれんの減損について 当社グループは、M&Aに伴い発生した相当額ののれんを計上しております。当該のれんについては、将来の収益力を適切に反映しているものと判断しておりますが、事業環境の変化等によりのれんの評価額が帳簿価額より下落した場合に、当該のれんについて減損損失を計上するため、当社グループの業績に影響が生じる可能性があります。 (ト)訴訟リスクについて 当社グループの事業活動に関連して、将来、取引先からのクレーム、労働問題、製造物責任等で訴訟を提起される可能性があり、その動向によっては、当社グループの業績に影響が生じる可能性があります。 ② 移動体通信事業について (イ)店舗展開について 移動体通信事業の店舗は、「auショップ/au Style」及び「UQスポット」であり、その新規出店は原則的にKDDI株式会社(以下、「KDDI」という。)の戦略に基づいて決定しております。そのため、新規出店の開設場所、規模及び運営形態等については、KDDIとの協議の上決定されることとなり、KDDIの経営方針によっては、業績に影響が生じる可能性があります。 (ロ)特定取引先への依存について 移動体通信事業は、KDDIと代理店契約を締結しており、当社グループの主要な事業活動の前提となる事項となっております。当該契約は、当社が各条項に著しく違背した場合や円滑な履行が困難となった場合には、KDDIが契約を解除できることとなっております。また、当該契約は1年毎の自動更新になっておりますが、契約上はKDDI及び当社の双方とも有効期間内であっても3ヶ月前に通知することにより契約を解約できることとなっているため、KDDIの経営方針等が大きく変更された場合には、契約を解約されるリスクがあります。本報告書提出日現在、当該契約の継続に支障を来す要因は発生しておりませんが、当該契約の継続に支障を来す要因が発生した場合には、事業活動に重大な影響を及ぼす可能性があります。なお、当該契約の内容については、「第2 事業の状況 5 重要な契約等」に記載の通りであります。 移動体通信事業は、販売する携帯端末をKDDIから仕入れており、主な売上高が携帯端末の販売及びKDDIから支払われる手数料であることから、KDDIへの仕入及び販売依存度がいずれも高くなっております。 したがいまして、仕入及び販売について、KDDIの事業戦略や他移動体通信事業者に対する競争力によっては、業績に影響が生じる可能性があります。 (単位:百万円) 前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 仕入金額   依存率   販売金額   依存率   仕入金額   依存率   販売金額   依存率 KDDI   19,676   99.6%   26,894   93.3%   20,189   99.0%   28,751   91.6% (注) 販売金額のうちKDDI以外への販売先のほとんどは一般顧客であります。 (ハ)受取手数料に依存した収益構造について 移動体通信事業は、KDDIが提供する携帯端末の販売や移動体通信サービスの加入契約の取次等を行うことにより、KDDIから手数料を収受しております。 (ⅰ)販売手数料 :携帯端末の新規販売並びに機種変更に係るKDDIからの受取手数料 (ⅱ)作業系手数料:故障対応等に係るKDDIからの受取手数料 (ⅲ)回線系手数料:保有顧客による回線の通話料等に応じたKDDIからの受取手数料 受取手数料の金額、支払対象期間、支払対象サービス、通話料金に対する割合等の条件は、KDDIの事業方針等により決定または変更されることから、現在の取引条件から大幅な変更等が生じた場合には、業績に影響が生じる可能性があります。 また、顧客が当社の運営する「auショップ/au Style」及び「UQスポット」において移動体通信サービスへの加入契約をした後、一定の期間内に当該契約の解約等を行った場合には、当該加入契約に係る手数料の一部が、KDDIから支払われない可能性があります。これにより、一定期間内の解約が予想以上に増加した場合には、業績に影響が生じる可能性があります。 (ニ)法的規制について 移動体通信事業者の代理店業務については、「電気通信事業法」、「不当景品類及び不当表示防止法」(景品表示法)、「私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律」(独占禁止法)、「古物営業法」、「電気通信事業における個人情報保護に関するガイドライン」(総務省告示第695号)及び社団法人電気通信事業者協会が定める「代理店の営業活動に対する倫理要綱」等により規制されており、当社では当該法令等を遵守し販売活動を行っております。しかしながら、当社の営業活動において、上記法令等に違反した場合には、信頼の失墜、損害賠償請求、代理店契約の解約等の可能性があり、業績に影響が生じる可能性があります。 なお、当事業においては、古物営業法に基づく古物営業の許可を取得しております。事業主が欠格事由に該当したり法令に違反した場合は、事業の停止を命じられる可能性があり、そのような事態になった場合には、業績に影響が生じる可能性があります。 ③ 人材派遣事業について (イ)法的規制について 人材派遣事業では、「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律」(労働者派遣法)に基づく一般労働者派遣事業及び職業安定法に基づく有料職業紹介事業の許可を取得しております。事業主が欠格事由に該当したり法令に違反した場合は、事業の停止を命じられる可能性があり、そのような事態になった場合には、業績に影響が生じる可能性があります。 (ロ)派遣登録者の確保について 派遣登録者の確保は就職情報誌、ホームページ等の活用により求人活動を行う他、既登録者からの紹介も推奨しております。また、派遣登録者の能力については各派遣登録者のレベルに合わせた様々な研修及び制度でスキルアップに努めております。しかしながら、派遣登録者の確保が計画通り進まなかった場合や適格な派遣登録者がいない場合は、派遣機会を逃すことになり、業績に影響が生じる可能性があります。 (ハ)社会保険について 社会保険に加入する必要のある派遣労働者については、派遣元事業者が保険に加入させる義務があります。そのため、社会保険料の料率が改定された場合には人材派遣事業に負担が発生する可能性があり、業績に影響が生じる可能性があります。 ④ ビルメンテナンス事業について (イ)特定取引先への依存について ビルメンテナンス事業を行ういすゞビルメンテナンス株式会社は、2003年1月にいすゞエステート株式会社よりビルメンテナンス事業を新設分割して設立し、現在もいすゞ自動車株式会社からの出資を受けております。主な取引先はいすゞ自動車株式会社であり、同社に対する販売依存度は2026年3月期において29.6%となっております。特定取引先への依存度が高いため、特定取引先の方針変更等によっては、業績に影響が生じる可能性があります。 (ロ)法的規制について ビルメンテナンス事業の主な業務内容は、商業施設やオフィスビル等の清掃、設備管理及び施設警備等であり、消防法、マンションの管理の適正化の推進に関する法律、警備業法、建築基準法、電気事業法、環境基本法等、法的規制に基づく各種許可、登録ならびに認可等を受けております。 今後、これらの法的規制の要件を満たすことができなかった場合には、事業活動に制約を受けるため、業績に影響が生じる可能性があります。 ⑤ 店舗転貸借事業について (イ)与信管理について 店舗の開店希望者に対しては、面談を通じて事業計画や資金計画等の把握を行っており、管理物件については預り保証金を受領しております。 不動産所有者に対しては、賃借契約に際して差入保証金を預託するため、審査及び与信管理を徹底しております。しかしながら、不動産所有者の倒産等により多額の差入保証金を回収できなかった場合には、業績に影響が生じる可能性があります。 (ロ)法的規制について 店舗転貸借事業では、店舗造作物売買における「古物営業法」、不動産取引における「宅地建物取引業法」及び「建築基準法」等の法的規制を受けております。 今後、これらの法令等の改正や新たな法令等の制定により規制が強化された場合、業績に影響が生じる可能性があります。 (ハ)感染症・伝染病などの爆発的な流行について 店舗転貸借事業では、新型コロナウイルス感染症のような感染症・伝染病の爆発的な流行に伴い、新規出店意欲の低下や転貸借契約の解約増加等により、売上高の減少や後継となる入居者が見つからず空き家が増加する可能性があります。また、テナントからの家賃減額要請や賃料収入が滞納又は回収不能となる可能性があります。株式会社テンポイノベーションでは、後継となるテナント入居者への営業や早期賃料回収及び家主等との賃料交渉等によりテナントからの賃料収入の滞納リスク等を事前に防止するよう努力しておりますが、大規模な感染症・伝染病の爆発的な流行が長期にわたる場合、業績及び財政状態に影響が生じる可能性があります。 ⑥ 不動産売買事業について (イ)販売用不動産の在庫について 不動産売買事業では、販売用不動産及び仕掛販売用不動産を保有しております。これらの不動産については、販売計画に基づいて適切な不動産管理を行っておりますが、当初の販売計画から大幅な乖離が発生する可能性があります。また、不動産は市場動向によっては滞留又は販売価格の見直しが発生する可能性があり、販売計画や不動産の市場価格に基づいて見直しが発生する可能性があります。この場合、不動産の評価損の計上等により、業績に影響が生じる可能性があります。 ⑦ 卸事業について (イ)海外経済の大きな変動について 卸事業では、中国等を中心とした海外からの仕入を行っており、各地域の政治、経済、社会情勢の変化及び各種規制の動向等により、仕入が予定通りに出来ないリスクがあります。また、為替相場の大幅な変動があった場合には、業績に影響が生じる可能性があります。 (ロ)在庫リスクについて 卸事業では、適切な在庫管理と販売予測により、品切れによる販売機会ロス削減と過剰在庫の防止を行っておりますが、販売予測を誤った場合は在庫不足または過剰在庫となり、業績に影響が生じる可能性があります。なお、当該リスクに対し、当社において内部監査の充実等、子会社管理体制の強化を図っております。 (ハ)知的財産権について 商品の企画にあたっては、他社メーカーの特許権、商標権、意匠権等の侵害について細心の注意を払っておりますが、これらの権利を侵害したとして裁判等の紛争に至った場合には、多額の費用負担が発生し、業績に影響が生じる可能性があります。 (ニ)製造物責任について 卸事業が提供する商品において欠陥が生じるリスクがあり、製造物責任による賠償やリコール等が発生した場合は、顧客の信頼喪失を招くとともに、多額の費用負担が発生し、業績に影響が生じる可能性があります。 ⑧ 海外事業について (イ)海外事業展開リスクについて 海外事業では、アジア地域を中心とした11ヶ国に海外展開しており、予期しない法規制の改正、政情不安等により業績に影響が生じる可能性があります。 (ロ)感染症・伝染病などの拡大について 海外事業では、国を超えた人材の流動性を前提としているため、感染症・伝染病の拡大やパンデミックの発生に伴い、労働者の移動制限が長期に及ぶ場合には、業績に影響が生じる可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)7,980字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況は次の通りであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善を背景に緩やかな回復基調が続いております。一方、中東情勢の影響や為替が円安傾向にあることなどから、原材料や物資の調達が一部停滞していることや、物価の上昇などにより、先行きには依然として不確実な要素が残っております。 このような経済環境の中、移動体通信事業においては、近年、ますます通信が、人々の生活の随所に利便性をもたらし、なくてはならないインフラとしての役割を担いつつあります中、当社では、移動体通信事業の存在価値、使命、目指すべき方向性として、コーポレート・ステートメント「つなげる力で、ワクワクする未来を。」を掲げており、通信を仲立ちに、お客様、当社スタッフ、お取引先、地域社会を“つなげる”ことで、共にワクワクを創り、社会の変革をリードする移動体通信の商品やサービスをお客様につなぐ”ラストワンマイル”の役割をさらに磨き上げ、業界をリードする存在となることを目指します。 人材派遣事業につきましては、人手不足が常態化する中、人材派遣業界の需要は引き続き高水準でありますが、企業が求める人材と求職者の志向との間で、人材需給のミスマッチが一層顕在化しています。 ビルメンテナンス事業につきましては、既存建築物の維持・管理需要を中心に、総じて底堅く推移し、オフィスビルや商業施設、公共施設等において、建物の長寿命化や安全・安心の確保を目的とした保守・点検、清掃および設備管理に対する需要は引き続き安定的に推移しております。 店舗転貸借事業及び不動産売買事業につきましては、外食業界においては、円安に後押しされたインバウンドの影響、価格改定による単価上昇等により都市部や観光地を中心に売上高が伸長した一方で、利益面は原材料と光熱費の高騰に加え、人手不足の常態化と国内消費者の節約志向もあり、厳しさの残る状況となりました。東京主要地域の不動産市況については、都市部を中心に優良区画の空室減少と賃料の上昇傾向が確認できる一方で、郊外沿線の店舗物件については、出店需要に弱さが残る状況となりました。 卸事業につきましては、趣味の多様化やSNSの利用者増加等により、筆記具や雑貨を中心とした個人向け需要が堅調に推移しましたが、原材料・エネルギー価格の上昇や、円安影響の長期化などにより、先行き不透明な状況が続いております。 海外事業につきましては、企業の求人需要は高いものの、中東情勢の影響等により、不透明な状況が続いております。 このような事業環境の下、当連結会計年度の連結業績は、移動体通信事業、店舗転貸借事業及び、不動産販売事業の販売増加等により、売上高67,497百万円(前期比9.6%増)、営業利益3,601百万円(前期比50.6%増)、経常利益3,723百万円(前期比41.3%増)となりました。一方親会社株主に帰属する当期純利益は、海外事業において、ベトナムの法令の変更によって、JOB LINKS CORPORATIONの収益見通しが悪化したことを受け、のれんの減損等を計上したことにより親会社株主に帰属する当期純利益926百万円(前期比6.5%減)となりました。 なお、当連結会計年度より、従来営業外費用として計上していた控除対象外消費税等を販売費及び一般管理費に計上することといたしました。この表示方法の変更を反映させるため、前連結会計年度の控除対象外消費税等についても販売費及び一般管理費に組替えを行っております。 セグメント別の概況は、次の通りであります。 ⅰ 移動体通信事業 移動体通信事業においては、コンシューマ事業が商業施設への外販活動強化により、端末販売が順調に増進したこと、アクセサリ販売強化による販売収入増などがあり、3月からM&Aによって新たに譲り受けた10店舗の開業準備費用を吸収し、売上高 29,585百万円(前期比 6.7%増)、営業利益 826百万円(同88.9%増)となりました。 ⅱ 人材派遣事業 人材派遣事業においては、技術者派遣の受注増加等がある一方、広告宣伝費等の25周年記念関連費用及び新規事業(施工管理技士派遣事業)の立ち上げに伴う費用先行等により、売上高 3,083百万円(前期比 8.1%増)、営業利益76百万円(同 26.6%減)となりました。 ⅲ ビルメンテナンス事業 ビルメンテナンス事業においては、スポット売上が減少したものの、新規受注、物価及び人件費上昇分の一部を価格転嫁したこと等により、売上高 6,770百万円(前期比 8.8%増)、営業利益 346百万円(同 12.7%増)となりました。 ⅳ 店舗転貸借事業及び不動産売買事業 店舗転貸借事業においては、新規契約件数及び後継付け件数(閉店した店舗に対し新規出店者と転貸借契約を締結したもの)の転貸借契約件数の合計は607件(前年同期比24.4%増)となりました。また、当連結会計年度末における転貸借物件数は前連結会計年度末より315件純増し、合計3,021件となりました。これらの結果、売上高 17,803百万円(前期比17.4%増)、営業利益 1,548百万円(同26.9%増)となりました。 なお、株式会社セーフティーイノベーションが営む店舗家賃保証事業の収益は、店舗転貸借事業のセグメント収益に含んでおります。 また不動産売買事業においては、都心の事業用不動産においては値上がり傾向も見られるなかで7物件を売却、6物件を取得し、当連結会計年度末における保有物件数は3件となりました。大型かつ高収益な物件売却等が複数あったことにより、売上高 2,209百万円(前期比47.6%増)、営業利益は主に人件費の増加及び全社費用の配分方法の変更の影響により 492百万円(同261.4%増)となりました。 ⅴ 卸事業 卸事業においては、原価上昇等により競争力がなくなった商品の入れ替え、高単価商品の企画推進など、事業効率を推進した結果、売上高 7,379百万円 (前期比1.3%減)、営業利益 311百万円 (同14.8%増) となりました。 ⅵ 海外事業 海外事業においては、雇用代行事業はコントラクター数が順調に増加し、収益改善が進んだものの、ベトナムの給与計算事業について、法令変更等の影響から、採算性が悪化し、売上高665百万円(前年同期比7.4%増)、営業損失1百万円(前期は営業損失85百万円)となりました。 a.財政状態の分析 ⅰ 流動資産 流動資産は、前連結会計年度末に比べて15.3%増加し、24,290百万円となりました。これは、主として現金及び預金の増加(2,338百万円)等によるものであります。 ⅱ 固定資産 固定資産は、前連結会計年度末に比べて9.4%増加し、16,456百万円となりました。これは、主として差入保証金の増加(710百万円)や土地の増加(583百万円)等があったことによるものであります。 ⅲ 流動負債 流動負債は、前連結会計年度末に比べて20.1%増加し、14,084百万円となりました。これは、主として短期借入金の増加(460百万円)や未払法人税等の増加(417百万円)等があったことによるものであります。 ⅳ 固定負債 固定負債は、前連結会計年度末に比べて7.5%増加し、10,785百万円となりました。これは、主として長期借入金の増加(231百万円)や長期預り保証金の増加(444百万円)等があったことによるものであります。 ⅴ 純資産 純資産は、前連結会計年度末に比べて10.7%増加し、15,877百万円となりました。これは、主として利益剰余金の増加(737百万円)や非支配株主持分の増加(451百万円)等があったことによるものであります。 b.経営成績の分析 ⅰ 売上高 主に移動体通信事業や店舗転貸借事業の増収により、売上高は前連結会計年度に比べて9.6%増加し、67,497百万円となりました。 ⅱ 営業利益 主に移動体通信事業や店舗転貸借事業における増益等により、営業利益は前連結会計年度に比べ50.6%増加し、3,601百万円となりました。 ⅲ 経常利益 受取補償金や支払補償費、為替差損の増加等により、経常利益は前連結会計年度に比べて41.3%増加し、3,723百万円となりました。 ⅳ 売上高経常利益率 主に移動体通信事業や店舗転貸借事業の増収による影響等により、経常利益率は5.5%となりました。 ⅴ 親会社株主に帰属する当期純利益 法人税、住民税及び事業税の増加により、親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度に比べて6.5%減少し、926百万円となりました。 最近5年間における売上高経常利益率の推移は、以下のとおりであります。 決算年月   2022年 3月期   2023年 3月期   2024年 3月期   2025年 3月期   2026年 3月期 経常利益(百万円)   2,672   2,432   2,316   2,634   3,723 売上高経常利益率(%)   5.9   5.0   4.3   4.3   5.5 c.キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ2,338百万円増加し、10,639百万円となりました。キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下の通りであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果獲得した資金は3,786百万円(前年同期は1,416百万円の獲得)となりました。これは主に売上債権の増加(657百万円)、差入保証金の増加(608百万円)等による減少があったものの、税金等調整前当期純利益(2,945百万円)等があったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は1,762百万円(前年同期は218百万円の使用)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出(817百万円)や事業譲受による支出(965百万円)等があったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果獲得した資金は264百万円(前年同期は475百万円の使用)となりました。これは主に長期借入金の返済による支出(524百万円)、長期借入れによる収入(697百万円)等があったことによるものであります。 ②資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社グループは主に営業活動によって得られた資金により、また必要に応じて経済動向、金融市況を踏まえた調達 手段によって得られた資金により、新規出店及び既存店舗の改装に係る設備投資等を行っております。 なお、キャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」に記載の通りであります。 また、過去3年のフリーキャッシュ・フローの推移については以下の通りであります。 (単位:百万円) 回次 決算年月   第47期 2024年3月   第48期 2025年3月   第49期 2026年3月 営業活動によるキャッシュ・フロー 投資活動によるキャッシュ・フロー 財務活動によるキャッシュ・フロー   1,519 △268 △813   1,416 △218 △475   3,786 △1,762 264 現金及び現金同等物の期末残高   7,472   8,301   10,639 フリーキャッシュ・フロー 前年増減額   1,251 1,714   1,198 △53   2,024 825 (注) フリーキャッシュ・フローは、以下の計算式によっております。 フリーキャッシュ・フロー = 営業活動によるキャッシュ・フロー + 投資活動によるキャッシュ・フロー a.資金需要の主な内容と配分 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品の仕入のほか、販売費及び一般管理費等の営業費用であり ます。投資を目的とした資金需要は、設備投資、子会社株式の取得等によるものであります。また、株主還元につ きましては、財務の健全性に留意しつつ、配当政策に基づき実施しております。 b.資金調達 当社グループの事業活動の維持拡大に必要な資金を安定的に確保するため、内部資金及び金融機関からの借入に よる外部資金を有効に活用しております。また、主要な取引先金融機関とは良好な取引関係を維持しており、加え て強固な財務体質を有していることから、当社グループの事業の維持拡大、運営に必要な運転資金、投資資金の調 達に関しては問題なく実施可能と認識しております。 ③仕入及び販売の実績 ⅰ仕入実績 当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次の通りであります。 セグメント   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(百万円)   前年同期比(%) 移動体通信事業   20,389   3.2 ビルメンテナンス事業   134   0.9 不動産売買事業   1,233   36.2 卸事業   5,967   △1.5 合計   27,725   3.3 (注) セグメント間の取引については相殺消去しておりません。 ⅱ販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次の通りであります。 セグメント   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(百万円)   前年同期比(%) 移動体通信事業   携帯端末等販売   27,163   6.8 作業系手数料   798   38.3 回線系手数料   1,486   △8.6 その他   137   54.6 小計   29,585   6.7 人材派遣事業   人材派遣   2,157   8.3 業務請負   730   9.0 その他   195   3.3 小計   3,083   8.1 ビルメンテナンス 事業   清掃   2,873   12.4 設備・警備   1,759   △0.3 その他   2,138   12.3 小計   6,770   8.8 店舗転貸借事業   店舗転貸借   17,803   17.4 不動産売買事業   不動産売買   2,209   47.6 卸事業   小売業   2,607   5.2 通販業   4,048   △4.8 卸売業   723   △3.3 小計   7,379   △1.3 海外事業   労務管理受託   665   7.4 合計   67,497   9.6 (注) 最近2連結会計年度における主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次の通りであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) KDDI株式会社   27,523   44.7   29,408   43.6 ④重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されております。連結財務諸表の作成にあたって、期末日における資産・負債の報告金額及び偶発債務の開示、並びに報告期間における収益・費用の報告金額に影響を与えるような見積り・予測を必要としておりますが、結果として、このような見積りと実績が異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しておりますが、特に以下の重要な会計方針が、当社グループの連結財務諸表の作成において使用される当社の重要な判断と見積りに大きな影響を及ぼすと考えております。 (のれんの評価) 連結貸借対照表の資産の部にはのれんが計上されております。当該のれんは、他の企業又は事業を取得した場合、その取得に要した費用(取得原価)が受け入れた資産及び引き受けた負債に配分された純額を上回る場合に計上されるものであります。また、当該のれんの算定において用いられる取得に要した費用並びに受け入れた資産及び引き受けた負債の算定には一定の前提条件を置いており、見積りの要素を含んでおります。 こののれんは、20年以内のその効果の及ぶ期間にわたって均等償却しております。 (販売用不動産の評価) 株式会社アセットイノベーションは販売用不動産について、正味売却価額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を正味売却価額まで減額し、当該減少額を評価額として計上します。正味売却価額の算定に当たっては慎重に検討しておりますが、販売計画や市場価格の変化により、その見積額の前提とした条件や仮定に変更が生じ正味売却価額が帳簿価額を下回る場合には評価損が必要となる可能性があります。なお、販売用不動産における正味売却価額の見積りについては、販売用不動産の現状の市場価格、物件における収益利回り等に基づいて算定しております。 (卸事業における滞留在庫の評価) 株式会社ハピラは2026年3月期において商品889百万円を保有しております。商品の評価については、収益性の 低下に基づく簿価切下げの方法によっており、正味売却価額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を正味売却価 額まで減額し、当該減少額を評価損として計上しております。また、正常営業循環過程から外れた滞留在庫につい ては、収益性の低下の事実を反映するために、処分見込価額まで帳簿価額を切下げております。 同社では、適切な在庫管理と販売予測により、品切れによる販売機会ロス削減と過剰在庫の防止に努めておりま すが、卸事業では同業他社との価格競争及び市場ニーズの変化が激しいことから、販売予測を誤った場合や市場環 境の変化により、過剰在庫が発生する可能性があります。そのため、過去の販売動向を加味して、正常営業循環過 程から外れた商品の評価を処分見込価額まで切下げておりますが、商品の販売可能性を踏まえた正常営業循環過程 にあるか否かの判断には不確実性があることから、販売可能性の判断に影響を与えるような状況の変化が発生した 場合には、評価損の計上が必要となる可能性があります。 (資産除去債務) 資産除去債務については、「第5 経理の状況 2 財務諸表等 注記事項 「注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。 ⑤経営成績に重要な影響を与える要因について 「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載の通りであります。 ⑥経営戦略の現状と見通し 「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載の通りであります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

IR資料の開示履歴 (TDnet)

TDnetのPDFは掲載後約1ヶ月で削除されるため、古い開示はタイトルのみの記録です。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。