概要
沖縄セルラー電話は、KDDIグループに属し、沖縄県内でauブランドの携帯電話サービスを提供する地域独占的な電気通信事業者。2025年3月期の営業収益は843億円、営業利益178億円、従業員545名。モバイル契約数約69万件、FTTH回線約13万件を有し、地域情報通信インフラの中核を担う。
単一セグメントの事業構成と連結子会社
当社グループは電気通信事業の単一セグメントで構成される。主要な連結子会社としてOTNet株式会社、沖縄セルラーアグリ&マルシェ株式会社(2026年4月に沖縄セルラーアスミューへ社名変更)、沖縄セルラーみらいクリエイト株式会社を有する。また、関連会社として株式会社うるま共創PFIがあり、親会社はKDDI株式会社である。グループ全体でモバイル、固定通信、電力小売、地域ソリューションを提供する。
県内トップシェアのモバイル事業
モバイルサービスはau、UQ、povoの3ブランドで展開し、2025年度末の総契約数は69万件。純増数は年8,800件と緩やかな伸びを示す。モバイル総合収入(通信収入と付加価値収入の合計)は460億円に達し、売上の過半を占める。端末販売台数は15.7万台で、販売に伴う収入も貢献する。付加価値サービスには自社・協業・補償サービスや決済手数料が含まれる。
FTTH光回線の普及状況
FTTHサービスは「auひかりちゅら」「auひかりちゅらビジネス」「ひかりゆいまーる」などのブランドで提供される。2025年度末の累計回線数は13.3万件で、前期から3,500件の純増となった。純増数は前年比27.1%減と鈍化しているが、累計回線数は安定した成長を維持する。家庭向けだけでなく法人向けのビジネス回線も含み、帯域需要の増加に対応する設備投資を継続する。
成長領域と中期経営計画の目標
当社は2025年度から2030年度の中期経営計画を策定し、コア事業の安定成長に加え、成長領域で300億円規模の売上を目指す。auでんきの電力小売は契約件数が前年比104.5%増の8.16万件に拡大。ビジネス事業ではクラウド、ドローン、スマート街づくりなど新領域へ提案を広げる。財務目標として、累計360億円の設備投資・戦略投資を実施し、増収・増益・連続増配、配当性向40%超を掲げる。2030年度の営業収益1,000億円、EPS340円超(株式分割前)を目標とする。
業界の中での役割は沖縄県内のエンドユーザーと企業にモバイル・固定通信サービスを直接提供する通信キャリア。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2023/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 携帯電話 サービス | 391億円 | 50.6% | — | — |
| その他 | 234億円 | 30.3% | — | — |
| 携帯電話 端末販売 | 148億円 | 19.1% | — | — |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01個人顧客主力
沖縄県内の個人顧客を主要なターゲットに、スマートフォンを中心としたモバイル通信サービスを提供。KDDIの「au」ブランドを活用し、県内の通信インフラの基盤を担う。
- モバイル通信サービス(au)
- KDDIのブランド「au」による携帯電話・スマートフォン向けの音声通話とデータ通信サービス。沖縄県内の広いエリアをカバーする。
02法人顧客準主力
沖縄県内の企業や官公庁向けに、モバイル通信サービスに加え、固定通信やインターネット接続などのソリューションを提供。地域のビジネスインフラを支える。
- 法人向け通信ソリューション
- 企業向けのモバイル回線の一括管理や固定通信、インターネットVPNなどのサービスを提供。業務効率化を支援する。
製品と技術
三ブランドのモバイルサービス
モバイルサービスはau、UQ、povoの3ブランドで運用される。auはフルサービスのメインブランド、UQは低価格データ通信、povoはオンライン専用の柔軟な料金プランを提供。2025年度の総契約数は69万件、モバイル総合収入は460億円。付加価値サービスとして、自社・協業・補償サービス(端末保証やセキュリティ)や決済手数料収入が含まれ、収益の安定化に寄与する。
光回線「auひかりちゅら」シリーズ
FTTHサービスは「auひかりちゅら」(家庭向け)、「auひかりちゅらビジネス」(法人向け)、「ひかりゆいまーる」(地域限定)の3種で構成される。2025年度末の累計回線数は13.3万件。高速データ通信を提供し、動画配信やリモートワークの需要に対応。固定通信とモバイルのセット割引により、顧客の囲い込みにも貢献している。
電力小売「auでんき」
ライフデザインサービスの柱として、auでんきの電力小売事業を展開する。2025年度の契約件数は8.16万件で、前年から倍増(104.5%増)した。沖縄県内の家庭向けに競争力のある料金を提供し、通信とのセット割引で加入を促進。電力事業は成長領域として位置づけられ、2030年度までに300億円規模の売上を目指す中期計画の一部を構成する。
法人向けビジネスソリューション
ビジネス事業はコア領域(既存通信)、グロース領域(クラウド、ドローン活用)、新領域(地域DX、スマート街づくり)の3階層で展開。通信基盤を生かし、IoT、遠隔監視、業務効率化などのソリューションを沖縄県内の企業・自治体に提供する。クラウドサービスやドローンによる点検・配送サービスなど、顧客価値向上に直結する提案を強化している。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
沖縄限定携帯キャリア、高収益安定
沖縄セルラー電話はKDDIグループの地域携帯電話会社で、売上高843億円(2025/3期)。業界内では同業のソラコム(IoTプラットフォーム)などと比較されるが、ビジネスモデルは全く異なる。沖縄県内のシェアは高く、営業利益率21%超と非常に高収益。全国キャリアと異なり、投資負担が相対的に小さく、安定した収益源を持つ。しかし、市場規模が限られるため成長の余地は小さい。
強み
- 地域密着型で携帯電話契約の過半を占め、強固な顧客基盤を有する。
- 営業利益率21%超と通信業界でもトップクラスの利益率。
- グループのネットワークや販売力を活用し、コスト効率が高い。
- 通信サービスは継続性が高く、毎期安定した収益を計上。
課題
- 沖縄県内のみの事業で、人口減少により市場自体が縮小傾向。
- 大手キャリアの格安プランやMVNOの台頭で、価格競争にさらされる。
- IoTや法人向けサービスなど新分野の拡大が不十分で、成長ドライバーに欠ける。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字が沖縄セルラー電話
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 3635コーエーテクモホールディングス | 5,672億円 | 12.8倍 |
| 2 | 9468KADOKAWA | 5,547億円 | 471.9倍 |
| 3 | 8056BIPROGY | 4,689億円 | 14.8倍 |
| 4 | 9605東映 | 4,401億円 | 15.9倍 |
| 5 | 9449GMOインターネットグループ | 4,333億円 | 22.3倍 |
| 6 | 9436沖縄セルラー電話 | 3,904億円 | 29.1倍 |
| 7 | 3923ラクス | 3,850億円 | 29.4倍 |
| 8 | 4194ビジョナル | 3,589億円 | 20.8倍 |
| 9 | 3994マネーフォワード | 3,429億円 | 78.6倍 |
| 10 | 9409テレビ朝日ホールディングス | 3,402億円 | 10.7倍 |
| 11 | 2432ディー・エヌ・エー | 3,186億円 | 15.3倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 0件
創業から地域密着の基盤形成
会社は創業以来、沖縄県民の支えにより持続的な成長を実現してきた。県内唯一のauブランド携帯電話事業者として、地域限定のサービスを提供し、高い市場シェアを確立した。当初から通信インフラの整備に注力し、沖縄本島のみならず離島を含む県内全域にネットワークを拡大。地域密着の姿勢が加入者基盤の安定につながっている。
KDDIグループへの参加と連携強化
当社はKDDI株式会社の子会社として、同グループの一員となった。グループ内でのネットワーク共有やブランド統一(au)により、全国規模のサービスと連携しながら沖縄独自の施策を展開する体制を整えた。KDDIの技術リソースや調達力を活用し、設備投資の効率化や新サービスの共同開発を進めている。このグループ連携が、地域独占と全国競争のバランスを支えている。
通信技術の進化と設備投資への対応
携帯電話の高速データ通信化やスマートフォン普及に伴い、当社は継続的にネットワーク増設と品質向上に取り組んできた。データトラフィックの増加に対応するため、基地局や光ファイバー網の拡張を実施。FTTHサービス「auひかりちゅら」の提供開始もこの流れの中で行われた。設備投資額は毎年数十億円規模で、最新通信規格への対応を進めている。
経営環境の変化と中期計画の策定
電気通信事業法のガイドライン改正や競争環境の流動化に対応し、当社は2025年度から2030年度の中期経営計画を策定した。従来の音声・データ通信中心から、電力小売、法人向けソリューション、地域DX推進などへ事業領域を拡大する方針を打ち出した。ブランドステートメント「All for Family.」の下、顧客体験向上と社会課題解決を両立させる戦略を掲げている。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。
- 成長領域の売上高2030年度まで300億円規模
- 設備投資・戦略投資累計額2030年度まで360億円規模
- 配当性向40%超
- 営業収益2030年度まで1,000億円
- EPS2030年度まで340円超(24年度比+30%超)
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
セルラー6X経営の推進
CX、EX、DX、DayX、SX、GXの6つの変革を通じて、予測不能な時代でも機能する成長基盤を構築し、沖縄に社会変革を起こす経営を推進する。
- 02
コア事業の強化
地域密着の施策展開により「選ばれ続けるブランド」を目指し、すべての顧客接点の品質向上や新たな顧客体験を創出する。通信ネットワークでは「移動中」「離島」「リアルタイム」でつながる世界を構築する。
- 03
成長領域の拡大
auでんき事業への参入やビジネス事業におけるクラウド・ドローンなどの活用、地域社会のデジタル化推進やスマート街づくりなど、3つの領域で提案の幅を広げ、飛躍的成長を目指す。
- 04
財務目標の達成
2030年度までに累計360億円規模の設備投資と戦略投資を実施し、「3増(増収、増益、連続増配)」・「配当性向40%超」を達成し続け、持続的な成長を実現する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で545人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は720万円で、9期前と比べて+2.2%。平均年齢は39.2歳、平均勤続年数は9.4年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 283 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 331 | — |
| 2019年3月 | 705 | 40.6 | 10.9 | 363 | — |
| 2020年3月 | 700 | 40.6 | 11.8 | 374 | — |
| 2021年3月 | 715 | 40.9 | 12.1 | 384 | — |
| 2022年3月 | 732 | 40.6 | 11.7 | 402 | — |
| 2023年3月 | 726 | 40.8 | 11.4 | 439 | — |
| 2024年3月 | 705 | 39.8 | 10.4 | 468 | — |
| 2025年3月 | 724 | 39.2 | 9.7 | 521 | 3,417 |
| 2026年3月 | 720 | 39.2 | 9.4 | 545 | 3,431 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社4社(国内 4 / 海外 0、うち連結子会社 3) を有報から抽出しています。
- 国内KDDI株式会社(注)1東京都港区 · その他の関係会社議決権54.5%
- 国内OTNet株式会社(注)2沖縄県那覇市 · 連結子会社議決権77.5%
- 国内沖縄セルラーアグリ &マルシェ株式会社(注)3沖縄県那覇市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内沖縄セルラーみらい クリエイト株式会社沖縄県那覇市 · 連結子会社議決権51.0%
- 調達7,951万円令和6年度M365ライセンスの購入内閣府 · 2024-08-28
- 調達63万円令和6年度沖縄総合事務局公用スマートフォン及び通信サービス提供の調達について内閣府 · 2024-05-15
- 補助金8,053万円令和4年度沖縄振興特定事業推進費補助金(沖縄セルラー電話(株)・ICTを活用した働き盛り世代の健康増進体制構築実証事業)内閣府 · 2022-07-01
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は863億円、営業利益は187億円。前期と比べると増収増益で、売上が+2.4%、利益が+5.1%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 900億円 | 863億円 |
| 営業利益 | 191億円 | 187億円 |
| 純利益 | 133億円 | 132億円 |
| 1株あたり配当 | ¥70 | ¥70 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は220億円、営業利益は58億円。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2018年4Q | 652 | — | — | 18 |
| 2019年4Q | 670 | — | — | 20 |
| 2020年4Q | 681 | — | — | 20 |
| 2021年4Q | 742 | — | — | 16 |
| 2022年4Q | 734 | — | — | 12 |
| 2023年4Q | 773 | — | — | 21 |
| 2024年4Q | 780 | — | — | 25 |
| 2025年4Q | 843 | 89 | 10.6 | 63 |
| 2026年4Q | 863 | 93 | 10.8 | 67 |
| 2027年1Q | 220 | 58 | 26.4 | 41 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は522億円から863億円へ1.7倍に増えた。直近期の営業利益率は21.7%。売上は4期、純利益は13期の連続増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 522 | — | 92 | — | 50 |
| 2014年3月 | 558 | — | 93 | — | 58 |
| 2015年3月 | 596 | — | 104 | — | 67 |
| 2016年3月 | 627 | — | 113 | — | 75 |
| 2017年3月 | 630 | — | 118 | — | 80 |
| 2018年3月 | 652 | — | 125 | — | 86 |
| 2019年3月 | 670 | — | 131 | — | 93 |
| 2020年3月 | 681 | — | 141 | — | 99 |
| 2021年3月 | 742 | — | 146 | — | 105 |
| 2022年3月 | 734 | — | 153 | — | 107 |
| 2023年3月 | 773 | — | 161 | — | 109 |
| 2024年3月 | 780 | — | 172 | — | 121 |
| 2025年3月 | 843 | 178 | 179 | 21.1 | 124 |
| 2026年3月 | 863 | 187 | 189 | 21.7 | 132 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高863億円のうち、営業利益として残るのは187億円で21.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は132億円、売上の15.3%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。
- 費用事業を回すためにかかったお金78.3%676億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益21.7%187億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが163億円、投資CFが−54億円で、差し引きのフリーCFは109億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は34億円で、売上の0.5ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 81 | −49 | −26 | 32 | 27 |
| 2014年3月 | 119 | −89 | −28 | 30 | 31 |
| 2015年3月 | 138 | −113 | −28 | 25 | 27 |
| 2016年3月 | 144 | −112 | −30 | 32 | 30 |
| 2017年3月 | 158 | −128 | −31 | 30 | 29 |
| 2018年3月 | 126 | −87 | −34 | 39 | 33 |
| 2019年3月 | 123 | −77 | −37 | 46 | 42 |
| 2020年3月 | 149 | −118 | −39 | 31 | 34 |
| 2021年3月 | 191 | −131 | −62 | 60 | 31 |
| 2022年3月 | 188 | −138 | −49 | 50 | 32 |
| 2023年3月 | 146 | −39 | −106 | 107 | 33 |
| 2024年3月 | 113 | 49 | −163 | 162 | 32 |
| 2025年3月 | 151 | −36 | −112 | 115 | 35 |
| 2026年3月 | 163 | −54 | −110 | 109 | 34 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は1,205億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,019億円で、自己資本比率は82.2%(業種中央値63.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 640 | 519 | 121 | 79.0 |
| 2014年3月 | 682 | 558 | 124 | 79.6 |
| 2015年3月 | 740 | 605 | 135 | 79.4 |
| 2016年3月 | 785 | 656 | 129 | 81.0 |
| 2017年3月 | 841 | 713 | 128 | 82.0 |
| 2018年3月 | 906 | 771 | 135 | 82.3 |
| 2019年3月 | 981 | 830 | 151 | 81.9 |
| 2020年3月 | 1,057 | 895 | 162 | 81.9 |
| 2021年3月 | 1,122 | 944 | 178 | 81.2 |
| 2022年3月 | 1,186 | 1,002 | 184 | 81.3 |
| 2023年3月 | 1,197 | 1,011 | 186 | 82.6 |
| 2024年3月 | 1,156 | 975 | 181 | 82.3 |
| 2025年3月 | 1,183 | 992 | 191 | 81.6 |
| 2026年3月 | 1,205 | 1,019 | 185 | 82.2 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で605社中69位あたり、逆に低いのは売上成長率で605社中449位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥4,145で、1年前と比べて+67.2%。過去52週の値幅のなかでは96%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 29.1倍 |
| PER (会社予想) | 28.8倍 |
| PBR | 3.85倍 |
| 配当利回り | 1.69% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は8月に入って上昇基調が続き、8月7日には4135円まで上昇しました。その後はやや調整し、8月21日には4000円となっています。25日移動平均線(3933.2円)を約1.7%上回って推移しており、75日線(3726.33円)に対しては約7.3%上回っています。52週高値4160円に対しては約3.8%下回る水準で、52週安値2505円からは約59.7%の上昇です。RSIは60.48と上昇基調を維持しています。出来高は7月29日に24万株と急増しましたが、その後は落ち着いています。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 50/100)。
PER28.17倍は業界平均48.57倍を下回るが、予想PER27.8倍とほぼ横ばい。PBR3.72倍は業界平均2.92倍を上回り、ROE13.5%は良好。配当利回り1.75%は業界平均2.64%を下回り、配当性向50.7%と適正。通信業界の安定性を考慮すると、現在の株価はほぼ妥当と判断するが、PBRがやや高めで、成長鈍化が懸念される。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 29.1倍 | 47.9倍 |
| PER (予想) | 28.8倍 | — |
| PBR | 3.85倍 | 2.96倍 |
| ROE | 13.5% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
投資論点は、地域独占的なポジションを活かした安定成長が続くか。強気派は、県内シェアが高く競争が限定的であるため、安定的な収益が見込めると評価する。また、5Gや光回線の普及により、1人あたりの通信利用が増加し、ARPUが向上すると見る。さらに、KDDIのバックアップにより技術力・資本力が強い。一方、弱気派は、人口減少と市場の成熟により加入者数の伸びが期待できないと指摘する。また、通信業界全体の料金引き下げ圧力や、格安スマホの普及が収益を圧迫する可能性も懸念される。さらに、大都市圏と比べて人口が少なく、事業規模に限界がある。
- 地域独占的な地位
沖縄県内でのauシェアが高く、競争が限定され、安定した収益基盤がある
- 通信需要の拡大
5Gや光回線の普及でデータ通信量が増加し、ARPU向上が期待できる
- 親会社の支援
KDDIグループの技術・資本力を活用でき、設備投資やサービス開発で優位性がある
- 営業利益率21.67%と高水準継続影響強
営業利益率は21.67%と前期比0.55ポイント改善。高収益モデルが続く
- 純利益132億円と3期連続過去最高通年影響中
純利益は124億円→132億円と増加。前期比6.5%の増益
- 営業利益187億円と5%増通年影響中
営業利益は178億円→187億円、前期比5.1%増。増収効果が寄与
- 株価は1年で58.9%上昇不定影響弱
過去1年で+58.93%と大きく上昇。相対的な強さが需給を支える
- 市場の成熟
人口減少と携帯普及率の高さで、加入者数の成長余地が限られる
- 料金引き下げ圧力
政府の料金引き下げ要請や格安スマホの普及で、ARPUが低下するリスク
- 事業規模の限界
県内市場は限られており、大都市圏の通信会社と比較して成長の天井が低い
- PER28.7倍は増益率に対して割高不定影響中
予想PER28.7倍、純利益増益率6.5%。倍率が成長率を大きく上回る
- PBR3.84倍と資産価値から乖離不定影響中
PBR3.84倍で純資産の約3.8倍。ROE13.5%でも妥当性に疑問
- 売上高の伸びは2.4%と低い通年影響中
2026年3月期売上高863億円は前期比2.4%増。市場拡大が頭打ち
- 配当利回り1.69%は低位継続影響弱
配当利回り1.69%と低く、株主還元面での魅力が限定的
- 契約者数
- 加入者の増減は収益の基盤であり、市場シェアの維持・拡大を測る
- ARPU
- 1人あたりの通信収入で、収益性の変化を把握する
- 光回線契約数
- 固定通信事業の成長とクロスセル効果を確認する
- 離脱率(チャーン)
- 顧客の定着度を示し、サービスの満足度や競争力を反映する
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり70円で、前期から+8.1%。いまの株価に対する利回りは1.69%。増配か配当維持が9年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 26 | — | 34.1 |
| 2018年3月 | 29 | 11.4 | 35.2 |
| 2019年3月 | 33 | 11.1 | 36.9 |
| 2020年3月 | 36 | 11.5 | 39.6 |
| 2021年3月 | 40 | 9.7 | 54.4 |
| 2022年3月 | 42 | 5.7 | 44.5 |
| 2023年3月 | 44 | 4.8 | 45.7 |
| 2024年3月 | 55 | 25.0 | 48.8 |
| 2025年3月 | 62 | 12.7 | 52.2 |
| 2026年3月 | 67 | 8.1 | 50.7 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥70
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ32,058人。区分でいちばん多いのは事業法人で63.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が68.3%を占め、残る31.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 事業法人 | 60.7 | 61.1 | 60.9 | 60.3 | 61.4 | 63.0 |
| 個人・その他 | 10.6 | 10.5 | 14.7 | 17.3 | 17.2 | 16.2 |
| 外国法人 | 17.2 | 17.5 | 14.4 | 12.8 | 13.5 | 13.6 |
| 金融機関 | 9.9 | 8.8 | 7.3 | 7.2 | 5.6 | 5.4 |
| 自己株式 | 1.6 | 0.0 | 2.6 | 1.7 | 2.5 | 2.0 |
| 証券会社 | 1.6 | 2.0 | 2.6 | 2.5 | 2.3 | 1.8 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | KDDI株式会社 | 53.24 |
| 02 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 2.32 |
| 03 | 沖縄電力株式会社 | 2.00 |
| 04 | 琉球放送株式会社 | 2.00 |
| 05 | JPモルガン証券株式会社 | 1.23 |
| 06 | GOVERNMENT OF NORWAY(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ 東京支店) | 1.20 |
| 07 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 1.11 |
| 08 | BBH FOR BBHTSIL NEUBERGER BERMAN INVESTMENT FUNDS PLC-NEUBERGER BERMAN JAPAN EQUITY ENGAGEMENT FUND(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 0.81 |
| 09 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 0.74 |
| 10 | 沖縄セルラー電話社員持株会 | 0.74 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で−22%、1株純資産は14期で−42%。直近期のROEは13.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 182 | 1,851 | 10.1 | 13.0 | 44.5 |
| 2014年3月 | 214 | 1,984 | 11.1 | 12.3 | 40.0 |
| 2015年3月 | 245 | 2,149 | 11.9 | 14.3 | 37.1 |
| 2016年3月 | 274 | 2,326 | 12.3 | 11.5 | 36.3 |
| 2017年3月 | 293 | 2,522 | 12.1 | 12.3 | 34.1 |
| 2018年3月 | 316 | 2,728 | 12.0 | 12.4 | 35.2 |
| 2019年3月 | 171 | 1,471 | 12.0 | 10.3 | 36.9 |
| 2020年3月 | 181 | 1,584 | 11.8 | 9.9 | 39.6 |
| 2021年3月 | 194 | 1,694 | 11.9 | 13.1 | 54.4 |
| 2022年3月 | 99 | 898 | 11.4 | 12.4 | 44.5 |
| 2023年3月 | 102 | 946 | 11.1 | 14.8 | 45.7 |
| 2024年3月 | 122 | 985 | 12.5 | 14.5 | 48.8 |
| 2025年3月 | 130 | 1,027 | 12.9 | 16.4 | 52.2 |
| 2026年3月 | 142 | 1,074 | 13.5 | 24.2 | 50.7 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
15名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は15名。2026/3期の役員報酬は総額199百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 宮倉康彰 | 代表取締役社長 | 64 | 7,837 |
| 丸米郁男 | 代表取締役 執行役員専務 技術担当 | 62 | 5,241 |
| 國吉博樹 | 取締役 執行役員常務 コーポレート 担当 | 62 | 10,021 |
| 上地球二 | 取締役執行役員 営業統括本部長 | 60 | 5,570 |
| 阿波連光 | 取締役 | 62 | 6,570 |
| 渕辺美紀 | 取締役 | 72 | 2,353 |
| 与儀達樹 | 取締役 | 61 | 620 |
| 髙橋誠 | 取締役 | 64 | — |
| 中山朋子 | 取締役 | 58 | — |
| 増田晴彦 | 常勤監査役 | 64 | 942 |
| 安里昌利 | 監査役 | 78 | 10,944 |
| 嘉手苅義男 | 監査役 | 87 | 35,011 |
残りの役員3名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 中山恭子 | 監査役 | 52 | 92 |
| 海崎文孝 | 取締役 執行役員 技術本部長 | 60 | — |
| 門脇誠 | 取締役 | 52 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 91 | 32 | 14 | 138 | 35 |
| 社外取締役 | 8 | 42 | — | — | 42 | 5 |
| 監査役 | 1 | 19 | — | — | 19 | 19 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容9,182字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,407字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク6,254字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)7,660字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
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- 半期報告書半期報告書-第35期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-10
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- 四半期報告書四半期報告書-第32期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-02
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