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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

KNT-CTホールディングス

KNT-CT Holdings Co.,Ltd.9726 · Standard · サービス業

近畿日本ツーリストとクラブツーリズムを中核とする旅行大手。団体旅行から個人旅行、訪日旅行まで、幅広い旅行サービスを提供する。

概要

KNT-CTホールディングスは、1941年に関西急行鉄道の旅行部門として創業し、2013年に純粋持株会社へ移行した近鉄グループの中核企業である。子会社20社を擁し、クラブツーリズムによる個人旅行、近畿日本ツーリストによる団体旅行・MICE、ブループラネットによるWeb販売などを展開する。2026年3月期の連結売上高は2,971億円、従業員数3,305人。

持株会社体制と20の連結子会社

当社グループは、純粋持株会社である当社のもと、20の連結子会社と1の関連会社で構成される。主要子会社のクラブツーリズムは個人旅行の企画販売、近畿日本ツーリストは団体旅行・MICE・スポーツ事業、近畿日本ツーリストブループラネットはWeb販売とダイナミックパッケージを担う。その他、保険事業(H&M INSURANCE HAWAIIなど)、商事・保険、業務受託、カタログ制作、アシスタンス事業、労働派遣、海外現地法人など多岐にわたる。

個人旅行と団体旅行を両輪とする事業構成

収益の柱は個人旅行と団体旅行である。個人旅行はクラブツーリズムが新聞広告や会員情報誌「旅の友」によるメディア販売とWeb販売を中心に展開。「クラブ1000事業」では会員向け交流会やイベントを実施する。団体旅行は近畿日本ツーリストが企業・学校・官公庁向けに国内・海外旅行を企画販売し、MICE事業やスポーツ・ウエルネス事業も手掛ける。ブループラネットは個人向けWeb販売で差別化している。

国内・海外・訪日の三つの地域軸

事業は国内旅行、海外旅行、訪日旅行の三つの地域軸で展開される。国内旅行は宿泊費上昇の影響で需要が伸び悩む一方、海外旅行は円安により回復途上、訪日旅行は円安と航空座席増で大きく伸長している。訪日旅行ではブループラネットの「セルフガイドツアー」やクラブツーリズムの多言語サイト「YOKOSO JAPAN TOUR」を展開。2030年までに世界30拠点設置を目標とする。

2027年一社化を目指す経営再編

当社は2026年2月に、当社、クラブツーリズム、近畿日本ツーリスト、近畿日本ツーリストブループラネットの4社を統合し一社化する基本方針を公表した。2027年4月1日を目途に実施予定で、経営資源と意思決定の一本化を図る。先行措置として2026年4月には個人旅行事業をクラブツーリズムに承継。また、地域共創事業と訪日旅行事業を成長の柱と位置づける。

業界の中での役割は旅行サービス総合プロバイダーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
2,971億円
営業利益
61億円
営業利益率
2.1%
純利益
97億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2018/3
事業売上構成比利益利益率
個人旅行事業2,284億円56.4%15億円0.7%
団体旅行事業984億円24.3%8億円0.8%
その他781億円19.3%8億円1.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01個人旅行主力

クラブツーリズム株式会社が新聞広告や会員情報誌「旅の友」、Webを通じて個人向け旅行商品を企画販売。会員組織「クラブ1000」による交流会やイベントも実施。近畿日本ツーリストの店舗での対面販売、ブループラネットによるWeb販売も行う。

主な製品・サービス2
クラブツーリズム
会員制の旅行商品。新聞広告や情報誌で販売し、会員向けイベントやツアーを提供。
ブループラネット
高級志向の個人旅行向けWebサイト。ダイナミックパッケージや宿泊商品を中心に企画販売。

02法人・団体旅行主力

近畿日本ツーリスト株式会社が企業、学校、官公庁、自治体、公益法人などを顧客に、国内・海外の団体旅行の企画販売やMICE事業、スポーツ・ウエルネス事業、地域共創などの受託業務を提供。

主な製品・サービス1
団体旅行企画販売
企業研修や学校行事、自治体の視察など、各種団体向け旅行の企画・手配。

03訪日旅行準主力

訪日外国人向けに、MICEやスポーツイベント関連の団体旅行の企画販売、および個人向けWeb販売(ブループラネットが承継)を行う。

04その他旅行関連副次

商事・保険事業、業務受託、カタログ・広告制作、アシスタンス、労働者派遣、海外航空券卸売などを展開するほか、海外現地法人がBTM事業(出張管理)や到着地サービスを提供。保険子会社が再保険引受を行う。

製品と技術

会員組織「クラブ1000」を核とするクラブツーリズム

クラブツーリズムは、新聞広告や会員情報誌「旅の友」の配布によるメディア販売とWeb販売を主力とする。特筆すべきは「クラブ1000事業」で、会員同士の交流会、勉強会、イベント、ツアーを実施し、高い顧客ロイヤルティを形成する。商品例として、にっぽん丸チャータークルーズ、国立博物館貸切鑑賞、テレビドラマ連動ツアーなど、テーマ性の強い高付加価値商品を特徴とする。

団体旅行・MICE・スポーツ事業を担う近畿日本ツーリスト

近畿日本ツーリストは、企業・学校・官公庁・自治体向けの国内・海外団体旅行の企画販売を中核とする。MICE事業(会議、報奨旅行、展示会等)、スポーツ・ウエルネス事業、地域共創事業も展開。東京2025世界陸上選手権では大会関係者の宿泊・輸送、参加チーム事前合宿、観戦ツアーを幅広く取り扱った。店舗では対面販売も行う。

Web販売とダイナミックパッケージのブループラネット

近畿日本ツーリストブループラネットは、個人旅行のWeb販売専門会社として、国内・海外のダイナミックパッケージ商品と宿泊商品を中心に販売する。ハイクラスサイト「Blue Planet」を運営し、高単価層に訴求。訪日旅行では個人向け広域周遊ツアー「セルフガイドツアー」を販売し、訪日需要の取り込みを図る。2025年7月には近畿日本ツーリストから訪日個人・団体事業を承継した。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

旅行業界の老舗、低収益体質が課題

この旅行会社は国内大手の一角として長い歴史を持つが、直近の営業利益率は2%前後と低水準である。売上高は増加傾向(2554億円→2745億円→2971億円)だが、収益性は改善していない。同業のジンジブやイシンなどは比較的小規模であり、直接的な競合は限られるが、オンライン旅行代理店(OTA)や他業種からの新規参入により競争が激化している。伝統的な店舗販売に依存するビジネスモデルが収益性低下の要因となっている。

強み

  • 長年の営業で築いた知名度と法人・個人顧客ネットワークを有する。
  • 全国各地に店舗を展開し、対面サービスを提供できる強みを持つ。
  • 企業研修や学校旅行など団体手配に強みがあり、安定した需要を確保。
  • 旅行需要回復に伴い、売上高が増加基調にある。

課題

  • 営業利益率が2%と低く、コスト削減や高付加価値サービスの開発が急務。
  • OTAなどと比較してIT活用が遅れており、競争力低下の一因。
  • 店舗運営や人件費などの固定費が収益を圧迫し、変動費化が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がKNT-CTホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19639三協フロンテア558億円9.5倍
24658日本空調サービス554億円14.6倍
34343イオンファンタジー549億円19.7倍
4299Aクラシル548億円23.4倍
56564ミダックホールディングス531億円18.3倍
69726KNT-CTホールディングス528億円6.0倍
7277Aグロービング528億円20.1倍
89661歌舞伎座528億円184.5倍
92429ワールドホールディングス514億円8.7倍
109632スバル興業494億円19.7倍
114718早稲田アカデミー491億円19.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 23件

関西急行鉄道の旅行部門として創業(1941年)

1941年10月、関西急行鉄道(現近鉄グループホールディングス)が全額出資し有限会社関急旅行社を設立した。当初は沿線案内と乗車券類の発売業務を受託。1944年6月に有限会社近畿日本交通社、1947年5月に株式会社近畿交通社へ商号変更し、旅行あっ旋業務を開始した。

国際航空代理店から総合旅行業者へ(1954-1955年)

1954年10月、I.A.T.A.代理店である近畿日本鉄道国際運輸部の営業を譲受け、近畿日本航空観光株式会社に商号変更した。1955年4月には旅行あっ旋業法に基づく一般旅行あっ旋業者登録(第20号)を取得。同年9月、日本国有鉄道の団体旅客取扱指定業者である日本ツーリストを合併し、近畿日本ツーリスト株式会社に商号変更した。

株式上場とクラブツーリズムの誕生(1975-1995年)

1975年7月に東京・大阪両証券取引所市場第二部に上場、1977年6月に第一部に指定された。1995年6月、クラブツーリズム事業本部を発足。同本部は後にクラブツーリズム株式会社として分社化され、会員制旅行の基盤となる。

持株会社移行とグループ再編(2004-2013年)

2004年4月、クラブツーリズム事業をクラブツーリズム株式会社に営業譲渡。2012年9月にKNT団体とKNT個人を設立し、2013年1月にクラブツーリズムを株式交換で連結子会社化。同時に純粋持株会社へ移行し、商号をKNT-CTホールディングスに変更した。

一社化に向けた統合プロセス(2018-2026年)

2018年4月、近畿日本ツーリストを株式会社近畿日本ツーリストコーポレートビジネスに商号変更。2021年10月、KNT地域会社7社等を吸収合併し、近畿日本ツーリスト株式会社に再変更。2023年に事業再編でブループラネットが誕生。2025年4月には米国にKNT-CT Foodsを設立し、2026年4月に個人旅行事業をクラブツーリズムへ承継、一社化の最終段階に入った。

年表23件を開く

1940年代

  • 1941年10月創業関西急行鉄道株式会社(現近鉄グループホールディングス株式会社)が全額出資し有限会社関急旅行社を設立、関西急行鉄道株式会社の沿線案内ならびに乗車券類の発売業務を受託
  • 1944年6月商号変更有限会社近畿日本交通社に商号変更
  • 1947年5月商号変更株式会社近畿交通社に商号変更、旅行あっ旋業務を開始

1950年代

  • 1954年10月商号変更I.A.T.A.(国際航空運送協会)の代理店である近畿日本鉄道株式会社(現近鉄グループホールディングス株式会社)国際運輸部の営業を譲受け、近畿日本航空観光株式会社に商号変更
  • 1955年4月旅行あっ旋業法に基づく一般旅行あっ旋業者登録(登録第20号)
  • 1955年9月M&A日本国有鉄道の団体旅客取扱指定業者である日本ツーリスト株式会社を合併、近畿日本ツーリスト株式会社に商号変更

1970年代

  • 1970年3月創業近鉄航空貨物株式会社(現株式会社近鉄エクスプレス)を設立、航空貨物事業の営業を譲渡
  • 1972年11月法改正にともない旅行業法に基づく一般旅行業者登録(登録第20号)
  • 1975年7月上場東京・大阪両証券取引所市場第二部に上場
  • 1977年6月上場東京・大阪両証券取引所市場第一部に上場

1990年代

  • 1995年6月創業クラブツーリズム事業本部発足

2000年代

  • 2004年4月クラブツーリズム株式会社にクラブツーリズム事業を営業譲渡

2010年代

  • 2012年9月創業KNT団体株式会社およびKNT個人株式会社を設立(2013年1月1日付で商号を近畿日本ツーリスト株式会社および近畿日本ツーリスト個人旅行株式会社にそれぞれ変更)
  • 2013年1月M&Aクラブツーリズム株式会社を株式交換により連結子会社化するとともに、純粋持株会社に移行し、KNT-CTホールディングス株式会社に商号変更
  • 2018年4月商号変更近畿日本ツーリスト株式会社を株式会社近畿日本ツーリストコーポレートビジネスに商号変更

2020年代

  • 2021年10月M&A株式会社近畿日本ツーリスト首都圏がKNT地域会社7社および株式会社KNT-CTウエブトラベルを吸収合併し、商号を近畿日本ツーリスト株式会社に変更
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からスタンダード市場に移行
  • 2023年4月商号変更近畿日本ツーリスト株式会社と株式会社近畿日本ツーリストコーポレートビジネスが会社間での吸収分割を行い、株式会社近畿日本ツーリストコーポレートビジネスの商号を株式会社近畿日本ツーリストブループラネットに変更
  • 2023年7月M&A株式会社コスモポリタン・クリエイティブ・ラボの全株式を取得し連結子会社化
  • 2024年10月株式会社ツーリストエキスパーツ(現株式会社近鉄HRパートナーズ)の株式の一部を当社の親会社である近鉄グループホールディングス株式会社に譲渡し、連結子会社から除外
  • 2025年4月創業日本米や国産食材の海外での認知と消費拡大を図り、アグリツーリズムを促進するため、アメリカ合衆国にKNT-CT Foods(U.S.A),LLCを設立
  • 2026年2月M&A当社、クラブツーリズム株式会社、近畿日本ツーリスト株式会社および株式会社近畿日本ツーリストブループラネットを統合して一社化する基本方針を公表
  • 2026年4月近畿日本ツーリスト株式会社および株式会社近畿日本ツーリストブループラネットの個人旅行事業をクラブツーリズム株式会社へ承継(個人旅行事業の一体化)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 訪日旅行事業における海外拠点数2030年までまで30拠点

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    子会社統合による経営体制の一本化

    2027年4月1日を目途に当社、クラブツーリズム、近畿日本ツーリスト、近畿日本ツーリストブループラネットを統合。ホールディングス体制の課題を克服し、経営資源と意思決定を一本化して変化対応力と成長スピードを高める。

  2. 02

    個人旅行・団体旅行の事業構造改革

    個人旅行事業は近畿日本ツーリスト及び同ブループラネットの事業をクラブツーリズムに承継。団体旅行事業は「エリア軸から事業軸」へ営業体制を転換し、戦略の一元化や専門性向上、全国連携強化を図る。

  3. 03

    地域共創・訪日旅行を成長の柱に

    地域共創事業は自治体と連携しDMC事業モデルを確立。訪日旅行事業は世界30拠点設置を目標に、海外個人旅行者向けセルフガイドツアー販売を開始し、インバウンド需要を取り込む。

  4. 04

    未来創造事業の育成

    旅行枠を超え、学研ホールディングスと連携した探究学習プログラムや専門スクール設立など、異業種とのコラボにより10年後・20年後を担う次世代事業を開発・育成する。

  5. 05

    ダイバーシティ推進とDXによる働き方改革

    女性管理職登用促進、フレックス勤務導入、AI活用のDX推進を通じて社員の働き方改革を充実させ、組織基盤を強化して既存事業の成長と新事業拡大を加速する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で3,305人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は655万円で、9期前と比べて+6.7%平均年齢は43.5歳、平均勤続年数は18.0年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月6,986
2018年3月6,897
2019年3月61448.524.96,956
2020年3月63248.825.16,968
2021年3月46945.618.95,451
2022年3月53845.720.73,711
2023年3月64346.621.43,343
2024年3月68946.320.93,226
2025年3月70845.221.03,183189
2026年3月65543.518.03,305185

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社22(国内 20 / 海外 2、うち連結子会社 20) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位6)
個人旅行 事業 — クラブツーリズム株式会社(東京都新宿区ほか)1,684百万円
全社 — 本社(東京都千代田区)884百万円
団体旅行 事業 — 近畿日本ツーリスト 株式会社(東京都千代田区ほか)162百万円
個人旅行 事業 — 近畿日本ツーリスト 個人旅行株式会社(東京都新宿区ほか)81百万円
その他 — KINTETSU INTERNATIONAL EXPRESS(U.S.A.),INC. (アメリカカリフォルニア州)78百万円
その他 — KINTETSU INTERNATIONAL EXPRESS(OCEANIA)PTY.LTD. (オーストラリアニューサウス ウェールズ州)9百万円
主な関係会社
  • 国内
    近鉄グループ ホールディングス株式会社
    大阪府大阪市 天王寺区 · その他の関係会社
    議決権67.0%
  • 国内
    クラブツーリズム株式会社(注)3
    東京都江東区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    近畿日本ツーリスト株式会社(注)3
    東京都新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社 近畿日本ツーリスト ブループラネット(注)3
    東京都江東区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社 ユナイテッドツアーズ(注)3
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    三喜トラベルサービス 株式会社(注)3
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社 近畿日本ツーリスト沖縄(注)3
    沖縄県那覇市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社クラブツーリズム・スペースツアーズ(注)3
    東京都江東区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社 近畿日本ツーリスト商事(注)3
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ツーリストインターナショナル アシスタンスサービス株式会社(注)3
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社コスモポリタン・クリエイティブ・ラボ(注)3
    東京都江東区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社KBC(注)3
    東京都江東区 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社10社を開く
  • 株式会社 イベントアンド コンベンションハウス(注)3東京都千代田区88%
  • 株式会社KNT-CT・ITソリューションズ(注)3東京都新宿区100%
  • KINTETSU INTERNATIONAL EXPRESS(U.S.A.),INC.(注)3アメリカ カリフォルニア州 トーランス市100%
  • KINTETSU INTERNATIONAL EXPRESS(OCEANIA)PTY.LTD. (注)3オーストラリア ニューサウス ウェールズ州 シドニー市100%
  • HOLIDAY TOURS MICRONESIA(GUAM),INC.(注)3グアム100%
  • 台湾近畿国際旅行社股份有限公司(注)3台湾 台北市59%
  • KNT-CT Foods (U.S.A.), LLC(注)3アメリカ カリフォルニア州 トーランス市80%
  • H&M INSURANCE HAWAII,INC.アメリカ ハワイ州 ホノルル市100%
  • GRIFFIN INSURANCE CO.,LTD.(注)3バミューダ100%
  • 株式会社 近鉄HRパートナーズ大阪府大阪市 浪速区30%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は2,971億円営業利益61億円前期と比べると増収増益で、売上が+8.2%、利益が+1.7%。

売上高
+8.2%
2,971億円
営業利益
+1.7%
61億円
純利益
+26.0%
97億円
営業利益率
2.1%
前期比 -0.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高3,070億円2,971億円
営業利益62億円61億円
純利益60億円97億円
1株あたり配当¥10¥10

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は727億円、営業利益は9億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+13.9%、営業利益は−64.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q63827
2024年1Q638253.921
2024年2Q60781.37
2024年3Q737324.331
2024年4Q57216
2025年2Q1,344221.625
2025年4Q1,401382.752
2026年2Q1,465302.031
2026年4Q1,506312.166
2027年1Q72791.213

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年12月期からの14期で、売上は4,483億円から2,971億円へ66%に減った。直近期の営業利益率は2.1%。売上は5期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
クラブツーリズム株式会社を株式交換により連結子会社化するとともに、純粋持株会社に移行し、KNT-CTホールディングス株式会社に商号変更
2013年12月4,4833519
2014年12月4,33441−13
2015年12月4,2496743
2016年3月850−26−18
2017年3月3,96030−13
近畿日本ツーリスト株式会社を株式会社近畿日本ツーリストコーポレートビジネスに商号変更
2018年3月4,0523314
2019年3月4,1182813
2020年3月3,854−14−74
株式会社近畿日本ツーリスト首都圏がKNT地域会社7社および株式会社KNT-CTウエブトラベルを吸収合併し、商号を近畿日本ツーリスト株式会社に変更
2021年3月879−167−285
2022年3月1,400−39−58
株式会社コスモポリタン・クリエイティブ・ラボの全株式を取得し連結子会社化
2023年3月2,522121118
2024年3月2,5548075
日本米や国産食材の海外での認知と消費拡大を図り、アグリツーリズムを促進するため、アメリカ合衆国にKNT-CT Foods(U.S.A),LLCを設立
2025年3月2,74560682.277
当社、クラブツーリズム株式会社、近畿日本ツーリスト株式会社および株式会社近畿日本ツーリストブループラネットを統合して一社化する基本方針を公表
2026年3月2,97161762.197

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高2,971億円のうち、営業利益として残るのは61億円2.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は97億円、売上の3.3%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金81.1%2,409億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金16.9%501億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.1%61億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
18.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比5.5pt
2.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.8pt
3.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+5.3pt
17.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが71億円、投資CFが−31億円で、差し引きのフリーCFは40億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は921億円で、売上の3.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年12月7125496547
2014年12月39−11028577
2015年12月746180657
2016年3月−1330−10646
2017年3月25−2134652
2018年3月46−25021672
2019年3月48−17031703
2020年3月−189−310−220482
2021年3月−242−3−1−245238
2022年3月−821399−81558
2023年3月15000150709
2024年3月140−10139849
2025年3月42−9−233881
2026年3月71−31−140921

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1,467億円。このうち返さなくてよい自己資本が621億円で、自己資本比率は42.3%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年12月1,2932401,05318.5
2014年12月1,2402371,00319.1
2015年12月1,25726898921.2
2016年3月1,2432381,00519.1
2017年3月1,2892451,04419.0
2018年3月1,3042531,05119.3
2019年3月1,4152701,14519.0
2020年3月90618472220.3
2021年3月628−97725
2022年3月1,02324378023.7
2023年3月1,3873591,02825.9
2024年3月1,32144287933.4
2025年3月1,36751385437.5
2026年3月1,46762184542.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
101億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
205億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
845億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
62
/ 100
安定性自己資本比率28 / 40
収益力営業利益率4 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE534社中163位あたり、逆に低いのは配当利回り534社中517位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
17.1%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
2.0%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
42.3%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
8.2%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.5%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,932で、1年前と比べて+28.7%過去52週の値幅のなかでは75%の位置にある。

¥1,932-2.6%1ヶ月-1.4%1年+28.7%時価総額528億円
過去52週の値幅
安値¥1,394高値¥2,116

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)6.0倍
PER (会社予想)9.2倍
PBR1.53倍
配当利回り0.52%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は1900円。1年前比+88.4%の大幅上昇。週足は緩やかな上昇トレンドで、25日線(1863円)を上回る。52週高値2116円からは約10%下回る水準。出来高は7月に入り増加傾向で、需給改善を示唆。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)

PERが5.9倍と同業界平均の22.4倍を大幅に下回り、PBRも0.84倍と平均の3.11倍を大きく割り込んで割安感が強い。ROEが17.1%と高い一方、配当利回りは0.53%と低く、増配余地は限定的。収益は増加傾向だが、割安なバリュエーションが継続している。

指標この会社業種平均
PER (実績)6.0倍23.4倍
PER (予想)9.2倍
PBR1.53倍3.51倍
ROE17.1%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

旅行需要回復が業績にどう反映されるかが焦点。2025/3期は売上高2745億円、営業利益率2.19%と低水準。2026/3期は増収増益予想だが、PBR0.84倍と割安感がある一方、利益率の改善が不十分。強気派はコロナ後の旅行需要拡大とインバウンド恩恵を評価し、V字回復を期待。弱気派は業界の構造的低採算性とオンライン競合に勝てないとみる。

プラスに働く材料7
  • 旅行需要の回復基調

    コロナ明けで国内外旅行需要が戻り、増収が続く

  • インバウンドの追い風

    訪日外国人旅行増加で収益拡大の余地

  • PBR0.8倍の割安感

    解散価値割れ水準で、株主還元の余地も

  • 純利益26%増でPER5倍台の割安修正2026年3月期影響

    2026年3月期純利益97億円(前期比26%増)に伴い、PERは5.3倍まで低下。同業他社比で割安感強い

  • ROE17%超の高収益構造が再評価通年影響

    ROE17.1%はPBR0.84倍に対して著しい乖離。資本効率改善が進めばPBR1倍回復も

  • 売上高8%増で収益基盤拡大2026年3月期影響

    売上高2971億円(前期比8.2%増)。旅行需要回復が販売増に寄与し、トップライン拡大続く

  • 株主還元策の強化期待次回株主総会影響

    配当性向は約9%(3月期配当10円)。ROE17%に対して増配余地大きく、総還元性向引き上げが焦点

マイナスに働く材料7
  • 低利益率体質

    営業利益率2%台と業界平均並みで、改善傾向が見えにくい

  • オンライン競合との競争

    楽天トラベル等との価格競争で採算が圧迫される

  • 災害・感染症リスク

    旅行需要は外的要因に脆弱で業績が不安定

  • 営業利益率の低下傾向2026年3月期影響

    営業利益率が2.19%→2.05%に低下。売上拡大が利益に結びつかず、構造的な収益力低下懸念

  • 旅行需要の急減リスク不定影響

    コロナ禍のような外部ショック時、旅行需要が激減。前期営業利益60億円が一気に赤字転落も

  • 為替変動による海外旅行収益圧迫継続影響

    円高進行で海外旅行需要が減少。1円の円高で年間数億円の利益影響と試算

  • 競争激化による価格下落圧力通年影響

    オンライン旅行代理店との競争で手数料率低下。販管費比率の上昇が続けば収益悪化

次の決算で確かめる点
営業利益率
低採算脱却の進捗を示す最重要指標
海外旅行売上高
需要回復度合いを測る
個人旅行取扱高
収益性の高い個人旅行の伸びを確認

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり10いまの株価に対する利回りは0.52%。

年間配当
¥10
1株あたり
配当利回り
0.52%
いまの株価に対して
配当性向
2.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥10

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ10,110人。区分でいちばん多いのは事業法人61.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が81.6%を占め、残る18.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人61.461.361.361.361.261.2
金融機関13.414.915.514.816.420.4
個人・その他22.418.916.718.416.711.9
外国法人1.83.24.54.84.85.7
証券会社0.91.82.00.81.00.8
自己株式0.00.00.00.00.00.0
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01近鉄グループホールディングス 株式会社53.54
02日本マスタートラスト信託銀行 株式会社(信託口)10.43
03日本マスタートラスト信託銀行 株式会社(近畿日本鉄道株式会社 退職給付信託口)6.95
04近鉄バス株式会社1.75
05株式会社日本政策投資銀行1.43
06株式会社箱根高原ホテル1.39
07株式会社近鉄エクスプレス0.97
08株式会社近鉄百貨店0.96
09後藤 次郎0.65
10JP MORGAN CHASE BANK 385781 (常任代理人 株式会社みずほ銀行)0.57

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-06-05
    fundnote株式会社
    新規の大量保有報告
    7.44%
    +1.16pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+4460%、1株純資産は11期で+655%。直近期のROEは17.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2013年12月78912.624.9
2014年12月−46876
2015年12月16098417.214.7
2016年3月−68874
2017年3月−49894
2018年3月529235.733.7
2019年3月479844.928.4
2020年3月−272672
2021年3月−1,042
2022年3月−211
2023年3月43239.23.9
2024年3月2767618.94.9
2025年3月28131016.14.2
2026年3月32167117.15.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

16名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は16名。2026/3期の役員報酬は総額192百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
米田昭正取締役会長6610,700
小山佳延取締役社長(代表取締役)6415,950
三宅貞行取締役副社長(代表取締役)経理部および 監査部担当666,700
中之坊健介専務取締役(代表取締役)社長室長、コンプライアンス改革本部長、地域共創推進室635,500
片本義也常務取締役 コンプライアンス改革本部副本部長、総務CSR部担当632,391
武藤綾子常務取締役 人事部担当622,397
永﨑安基取締役611,400
小林哲也取締役822,000
髙橋洋取締役72
堀泰則取締役78
河崎雄亮取締役72
藤田清文取締役54
残りの役員4名を開く
氏名役職年齢保有株数
米田宗弘監査役(常勤)69800
加藤真人監査役(常勤)646,200
瀧本敏監査役65
白川正彰66

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)9786914716
社外取締役733335
監査役212126

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,092字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社および連結子会社20社ならびに関連会社1社から構成されており、関連会社1社につきましては持分法を適用しております。その営んでいる主要な事業内容は、次のとおりであります。 クラブツーリズム株式会社は、新聞広告や会員情報誌「旅の友」の配布によるメディア販売およびWeb販売を中心とした個人旅行商品の企画販売のほか、会員同士の交流会や勉強会、イベントやツアーを実施する「クラブ1000事業」を行っております。 近畿日本ツーリスト株式会社においては、各地域で企業、学校、官公庁、自治体、公益法人等を顧客とする国内・海外の団体旅行の企画販売およびMICE事業(Meeting、Incentive Travel、Convention、Exhibition/Event)、スポーツ・ウエルネス事業、地域共創等の受託業務や、店舗での対面による個人旅行販売を行っております。また、訪日旅行では、MICE事業やスポーツイベント関連等の団体旅行の企画販売等を行っております。 株式会社近畿日本ツーリストブループラネットにおいては、個人旅行のWeb販売事業および商品企画事業を行う専門会社として、国内・海外のダイナミックパッケージ商品および宿泊商品の企画販売を中心に、ハイクラスサイト「Blue Planet」の運営も行っております。また、訪日旅行においては、2025年7月1日付のグループ内事業再編により、近畿日本ツーリスト株式会社から事業を承継し、訪日個人市場向けWeb販売事業および訪日団体旅行の企画販売の一部を担っております。 その他の国内会社におきましては、商事・保険事業、業務受託事業、カタログ・広告制作事業、アシスタンス事業、労働派遣事業、国内・海外の団体旅行および個人旅行や海外航空券の卸売業等を行っております。 海外現地法人では、現地での航空券や旅行商品の販売等のBTM事業(Business Travel Management)を行うとともに、団体旅行および企画商品の旅行者に対して到着地での各種サービスの提供等を行っております。 H&M INSURANCE HAWAII,INC.およびGRIFFIN INSURANCE CO.,LTD.は損害保険の再保険引受事業を行っております。 また、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 事業系統図に示すと、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,532字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは、お客さまからの信頼を事業活動の原点に据え、リスク管理を含めた内部統制の強化に取り組んでまいります。当社グループのパーパス(存在意義)として定めた「まだ見ぬところへ、まだ見ぬ明日へ」を胸に、旅そのものを進化させることも含めて、知らない世界へお客さまをご案内する旅行会社としての役割と、旅に限らないまだ見ぬ新しい価値を創造し提供することに取り組んでまいります。 今後、社会や地域とのつながり、社会が抱える様々な課題の解決に寄与する旅行業と旅行業にとどまらないサービスや価値の提供を通じて、より良い社会や未来をつくる一助になり、真に社会から必要とされる企業グループを目指してまいります。 (2)目標とする経営指標 当社グループは、営業利益および親会社株主に帰属する当期純利益とともに、財務の安定性や効率性を計る指標として、自己資本比率を重視しております。 (3)経営環境及び対処すべき課題 当社は、最優先課題として掲げるコンプライアンス改革に向けて、各種ガイドラインの整備や内部通報制度の拡充に加え、教育研修体制の整備などを通じて、内部統制システムを強化するとともに、グループ全体の企業風土改革に継続的に取り組み、コンプライアンス意識の定着を図っています。 また、事業環境においては、我が国の人口減少とそれに伴う国内市場の縮小という課題に直面する一方で、訪日旅行需要の拡大や地域活性化への関心の高まりなど、急速な環境変化により新たな事業機会も創出されています。このような状況下においては、既存事業の延長線上にとどまることなく、自ら変化を選択し、持続的な成長を実現する企業への変革が求められます。そこで、当社は「顧客志向」「本物志向」および「未来志向」をキーワードに「変化対応企業」への転換を加速してまいります。 その中核となる取組みとして、2027年4月1日を目途に、当社、クラブツーリズム、近畿日本ツーリストおよび近畿日本ツーリストブループラネットを統合し、一社化します。この統合により、現在のホールディングス体制の課題を克服し、分散していた経営資源と意思決定を一本化することで、変化への対応力と成長スピードを飛躍的に高めてまいります。 あわせて、2027年4月の一社化を見据えた先行的な取組みとして、本年4月1日付で当社グループの個人旅行事業の一体化および近畿日本ツーリストにおける団体旅行事業の事業構造改革を実施しました。個人旅行事業の一体化では、近畿日本ツーリストおよび近畿日本ツーリストブループラネットの個人旅行事業をクラブツーリズムに承継させ、合計1,000万人の顧客基盤に加え、近畿日本ツーリストの強みであるブランド認知度とクラブツーリズムの強みである高い商品企画力を掛け合わせることで、顧客ニーズに沿った当社グループならではのテーマ型商品を個人旅行全般に展開し、BtoC事業の価値向上を図ります。近畿日本ツーリストにおける団体旅行事業の事業構造改革では、「エリア軸から事業軸」への営業体制の転換を図ります。この構造改革により、戦略実行の一元化、事業毎の専門性向上、全国連携強化による営業機会の拡大、最適な人材配置と間接部門の効率化を実現します。 また、持続的成長を実現するため、「地域共創事業」と「訪日旅行事業」を成長の柱として位置づけ、事業展開を加速してまいります。地域共創事業では、各自治体との包括連携協定を基盤として、クラブツーリズムと近畿日本ツーリストが一体となり、地域の特性に応じた当社グループ独自の「DMC(デスティネーション・マネジメント・カンパニー)事業モデル」を確立し、包括的な観光サービスの提供を目指します。また、本年4月には、地域における当社グループの窓口機能を担い、地域の経済界・自治体との関係構築や新規顧客開拓を行う地域代表を各地に配置し、地域におけるブランド力の向上と新規顧客開発を推進します。訪日旅行事業では、海外市場の開拓のため、近畿日本ツーリストブループラネットで海外個人旅行者向けの広域周遊ツアー「セルフガイドツアー」の販売を開始し、訪日個人旅行需要の本格的な取込みを図っています。さらに、2030年までに世界30か所に拠点を設置することを目標に掲げ、グローバルネットワークの再構築を進めます。これらの取組みを通じて、地域共創事業と訪日旅行事業の連携を深め、インバウンドと地域を結ぶ新たな人流の創出を実現してまいります。 さらに、旅行という枠にとらわれずに新たな事業を生み出す「未来創造事業」では、株式会社学研ホールディングスと連携し、テーマ旅行と探究学習を融合させた新たな学習プログラムの開発・提供や「探究学習専門スクール」の設立に向けた取組みを進めるなど、異業種企業とのコラボレーションにより、独自の切り口で10年後・20年後の当社グループを担う次世代事業の開発・育成に継続して取り組んでまいります。 加えて、ダイバーシティの推進とワークライフバランスの実現に向け、女性管理職の登用促進やフレックス勤務制度の導入などの取組みを進めるとともに、AIの活用によるDXの推進などを通じて、社員の働き方改革も一層充実させます。これらの組織基盤の強化により、既存事業の持続的な成長と新たな事業領域の拡大を加速します。 なお、当社は、本年5月13日開催の取締役会においてB種種類株式の償還を決議し、また、A種種類株式につきましても、状況を鑑み償還を進めてまいります。今後も成長投資と株主還元のバランスを意識した財務の健全性および資本効率の向上に資する財務戦略を推進します。 当社グループは、パーパス(存在意義)の「まだ見ぬところへ、まだ見ぬ明日へ」を胸に、全社一丸となって「旅」と「まだ見ぬ新しい価値」をお届けし、よりよい未来を創造してまいります。
事業等のリスク3,700字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループでは、旅行業やその他事業に関わるリスクを最小限にするため、グループ全体でリスクマネジメントの管理体制を構築し、運用しています。 その一環として、当社グループにおけるリスクを適切に管理し、企業価値の維持増大を図るため、リスクマネジメントに関する重要事項を協議・決定する機関としてリスクマネジメント会議を設置しており、リスクマネジメント体制を整備・推進するとともに、リスクアセスメントの実施および施策の立案等を行っております。 また、日常の事業活動に伴うリスクを適切に管理するため、総務CSR部がリスクマネジメント事務を担当し、個別事案に関する検討および対応方針の決定を行っています。 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)自然災害、テロ、紛争、感染症等に関わるリスク 国内外で大規模な地震、台風、豪雨、テロ、紛争または重大な感染症の拡大が発生した場合、関係地域への旅行がキャンセルされ、さらに旅行の自粛や出控えが生じるため、長期間、広範囲にわたり旅行需要が消失するなど、当社グループの業績および財政状態に大きな影響を及ぼす可能性があります。 (2)法的規制に関わるリスク 当社グループは、旅行業法、景品表示法、消費者契約法、独占禁止法等さまざまな法規制のもと事業を行っており、それらの法令を遵守するための内部統制システムを整備しておりますが、法的規制の変更に十分な対応ができず、万一重大な法令違反を冒した場合は、行政当局から営業停止処分等を受け売上高が減少するほか、ブランドイメージが毀損し当社グループの事業の展開および業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (3)事業運営に関わるリスク 従業員の手配ミス等により、重要な運輸機関・宿泊機関の予約、重要なチケットの入手ができなかった場合、損害賠償請求を受ける恐れがあります。また、運輸機関その他の業務委託先が事故や法令違反等を起こした場合も委託先の選定責任等が問われ、損害賠償請求や旅行業法に基づく処分を受ける恐れがあります。自治体等から応札によって請け負う業務では、債務不履行等により関係各所から損害賠償請求や入札停止の処分を受け事業活動が制限される恐れがあります。当社グループでは、様々な業務マニュアルを整備し、計画的な訓練を実施することでこれらの防止に努めておりますが、万一大規模な手配ミス等や業務委託先による事故、入札停止処分等が発生した場合は、当社グループの業務品質に対する信頼が低下し、ブランドイメージが毀損され、当社グループの業績および財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (4)個人情報に関わるリスク 当社グループは、顧客情報等大量の個人情報を取り扱うため、主要な子会社がプライバシーマークを取得するなど、個人情報の漏えい防止に万全を期しておりますが、万一大規模な情報漏えいが生じた場合は、顧客等への損害賠償に加え、信用失墜により売上高が大幅に減少する恐れがあり、当社グループの業績および財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (5)情報システム・セキュリティに関わるリスク 当社グループでは、旅行予約や乗車券、観光券の発券作業等、情報システムに依存している業務が多いため、それらのシステムが重大な故障に見舞われた場合、長時間にわたり業務が滞る恐れがあります。そのため、当社グループでは、システムの保守に留意し、クラウドサービスの利用、システムのオープン化、ネットワークの二重化など様々な対策を講じておりますが、万一重要なシステムに故障等が生じた場合は、当社グループの業績および財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。 また、セキュリティにつきましては、IT企画部に情報セキュリティ対策の専任担当者を置き、同部の定める情報セキュリティ基本方針に従ってグループ各社が対策を講じ、その遵守状況を監査部が監査することとしております。当社グループでは、この体制で情報セキュリティの向上を図っておりますが、万一第三者によるサイバー攻撃等により、社内システムがダウンし、またはそのデータの消失・改ざん、個人情報の漏えい等が生じた場合は、業務の停止に加え、情報漏えいに伴う損害賠償請求、信用失墜に伴う売上高の大幅な減少が生じ、当社グループの業績および財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (6)新規事業特有のリスク 当社グループは、新たな事業機会を求めて新規事業に取り組んでおります。その際、業界や国・地域特有の法令・商慣行の認識不足による法令・契約違反や、不慣れなオペレーションによる安全確保の不備、労働災害を発生させる可能性があり、それにより、損害賠償請求や行政当局から営業停止処分等を受け売上高が減少するほか、ブランドイメージが毀損し当社グループの事業の展開および業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (7)人権侵害に関わるリスク 当社グループは、従業員のみならずサプライチェーンなど多岐にわたる人々の支えのもと事業を営んでおります。当社グループ内やサプライチェーンにおいて人権侵害や各種ハラスメントが発生した場合、被害者の方の心身の健康被害につながるほか、社会的信用が低下し、ブランドイメージが毀損され、当社グループの業績および財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。また、カスタマーハラスメントが生じ、適切な対応を取らなかった場合、従業員の心身の健康被害につながるほか、社会的信用の低下や人財の流出を招き、事業活動に支障が生じ、当社グループの業績および財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (8)人財の確保・育成に関わるリスク 当社グループは、多くの事業が労働集約型であり、人財を継続的に確保し計画的に育成しておりますが、労働市場における人財不足等の影響を受けこれらが計画どおり進展しない場合、他社との競争や事業活動に支障が生じ、当社グループの業績および財政状態に大きな影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループでは、ワークライフバランスの実現へ向け、ジェンダーやライフイベントに左右されることなく、誰もが多様な働き方を選択できる就労環境の整備を積極的に進めておりますが、環境の整備や法改定への対応が遅れた場合、従業員が心身両面での健康被害を受ける恐れに加え、人財の流出を招いて事業活動に支障が生じ、当社グループの業績および財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (9)人口動態に関わるリスク 当社グループは、売上高に占める国内顧客の割合が比較的高いため、国内人口の減少や少子高齢化が売上高の減少につながる可能性があります。このため、訪日旅行事業の強化に取り組み、教育旅行事業のシェア拡大、アクティブ・シニアの旅行需要の深耕等に注力しておりますが、これらが計画どおり進展しない場合、当社グループの業績および財政状態に大きな影響を及ぼす可能性があります。 (10)経済状況に関わるリスク 旅行事業は、主に個人の余暇を充実することを目的とするため、景気変動の影響を強く受ける傾向があります。当社グループでは、法人需要の取込み、地域共創等の受託業務、業際ビジネスの拡大に取り組むほか、訪日旅行の拡大を図ることで、国内景気の影響を緩和するよう努めておりますが、景気が想定以上に悪化し、個人消費が低迷した場合は、当社グループの業績および財政状態に大きな影響を及ぼす可能性があります。 (11)為替および原油価格の変動に関わるリスク 当社グループの海外旅行における地上費(ホテル代等)取引は、大半が米ドルをはじめとする外国通貨による決済となっております。このため、為替予約または通貨オプション取引を用いて為替の変動リスクをヘッジしておりますが、著しい為替変動が生じた場合は、当社グループの業績および財政状態に影響が及ぶ可能性があります。また、原油価格が大幅に高騰した場合には、燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)の上昇により海外旅行需要が減少することとなり、当社グループの業績および財政状態に影響が及ぶ可能性があります。 さらに、ホテル代金、食事代金、旅客運送費等の仕入値が上昇し、旅行代金にも影響を及ぼすこととなり、旅行需要の減少につながる恐れがあります。 (12)訴訟に関わるリスク 当社グループは、事業に関して訴訟を提起される可能性があります。訴訟の内容によっては、多額の損害賠償を要求され、事業活動が制限される可能性がありますので、万一敗訴した場合等は、当社グループの業績および財政状態に影響が及ぶ可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,408字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度の我が国経済は、エネルギー価格や物価の高止まりなどにより、消費者マインドの回復には時間を要しましたが、雇用・所得環境の改善や各種経済政策が下支えとなり、個人消費には持ち直しの動きが見られました。景気全体としては緩やかな回復基調を維持しつつも、諸外国における地政学的リスクや金融資本市場の変動の影響など先行きには依然として不透明感が残っています。 旅行業界におきましては、国内旅行については、宿泊費を含む旅行代金の上昇や生活コストの増加により、消費者の節約志向が強まっていることが主な要因となり、需要が伸び悩みました。海外旅行については、円安の進行や渡航先の物価上昇、原油価格の高止まりなどによって旅行代金が高騰し、本格的な需要回復には時間を要していますが、コロナ禍以前の水準へ向けて徐々に回復が進みました。なお、中東圏の情勢については、予断を許さない状況にあります。一方、訪日旅行については、円安の継続や航空座席供給の増加を背景に需要が大きく伸び、旅行業界全体を力強く牽引しました。 このような状況の下、当社グループは、2025年4月から10月に開催された「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)©Expo 2025」関連事業の取扱いに注力し、個人旅行や団体・教育旅行による送客のみならず、パビリオン運営や警備員宿泊などの事業も受託しました。 国内旅行では、クラブツーリズムで、にっぽん丸チャータークルーズ、奈良および京都の国立博物館を巡る特別展貸切鑑賞、テレビドラマの世界観を再現したツアーなどが好評を博したほか、年末年始の連休を活用した商品の販売促進にも注力しました。近畿日本ツーリストでは、企業系コンベンションなどの法人需要や修学旅行に加え、「東京2025世界陸上競技選手権大会」にも積極的に関与し、大会関係者の宿泊・輸送、参加チームの事前合宿、一般観戦ツアーなどを幅広く取り扱いました。 海外旅行では、クラブツーリズムの添乗員同行ツアーで、2025年11月に開館した大エジプト博物館見学と遺跡の特別見学を組み込んだツアー、大型外国船「ダイヤモンド・プリンセス」のチャータークルーズなど、高付加価値商品が好評を博しました。近畿日本ツーリストでは、本年、イタリアで開催された冬季国際スポーツ大会の観戦ツアー、企業イベントや報奨旅行などのMICE案件、海外見本市をはじめとする視察旅行などの受注拡大に努めました。 訪日旅行では、クラブツーリズムの多言語対応のグローバルサイト「YOKOSO JAPAN TOUR」において、日本各地の花火大会や紅葉の名所を訪れる添乗員同行ツアーが好評を博しました。近畿日本ツーリストブループラネットの「東京マラソン2026」における、海外ランナーの受入れおよび多言語対応のヘルプデスク設置などの大会運営支援の事業も、着実に実施しました。 さらに、店舗展開では、顧客ニーズに寄り添った質の高いサービスの提供を実現することを目的に、近畿日本ツーリストでは、大阪・梅田の大型複合商業施設内に「旅はここから始まる」をテーマとした新店舗「LINKS UMEDA店」をグランドオープンしました。また、クラブツーリズムでは、最上級ブランドの専用サロンである「ロイヤル・グランステージ 銀座サロン」をより上質な体験価値の創出を目指してリニューアルオープンしました。 加えて、観光振興および地域活性化を推進するため、島根県や岐阜県高山市、北海道上富良野町と包括連携協定を締結し、継続的な交流を通じて各地域の魅力向上と連携強化に注力しました。 この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は次のとおりとなりました。 a.財政状態 当連結会計年度末の資産合計は、主に現金及び預金や旅行前払金が減少したものの、預け金、繰延税金資産および受取手形、営業未収金及び契約資産などの増加により1,466億62百万円となり、前連結会計年度末に比較して99億28百万円(7.3%)の増加となりました。一方、負債合計は、主に旅行前受金が増加したものの、預り金、旅行券等などの減少により845億22百万円となり、前連結会計年度末に比較して8億89百万円(1.0%)の減少となりました。 当連結会計年度末の純資産は、主に親会社株主に帰属する当期純利益の計上により621億39百万円となり、前連結会計年度末に比較して108億18百万円(21.1%)の増加となりました。 この結果、自己資本比率は42.3%(前連結会計年度末 37.5%)、1株当たり純資産は670.56円(前連結会計年度末 310.44円)となりました。 b.経営成績 当連結会計年度の連結業績は、連結売上高は2,970億65百万円(前年同期比8.2%増)、連結営業利益は60億71百万円(前年同期比0.5%増)、連結経常利益は75億55百万円(前年同期比11.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は96億82百万円(前年同期比26.1%増)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前期に比較して39億86百万円増加し920億60百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動による資金は70億62百万円の増加(前期は42億23百万円の増加)となりました。これは主に売上債権及び契約資産の増加による影響で15億92百万円減少したものの、税金等調整前当期純利益の計上で75億51百万円、旅行前払金の減少による影響で21億7百万円それぞれ増加したためであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動による資金は31億20百万円の減少(前期は9億41百万円の減少)となりました。これは主に差入保証金の回収による収入で5億5百万円増加したものの、固定資産の取得による支出で27億35百万円、差入保証金の差入による支出で3億8百万円それぞれ減少したためであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動による資金は61百万円の減少(前期は2億18百万円の減少)となりました。これは主に連結子会社の増資による収入で37百万円増加したものの、リース債務の返済による支出で98百万円減少したためであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 当社グループは、旅行業の単一セグメントであり受注生産形態をとらない商品が多いため生産規模および受注規模を金額あるいは数量で示すことはしておりません。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 当社グループは旅行業の単一セグメントであるため、セグメントごとの財政状態および経営成績の状況に関する認識および分析・検討内容についての記載を省略しております。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.経営成績等 (a)経営成績 (売上高と営業利益) 当連結会計年度の売上高は、前期に引き続き海外旅行を中心に取扱いが増加し、前連結会計年度に比べ、8.2%増の2,970億65百万円となりました。 一方で、増収に伴い売上総利益が増加しているものの、人的投資およびシステム投資の増加や中東情勢による海外旅行の催行中止等により、営業利益は0.5%増の60億71百万円となりました。 (経常利益) 当連結会計年度の営業外収益および営業外費用の純額は、14億84百万円の収益超過となり、主に受取利息および営業債務整理益が増加したため、前連結会計年度に比べ7億48百万円の増益となった結果、当連結会計年度の経常利益は、前連結会計年度に比べ11.5%増の75億55百万円となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度の特別利益および特別損失の純額は、4百万円の損失超過となり、主に前連結会計年度に特別利益として8億80百万円の投資有価証券売却益の計上があったため、前連結会計年度に比べ8億62百万円の減益となりました。 また、当連結会計年度の法人税、住民税及び事業税は、3億57百万円、法人税等調整額は繰延税金資産の追加計上を行ったため△25億4百万円となり、非支配株主に帰属する当期純利益を差し引いた当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度に比べ26.1%増の96億82百万円となりました。 (b)キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 b.経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 (a)経営成績に重要な影響を与える要因について 当社グループをとりまく環境としましては、国内における人口減少や高齢化、国を越えた人の動きの活発化等内外の社会構造の変化が旅行業に影響を与えております。また、外資を含めたOTAの事業拡大や航空会社・宿泊事業者による直販強化等により、事業環境は著しく変化しております。 また、旅行市場は、国内旅行においては、宿泊代金の高騰や物価上昇の影響により需要の伸び悩みが見られます。一方、訪日旅行においては、円安基調の継続や日本の観光地としての魅力が需要を牽引し、引き続き拡大が見込まれる状況にあります。また、海外旅行においても回復傾向が続いているものの、為替動向や旅行費用の上昇の影響を受けやすい状況にあります。加えて、中東地域をはじめとした国際情勢の不安定化は、旅行需要や航空供給に影響を及ぼす可能性があり、引き続き注視が必要な状況にあります。 当社グループは、個人、団体の国内旅行、海外旅行の企画・販売をはじめ、海外からの訪日旅行を取り扱うため、国内、海外の安全性が損なわれる事態(自然災害、テロ、紛争および感染症等)が生じた場合や、景況悪化による個人消費の落ち込み、為替変動、物価上昇等の影響、天候や休日の日並びの良否のほか、市場環境の変化などに起因し、経営成績に影響を受ける可能性があります。 (b)今後の見通し 「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。 c.資本の財源及び資金の流動性 (a)資金需要 当社グループの資金需要は、営業活動については、旅行商品の企画販売にかかる宿泊機関・運輸機関・観光機関等からの仕入および販売費及び一般管理費が主な内容であります。投資活動については、システム投資をはじめとする設備投資が主な内容であります。 (b)財務政策 当社グループは現在、営業活動による資金需要、投資活動による資金需要いずれについても、内部資金により調達しており、借入や社債発行等による外部からの資金調達は行っておりません。 また、当社グループの資金需要については、当社が一元管理するとともに資金の効率的活用を図るため、キャッシュマネジメントシステムにより、グループ各社の一時的な資金の集中および配分を行っております。 なお、当社グループ全体の一時的な資金は、流動性・安全性・収益性を検討のうえ、親会社である近鉄グループホールディングス株式会社のキャッシュマネジメントシステムに預入を行っております。 d.経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、安定的に利益を出すことのできる体質を構築し、営業利益および親会社株主に帰属する当期純利益を重視するとともに、安定性や効率性を計る指標として自己資本比率を定めております。 当連結会計年度における自己資本比率は42.3%(前期比4.8ポイント改善)ではありますが、今後不測の事態にも耐えうる資本の厚みを維持しつつ、効率性にも配慮のうえ、経営を進めてまいります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

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本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。