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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,959.24+192ドル円158.93-1NASDAQ26,195.71+96S&P 5007,663.84+32SOX 指数11,328.43+409/2終値

いであ

IDEA Consultants.Inc.9768 · Standard · サービス業

国内外のインフラ・環境分野にわたる総合コンサルタント。環境アセスメントから防災、海外支援まで幅広く手がける。

概要

いであ株式会社は、1968年に気象予報会社として創業し、その後環境調査、建設コンサルタントへと領域を広げた総合コンサルティング企業である。2025年12月期の連結売上高は246億円、従業員数は1,105人。環境、建設、情報システム、海外、不動産の5事業を展開し、ワンストップで社会基盤整備と環境保全に貢献する。

5つの事業セグメントで構成される収益構造

当社グループは、環境コンサルタント、建設コンサルタント、情報システム、海外、不動産の5事業で構成される。最大の柱は環境コンサルタント事業で、売上高の約65%を占める。同事業は環境アセスメント、生物調査、数値解析、気象予報など6部門からなり、港湾・風力発電などの大規模案件を手掛ける。建設コンサルタント事業は河川・道路・橋梁の設計・維持管理を担当。情報システム事業はAIを活用した河川管理システムなどを開発する。

全国に広がるグループ体制と子会社の役割

当社は連結子会社6社、非連結子会社1社、関連会社3社を擁する。連結子会社の新日本環境調査、沖縄環境調査、東和環境科学は環境調査・分析を担い、イーアイエス・ジャパンは環境計測機器を製造・販売する。建設コンサルタント子会社のクレアテックは構造解析・土木設計を担当。海外子会社のIdesは開発途上国向けインフラコンサルティングを提供する。中国・タイには合弁会社を持つ。

堅調な収益成長と過去最高の売上高

連結売上高は2012年12月期の145億円から2025年12月期には246億円へと約1.7倍に成長した。同期間の当期純利益は8億円から24億円へ増加。2025年12月期は受注高・売上高ともに過去最高を更新した。営業利益は人的資本投資やDX投資の増加により前年比2.1%減の32億円となったが、経常利益は34億円、親会社株主に帰属する当期純利益は24億円を計上した。

業界の中での役割は官公庁や民間向けに環境調査・設計・コンサルティングサービスを提供する独立系コンサルタント。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
246億円
営業利益
32億円
営業利益率
13.0%
純利益
24億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/12
事業売上構成比利益利益率
環境コンサ ルタント 事業160億円64.8%19億円11.9%
建設コンサルタント事業73億円29.6%11億円15.1%
情報システム事業7億円2.8%1億円14.3%
海外 事業5億円2.0%0億円0.0%
不動産 事業2億円0.8%1億円50.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01公共インフラ(環境)主力

港湾・空港・河川・ダム・道路・風力発電など公共事業に伴う環境アセスメント、自然再生、海洋調査、化学物質分析、気象予測などのコンサルティングと調査分析サービスを提供。環境規制や自然保護に対応した評価・計画が強み。

主な製品・サービス3
環境アセスメント業務
建設プロジェクトに先立つ環境影響評価。生態系、水質、大気など多項目を調査し、環境保全対策を提言する。
AUVを用いた海洋環境調査
自律型無人潜水機による海底・水質調査。海洋資源探査や環境モニタリングに活用。
微量有害化学物質分析
土壌や水質の微量汚染物質を高精度で分析。環境リスク評価や土壌汚染対策を支援。

02公共インフラ(建設)主力

河川・砂防・海岸・道路・橋梁などの計画・設計・維持管理を担う建設コンサルタント業務。行政の発注する公共事業の技術的側面を支える。

主な製品・サービス3
河川・砂防計画
治水・土砂災害対策のための基本計画策定。流域の特性を踏まえた防災計画を支援。
橋梁・道路設計
道路・橋梁の構造設計や維持管理計画。安全で効率的な交通インフラを実現。
構造物・地盤解析
子会社クレアテックが提供。構造物の耐震性や地盤の安定性を解析・評価する。

03情報システム(防災・社会インフラ)準主力

河川管理や防災分野に特化したAI・クラウドシステムを開発・構築。ダム管理、水位流量観測、土石流検知など、公共インフラのデジタル化を支援。

主な製品・サービス3
ダム低水管理支援システム
AIを活用し渇水時のダム運用を支援するシステム。水資源の効率的な管理を実現。
高度流量観測システム
カメラ画像解析により河川の流量を自動計測。洪水予測や維持管理に貢献。
土石流検知システム
カメラ画像とAIで土石流の発生を早期検知。防災情報の迅速な提供を支援。

04海外(開発途上国)準主力

開発途上国向けに、廃棄物管理、水質保全、海洋環境、気候変動対策、交通インフラ整備等のコンサルティングを提供。国際協力機構(JICA)などのプロジェクトに参画。

主な製品・サービス3
海洋ごみ管理計画
途上国における海洋プラスチックごみの調査・対策計画立案を支援。
水資源管理・洪水対策
水資源の持続的利用と洪水リスク軽減のためのマスタープラン策定。
港湾インフラ整備
子会社イデスが提供。港湾の計画・設計・施工管理等の総合コンサルティング。

05不動産賃貸副次

自社所有のオフィスビルや土地を賃貸することで、グループの安定的な収益基盤を確保。

製品と技術

環境アセスメントと自然再生の実績

環境コンサルタント事業の中核は環境アセスメント業務である。港湾・空港・河川・ダム・道路の建設に加え、陸上・洋上風力発電などの再生可能エネルギー案件を多数手掛ける。環境計画分野では生物多様性保全や自然再生、ネイチャーポジティブに関する調査・検討を実施。TCFD・TNFD対応など民間企業向けコンサルティングも提供する。有明海・諫早湾の再生や東日本大震災関連の調査も担当している。

AUVを用いた海洋調査技術

当社は自律型無人潜水機(AUV)の研究開発から設計製作、運用支援まで一貫して手掛ける。大規模な海洋環境調査や海底資源調査にAUVを活用し、外洋域の生物分析・生態影響評価も実施する。数値解析部門では流動・水質・物質循環のモデリングにより、閉鎖性海域の環境再生や水質予測を支援。検潮所データ解析や沿岸漁業への応用も行っている。

AI・IoTを活用した情報システム

情報システム事業では、渇水対策のためのAIによるダム低水管理支援システム、カメラ画像解析による高度流量観測システム、土石流検知システムなどを開発。これらをクラウドサービスとして提供し、デジタルツインやAIを活用した防災関連システムの開発も進める。地球観測衛星の運用支援やスマートフォンサービスの技術検証も手掛け、気象情報配信アプリにも展開している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

建設コンサルで専門性、国内シェア有

いであは、建設コンサルタントとして、インフラ整備や防災関連の調査・設計を手掛けており、売上高は約246億円です。同業他社であるジンジブやイシンと比較すると規模は大きいですが、同業の大手には及ばない中堅です。直近の営業利益率は13%と高く、専門性を活かした収益構造を持っています。国内の公共事業に依存する部分が大きく、景気や政策の影響を受けやすい業界です。

強み

  • 営業利益率は13%と高く、収益性に優れる。
  • 建設コンサル分野で高い専門性を持つ技術者を有する。
  • 公共インフラ関連の実績が豊富で、官公庁との関係が強い。
  • 売上高は緩やかに増加し、安定した事業基盤がある。

課題

  • 公共事業の動向に業績が左右されやすい。
  • 同業他社との価格競争が激しく、受注単価が低下する。
  • 専門技術者の確保が難しく、成長の制約になる可能性。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がいであ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16535アイモバイル302億円12.0倍
22418ツカダ・グローバルホールディング296億円10.7倍
36547グリーンズ294億円5.9倍
42185シイエム・シイ289億円10.1倍
52469ヒビノ287億円9.1倍
69768いであ286億円10.9倍
79769学究社284億円15.2倍
84801セントラルスポーツ280億円21.3倍
98920東祥271億円7.4倍
106089ウィルグループ271億円11.6倍
112301学情267億円13.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 31件

気象予報会社として創業した1968年

1968年9月、東京都千代田区に株式会社トウジョウ・ウェザー・サービス・センターとして設立され、同時に気象予報業務を登録した。翌1969年12月には商号を新日本気象海洋株式会社に変更し、環境調査業務を本格化。1971年1月には水質分析業務を開始し、環境分野への進出を加速した。1972年には測量業者登録、1975年には環境アセスメント業務・環境生物業務・数値解析業務を開始した。

全国拠点網と研究施設の整備(1970年代~1990年代)

1971年に大阪支店、1979年に世田谷区玉川に本社を竣工。1980年には子会社新日本環境調査を設立し環境調査業務を拡大。1985年には大阪支店を竣工し、不動産賃貸業務も開始。1992年に静岡県に環境創造研究所、1995年に横浜市に環境情報研究所(現国土環境研究所)を建設。1996年には名古屋支店を竣工し、全国的な拠点網を整備した。

環境計測機器事業への進出と商号変更(1998年~2001年)

1998年、子会社イーアイエス・ジャパンを設立し、環境計測機器の製造・販売事業に参入。2000年には本社を世田谷区駒沢の新社屋に移転。2001年1月、商号を国土環境株式会社に変更し、環境コンサルタントとしてのブランドを確立した。同年、新日本環境調査と環境生物の合併によりグループ再編を実施。

建設コンサルタントへの本格参入といであへの改称(2006年)

2004年、株式会社ベーシックエンジニアリングを子会社化し情報システム事業に進出(後に清算)。2006年6月、日本建設コンサルタント株式会社を吸収合併し、建設コンサルタント事業に本格参入。同時に商号をいであ株式会社に変更。これにより環境と建設の両輪を持つ総合コンサルティング企業へと変貌した。2008年には大阪支社を新築し、九州支店も竣工した。

年表31件を開く

1960年代

  • 1968年9月創業株式会社トウジョウ・ウェザー・サービス・センターを東京都千代田区二番町に設立し、同時に気象予報業務を登録
  • 1969年12月商号変更商号を新日本気象海洋株式会社に変更し、本格的に環境調査業務を開始

1970年代

  • 1970年5月東京都千代田区飯田橋に本社を移転
  • 1971年1月水質分析業務を開始
  • 1971年12月大阪府堺市(現 堺市堺区)に大阪支店を開設
  • 1972年4月測量業者の登録
  • 1972年12月東京都目黒区に第一技術研究所を竣工
  • 1975年3月東京都渋谷区に本社を移転し、環境アセスメント業務、環境生物業務、数値解析業務を開始
  • 1976年5月計量証明事業の登録
  • 1977年8月建設コンサルタント業者の登録
  • 1979年4月東京都世田谷区玉川に本社を竣工

1980年代

  • 1980年1月子会社新日本環境調査株式会社(現 連結子会社)を設立し、環境調査業務を開始
  • 1985年3月大阪市西区に大阪支店を竣工
  • 1985年4月不動産の賃貸業務を開始
  • 1985年11月日本証券業協会東京地区協会に店頭登録
  • 1989年3月本社隣接地に新館を新築竣工

1990年代

  • 1992年5月静岡県志太郡大井川町(現 静岡県焼津市)に環境創造研究所を竣工
  • 1993年9月子会社環境生物株式会社を設立し、環境生物業務を開始
  • 子会社沖縄環境調査株式会社(現 連結子会社)を設立し、環境調査業務を開始
  • 1995年3月横浜市都筑区に環境情報研究所(現 国土環境研究所)を竣工
  • 1996年12月名古屋市港区に名古屋支店を竣工
  • 1998年8月子会社イーアイエス・ジャパン株式会社を設立し、環境計測機器の製造・販売事業を開始

2000年代

  • 2000年6月東京都世田谷区駒沢に本社新社屋を竣工
  • 2001年1月商号変更商号を国土環境株式会社に変更
  • 2003年8月M&A新日本環境調査株式会社(存続会社)と環境生物株式会社が合併
  • 2004年6月M&A株式会社ベーシックエンジニアリングを子会社化し、情報システムに係るコンサルタント及びシステム構築事業を開始(2013年10月 清算結了)
  • 2004年10月福岡市東区に九州支店を竣工
  • 2006年6月M&A日本建設コンサルタント株式会社を合併、これにより建設コンサルタント事業に進出 商号をいであ株式会社に変更
  • 2007年4月子会社東和環境科学株式会社(現 連結子会社)を設立し、西日本を中心とした環境コンサルタント業務を充実、バイオテクノロジー開発を開始
  • 2008年3月株式会社ベーシックエンジニアリングの情報システム開発事業及び地球観測事業について、事業の全部を譲受ける
  • 2008年4月大阪市住之江区に大阪支社新社屋を竣工

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    事業戦略:重点分野への資源投入とDX共創

    重点事業分野に経営資源を集中し、DX推進によるビジネスモデル変革と社内外の専門家との共創でイノベーションを創出。IoT・ロボット・AI等の先端技術活用で新価値を創造し、民間・個人向けサービスやものづくりも強化して市場プレゼンス拡大を目指す。

  2. 02

    DX戦略:AI技術開発とデジタル利活用

    AI関連技術開発やデジタル技術の利活用を推進し、新規事業創出や市場展開加速、社内外共創によるビジネスモデル変革を進める。DX人財の確保・育成や業務・人財情報の統合活用で生産性向上、組織最適化、企業文化変革を推進。

  3. 03

    人事戦略:人的資本投資と働きがいのある職場

    経営戦略に沿った人財配置や確保・育成などの人的資本投資で戦略的・機動的な生産体制を構築。多様な人財が専門性を活かし働きがいを感じられる環境を整備し、ウェルビーイング向上で組織と社員の共成長を目指す。

  4. 04

    財務戦略:成長投資と資本効率向上

    新規事業・技術開発・機器整備など成長分野への投資、基幹系システムやサイバーセキュリティ等の経営基盤強化投資を積極的に実施。事業部門の選択と集中、資本効率向上にも取り組む。

  5. 05

    サステナビリティ戦略:ガバナンス強化と環境負荷低減

    ガバナンス体制・内部統制の高度化、IR・SR活動充実で経営基盤強化。カーボンニュートラル実現に向けたCO2排出削減や資源循環など環境負荷低減を推進し、ステークホルダーとの信頼関係構築と企業価値向上を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,105人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は777万円で、9期前と比べて+9.9%平均年齢は44.4歳、平均勤続年数は15.4年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月914
2017年12月917
2018年12月947
2019年12月70744.516.1964
2020年12月69244.716.0983
2021年12月71444.415.51,029
2022年12月71944.715.61,069
2023年12月74444.615.41,083
2024年12月74344.415.41,098301
2025年12月77744.415.41,105290

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率9.8%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)59.8%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社5(国内 5 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
環境創造研究所 — 静岡県焼津市 利右衛門2,970百万円
環境コンサルタント事業 不動産事業
赤坂MSビル — 東京都港区2,324百万円
情報システム事業 不動産事業
国土環境研究所 — 横浜市都筑区2,298百万円
環境コンサルタント事業 海外事業
本社 — 東京都世田谷区2,220百万円
環境コンサルタント事業 不動産事業
大阪支社 — 大阪市住之江区1,616百万円
環境コンサルタント事業 建設コンサルタント事業
沖縄支社 — 沖縄県那覇市 安謝 他1,108百万円
環境コンサルタント事業
二子玉川ビル — 東京都世田谷区1,058百万円
建設コンサルタント事業 不動産事業
東北支店 — 仙台市青葉区984百万円
環境コンサルタント事業 建設コンサルタント事業
その他569百万円
環境コンサルタント事業 建設コンサルタント事業 情報システム事業 海外事業 不動産事業
中国支店 — 広島市中区 他404百万円
環境コンサルタント事業 建設コンサルタント事業
ほか9件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    沖縄環境調査㈱
    沖縄県那覇市
    議決権100.0%
  • 国内
    東和環境科学㈱
    広島市南区
    議決権100.0%
  • 国内
    以天安(北京)科技有限公司
    中華人民共和国 北京市
    議決権99.0%
  • 国内
    ㈱Ides
    東京都港区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱クレアテック
    東京都千代田区
    議決権100.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    施設整備検討に係る調査業務(その5)
    防衛省 · 2021-03-29
    7.8億円
  • 調達
    施設整備検討に係る調査業務(その3)
    防衛省 · 2019-03-12
    6億円
  • 調達
    平成27年度南相馬市同意取得支援等業務
    環境省 · 2015-04-30
    4.9億円
  • 調達
    令和6年度浪江町特定帰還居住区域等同意取得支援等業務
    環境省 · 2024-04-03
    4.8億円
  • 調達
    自律型潜水調査装置1式ほか3点買入
    海上保安庁 · 2026-02-13
    4.6億円
  • 調達
    小型自律潜水調査装置1式ほか5点買入
    海上保安庁 · 2025-10-28
    4.2億円
  • 調達
    平成29年度(平成28年度繰越)富岡町事後モニタリング業務(その2)
    環境省 · 2017-09-25
    4億円
  • 調達
    平成30年度双葉町特定復興再生拠点区域事前調査及び同意取得支援業務(その2)
    環境省 · 2018-09-05
    4億円
  • 調達
    平成29年度浪江町特定復興再生拠点区域事前調査及び同意取得支援業務
    環境省 · 2018-03-05
    3.6億円
  • 調達
    平成29年度双葉町特定復興再生拠点区域事前調査及び同意取得支援業務(その1)
    環境省 · 2017-11-13
    3.5億円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は246億円営業利益32億円前期と比べると増収減益で、売上が+1.2%、利益が-3.0%。

売上高
+1.2%
246億円
営業利益
-3.0%
32億円
純利益
+0.0%
24億円
営業利益率
13.0%
前期比 -0.6%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高257億円246億円
営業利益34億円32億円
純利益24億円24億円
1株あたり配当¥118¥118

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は129億円、営業利益は22億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+4.9%、営業利益は+10.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q611118.08
2023年2Q52815.45
2023年3Q5547.33
2023年4Q594
2024年1Q661218.29
2024年2Q581220.79
2024年4Q11997.66
2025年2Q1232016.315
2025年4Q123129.89
2026年2Q1292217.116

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年12月期からの14期で、売上は145億円から246億円へ1.7倍に増えた。直近期の営業利益率は13.0%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年12月14588
2013年12月1571310
2014年12月1661916
2015年12月1721711
2016年12月165118
2017年12月175128
2018年12月185149
2019年12月1962014
2020年12月2002113
2021年12月2062121
2022年12月2303321
2023年12月2273020
2024年12月243333413.624
2025年12月246323413.024

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高246億円のうち、営業利益として残るのは32億円13.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は24億円、売上の9.8%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金66.7%164億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金20.3%50億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益13.0%32億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
33.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+5.5pt
13.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+4.7pt
9.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比3.8pt
8.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
6.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが12億円、投資CFが−11億円で、差し引きのフリーCFは1億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は29億円で、売上の1.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年12月12−5−678
2013年12月17−4−12139
2014年12月18−9−7911
2015年12月7−4−3312
2016年12月12−8−2413
2017年12月7−7−2011
2018年12月21−10−71115
2019年12月8−9−2−112
2020年12月31−7−122424
2021年12月16−15−13113
2022年12月42−2351939
2023年12月−2−172−1923
2024年12月40−12−142838
2025年12月12−11−9129

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は378億円。このうち返さなくてよい自己資本が307億円で、自己資本比率は81.2%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年12月20810410450.0
2013年12月2101159554.7
2014年12月2261309657.4
2015年12月2311369559.0
2016年12月2301438762.0
2017年12月2431519262.1
2018年12月2461588864.4
2019年12月2611738866.1
2020年12月2681838568.5
2021年12月2752047174.1
2022年12月3402479372.7
2023年12月3452658076.9
2024年12月3752878776.7
2025年12月3783077181.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
29億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
227億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
71億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
86
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率26 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率534社中43位あたり、逆に低いのは売上成長率534社中410位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
8.0%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
13.0%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
81.2%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
1.2%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.1%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,810で、1年前と比べて+20.2%過去52週の値幅のなかでは44%の位置にある。

¥3,810-1.8%1ヶ月+7.9%1年+20.2%時価総額286億円
過去52週の値幅
安値¥2,990高値¥4,860

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)10.9倍
PER (会社予想)11.3倍
PBR0.86倍
配当利回り3.10%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は上昇トレンドを強めており、25日移動平均線(3519円)を8.5%上回っています。8月14日には3,820円と52週高値(4860円)には及ばないものの、75日線(3396円)からは12.5%上に位置し、中期上昇基調が鮮明です。出来高は直近で9,300株と増加し、RSIは88.9と極端な過熱感を示しています。買いが続く一方、過熱による調整リスクが高まっているため注意が必要です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PER 10.95倍は業界平均23.09倍の半分以下、PBR 0.87倍も平均3.31倍の約4分の1で、株価は大幅に割安です。ROE 8%と収益性は平均並みで、配当利回り3.09%、配当性向35.6%と安定した還元があります。売上高は微増、営業利益率は13%超と健全で、割安だが成長は緩やかな印象です。

指標この会社業種平均
PER (実績)10.9倍23.4倍
PER (予想)11.3倍
PBR0.86倍3.51倍
ROE8.0%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

気候変動による災害リスクの高まりから防災・減災需要は構造的に拡大しており、中長期的な受注環境は良好と見られる。一方で、公共事業予算は財政状況に左右されやすく、また競争入札の厳格化により単価低下圧力がかかる可能性がある。強気派は、政府の防災投資が継続し、高水準の利益率が持続可能と主張する。弱気派は、公共事業の依存度が高く、民間需要の開拓が進まない点や、技術者不足による人件費増加を懸念する。

プラスに働く材料7
  • 防災需要の拡大

    気候変動で水害・土砂災害リスクが増し、公共投資は堅調に推移

  • 高収益体質

    営業利益率13%超で、利益率の安定感が評価される

  • 財務の健全性

    自己資本比率が高く、PBR0.87倍と割安感がある

  • 売上高が2期連続増加、25年12月期は246億円決算発表後影響

    売上高は227億円→243億円→246億円と増加。

  • 営業利益32億円と高水準、収益力が安定通年影響

    営業利益は33億円から32億円へ微減だが、依然として高水準。

  • PBR0.87倍と1倍割れ、解散価値下回る割安継続影響

    PBR0.87倍、ROE8%。1株純資産を下回る。

  • 配当利回り3.09%と相対的に高く下支え継続影響

    配当利回り3.09%は主要指数平均を上回る。

マイナスに働く材料7
  • 官公庁依存

    受注が公共予算に左右され、民需で代替できない

  • 人手不足のリスク

    技術者の高齢化で労務費増や受注制限の懸念がある

  • 競争激化

    入札競争が厳しく、単価下落が利益率を圧迫する恐れ

  • 24年12月期比で営業利益3%減少、減益転換決算発表後影響

    2025年12月期の営業利益は32億円と前期の33億円から約3%減。

  • 営業利益率0.57ポイント低下、収益性悪化通年影響

    営業利益率は13.58%から13.01%へ低下。

  • 純利益24億円と横ばい、成長の踊り場通年影響

    純利益は2024年・2025年とも24億円。

  • 予想PER11.4倍は実績PER10.95倍から上昇通年影響

    予想PER11.4倍と現在の10.95倍より高く、期待低下。

次の決算で確かめる点
官公庁からの受注高
公共事業依存度が高く、受注動向が業績を左右するため
営業利益率
高収益体質が維持できているか、単価下落の兆候を把握するため
技術職員数
人手不足が受注余力や外注費に影響するため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり118で、前期から+18.0%いまの株価に対する利回りは3.10%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥118
1株あたり
配当利回り
3.10%
いまの株価に対して
配当性向
35.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年12月1819.0
2017年12月2014.318.2
2018年12月200.015.6
2019年12月3050.015.3
2020年12月300.015.6
2021年12月3516.711.6
2022年12月4528.615.9
2023年12月6544.424.1
2024年12月10053.830.8
2025年12月11818.035.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥118

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ5,184人。区分でいちばん多いのは個人・その他66.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が26.0%を占め、残る74.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他64.863.760.462.363.166.5
金融機関19.619.418.918.315.613.4
事業法人8.78.711.111.111.612.6
外国法人5.67.27.46.17.56.5
自己株式4.84.84.84.84.84.8
証券会社1.31.02.22.22.00.9
外国人個人0.00.10.10.10.20.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01いであ従業員持株会9.63
02NORTHERN TRUST CO.(AVFC)RE IEDP AIF CLIENTS NONTRETY ACCOUNT(常任代理人 香港上海銀行東京支店 カストディ業務部Senior Manager,Operation)5.07
03ライフケアサービス株式会社4.79
04株式会社三井住友銀行4.69
05田畑日出男4.09
06株式会社りそな銀行3.72
07諸岡嘉男2.97
08日本生命保険相互会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)1.65
09光通信KK投資事業有限責任組合無限責任組合員光通信株式会社1.60
10田畑彰久1.56

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+214%、1株純資産は14期で+196%。直近期のROEは8.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年12月1061,4567.66.112.1
2013年12月1351,6058.87.412.1
2014年12月2221,81913.05.97.9
2015年12月1541,9098.26.312.1
2016年12月1102,0015.68.219.0
2017年12月1122,1165.410.318.2
2018年12月1322,2196.17.415.6
2019年12月2022,4188.715.115.3
2020年12月1882,5697.69.315.6
2021年12月2922,85810.86.411.6
2022年12月3013,4569.55.715.9
2023年12月2793,7177.86.324.1
2024年12月3334,0248.67.230.8
2025年12月3344,3028.011.935.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

15名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は15名。2025/12期の役員報酬は総額204百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
田畑日出男代表取締役会長86307,000
田畑彰久代表取締役社長 社長執行役員 経営企画本部長56117,000
安田実代表取締役副社長 建設コンサルタント 事業担当 情報システム事業担当695,000
森下哲取締役副社長 環境創造研究所長64
島田克也常務取締役 常務執行役員 営業本部長 環境技術事業担当 管理部門担当61
峯岸宣遠取締役 常務執行役員 環境調査測定事業本部長 外洋調査事業担当582,000
道田豊取締役68
藤田武彦取締役74
中山泰男取締役73
畑中景子取締役49
細田昌広常勤監査役739,000
小松日出夫常勤監査役68
残りの役員3名を開く
氏名役職年齢
山本和夫監査役72
草野泰道79
橋本道雄取締役61

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)81351715219
社外取締役944445
監査役17188

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,905字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(いであ株式会社)、連結子会社6社、非連結子会社1社及び関連会社3社(うち持分法適用関連会社1社)により構成され、環境コンサルタント事業、建設コンサルタント事業、情報システム事業、海外事業、不動産事業を主な業務内容としております。なお、次の5事業は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1) 連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 (環境コンサルタント事業) 同事業は、当社並びに連結子会社4社、非連結子会社1社及び関連会社3社が営んでいる事業であり、環境アセスメント及び環境計画部門、環境生物部門、数値解析部門、調査部門、環境化学部門、気象・沿岸部門の6部門より構成されております。 同事業においては、港湾・空港・河川・ダム・道路・風力発電等の建設に係る環境アセスメント業務、生物多様性や希少生物の保護・保全を含めた自然再生業務、AUVを用いた海洋環境調査、AUVの研究開発や設計製作・運用支援業務、微量有害化学物質による環境汚染・土壌汚染の調査・分析・解析のほか、化学物質や医薬品の環境リスク評価業務、降雨予測業務、港湾等の津波や高潮高波対策施設の設計・耐震照査業務、農業農村整備事業に係る環境調査計画・設計業務、スマートフォン向けの気象情報配信や健康天気予報(バイオウェザー)等の気象に関連した予報業務を実施いたしました。 同事業を主な事業とする連結子会社は、新日本環境調査株式会社、沖縄環境調査株式会社、東和環境科学株式会社及び以天安(北京)科技有限公司の4社であります。前2社は主に環境調査・分析業務を行っており、東和環境科学株式会社は、これに加えて廃棄物・土壌汚染対策業務を行っております。以天安(北京)科技有限公司は、海外事業における中国での窓口業務を行っております。 非連結子会社であるイーアイエス・ジャパン株式会社は、環境計測機器の製造・販売及び保守を行っております。 関連会社である次世代海洋調査株式会社は、海洋資源調査技術の実用化に関する研究・開発・調査・関連業務を行っており、中持依迪亜(北京)環境検測分析株式有限公司は、中国現地企業との合弁会社として中国での環境の化学分析業務を、UAE-IDEA Advance Analytical Company Limited は、タイ現地企業との合弁会社としてタイでの環境の化学分析業務をそれぞれ行っております。 (建設コンサルタント事業) 同事業は、当社及び連結子会社1社が営んでいる事業であり、河川部門、水工部門、道路部門、橋梁部門の4部門より構成されております。 同事業においては、河川、砂防、海岸等に係る計画等の業務、堤防や排水機場等の河川構造物や砂防施設に係る設計・維持管理関連等の業務、道路及び橋梁に係る計画・設計・維持管理関連・施工管理等の業務を実施いたしました。 連結子会社である株式会社クレアテックは、構造物・地盤解析、土木設計業務を行っております。 (情報システム事業) 同事業は、当社が営んでいる事業であります。 同事業においては、渇水対策のためのAIによるダム低水管理支援システムの構築業務、カメラ画像解析による高度流量観測システムや土石流検知システム等のクラウドシステムの構築業務を実施いたしました。 また、カメラ画像による河川水位・流量計測システム及び土石流検知システムのAI活用による高速化やこれらシステムのクラウドサービスへの展開、さらにデジタルツインやAIを活用した各種防災関連システムの開発に加え、地球観測衛星の運用支援業務、通信会社のスマートフォンサービスの技術検証支援業務を実施いたしました。 (海外事業) 同事業は、当社及び連結子会社1社が営んでいる事業であります。 同事業においては、開発途上国における海洋ごみ等の廃棄物管理、水銀管理、湖沼の水質保全、海洋・沿岸環境の保全、気候変動対策としての海洋温度差発電・深層水利活用、開発事業に伴う環境社会配慮、水資源管理・洪水対策、港湾関連インフラの整備、防災能力の強化等に関する業務を実施いたしました。 連結子会社である株式会社Idesは、開発途上国に対し港湾を中心とした交通インフラ整備及び環境保全の分野における総合コンサルティングサービスを提供しております。 (不動産事業) 同事業は、当社が営んでいる事業であります。 同事業においては、赤坂のオフィスビル、旧大阪支社跡地等の不動産賃貸を行っております。 事業系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,882字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 先行きが不透明で将来の予測が困難であるVUCA(Volatility:変動性、Uncertainty:不確実性、Complexity:複雑性、Ambiguity:曖昧性)の時代では、当社グループを取り巻く社会課題は多様化・複雑化しており、今後10年先を見据えると、社会環境や社会構造の変化、テクノロジーの進化などによって、事業環境は大きく変化していくものと想定されます。 このような状況の中、当社グループでは、安定的な経営の実現と持続的な成長を遂げていくために、2024年12月に当社が優先して取り組むべき7つのマテリアリティ(重要課題)を以下のとおり特定いたしました。また、2035年に目指す姿を「革新的な技術と多様なプロフェッショナルの共創により、人と地球の未来を創る総合コンサルティング企業」と定めました。 7つのマテリアリティ(重要課題) 〔事業活動におけるマテリアリティ〕 1)未来を支えるレジリエントなインフラ整備と地域共創 2)持続可能な脱炭素・循環型社会への貢献 3)地球環境の保全と自然共生社会の実現 4)人々の健やかで安全・安心な暮らしへの貢献 〔組織活動におけるマテリアリティ〕 5)チャレンジ精神あふれる多様な人財の確保・育成と魅力ある職場づくり 6)ガバナンスの高度化と経営基盤の強化 7)イノベーションと組織連携強化による成長基盤の形成 このマテリアリティに対応し、2035年に目指す姿を実現するために、2025年から3か年の第6次中期経営計画を策定し、「DX推進と共創による新たな価値創造に向けた変革への挑戦」をスローガンに掲げ、以下の5つの戦略を成長戦略の大きな柱として設定し、全社一丸となってそれぞれの具体的施策に取り組んでおります。 ①事業戦略 重点事業分野に経営資源を投入し、DXの推進等によるビジネスモデルの変革と社内外の多様なプロフェッショナルの共創によりイノベーションを創出してまいります。また、IoT・ロボット・AI等の先端技術の利活用を通じて新たな価値を創造し、独自性・優位性を確立するとともに、民間・個人向けサービスやものづくりにおいても取り組みを強化し、市場プレゼンス(受注、売上、認知度など)の拡大を目指してまいります。 ②DX戦略 AI関連の技術開発やデジタル技術の利活用を積極的に推進し、新規事業の創出や市場展開の加速、社内外の共創を通じて、ビジネスモデルの変革を進めてまいります。また、DX人財の確保・育成や社内業務・人財情報の統合的な活用を進め、業務の生産性向上や組織の最適化、適材適所の人財配置、企業文化や組織風土の変革を推進してまいります。 ③人事戦略 経営戦略に沿った適正な人財の配置や、人財の確保・育成などの人的資本投資を通じて、戦略的・機動的な生産体制を構築してまいります。また、多様な人財が自身の専門性や強みを活かして活躍できる社員一人ひとりが働きがいのある職場環境を整備し、ウェルビーイングの向上を図ることで、組織と社員がともに成長し続けられる会社を目指してまいります。 ④財務戦略 各戦略を果敢に実行していくための新規事業及び事業拡大に向けた技術開発や調査・分析機器の整備など、成長・注力分野に向けた投資のほか、基幹系システムやサイバーセキュリティ対策に関するIT基盤整備など、経営基盤強化に向けた投資を積極的に実施してまいります。また、事業部門における事業分野の選択と集中及び資本効率の向上にも取り組んでまいります。 ⑤サステナビリティ戦略 サステナビリティ経営の推進における重点的な取り組みとして、ガバナンス体制及び内部統制の高度化による経営基盤の強化やIR・SR活動の充実に注力するとともに、カーボンニュートラルの実現に向けたCO2排出量削減や資源循環など環境負荷低減の取り組みを推進してまいります。これらを通じて、ステークホルダーとのより深い信頼関係を構築し、持続可能な社会への貢献と企業価値の向上に取り組んでまいります。 また、当社グループは、社会基盤整備や環境保全に関わる「企画、調査、分析・解析、予測・評価から計画・設計、対策・管理」にいたる全ての段階において、ワンストップでお客様のニーズに合わせたサービスを迅速に提供できる特色を強みに、技術力の総合化・多様化・差別化を図り、社会の要請にこたえてまいります。
事業等のリスク2,475字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの事業の状況、経理状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある主なリスクには、以下のようなものがあります。あわせて、必ずしもそのようなリスクと考えていない事項につきましても、投資家の判断にとって重要であると当社が考える事項につきましては、積極的な情報開示の観点から記載しております。 当社グループはこれらリスクの発生の可能性を認識したうえで、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針でありますが、当社株式に関する投資判断は、本項及び本項以外の記載内容もあわせて慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。また、以下の記載は当社株式への投資に関する全てのリスクを網羅するものではないことにご留意ください。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 ①  官公庁及び公益法人への高い受注依存 当社グループは主として社会基盤の形成と環境保全の総合コンサルタントとして、環境コンサルタント事業、建設コンサルタント事業、情報システム事業、海外事業、不動産事業を営んでおります。 売上高を顧客で分類した場合、官公庁及び公益法人からの受注によるものが8割以上を占めることから、公共事業関係費全体や当社グループ関連技術分野に係る予算の増減もしくは予算執行の制約により、受注額、ひいては売上額が増減し、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ②  主要拠点の災害による事業活動への影響 当社グループの主要拠点(札幌、仙台、福島、高崎、東京、横浜、新潟、静岡、名古屋、大阪、広島、高知、福岡、那覇)の中には、大規模地震到来の危険性が指摘されている地域が含まれております。当社グループはこのような自然災害に備えて防災管理体制を強化しておりますが、災害の規模によっては、主要設備、試料、データの損傷等により、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③  成果品に関する瑕疵(契約不適合) 当社グループでは、品質保証システムISO9001を導入するとともに定期的かつ厳格な照査等を実施することにより、常に品質の確保と向上に努めております。また、万が一瑕疵(契約不適合)が発生した場合に備えて、建設コンサルタント損害賠償責任保険に加入しております。しかしながら、当社グループの成果品に瑕疵(契約不適合)が発生し、多額の賠償請求を受けた場合や指名停止等となった場合には、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ④  法的規制 当社グループは事業活動を行う上で、独占禁止法、中小受託取引適正化法、個人情報保護法等の様々な法規制の適用を受けております。これらの法規制の遵守を徹底するため、すべての役員及び従業員が、企業行動規範の基本原則である「法令の遵守」の精神を理解し、公正で透明な企業風土の構築に努めております。また、取締役を委員長とするコンプライアンス委員会を常設して、社内規程・マニュアルや運用体制を整備し、当社グループ全体での厳格な運用に努めております。しかしながら、万が一これらの法規制を遵守できなかった場合には、社会的な信用や評価等が低下することにより、経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループは、主務官庁から建設コンサルタント登録や計量証明事業所登録をはじめとして、様々な許認可を受けて事業を行っていることから、許認可の根拠となる各法令等を遵守し、許認可等の更新に支障が出ないよう、役職員の教育等に努めております。しかしながら、役員が罰金以上の刑に処されることその他何らかの理由により許認可が取消されるもしくは更新ができない状態が発生した場合または関連法規が改廃されるもしくは新たな法的規制が設けられる場合には、当社グループの事業展開に制約が生じ、経営成績等に重大な影響を及ぼす可能性があります。なお、現時点において、当社グループは以下の登録取消事由に抵触しておりません。 登録の種類   有効期限   取消事由 建設コンサルタント登録   2029年9月30日   建設コンサルタント登録規程第13条 計量証明事業所登録   ―   計量法第113条 ⑤  情報セキュリティ 当社グループは公共性の高い事業活動を行っているため、個人情報等様々な機密情報を取り扱っております。当社グループでは「情報管理規程」を制定するとともに「情報管理委員会」を設置し、全社的な情報管理体制を構築しておりますが、情報漏洩等の事故が生じた場合には、当社グループの社会的な信用や評価等が低下することにより、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 専門性の高い人材の確保 当社グループは技術部門において専門性の高い優秀な人材を採用し、養成することにより、競争優位性を確保することができると考えております。しかしながら、専門性の高い優秀な人材は限られていることから、人材の採用及び確保の競争は激化しております。当社グループの技術力や生産性の維持・向上には、このような人材の採用・養成・維持が不可欠であり、この状況によっては、技術力や生産性の低下により、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループから、専門性の高い優秀な人材が競合他社に移籍した場合には、加えてその者が有する当社グループの知識やノウハウの流出により、競争力が相対的に低くなるおそれがあり、当社グループの事業展開、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ 感染症等のパンデミックによる事業活動への影響 感染症等のパンデミックが想定を超える規模で発生し、国や地方公共団体の予算編成・執行において公共事業費の配分変更または規模縮小がなされる場合や、感染症拡大により行政機関から事業活動の一時停止等の要請がなされる場合は、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)13,735字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (業績等の概要) (1) 業績 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や設備投資に持ち直しの動きがみられるなど、景気は緩やかな回復基調となりました。一方で、不安定な国際情勢や米国の通商政策、物価の上昇、金融資本市場の変動等の影響により、景気の先行きは不透明な状況で推移いたしました。 当社グループを取り巻く市場環境は、令和6年度の政府補正予算と令和7年度の政府予算において、防災・減災、国土強靭化対策が引き続き推進されるとともに、脱炭素社会の実現、循環経済の構築、自然資本の維持・回復・充実等の当社グループが強みを活かせる分野に重点配分されており、比較的堅調に推移いたしました。 このような状況の中、当社グループは、安全・安心で持続可能な社会の実現、コンサルタントとしての技術力の総合化・多様化・高度化、さらにはサステナビリティ経営の実現や企業価値の向上を目標に事業を推進してまいりました。 また、当社グループは、2025年から3か年の第6次中期経営計画を策定し、「DX推進と共創による新たな価値創造に向けた変革への挑戦」をスローガンに掲げ、①事業戦略、②DX戦略、③人事戦略、④財務戦略、⑤サステナビリティ戦略の5つの戦略を成長戦略の大きな柱として設定し、それぞれの具体的施策に取り組んでおります。 当連結会計年度における連結業績は、受注高は大規模な海洋環境調査やAUVの設計製作・運用支援業務等の受注が増加したことにより、前年同期比3億2百万円増加の251億2千3百万円(前年同期比1.2%増)となりました。また、売上高は再生可能エネルギー関連の環境アセスメントやAUVの設計製作・運用支援業務等の売上が増加したことにより、同3億5百万円増加の246億1千6百万円(同1.3%増)となりました。 営業利益は人的資本投資の強化による人件費等の増加に加え、将来の事業拡大に向けた重点事業分野への投資による売上原価の増加及びDX推進に関する投資等により、前年同期比6千7百万円減少の31億8千6百万円(前年同期比2.1%減)となりました。また、経常利益は同5千6百万円減少の33億6千6百万円(同1.7%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は同5百万円増加の23億8千1百万円(同0.2%増)となりました。なお、受注高、売上高については、それぞれ過去最高を更新いたしました。 セグメントの業績は、次のとおりであります。(セグメント間取引を含んでおります。) (環境コンサルタント事業) 同事業では、国・地方自治体等において厳しい受注競争が続いているものの、大規模な海洋環境調査や再生可能エネルギー関連の環境アセスメント、AUVの設計製作・運用支援業務や東日本大震災等からの復興に関する調査等、当社グループの強みを活かせる業務を受注することができました。 売上高は前年同期比2億2千9百万円増加の159億6千万円(前年同期比1.5%増)となりましたが、セグメント利益は人的資本投資の強化による人件費等の増加に加え、将来の事業拡大に向けた重点事業分野への投資による売上原価の増加及びDX推進に関する投資等により、同7千1百万円減少の19億8百万円(同3.6%減)となりました。 同事業の部門別業績は次のとおりであります。(外部売上高を記載しております。) 環境アセスメント及び環境計画部門におきましては、環境アセスメント分野では、港湾・空港・河川・ダム・道路等の建設に関する環境アセスメント業務を実施いたしました。また、陸上・洋上風力発電等の再生可能エネルギーの環境アセスメント関連業務、海域環境保全等に関する業務などを実施いたしました。 環境計画分野では、自然地域・都市地域における環境保全・水辺利用計画の策定、河川・湖沼・海域・湿地・森林等の自然再生、生物多様性や自然共生、ネイチャーポジティブに関する調査・検討、地域トランジション・地域脱炭素支援、多面的な水環境モニタリング及び水環境保全・利活用に関する業務を実施いたしました。また、TCFD・TNFD・水リスク等の民間企業向けのコンサルティングサービスを提供いたしました。 港湾インフラマネジメント分野では、岸壁、防波堤等の港湾施設や海岸保全施設における耐震及び津波・高潮高波対策の機能強化を目的とした基本設計・実施設計・耐震照査に関する業務を実施いたしました。 農業環境資源分野では、有明海・諫早湾等の再生に関する業務、東日本大震災関連のため池の放射性物質に関する調査業務、農業農村整備事業に係る環境調査業務、営農計画・経済効果等に関する業務、農業水利施設等の調査・計画・設計業務等を実施いたしました。 ライフケア事業分野では、「お部屋の健康診断」ビジネスや養蜂事業等を展開し、個人顧客や民間企業向けにサービスや製品を提供いたしました。 売上高は前年同期比2億6千4百万円増加の43億9百万円(前年同期比6.5%増)となりました。 環境生物部門におきましては、水域生物分野では、河川、湖沼等の陸水域から、干潟、藻場、サンゴ礁、沿岸・外洋域を対象に、魚類、底生動物、サンゴ、海草・藻類等の分布状況や生息環境の特性、生態系の構造に関する調査・解析業務を実施いたしました。環境アセスメントに関する業務として、ダムの調査・影響予測を実施いたしました。自然再生関連業務や環境DNAを用いた調査等を行いました。漁業関連業務として水産資源調査、漁業影響調査、漁業補償関連調査を実施いたしました。また、海底鉱物資源開発計画に係る外洋域の生物分析、生物・生態影響評価等の業務を実施いたしました。 陸域生物分野では、里山から山地帯、河川・海岸・離島等を対象に、植物、哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類、昆虫類等の分布状況や生息環境の特性、生態系の構造に関する調査・解析業務を実施いたしました。希少生物・生態系の保全業務として、クマタカ等の希少猛禽類や希少植物の調査・保全対策等を実施いたしました。外来種の駆除業務として、特定外来植物の調査・駆除を実施いたしました。環境アセスメントに関する業務として、陸上風力発電の調査・影響予測を実施いたしました。また、自然環境の3次元情報管理、衛星画像を活用した生物生息環境の調査・解析、AIを使った画像解析やゲームエンジン等の新しい技術を取り入れることにより、成果品の品質向上と業務の効率化を図りました。 生物飼育実験分野では、希少魚類の繁殖業務、スラグ材の海域生物影響実験、環境DNA技術を用いた生物調査・分析業務等を実施いたしました。 売上高は前年同期比2億3千万円減少の33億9千1百万円(前年同期比6.4%減)となりました。 数値解析部門におきましては、海域分野では、数値モデリングを用いて、閉鎖性海域及び離島沿岸域における流動・水質に関する環境アセスメント、水質・底質・生態系の物質循環、水産資源に関する予測・解析業務を実施いたしました。伊勢三河湾においては環境再生方策の検討に加え、水質環境基準の類型指定見直しのための水質予測業務を実施いたしました。また、港湾の検潮所等における海象観測データの整理・解析業務、沿岸漁業におけるスマート化推進のための漁場データ解析業務等を実施いたしました。 河川・湖沼分野では、指定湖沼及び各自治体等が管理している主な湖沼において、湖流、水質・底質、生物に関する数値モデリングを実施し、湖沼における水質保全計画策定や湖沼の流域を含む環境改善対策のための検討業務を実施いたしました。 気象解析分野では、レーダ雨量計を用いた検討業務、気候変動による河川計画見直しのための気候予測データセットの解析業務を実施いたしました。 売上高は前年同期比5千万円増加の4億9百万円(前年同期比13.9%増)となりました。 調査部門におきましては、水域調査分野では、港湾・空港・土砂処分場の整備に係る海域環境調査や発電施設に係る海域モニタリング調査、海域環境モニタリング施設の保守点検、防衛施設整備に伴う海域環境監視調査、河川の定期水質調査やダムの希少魚類に係る環境調査を実施いたしました。 海洋・水中ロボティクス分野では、AUVを用いた海底鉱物資源開発計画に伴う環境調査やAUVの研究開発・製作・運用支援業務を実施いたしました。 陸域調査分野では、ダム湖の陸域環境調査や陸上風力発電に係る環境調査等を実施いたしました。 廃棄物・土壌汚染調査分野では、自衛隊施設や自治体、民間企業の事業計画等に伴う土壌汚染、廃棄物等の調査・対策、環境リスクコンサルティングを実施いたしました。また、湖沼等の特定外来水生植物の駆除事業、未利用バイオマスの利活用調査を実施いたしました。 航空調査分野では、自社保有航空機を用いた大型海生生物調査を実施いたしました。 その他、東日本大震災に係る特定帰還居住区域の工事監督支援や中間貯蔵施設における環境監視調査、海岸保全施設・港湾施設のインフラ点検を実施いたしました。 売上高は前年同期比1億9千7百万円増加の46億5百万円(前年同期比4.5%増)となりました。 環境化学部門におきましては、環境化学分野では、水質、底質、大気質及び土壌等を対象とした環境基準項目や有害化学物質等の測定分析を中心に、ダイオキシン類や農薬等の極微量な残留性有機汚染物質(POPs)の存在状況調査、有機フッ素化合物(PFAS)の測定分析や分析法開発等を実施いたしました。また、「水銀に関する水俣条約」に関わる大気中形態別水銀の国内モニタリング及び国際支援(モニタリング技術の発展、技術者能力向上)に関する業務や脱炭素・炭素貯留関連業務を実施いたしました。 環境リスク分野では、子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)等の業務において、小児血液中重金属を測定するとともに、化学物質による人や生物への影響評価調査を実施いたしました。また、水生生物を用いた化学物質の内分泌かく乱作用のリスク評価及び試験法の開発や生態毒性試験等を実施いたしました。 食品・生命科学分野では、食品の機能性評価や成分分析、遺伝子解析、タンパク質の解析(プロテオーム解析)に加えて、糞便フローラDNA解析、希少疾患の医薬品承認のための医師主導型治験支援業務を実施いたしました。 売上高は前年同期比3千1百万円減少の28億3千3百万円(前年同期比1.1%減)となりました。 気象・沿岸部門におきましては、気象分野では、スマートフォンやナビゲーション、防災GISアプリ等への気象・海象情報やコンテンツの配信を行い、当社独自の気象予報や健康生活予報(バイオウェザー)に関する研究開発を実施いたしました。また、ダム管理降雨予測業務、道路雪氷予測業務、輸送船舶向け海象予測、プロ野球球団や工事現場、デジタルサイネージ等民間企業向けの気象情報配信を実施いたしました。 沿岸分野では、沿岸域での防災や港湾等の事業に関する解析・検討業務を実施いたしました。また、波浪・海岸変形の解析や航路埋没の対策検討、津波・高潮・高波の監視・観測・解析に関する業務を実施いたしました。 売上高は前年同期比1千6百万円減少の4億1百万円(前年同期比3.9%減)となりました。 (建設コンサルタント事業) 同事業では、国・地方自治体等において厳しい受注競争が続いているものの、防災・減災、国土強靭化などインフラ施設の計画・設計・維持管理等、当社グループの強みを活かせる業務を受注することができました。 売上高は前年同期比1千1百万円減少の73億1千5百万円(前年同期比0.2%減)となりましたが、セグメント利益は人的資本投資の強化による人件費等及びDX推進に関する投資等が増加したものの、前期に比べて外注費等の原価が減少したことにより、同2千8百万円増加の11億1千万円(同2.6%増)となりました。 同事業の部門別業績は次のとおりであります。(外部売上高を記載しております。) 河川部門におきましては、河川分野では、気候変動を考慮した河川整備基本方針・整備計画の見直し等の治水計画、特定都市河川指定や流域治水対策、洪水浸水想定、水害リスクマップ、AIを活用した洪水予測の高度化、ダムの流水管理や操作支援システムの構築、DX技術を活用した河川環境の保全を考慮した川づくりや河川の維持管理関連等に関する業務を実施いたしました。また、河川事業評価、総合土砂管理等に関する業務を実施いたしました。 海岸分野では、気候変動の影響を考慮した海岸保全施設の計画外力の見直し、維持管理の容易性や施設の長寿命化に配慮した海岸保全施設の計画、津波・高潮対策、海岸事業評価、海岸侵食対策等に関する業務を実施いたしました。 売上高は前年同期比1億3千万円増加の20億4千2百万円(前年同期比6.8%増)となりました。 水工部門におきましては、河川・海岸の堤防・護岸、水門、堰、樋門・樋管、排水機場、遊水地、放水路等の河川構造物の計画・設計、大規模地震に対する河川堤防の耐震性能照査、河川施設の長寿命化計画や維持管理計画等に関する業務、砂防堰堤設計や砂防基礎調査等の土砂災害対策に関する業務を実施いたしました。また、グリーンインフラの設計やかわまちづくりの計画・設計等を実施いたしました。 売上高は前年同期比3千2百万円増加の17億5千9百万円(前年同期比1.9%増)となりました。 道路部門におきましては、一般道路及び自動車専用道路の設計、標識や排水施設等の道路付属物設計、函渠・擁壁等の道路構造物の設計、交通事故対策、事業評価やデータ解析、整備効果検討等の交通計画業務を実施いたしました。また、道路空間の安全・安心や賑わいの創出に関連する無電柱化対策(電線共同溝)、交通安全対策、まちづくり関連業務、照明や標識等の道路施設点検業務、能登半島地震や奥能登豪雨による災害復旧業務を実施いたしました。その他、建設マネジメント業務等を実施いたしました。 売上高は前年同期比1億3千3百万円増加の16億7千7百万円(前年同期比8.7%増)となりました。 橋梁部門におきましては、鋼橋・コンクリート橋等の設計、維持管理・長寿命化計画、点検・診断・評価、補修・補強、大規模修繕工事・リニューアル工事関連の設計業務等を実施いたしました。また、インフラDX関連等のデジタル技術活用業務、市町村の橋梁長寿命化修繕計画、既設橋のモニタリング業務、民間企業からの設計業務等を実施いたしました。 売上高は前年同期比3億1千4百万円減少の18億2千7百万円(前年同期比14.7%減)となりました。 (情報システム事業) システム構築業務では、渇水対策のためのAIによるダム低水管理支援システムの構築業務、カメラ画像解析による高度流量観測システムや土石流検知システム等のクラウドシステムの構築業務、さらに次世代スマート沿岸漁業支援システムサービス業務を実施いたしました。 システム開発分野では、カメラ画像による河川水位・流量計測システム及び土石流検知システムの精度向上に向けたAI画像処理高速化システムの開発や、これらシステムのクラウドサービスへの展開、さらにデジタルツインやAIを活用した各種防災関連システムの開発を実施して、業務に活用いたしました。 システム運用支援分野では、地球観測衛星の運用支援業務、通信会社のスマートフォンサービスの技術検証支援業務を実施いたしました。 売上高は前年同期比5千1百万円増加の6億5千1百万円(前年同期比8.6%増)となり、セグメント利益は同6百万円増加の6千4百万円(同11.0%増)となりました。 (海外事業) 環境保全・創出分野では、開発途上国における海洋ごみ等の廃棄物管理、水銀管理、湖沼の水質保全、海洋・沿岸環境の保全、気候変動対策としての海洋温度差発電・深層水利活用、自然を基盤とした社会課題解決策(NbS)及び開発事業に伴う環境社会配慮に関する業務を実施いたしました。 インフラマネジメント分野では、開発途上国における水資源・洪水管理、港湾関連インフラの整備、防災能力の強化等に関する業務を実施いたしました。 売上高は前年同期比5千5百万円増加の5億5千8百万円(前年同期比11.1%増)となりましたが、セグメント損失は7百万円(前年同期はセグメント利益0百万円)となりました。 (不動産事業) 同事業においては、赤坂のオフィスビル、旧大阪支社跡地等の不動産賃貸を行いました。 賃貸物件の一部を自社利用としたため、売上高は前年同期比3千1百万円減少の2億1千2百万円(前年同期比13.1%減)となりました。セグメント利益は同2千2百万円減少の1億1千1百万円(同17.1%減)となりました。 (2) キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ8億4千7百万円減少の29億2千5百万円(前年同期比22.5%減)となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果、獲得した資金は11億9千6百万円(前年同期は40億5百万円の獲得)となりました。これは主として、税金等調整前当期純利益34億円、非資金支出費用である減価償却費7億5千1百万円、売上債権及び契約資産の増加額5億4千4百万円、法人税等の支払額12億6千8百万円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果、使用した資金は11億2千5百万円(前年同期は11億6千万円の使用)となりました。これは主として、有形固定資産の取得による支出8億6千6百万円、投資有価証券の取得による支出4億3千万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動の結果、使用した資金は9億1千万円(前年同期は13億6千7百万円の使用)となりました。これは主として、長期借入金の返済による支出2億円、配当金の支払額7億1千2百万円によるものであります。 (生産、受注及び販売の状況) (1) 受注状況 当連結会計年度における受注状況をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高 (千円)   前年同期比(%)   受注残高 (千円)   前年同期比(%) 環境コンサルタント事業 環境アセスメント及び環境計画部門   4,891,140   8.9   4,282,593   15.7 環境生物部門   3,285,893   △14.2   1,415,214   △6.9 数値解析部門   514,734   45.4   313,558   50.6 調査部門   4,928,196   0.4   2,915,285   12.4 環境化学部門   3,095,879   14.5   1,328,817   24.7 気象・沿岸部門   269,579   △3.5   100,541   △15.1 建設コンサルタント事業 河川部門   1,882,364   △10.5   860,939   △15.7 水工部門   1,717,125   △1.6   635,492   △6.3 道路部門   1,606,076   △2.4   736,349   △8.8 橋梁部門   1,830,836   8.3   882,768   0.4 情報システム事業   686,477   14.9   266,402   15.3 海外事業   415,351   △12.1   531,077   △20.0 合計   25,123,654   1.2   14,269,040   5.8 (注)1 セグメント間取引については、相殺消去しております。 2 金額は受注契約金額で表示しております。 (2) 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前年同期比(%) 環境コンサルタント事業 環境アセスメント及び環境計画部門   4,309,716   6.5 環境生物部門   3,391,990   △6.4 数値解析部門   409,431   13.9 調査部門   4,605,844   4.5 環境化学部門   2,833,321   △1.1 気象・沿岸部門   401,629   △3.9 建設コンサルタント事業 河川部門   2,042,923   6.8 水工部門   1,759,586   1.9 道路部門   1,677,422   8.7 橋梁部門   1,827,361   △14.7 情報システム事業   651,096   8.6 海外事業   548,267   13.6 不動産事業   157,643   △14.8 合計   24,616,233   1.3 (注)1 セグメント間の取引については、相殺消去しております。 2 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 販売高(千円)   割合(%)   販売高(千円)   割合(%) 国土交通省   6,946,523   28.6   7,123,826   28.9 防衛省   3,268,453   13.4   3,533,032   14.4 環境省   1,620,227   6.7   1,769,236   7.2 (経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容) 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作成しております。この連結財務諸表作成にあたっては、資産・負債、収益・費用の計上について必要に応じて会計上の見積りを行っております。この会計上の見積りは、過去の実績や現在の状況に応じて合理的に判断しておりますが、見積り特有の不確実性を有しているために実際の結果とは異なる可能性があります。 当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5  経理の状況 1. 連結財務諸表等(1) 連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。 (2) 経営成績の分析 (売上高) 売上高については、再生可能エネルギー関連の環境アセスメントやAUVの設計製作・運用支援業務等の売上が増加したことにより、同3億5百万円増加の246億1千6百万円(同1.3%増)となりました。 環境コンサルタント事業では、大規模な海洋環境調査や再生可能エネルギー関連の環境アセスメント、AUVの設計製作・運用支援業務や東日本大震災等からの復興に関する調査等、当社グループの強みを活かせる業務を受注することができたこと等により2億2千9百万円増加の159億6千万円(前年同期比1.5%増)となり、建設コンサルタント事業では、同1千1百万円減少の73億1千5百万円(前年同期比0.2%減)となりました。また、情報システム事業では同5千1百万円増加の6億5千1百万円(前年同期比8.6%増)、海外事業では同5千5百万円増加の5億5千8百万円(前年同期比11.1%増)、不動産事業では同3千1百万円減少の2億1千2百万円(前年同期比13.1%減)となりました。 (営業利益) 営業利益については、人的資本投資の強化による人件費等の増加に加え、将来の事業拡大に向けた重点事業分野への投資による売上原価の増加及びDX推進に関する投資等により、前年同期比6千7百万円減少の31億8千6百万円(前年同期比2.1%減)となりました。 環境コンサルタント事業では、人的資本投資の強化による人件費等の増加に加え、将来の事業拡大に向けた重点事業分野への投資による売上原価の増加及びDX推進に関する投資等により、前年同期比7千1百万円減少の19億8百万円(前年同期比3.6%減)のセグメント利益を計上いたしました。建設コンサルタント事業では、人的資本投資の強化による人件費等及びDX推進に関する投資等が増加したものの、前期に比べて外注費等の原価が減少したことにより、同2千8百万円増加の11億1千万円(同2.6%増)のセグメント利益を計上いたしました。情報システム事業では同6百万円増加の6千4百万円(同11.0%増)、海外事業ではセグメント損失7百万円(前年同期はセグメント利益0百万円)、不動産事業では同2千2百万円減少の1億1千1百万円(同17.1%減)のセグメント利益を計上いたしました。 (経常利益) 経常利益については、前年同期比5千6百万円減少の33億6千6百万円(前年同期比1.7%減)を計上いたしました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 親会社株主に帰属する当期純利益については、前年同期比5百万円増加の23億8千1百万円(前年同期比0.2%増)となり、売上高当期純利益率は9.7%となりました。 当社グループの収益確保の方針は、売上高の伸長や高付加価値業務の受注及び経営の効率化による諸経費の削減を行うことであり、組織の効率化、社内ネットワークを活用した情報の有効活用、資金及び施設の有効活用を実施してまいります。 (3) 経営成績に重要な影響を与える要因について 経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 (4) 財政状態の分析 (資産) 資産合計は、前連結会計年度末と比べ3億8千5百万円増加の378億3千8百万円(前年同期比1.0%増)となりました。 流動資産につきましては、主に現金及び預金の減少8億4千8百万円、受取手形、営業未収入金及び契約資産が5億4千4百万円増加したことにより、前連結会計年度末と比べ2億7千万円減少の169億9千万円となりました。また、流動比率は396.3%(前年同期は309.8%)となりました。 固定資産につきましては、主に建物の減少1億9千6百万円、建設仮勘定の増加2億2千8百万円、投資有価証券の増加6億4千万円により、前連結会計年度末と比べ6億5千6百万円増加の208億4千7百万円となりました。また、固定比率は67.9%(前年同期は70.3%)となりました。 (負債) 負債合計は、前連結会計年度末と比べ16億円減少の71億2千6百万円(前年同期比18.3%減)となりました。 流動負債につきましては、主に支払手形及び営業未払金の減少3億3千3百万円、未払法人税等の減少2億5千2百万円、流動負債その他の減少6億6千9百万円により、前連結会計年度末と比べ12億8千4百万円減少の42億8千7百万円となりました。 固定負債につきましては、主に長期借入金の減少2億円、退職給付に係る負債の減少9千1百万円により、前連結会計年度末と比べ3億1千5百万円減少の28億3千8百万円となりました。 (純資産) 純資産合計は、主に利益剰余金の増加16億6千7百万円により、前連結会計年度末に比べ19億8千5百万円増加の307億1千1百万円(前年同期比6.9%増)となりました。また、ROEは8.0%(前年同期は8.6%)となりました。 (5) 経営戦略の現状と見通し 当社グループに関わる市場環境においては、特に重点的に取り組むべき課題として、以下の事項が挙げられております。 ・「大規模災害からの復旧・復興」「自然災害に備えた防災・減災」「インフラの老朽化対策」「経済成長、地域創生、生産性向上のためのインフラ整備」といった国土強靱化や社会基盤整備に関する課題 ・「地球温暖化による気候変動への適応」「再生可能エネルギーの活用などの適切なエネルギーバランスの実現」「地域の資源を有効に活用した循環共生型社会の形成」などの脱炭素社会・循環型社会・自然共生社会の実現に向けた課題 ・「大気・水環境等の環境質の保全」「希少種保全や生物多様性の確保」「持続可能な海洋資源の利活用」などの生活環境・自然環境の保全に向けた課題 ・「化学物質による環境・健康リスクの低減」「感染症リスクへの対応」など人の健康リスクに関する課題 など、このような社会的課題の解決は、国際社会における持続可能な開発目標であるSDGsへの貢献や当社のサステナブルな事業の展開にもつながっていくと考えられます。 当社グループは、これらの課題を解決し、「安全・安心で快適な社会の持続的発展と健全で恵み豊かな環境の保全と継承を支えることを通じて社会に貢献する」という経営ビジョンを達成するため、長期的な経営戦略を次のように設定しております。 <事業戦略> ・一歩先を見据えた積極的な技術開発と新規事業分野・新市場への展開 ・技術の総合化・多様化・差別化によるコア・コンピタンスの創出 ・価格競争力の向上と営業力強化 ・官公需の受注シェア向上と民間分野への積極的な営業展開 <人材・組織戦略> ・優秀な人材の確保・育成のための基盤整備 ・社会ニーズや社会構造にマッチした組織・事業構造、事業領域への転換 ・関連企業の育成とパートナーシップの強化 <財務戦略> ・財務健全性の確保と資本効率性の向上 ・内部統制の強化 上記の経営戦略のもと、当社グループは、2025年から2027年までの第6次中期経営計画において、「DX推進と共創による新たな価値創造に向けた変革への挑戦」をスローガンに掲げ、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載の重要な経営課題に取り組むことにより、強い経営基盤の構築と安定的な成長を目指しております。 (6) 資本の源泉及び資金流動性についての分析 ① キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における連結ベースの現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ8億4千7百万円減少(前年同期は14億7千9百万円の増加)し、29億2千5百万円(前連結会計年度末は37億7千3百万円)となりました。 詳細につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(2)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 (キャッシュ・フロー指標の推移) 2023年12月期   2024年12月期   2025年12月期 自己資本比率(%)   76.9   76.7   81.2 時価ベースの自己資本比率(%)   36.1   45.6   75.0 キャッシュ・フロー対有利子負債比率(%)   ―   12.5   25.1 インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)   ―   505.0   184.4 (注)1.各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。 2.各指標は、下記の基準で算出しております。 自己資本比率:自己資本/総資産 時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産 キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業キャッシュ・フロー インタレスト・ガバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利払い 3.株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式総数(自己株式数を控除)により算出しております。 4.営業キャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。 5.有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち、利子を支払っている負債を対象としております。 6.利払いは、連結損益計算書に計上されている支払利息を使用しております。 7.2023年12月期のキャッシュ・フロー対有利子負債比率とインタレスト・カバレッジ・レシオにつきましては、営業キャッシュ・フローがマイナスのため記載しておりません。 ② 資金需要 当社グループの資金需要のうち主なものは、運転資金需要として外注費、労務費のほか、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。 ③ 財務政策 当社グループの資金調達としては、運転資金に関しては、手許流動性資金を勘案の上、不足が生じる場合には短期借入金による調達で賄っております。設備資金に関しては、手許資金(利益等の内部留保金)、長期借入金及び社債による調達を基本としております。 ただし、設備資金の不足が生じる期間が短期間である場合には、短期借入金による調達で賄っております。 長期資金の調達に際しては、金利動向並びに発行費用等の調達コストも含めて総合的に検討し、銀行借入と比較して有利な条件になる場合に限り、社債発行を行うこととしております。 資金の流動性については、経理部が適時に資金繰り計画を作成・更新するとともに、手許流動性の維持等により、流動性リスクを管理しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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