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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

レーザーテック

Lasertec corporation6920 · Prime · 電気機器

半導体用マスク検査・外観検査装置で世界トップシェア。最先端ロジック・メモリ向け。

概要

レーザーテックは、半導体製造工程で使われる検査・測定装置の専業メーカーである。特に極端紫外線(EUV)リソグラフィ用のマスク欠陥検査装置では世界で唯一の量産機を供給し、最先端半導体の歩留まり向上に不可欠な存在となっている。2025年6月期の連結売上高は2515億円、営業利益1228億円、従業員は1163名。神奈川県横浜市に本社を置き、米国、韓国、台湾、中国、シンガポールに子会社を持つ。

半導体関連装置が売上の8割を占める事業構造

レーザーテックの事業は半導体関連装置、その他装置、サービスに大別される。2025年6月期の連結売上高2514億円のうち、半導体関連装置が2029億円(80.7%)を占め、サービスが429億円(17.1%)、その他が55億円(2.2%)である。主力の半導体関連装置はフォトマスク欠陥検査装置とウェーハ外観検査装置で、特にEUV露光用マスクの検査装置は同社の独壇場となっている。サービス部門の売上高は前年比48.3%増と急成長しており、設置ベースの拡大に伴う保守・サポート収入が増加している。

主要3社に依存する顧客基盤

同社の販売先は半導体業界の巨大メーカーに集中している。2025年6月期の販売実績では、Intel Corporationが33.3%、Taiwan Semiconductor Manufacturing Company(TSMC)が26.3%、Samsung Electronicsが19.9%を占め、この3社で全体の約79.5%に達する。この高い依存度は、最先端プロセス向け装置の開発がこれらの企業との緊密な協業で進むことを反映している。一方で、特定顧客の投資動向に業績が左右されるリスクも内包する。

ファブライト戦略と研究開発特化の経営

レーザーテックは「ファブライト戦略」を掲げ、製品製造の多くを協力会社に委託している。自社は研究開発と設計に集中し、光応用技術・精密機構・エレクトロニクス・ソフトウェアを複合させた高度な検査ソリューションを生み出す。2023年7月には新研究開発拠点「Lasertec Innovation Park(InnoPa)」を稼働させ、開発能力の強化を図る。従業員は1163名(連結)と規模は大きくないが、高い付加価値と利益率を実現している。

北米・アジアをカバーするグローバルサービス網

販売とサービスは地域ごとに子会社が担当する。北米・欧州はLasertec U.S.A.、韓国はLasertec Korea、台湾はLasertec Taiwan、中国はLasertec China(台湾子会社の100%子会社)、シンガポール・マレーシアはLasertec Singaporeが窓口となる。国内とその他のアジア地域は直接当社が行う。この体制により、主要な半導体生産拠点に迅速な技術サポートを提供している。なお、製造はすべて当社が行い、一部を協力会社に委託する。

業界の中での役割は半導体製造装置メーカー(検査工程)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
2,305億円
営業利益
1,053億円
営業利益率
45.7%
純利益
775億円
2026/6 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/6
事業売上構成比利益利益率
半導体関連装置2,030億円80.7%
サービス430億円17.1%
その他製品56億円2.2%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01半導体前工程(マスク・ウェーハ検査)主力

最先端半導体デバイス製造向けに、フォトマスク欠陥検査装置、ウェーハ外観検査装置等を開発・供給。ロジック・メモリ双方の主要メーカーに採用。

主な製品・サービス2
マスク欠陥検査装置
半導体露光用フォトマスクの欠陥を光学的に検出する装置。最先端プロセスに対応。
ウェーハ外観検査装置
成膜・エッチング後のウェーハ表面の異物や欠陥を高速に検査する装置。

02その他(検査・測定)準主力

半導体以外の先端産業向けに、光応用技術を活用した検査・測定装置を提供。

主な製品・サービス1
その他検査・測定装置
光応用技術を用いた各種検査・測定ソリューション。

製品と技術

EUVマスク欠陥検査装置:最先端リソグラフィの品質を支える

同社の主力製品は、EUV(極端紫外線、波長13.5nm)露光用フォトマスクの欠陥を検査する装置群である。2017年に世界初の「EUVマスクブランクス欠陥検査/レビュー装置」を、2019年には「アクティニックEUVパターンマスク欠陥検査装置」を開発。これらの装置は、マスクのブランクス段階とパターン形成後の両方で欠陥を検出する。EUV光をそのまま照明に用いる「アクティニック」方式により、実際の露光条件と同じ波長で検査できる点が技術的な芯であり、他社に追随を許さない競争力の源泉となっている。

マスク欠陥検査装置:DRAMやロジック向けに幅広いラインアップ

EUV対応以前から、レーザーテックはさまざまな波長の光を用いたマスク欠陥検査装置を開発してきた。1976年に世界初の自動検査装置を製品化して以来、ペリクル面異物検査装置(1996年)、マスクブランクス欠陥検査装置(2000年)などをラインアップに追加。現在では、ArFやKrFなどの従来型露光用マスクにも対応する。これらの装置は、DRAMやロジック半導体の量産ラインで広く使われており、同社のマスク検査分野における長年の蓄積を示している。

ウェーハ外観検査装置:マルチビームレーザーコンフォーカル技術

1998年に開発したウェハ欠陥検査装置は、マルチビームレーザーコンフォーカル光学系を採用した点が特徴である。複数のレーザービームでウェーハ表面を高速に走査し、成膜やエッチング後の異物や欠陥を検出する。この技術は、検査スループットと感度の両立を実現し、後工程の歩留まり向上に貢献する。現在も最新プロセスに対応したモデルが提供されており、半導体メーカーの品質管理に不可欠な装置となっている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

電気機器のなかでの位置

半導体製造装置で世界シェア首位級

レーザーテックは半導体製造装置、特にEUV関連の検査装置で世界的なシェアを持つ専門メーカーです。同業他社の中では、イビデンやキオクシアホールディングスと異なり、装置そのものの提供に特化しており、高い技術力と独自のポジションを確立しています。2025年6月期には売上高2515億円、営業利益率48.8%と高い収益性を達成し、市場での競争力を示しています。しかし、2026年6月期には予測で売上高が減少し、営業利益率も低下する見込みで、顧客の設備投資サイクルや需要変動の影響を受けやすい側面があります。パワーエックスや日清紡ホールディングスなどとは業態が異なるものの、半導体業界の成長鈍化や競争激化が今後の課題であり、先端技術への依存をどう分散するかが鍵となります。

強み

  • EUV関連検査装置で高い市場シェアを持ち、競争優位性が際立つ。
  • 2025年6月期の営業利益率は約48.8%、規模と利益の両立に成功。
  • 半導体の微細化に伴い、検査装置の需要は中長期的な拡大が見込まれる。
  • 世界の主要半導体メーカーとの強固な取引関係がある。

課題

  • 顧客の設備投資が周期的に変動し、売上の不安定さにつながる。
  • 次世代技術の登場により、現在の主力製品が陳腐化する恐れ。
  • 新興や既存メーカーとの競争で、シェアを維持するための投資が必要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

半導体製造装置の時価総額近傍。太字がレーザーテック

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16857アドバンテスト23.8兆円62.9倍
27011三菱重工業12.6兆円53.4倍
36301小松製作所6.9兆円17.9倍
47751キヤノン6.2兆円11.8倍
56146ディスコ6.0兆円44.3倍
66920レーザーテック3.1兆円37.5倍
76361荏原製作所2.0兆円25.4倍
86525KOKUSAI ELECTRIC2.0兆円64.9倍
95334日本特殊陶業1.6兆円14.0倍
105333NGK1.5兆円25.0倍
117735SCREENホールディングス1.3兆円27.0倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(半導体製造装置)に従っています。

会社の歴史

沿革 34件

X線テレビジョンカメラから始まった創業期

レーザーテックの起源は1960年7月、東京都目黒区に設立された有限会社東京ITV研究所である。当初はX線テレビジョンカメラの開発・設計・製造を行っていた。1962年8月に資本金100万円で日本自動制御株式会社を設立し、1963~1965年にかけて神奈川県川崎市へ本社を移転。1971年5月には磁気テープのテンションを測定する「テンションアナライザー」を開発した。同社はこの時期、計測技術の基礎を築いた。

世界初のフォトマスク欠陥検査装置で半導体検査に参入

1975年2月、LSIのフォトマスクのピンホールを発見する「フォトマスク・ピンホール検査装置」を開発。同年4月には顕微鏡自動焦点装置を開発した。そして1976年10月、LSIのマスクパタン欠陥を自動検査する「フォトマスク欠陥検査装置」を世界で初めて開発。これが同社の現在の主力事業の原点となる。1985年6月には「カラーレーザー顕微鏡」を開発し、光応用技術の幅を広げた。

商号変更と海外展開の開始

1986年6月、商号を「レーザーテック株式会社」に変更。同年7月に子会社「株式会社レーザーテック研究所」、12月に米国子会社「Lasertec U.S.A., Inc.」を設立し、海外展開を本格化させた。1987年6月には販売子会社「レーザーテック販売株式会社」を設立。1990年12月には日本証券業協会に店頭売買銘柄として株式を登録した。この頃、LCD検査装置や位相シフトマスク測定装置など、半導体以外の分野にも製品を拡大した。

上場と検査技術の多様化

1996年12月にペリクル面異物検査装置、1998年8月にマルチビームレーザーコンフォーカル光学系を用いたウェハ欠陥検査装置を開発。2000年2月にはマスクブランクス欠陥検査装置を製品化した。2004年12月、株式をジャスダック証券取引所に上場。2008年3月に本社を現在の横浜市港北区新横浜へ移転。2009年5月には太陽電池変換効率分布測定機を開発するなど、半導体以外の分野への応用も進めた。

EUV露光時代を拓く2つの世界初検査装置

2017年4月、波長13.5nmのEUV光を用いた「EUVマスクブランクス欠陥検査/レビュー装置」を世界で初めて開発。EUVリソグラフィの実用化に不可欠なマスク検査技術を確立した。続いて2019年9月、同じくEUV光を用いた「アクティニックEUVパターンマスク欠陥検査装置」を世界初で開発。これらの装置は、最先端半導体の量産において標準的に採用され、同社の圧倒的な市場ポジションを築いた。

プライム市場上場と急成長の現在

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴いプライム市場に移行。2023年7月には新研究開発拠点「Lasertec Innovation Park(InnoPa)」が稼働し、開発能力を拡充した。財務面では、2025年6月期の連結売上高が2515億円と前期比17.8%増、営業利益は1228億円(同51.0%増)に達し、過去最高を更新。AI関連半導体需要の拡大を追い風に、EUV関連装置の受注が急増している。

年表34件を開く

1960年代

  • 1960年7月創業東京都目黒区において当社の前身である㈲東京ITV研究所を設立 X線テレビジョンカメラの開発、設計、製造を開始
  • 1962年8月資本金1,000千円で日本自動制御㈱を設立
  • 1963年8月神奈川県川崎市木月へ本社を移転
  • 1965年11月神奈川県川崎市北加瀬へ本社を移転

1970年代

  • 1971年5月磁気テープ走行中のテンションを測定する「テンションアナライザー」を開発
  • 1975年2月LSIのフォトマスクのピンホールを発見する「フォトマスク・ピンホール検査装置」を開発
  • 1975年4月「顕微鏡自動焦点装置」を開発
  • 1976年10月LSIのマスクパタン欠陥を自動検査する「フォトマスク欠陥検査装置」を世界で初めて開発

1980年代

  • 1980年4月神奈川県横浜市港北区綱島東へ本社を移転
  • 1985年6月「カラーレーザー顕微鏡」を開発
  • 1986年6月商号変更商号を「レーザーテック株式会社」に変更
  • 1986年7月子会社㈱レーザーテック研究所を東京都港区に設立
  • 1986年12月Lasertec U.S.A., Inc.(現連結子会社)を米国カリフォルニア州サンノゼ市に設立
  • 1987年6月子会社レーザーテック販売㈱を東京都港区に設立
  • 1989年7月M&A㈱レーザーテック研究所及びレーザーテック販売㈱を吸収合併

1990年代

  • 1990年12月日本証券業協会に店頭売買銘柄として株式を登録
  • 1993年7月LCD(液晶ディスプレイ)の突起欠陥等を検査し、修正する「カラーフィルター欠陥検査装置」及び「カラーフィルター欠陥修正装置」を開発
  • 1994年11月位相シフトマスクの位相シフト量を測定する「位相シフト量測定装置」を開発
  • 1996年12月フォトマスクに装着されているペリクル及びフォトマスクの裏面に付着した異物を検査する「ペリクル面異物検査装置」を開発
  • 1998年8月半導体ウェハ上の欠陥をマルチビームレーザーコンフォーカル光学系を利用して検査する「ウェハ欠陥検査装置」を開発

2000年代

  • 2000年2月フォトマスクの「マスクブランクス欠陥検査装置」を開発
  • 2001年2月Lasertec Korea Corp.(現連結子会社)を韓国ソウル市に設立
  • 2004年12月上場ジャスダック証券取引所(現 東京証券取引所JASDAQ(スタンダード))に株式を上場(2012年5月上場廃止)
  • 2008年3月神奈川県横浜市港北区新横浜へ本社を移転
  • 2009年5月太陽電池の変換効率分布を可視化する「太陽電池変換効率分布測定機」を開発

2010年代

  • 2010年6月Lasertec Taiwan, Inc.(現連結子会社)を台湾新竹県竹北市に設立
  • 2012年3月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場
  • 2013年3月東京証券取引所市場第一部銘柄に指定を受ける
  • 2017年4月世界で初めてEUV光(波長13.5nm)を用いた「EUVマスクブランクス欠陥検査/レビュー装置」を開発
  • 2017年6月Lasertec China Co., Ltd.(Lasertec Taiwan, Inc.の100%子会社)を中国上海市に設立
  • 2019年9月世界で初めてEUV光(波長13.5nm)を用いた「アクティニックEUVパターンマスク欠陥検査装置」を開発
  • 2019年11月Lasertec Singapore Pte. Ltd.(現連結子会社)をシンガポールに設立

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、市場第一部からプライム市場に移行
  • 2023年7月新研究開発拠点「Lasertec Innovation Park(通称:InnoPa)」の稼働を開始

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/6期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 営業利益率20%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    ニッチトップ戦略の追求

    大手企業が参入しにくく、中小企業にはノウハウや技術面で参入困難なニッチマーケットに注力。新たなアプリケーションを見出し最適な製品を投入することで高いシェアと収益性を獲得し、オンリーワン製品群による「マルチニッチトップ」企業を目指す。

  2. 02

    ファブライト体制と製品ポートフォリオ管理

    研究開発に特化するため、製品製造の多くを協力会社に委託するファブライト戦略を採用。事業環境の変化で強みが発揮できない製品は撤退・売却も検討し、健全な製品ポートフォリオを維持する。

  3. 03

    売上最大化への取り組み

    中期経営計画において、リードタイムの短縮やサービスビジネスの拡大により売上最大化を図る。顧客との強固な信頼関係を構築し、圧倒的な開発スピードと高い技術力を活かす。

  4. 04

    成長に向けた研究開発と体制強化

    人材採用の強化や職場環境の整備、新たなソリューションによる事業領域の拡大、事業規模拡大を支える体制の強化を推進し、さらなる成長を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,163人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,681万円で、9期前と比べて+47.8%平均年齢は40.1歳、平均勤続年数は8.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年6月264
2017年6月288
2018年6月332
2019年6月1,13842.711.2375
2020年6月1,31142.310.6448
2021年6月1,37941.59.8529
2022年6月1,44840.99.2662
2023年6月1,58140.38.6859
2024年6月1,63839.98.31,0178,004
2025年6月1,68140.18.31,16310,559

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年6月期・提出会社(単体)
女性管理職比率3.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率45.8%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)74.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
Lasertec Innovation Park(注)1 — 神奈川県横浜市 港北区196億円
本社(注)1.2 — 神奈川県横浜市 港北区101億円

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年6月期の売上高は2,305億円営業利益1,053億円前期と比べると減収減益で、売上が-8.3%、利益が-14.3%。

売上高
-8.3%
2,305億円
営業利益
-14.3%
1,053億円
純利益
-8.5%
775億円
営業利益率
45.7%
前期比 -3.1%pt

会社が出している今期の予想2027年6月期

項目会社予想前期実績
売上高2,900億円2,305億円
営業利益1,250億円1,053億円
純利益900億円775億円
1株あたり配当¥351¥351

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年4Qで、売上は1,022億円、営業利益は423億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は−16.6%、営業利益は−28.4%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q2439438.771
2023年4Q734255
2024年1Q47310321.877
2024年2Q47721545.1145
2024年3Q62226342.3193
2024年4Q56323341.4176
2025年2Q1,29063749.4433
2025年4Q1,22559148.2414
2026年2Q1,28363049.1457
2026年4Q1,02242341.4318

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 15期分

2012年6月期からの15期で、売上は123億円から2,305億円へ18.7倍に増えた。直近期の営業利益率は45.7%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所市場第二部に株式を上場
2012年6月1233018
2013年6月1142516
2014年6月1363220
2015年6月1524630
2016年6月1534632
Lasertec China Co., Ltd.(Lasertec Taiwan, Inc.の100%子会社)を中国上海市に設立
2017年6月1735035
2018年6月2135744
Lasertec Singapore Pte. Ltd.(現連結子会社)をシンガポールに設立
2019年6月2887859
2020年6月426151108
2021年6月702264193
2022年6月904336249
2023年6月1,528637462
2024年6月2,13581482038.1591
2025年6月2,5151,2281,19448.8847
2026年6月2,3051,0531,07945.7775

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年6月期

売上高2,305億円のうち、営業利益として残るのは1,053億円45.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は775億円、売上の33.6%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 費用事業を回すためにかかったお金54.3%1,252億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益45.7%1,053億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比+38.8pt
45.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+27.7pt
33.6%
税金まで払って最後に残る割合

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年6月期は営業CFが779億円、投資CFが−24億円で、差し引きのフリーCFは755億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は861億円で、売上の4.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年6月26−1−222546
2013年6月6−1−13540
2014年6月39−1−173861
2015年6月10−1−6965
2016年6月31−4−102780
2017年6月35−6−122997
2018年6月29−7−1822101
2019年6月58−10−1748131
2020年6月165−20−28145247
2021年6月105−37−4268278
2022年6月−35−5421−89234
2023年6月405−206−156199298
2024年6月333−36−231297382
2025年6月779−24−246755861

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年6月期の総資産は3,296億円。このうち返さなくてよい自己資本が2,099億円で、自己資本比率は63.7%(業種中央値61.0%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年6月2081486071.0
2013年6月1991584179.3
2014年6月2171754280.4
2015年6月2362003684.6
2016年6月2592184184.2
2017年6月3302458574.1
2018年6月38127111070.9
2019年6月50131119062.1
2020年6月81839242647.9
2021年6月1,18755263546.5
2022年6月1,7867271,05940.7
2023年6月2,7161,0911,62540.2
2024年6月2,7131,5131,20055.8
2025年6月3,2962,0991,19763.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年6月期の内訳
現金及び預金
861億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
2,066億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
1,197億円
いつか返す必要があるお金

業界内での比較

電気機器 224社との比較

同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率224社中2位あたり、逆に低いのは売上成長率224社中206位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
/中央値 8.0%
P25 4.2%P75 12.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
45.7%/中央値 6.9%
P25 3.5%P75 11.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
/中央値 61.0%
P25 48.2%P75 76.0%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-8.3%/中央値 4.1%
P25 -0.2%P75 9.4%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.1%/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥32,350で、1年前と比べて+113.7%過去52週の値幅のなかでは40%の位置にある。

¥32,350-2.2%1ヶ月-26.6%1年+113.7%時価総額3.1兆円
過去52週の値幅
安値¥14,880高値¥58,580

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)37.5倍
PER (会社予想)32.2倍
PBR11.75倍
配当利回り1.09%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月15日に49690円の高値をつけた後、7月28日から急落し、8月19日には35210円まで下落しました。8月21日現在は35120円で、高値から約29%下落しています。ただし、年初来では+120.7%と依然として強い上昇を示しており、52週高値58580円に対しては約40%下の水準です。25日移動平均線(40039円)を約12%下回り、75日線(42949円)も下回っており、短期的な調整局面が続いています。RSIは45.2と中立圏にあり、売られ過ぎにはまだ至っていません。出来高は高値圏で増加し、下落局面でも多い傾向が見られます。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 15/100)

PERは実績40.71倍で同業界平均30.85倍を上回り割高。PBR12.75倍は平均2.64倍の約5倍で極端に高い。配当利回り1%は平均2.29%を下回る。ROE46.9%は非常に高いが、利益率の高さは既に価格に反映され、予想PER35倍でも依然高水準。業績は堅調だが、成長期待が過剰に織り込まれている。総合的に、PERとPBR、配当利回りから割高と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)37.5倍30.8倍
PER (予想)32.2倍
PBR11.75倍2.58倍
ROE46.9%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資家の争点は、EUVマスク検査装置の独占が今後も続くか、そしてそれが成長と高収益を持続させるかです。強気派は、最先端ロジック半導体の微細化が進む限り、EUVマスク検査の需要は不可欠であり、同社の独占的地位が利益率と成長を支えると主張します。また、AI向け半導体の需要拡大で最先端プロセスの投資が加速し、検査装置の需要がさらに伸びると見ます。一方、弱気派は、競合他社(特に海外メーカー)がEUV向け検査装置を開発中であり、独占が崩れるリスクを指摘します。また、顧客である半導体メーカーの設備投資が周期的に変動するため、業績の安定性に疑問があります。さらに、成熟したEUV技術から、次世代のマスク検査方式(例えば、マスクレスやナノインプリント等)への移行が起きると、需要そのものが消失する可能性も議論されています。現在の株価は今後の成長をかなり織り込んでおり、期待が高い分、失望も大きいという構図です。

プラスに働く材料7
  • EUV検査の独占が続く

    最先端ロジック向けEUVマスク検査でシェアほぼ100%とされ、参入障壁が高い。

  • AI需要で投資が加速

    AIサーバー向け半導体の最先端ノード需要で、同社の検査装置需要が拡大する。

  • 高収益体質がさらに強化

    営業利益率は48%超まで上昇し、スケールメリットで収益性が向上している。

  • 2025年6月期は営業利益1,228億円・利益率48.83%通年影響

    売上高2,515億円、営業利益1,228億円、営業利益率48.83%と過去最高

  • ROE46.9%の超高収益継続影響

    ROE46.9%と非常に高く、PBR14.89倍を支える

  • 予想PER37.3倍と実績38.76倍から改善不定影響

    予想PER37.3倍は実績PER38.76倍を下回り、成長期待を反映

  • 純利益847億円と前期比43.3%増通年影響

    純利益は591億円から847億円へ256億円増、高成長が続く

マイナスに働く材料7
  • 競合の追撃リスク

    海外の検査装置メーカーがEUV対応を開発中で、独占が崩れる可能性がある。

  • 半導体市況の循環性

    顧客の設備投資に強く依存し、市況悪化時は受注が急減するリスクがある。

  • 次世代技術の脅威

    マスクレス露光等の新技術が普及すると、EUVマスク検査自体の需要が消える。

  • 2026年6月期は営業利益1,053億円と14.3%減通年影響

    営業利益は1,228億円から1,053億円へ175億円減、売上高も減収

  • PER38.76倍・PBR14.89倍と割高不定影響

    PER38.76倍、PBR14.89倍は高水準で、業績下振れなら急落

  • 売上高2,305億円と8.4%減通年影響

    売上高は2,515億円から2,305億円へ210億円減、減収計画

  • 株価1年で143.94%上昇の反動継続影響

    株価は37,460円、年間+143.94%と過熱感から利食い売り

次の決算で確かめる点
EUVマスク検査装置の受注台数
今後の収益を左右する最重要指標で、需要の先行指標となる。
売上高のうち検査装置比率
構成比の変化が成長性や収益性に影響し、戦略の転換を示す。
研究開発費比率
競争優位を維持するための投資水準が将来の競争力を示す。
受注残高
短期的な業績の安定性を測るのに有効で、顧客の投資意欲を映す。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり351で、前期から+43.0%いまの株価に対する利回りは1.09%。増配か配当維持が8年続いている。

年間配当
¥351
1株あたり
配当利回り
1.09%
いまの株価に対して
配当性向
35.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
8年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年6月1437.2
2018年6月1721.436.7
2019年6月2438.238.9
2020年6月4380.935.3
2021年6月5529.436.6
2022年6月9776.439.6
2023年6月18085.635.8
2024年6月23027.836.6
2025年6月32943.035.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥351

株主

有価証券報告書より

2025年6月期末の株主数は延べ108,079人。区分でいちばん多いのは個人・その他40.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が30.5%を占め、残る69.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年6月%2021年6月%2022年6月%2023年6月%2024年6月%2025年6月%
個人・その他39.536.937.837.329.340.0
金融機関22.322.422.224.231.127.2
外国法人33.935.932.331.431.425.3
自己株式4.34.34.34.34.34.3
証券会社1.82.14.73.95.03.9
事業法人2.52.73.13.13.13.3
外国人個人0.00.00.00.10.10.2

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)17.51
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)6.90
03内山 洋2.98
04内山 秀2.96
05前田 せつ子2.90
06STATE STREET BANK WEST CLIENT-TREATY 505234(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.77
07株式会社三菱UFJ銀行1.60
08UCHIYAMA HOLDINGS 株式会社1.57
09高橋 はる香1.53
10楽天証券株式会社1.11

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近5
  • 2026-08-07
    アローストリート・キャピタル・リミテッド・パートナーシップ(Arrowstreet Capital, Limited Partnership)
    新規の大量保有報告
    4.19%
    -1.03pt
  • 2026-06-18
    ブラックロック・ジャパン株式会社
    新規の大量保有報告
    1.98%
    +0.02pt
  • 2026-04-28
    株式会社三菱UFJ銀行
    変更報告
    1.60%
  • 2026-04-20
    株式会社三菱UFJ銀行
    新規の大量保有報告
    1.60%
  • 2026-04-17
    ブラックロック・ジャパン株式会社
    新規の大量保有報告
    1.96%
    -0.42pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 15期分

1株利益は15期で+982%、1株純資産は14期で+256%。直近期のROEは46.9%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年6月8065412.89.233.5
2013年6月7170010.517.631.0
2014年6月8777311.911.736.2
2015年6月13188715.812.934.9
2016年6月7248315.58.739.5
2017年6月7854215.319.937.2
2018年6月9760017.032.236.7
2019年6月6634520.432.438.9
2020年6月12043430.884.735.3
2021年6月21361240.8101.136.6
2022年6月27680638.958.639.6
2023年6月5121,21050.842.135.8
2024年6月6551,67845.455.136.6
2025年6月9392,32746.920.735.5
2026年6月863

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2025/6期の役員報酬は総額1,299百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約12倍にあたる。

氏名役職年齢
岡林理取締役・会長執行役員68
楠瀬治彦取締役・副会長執行役員67
仙洞田哲也代表取締役・社長執行役員 営業本部長49
田島敦取締役・常務執行役員 技術本部長48
三原康司取締役67
岩田宜子取締役70
石黒美幸取締役61
由利孝取締役65
浅野政克常勤監査役63
浅見公一監査役70
出雲栄一監査役53
道あゆみ監査役60

役員報酬の内訳2025/6

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)6197907731,179197
社外取締役5626212
監査役2343417
社外監査役324248

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

ニュース

AI解説

今日の重要ニュースより

「今日の重要ニュース」でレーザーテックを取り上げた解説を、新しい順に並べている。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/6期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容486字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び連結子会社、以下同じ)は、光応用技術を用いた半導体関連及びその他の検査・測定装置等の設計、製造、販売並びにこれらに係るサービスを主な事業内容としております。 半導体関連装置及びその他の装置等の設計、製造は連結財務諸表提出会社(以下「当社」という)が行っております。 販売については、北米地域及び欧州地域では連結子会社のLasertec U.S.A., Inc.、国内及びアジア地域では当社が行っております。 サービスについては、北米地域並びに欧州地域では連結子会社のLasertec U.S.A., Inc.、韓国では連結子会社のLasertec Korea Corp.、台湾では連結子会社のLasertec Taiwan, Inc.、中国では連結子会社のLasertec China Co., Ltd.、シンガポール及びマレーシアでは連結子会社のLasertec Singapore Pte. Ltd.、国内及びその他のアジア地域では当社が行っております。 なお、当社グループの位置づけを事業系統図によって示すと以下のとおりです。
経営方針・対処すべき課題1,546字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは、創業以来「世の中にないものをつくり、世の中のためになるものをつくる」を経営理念として、半導体をはじめとする先端分野の市場向けに、光応用技術を用いた各種検査・計測システムを提供してまいりました。今後もこの経営理念を堅持して、ビジョンである「世界中のお客さまから何か困ったことがあれば、真っ先に声をかけて頂ける」会社を目指します。また、当社グループの強みである光技術に磨きをかけ、精密機構・エレクトロニクス・ソフトウエアの先進技術を複合させたソリューションを素早く顧客に提供することで、最終製品となる電子機器を通じて世界中の人々の豊かな暮らしづくりに貢献していくことをミッション(社会的使命)としています。 (2)中長期的な会社の経営戦略、目標とする経営指標 当社グループは、様々なステークホルダー(利害関係者)のご期待に応え、株主価値、顧客価値、社会価値、従業員価値を総合的に高めることが、継続的な企業価値の向上に必須であるととらえています。 事業においてはマーケットを世界に求め、特に大手企業が参入しにくいサイズのマーケットで、かつ中小企業にはノウハウや技術の点で参入が困難なニッチマーケットに注力しています。エマージングマーケット、またはセグメンテーションが可能な既存マーケットにおいて収益機会が見込まれる新たなアプリケーションを見出し、ニーズに最適な製品を投入することで高いシェアと収益性を獲得することを基本的な事業戦略としています。ニッチトップのポジションを獲得した後には、継続的な最先端技術の投入と新たな付加価値の提供によって収益性の維持と向上に努めております。また、より研究開発に特化した組織体制とするためにファブライト戦略を採り、製品製造の多くを協力会社に委託しています。一方、事業環境の変化などで当社の強みが発揮できない、または採算性の維持・回復が困難と判断した製品につきましては、撤退・売却も視野に速やかにテコ入れを実施し、製品ポートフォリオが健全な状態を保つように努めております。最終的には数多くの付加価値の高いオンリーワン製品/ソリューションを提供する「マルチニッチトップ」企業を目指してまいります。 当社グループの主たる事業領域である半導体業界は、技術革新のスピードが速く、最先端に向けた研究開発投資を継続的に行う必要があります。一方で業界特有の景気変動の波があり、短期的には顧客企業の投資動向、ひいては当社グループ業績が大きく悪化する恐れがあります。このような市場縮小に見舞われた状況下でも営業利益率20%以上を堅持し、成長投資の継続が可能となる強固な財務並びに事業基盤の構築を目標としております。 (3)事業環境及び対処すべき課題 当社グループは、2025年6月期から2030年6月期の6カ年を対象とする中期経営計画を策定しています。本中期経営計画では、「圧倒的な開発スピード、高い技術力、顧客との強固な信頼関係の構築により売上最大化とさらなる成長を目指す」を方針に掲げ、中長期の成長機会を捉えるべく以下の取り組みを推進しています。 ① 売上最大化へ向けたブラッシュアップ ・リードタイムの短縮 ・サービスビジネスの拡大 ② さらなる成長へ向けた研究開発の推進と体制づくり ・人材採用の強化と職場環境の整備 ・新たなソリューションによる事業領域の拡大 ・事業規模拡大を支える体制の強化
事業等のリスク3,536字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 (1)半導体市場変動による影響 当社グループの主要販売先は半導体関連企業であるため、半導体市場の影響を大きく受けます。当該市場は中長期的には技術革新が進むことで持続的な成長が期待できる反面、短期的には需給バランスの崩れなどで市場規模が大きく変動することもあります。このような予期せぬ急激な需要縮小により、顧客が設備投資の凍結や先送りなどを行った場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。一方で、想定外の急激な需要増加に見舞われて設備投資を加速した場合は、製品供給がタイムリーに行えずに機会損失が生じる可能性もあります。 当社グループはこのような市場変動に対応するため、顧客の投資動向や受注状況を定期的に把握・検証すると共に、ファブライト戦略で柔軟な生産体制を構築し、急激な需要変動にも対応できる体制づくりを行っております。 (2)研究開発による影響 当社グループは、光、精密機構、エレクトロニクスを中心とした最先端技術の研究開発活動を継続的かつ積極的に実施し、これらの技術を搭載した新製品を早期に市場投入することによって、参入する各製品分野において上位の市場シェアと高い利益率の獲得に努めております。市場及び顧客動向等には十分留意しておりますが、顧客の要求する技術水準及び開発スケジュールに応えられない場合、または競合他社が競合優位性のある新製品で先行した場合には、当社製品が競争力を失い、収益性の維持が困難になるなど当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、最先端の顧客と技術ロードマップを共有いただくことに加え、営業だけでなく社内エンジニアが主体となって顧客との強固な信頼関係を構築し、既存または将来の具体的なニーズをいち早くとらえるよう努めています。また、先端開発室を設置し、技術開発部門を部門横断的にサポートし、タイムリーな新製品の投入を支える体制を整えております。 (3)重要な人材の確保に関する影響 当社グループは研究開発型企業であり、技術開発部門の有能な人材の確保と育成が当社の成長に欠かせないものと考えております。しかしながら、必要な人材の継続的な採用・育成ができない場合や重要な人材が喪失された場合には、製品開発力またはサポートの質が低下し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、業績連動で競争力のある給与体系と貢献度を反映した評価制度を整備するとともに、企業文化と親和性のある優れた人材の積極的な採用と育成を心がけております。 (4)品質に関する影響 当社グループの製品は、光応用技術・精密機構・エレクトロニクス・ソフトウエアの先進複合技術を用いたソリューションです。顧客の課題解決のために最先端技術を開発し、未だ市場に浸透していない新技術も積極的に新製品に導入するよう努めております。しかしながら、新技術に付随する予期せぬ品質問題が生じた場合には、売上減少、信頼の棄損などで当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、ISO9001の認証取得を含む品質保証体制を確立し、協力会社並びにサプライヤーと協働して製品品質に万全の注意を払うとともに、高いレベルのサービス体制の確立に取り組んでおります。また、不具合が発生した場合には迅速に対応して再発防止策を徹底し、継続的に製品の品質向上に努めています。 (5)知的財産権に関する影響 当社グループの製品は多くの最先端技術を製品に用いるために、意図せず第三者の技術や知的財産権を侵害してしまうリスクがあり、対応を誤ると製品の販売停止や損害賠償の発生などが当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また先端技術分野における知的財産の権利関係はますます複雑化しており、知的財産権に係る紛争に巻き込まれた場合にも、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、研究開発の初期段階から知的財産戦略を推進し、第三者の知的財産を侵害しないように努めています。同時に製品の差別化及び競争力強化のために独自技術の保護にも注力し、各製品分野における高い市場シェアと利益率の確保に努めております。 (6)検収売上時期の変動に関する影響 当社グループの主力事業である半導体関連製品の中には、装置1台あたりの販売価格が非常に高額となるものがあります。顧客の都合によって納入や検収の時期が変動した場合、少数の変動でも単年度の当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは計画通りに売上を計上するよう努めておりますが、業績予想に重大な差異が見込まれる場合は適切に開示してまいります。 (7) 特殊な部品/材料仕入に関する影響 当社グループの製品には多くの特殊な部材/材料が用いられており、特に光源や光学部品の一部に簡単には代替のきかないものがあります。仕入先からこれらの部材の供給が滞った場合には、当社グループの研究開発や生産に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、日ごろから仕入先との関係強化に努めると共に、調達リスクを常時モニタリングして適正な在庫の確保に努めています。また、リスクヘッジのために代替品やセカンドソースの可能性についての情報収集を行っています。 (8)海外事業活動による影響 当社グループは事業の積極的な海外展開により、海外への売上高比率が高くなっております。海外への販売には、通常予期しない法令や規制の変更、経済的に不利な要因の存在または発生、政治的、社会的または経済的混乱等のリスクが存在します。こうしたリスクが顕在化することによって、当社グループの海外への販売に支障が生じ、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは主要な販売国に現地拠点を設け、現地での情報収集に努めるとともに顧客への製品供給に影響するリスク要因の発生を注視しています。また、リスクが顕在化した際は直ちに代表取締役及び取締役会に報告され、迅速に対策を実施する体制としております。 (9) 為替変動による影響 当社グループは日本国内で製品を開発・製造し、世界各国の顧客に向けて輸出しております。外貨建取引も多く存在しているため、急激な為替変動が生じた場合に、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、為替リスクを回避するために取引を円建てにて行うことを原則としております。顧客の求めで行う米ドル等の外貨建て決済取引に関しましては、為替感応度と業績に及ぶ影響をモニターし、リスクが顕在する兆候をとらえた際には迅速に対処しております。 (10)災害等の発生による影響 当社グループは、神奈川県横浜市港北区に本社及び研究開発拠点を有しており、この地区及び周辺地域に大規模な災害や感染症の流行などが発生した場合、本社機能や製品生産に影響を与える可能性があります。直接的な被害が無くとも、取引先への影響やヒトやモノの移動制限により、当社グループの生産・販売活動が停滞する可能性があります。 当社グループは、災害発生時においても早期復旧ができるよう、BCP(事業継続計画)において「社員の安全」と「顧客への供給責任」を主眼とした緊急対応と事業継続に向けた取組みを策定して備えております。 (11)情報セキュリティに関する影響 当社グループは、事業遂行に当たり多くの技術情報や顧客情報を有しております。予期せぬ事態によりこれらの情報が流出した場合や、サイバー攻撃などによりデータに障害が生じた場合には、当社グループの信用及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、リスク・コンプライアンス委員会のもとに情報セキュリティ分科会を設け、当社情報セキュリティポリシーに則って社内情報システムのセキュリティ強化に随時取り組んでおります。 (12)その他 上記で言及したリスクに加え、当社グループの事業遂行にあたっては、世界及び各地域における経済環境、戦争、テロ、金融・株式市場、開発競争・標準規格化競争の激化等の影響を受けた場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,391字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 a.財政状態 当連結会計年度末における総資産は3,296億1百万円となり、前連結会計年度末に比べ583億13百万円増加いたしました。これは主に、現金及び預金が479億34百万円、原材料及び貯蔵品が90億19百万円増加したことによるものであります。 負債につきましては、当連結会計年度末残高は1,197億1百万円となり、前連結会計年度末に比べ2億70百万円減少いたしました。これは主に、未払法人税等が102億16百万円、繰延収益が10億74百万円増加したものの、前受金が100億37百万円、買掛金が19億8百万円減少したことによるものであります。 株主資本につきましては、当連結会計年度末残高は2,079億36百万円となり、前連結会計年度末に比べ601億91百万円増加いたしました。これは主に、剰余金の配当により245億31百万円減少したものの、親会社株主に帰属する当期純利益を846億52百万円計上したことによるものであります。 株主資本にその他の包括利益累計額及び新株予約権を加えた純資産合計は2,099億円となり、また自己資本比率は63.7%となりました。 b.経営成績 当連結会計年度における世界経済は、地政学リスクや主要国の政策動向による景気減速が懸念されるなど、先行き不透明な状況が続きました。 当社グループの主要販売先である半導体業界では、スマートフォンやパソコン向け半導体の需要は軟調に推移した一方で、データセンター向けAIサーバーやHBM(広帯域メモリ)等のAI関連の半導体需要が市場を牽引しました。また、パワー半導体関連の需要はEV(電気自動車)市場の停滞を背景に低調に推移しました。 このような状況下、当社グループの連結売上高は2,514億77百万円(前連結会計年度比17.8%増加)となりました。 品目別に見ますと、半導体関連装置が2,029億65百万円(前年同期比11.7%増加)、その他が55億52百万円(前年同期比99.5%増加)、サービスが429億59百万円(前年同期比48.3%増加)となりました。 連結損益につきましては、営業利益が1,228億43百万円(前年同期比51.0%増加)、経常利益が1,194億44百万円(前年同期比45.6%増加)、親会社株主に帰属する当期純利益が846億52百万円(前年同期比43.3%増加)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ479億34百万円増加し、860億87百万円となりました。当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 営業活動によるキャッシュ・フローにつきましては、778億74百万円の収入(前年同期比133.7%増加)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益1,194億44百万円などの収入要因が、法人税等の支払額290億13百万円、棚卸資産の増加額96億79百万円などの支出要因を上回ったことによるものであります。 投資活動によるキャッシュ・フローにつきましては、24億20百万円の支出(前年同期比32.2%減少)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出21億13百万円によるものであります。 財務活動によるキャッシュ・フローにつきましては、245億68百万円の支出(前年同期比6.1%増加)となりました。これは主に、配当金の支払額245億31百万円によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 当社グループの事業は、検査・測定機器の設計、製造、販売を行う単一のセグメントであるため、セグメント情報は記載を省略しております。 これに代わる品目別の生産実績、受注高及び受注残高並びに販売実績は次のとおりであります。 a.品目別生産実績 当連結会計年度における生産実績を品目ごとに示すと、次のとおりであります。 品目   生産高(百万円)   対前期増減率(%) 製品 半導体関連装置   210,450   △3.8 その他   5,016   20.1 小計   215,466   △3.3 サービス   42,959   48.3 合計   258,426   2.6 (注)金額は販売価格で表示しております。 b.品目別受注高及び受注残高 当連結会計年度における受注状況を品目ごとに示すと、次のとおりであります。 品目   受注高   受注残高 金額(百万円)   対前期増減率(%)   金額(百万円)   対前期増減率(%) 製品 半導体関連装置   55,814   △76.3   297,178   △33.1 その他   3,921   63.3   4,561   △26.3 小計   59,736   △74.9   301,740   △33.0 サービス   45,489   30.9   14,204   21.7 合計   105,226   △61.4   315,945   △31.6 (注)1.金額は販売価格で表示しております。 2.受注高には受注取消・変更等による調整額が含まれております。 c.品目別販売実績 当連結会計年度における販売実績を品目ごとに示すと、次のとおりであります。 品目   販売高(百万円)   対前期増減率(%) 製品 半導体関連装置   202,965   11.7 その他   5,552   99.5 小計   208,517   13.0 サービス   42,959   48.3 合計   251,477   17.8 (注)当連結会計年度及び前連結会計年度における主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度  (自 2023年7月1日  至 2024年6月30日)   当連結会計年度  (自 2024年7月1日  至 2025年6月30日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) Intel Corporation   59,210   27.7   83,718   33.3 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company Limited   68,045   31.9   66,050   26.3 Samsung Electronics Co., Ltd.   49,083   23.0   49,982   19.9 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針並びに重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり、採用している重要な会計基準は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。 なお、連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.経営成績等 1)財政状態 当該事項につきましては、本報告書の「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 a.財政状態」に記載のとおりであります。 2)経営成績 当該事項につきましては、本報告書の「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 b.経営成績」に記載のとおりであります。 3)キャッシュ・フロー 当該事項につきましては、本報告書の「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシ ュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 b.資本の財源及び資金の流動性 当社グループにおける主な資金需要は、製品製造のための材料費、外注費及び労務費、並びに他社と差別化するための研究開発投資に必要な材料費及び労務費です。直近においては、EUV関連製品などに対する研究開発投資と、高水準な受注残への対応として、仕掛品への支出を行っており、その資金需要が大きくなっております。 これらの資金需要に対する資金調達については、原則として、中長期的な事業戦略と当社グループの事業領域及び事業規模による事業リスクに対応した資本構成を検討し、決定しております。現時点においては、資本効率の向上を図りつつ、必要な時に効率的な運転資金の調達を行うため、取引銀行2行と貸出コミットメント契約を締結しております。 c.経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、営業利益率20%以上を維持しつつ、積極的な研究開発で成長機会を追求することを基本方針にしています。当社グループの主要販売先である半導体業界は、技術革新のスピードが速いことが特徴です。お客さまのご期待に応えて当社事業を成長させるためには、積極的な研究開発を継続し、迅速に付加価値の高いソリューションを提供し続けることが必須であると考えております。 また当社グループは、外部環境の変化に迅速に対応するために中期経営計画の見直しを毎年行っており、この計画の中で挙げている課題を達成していくことが、経営上の目標の達成状況を判断するための指標と考えております。なお、中期経営計画に関しては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。